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エジプト旅行記 - 仕方噺 3日目 ベニ・ハッサン その1

2008年11月7日 ベニ・ハッサン観光

モーニングコールは5:30。7:00にロビー集合で午前中の訪問地、ミニヤから約20km南にあるベニ・ハッサンの中王国時代の岩窟墳墓群に向かう。
中王国時代は、紀元前2040年頃~前1782年頃、第11王朝、第12王朝の時代である。午後に行く予定のテル・エル・アマルナのアクエンアテン(アメンヘテプ4世)は、紀元前1350年頃(第18王朝)なので、年代的にかなり隔たりがあり、同時にこの地で栄えた訳ではない。500年以上隔たった時代を1日で見ると混乱してしまう。
アトン・ホテルのあるミニヤは西側なので、橋を渡ってナイル河の東側へ行く。畑の中、民家の脇の細い道を通り、岩窟墳墓群がある岸壁の麓へ着く。ここから墳墓までは長い階段を上らなければならない。雲一つ無い晴天で、朝早いのにすでに暑い。
教会。エル・ミニヤは70%がキリスト教だそうだ
見渡す限りの畑が広がっている
屋根が丸い建物は現代のエジプトのお墓
岩窟墳墓群へ続く長い階段
階段の途中の休憩所(見張台)には銃を持った警護が
岩窟墳墓群は、全部で39基の墓が岸壁に並んで掘られている。その中で墓の内部を見ることができるのは、地方豪族のアメンエムハト、クヌムホテプ、ケティ、バケト3世の墓の4つのみ。
墓の入り口には大きな鉄の扉があり、しっかりと鍵がかけられていて、見学できる墓はその場で鍵を開けてくれる。内部は写真禁止のため外の扉しか撮ることはできない。墓には順番に番号が振られているが、全て入り口脇の岩に書いてある。遺跡保存という立場で見れば、鉄の扉に書くのが正解だと思うのだが。
中の壁画は綺麗に残っている。有名なレスリングの絵があるのはケティの墓。ここには他にもライオンや軍隊の絵、ワインを造る行程なども残っている。珍しいところでは、盲目のハープ奏者やカイロノミストなどの貴重な壁画が残っている。また、壁画に描かれているハープの頭の所(?)に女性の彫刻が掘ってあり、弦は7本。逆立ちしている壁画は、ヨガのポーズを描いているそうだ。
長屋のように墓が並んでいる。全て横穴式
一番大きな墓
冷静に見ると崩れてきそうでちょっと怖い
鍵を開けてくれるおじさん。顔が怖いので後ろから
他にもいろいろな墓が並ぶ
入り口の周りにヒエログリフが掘ってあるところもある
文字数の関係で続きは次回
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