幸せについての考察 【桐棺三寸】

桐鳳柳雨が贈る、幸せについての考察。
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ヒルティ「眠られぬ夜のために」

2005-02-25 | 価値観の基(もと)
眠られぬ夜のために〈第1部〉

岩波書店

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この本には「第一部」と「第ニ部」の2冊があります。

各々、「一月一日」から「十ニ月三十一日」までのセンテンスに区切られ、
例えば…、
「第一部」
四月二十一日
ひとは他人からなにも得ようと思わないなら、全く違った目で彼らを見ることができ、およそそのような場合にのみ、人間を正しく判断することができる。
「第二部」
八月十一日
人びとを愛することができなければ、彼らを恐れざるをえない。人びとにたいしては無関心でいることはできないし、彼らから全く離れるわけにもいかないからである。
八月十四日
あまりに多すぎる休息は、少なすぎるのと同じように、ひとを疲れさせるものである。
…といった具合…。

つまり、毎日就寝前に少しずつ読む、という体裁となっているのです。
上記の文はその中でも短いほうですが、長いものでも1ページ分くらいといったところでしょうか。

聖書がその土台となっていますので、私もそうですが門外漢には少し難しく感じる箇所があったり、また、肯定しかねる部分もあるかもしれません。
(特に、私の価値観とはちょっと違うかな、という箇所はかなりあります)

しかし、(眠れない日に限らず)毎晩、こうした文章に数行触れてから眠りに入る、ということはいいことかもしれません。

もしかしたらこれによって、あれこれと思索してしまい、かえって眠れなくなってしまうでしょうか。
或いは、難しい内容の日など、すぐに眠くなってしまうでしょうか。

参考までに、「幸せとは?」という問いに対するヒルティの言葉は以下のとおりです。
「夜、ベッドに就くとき、朝、起きるのが楽しみな人」
(この言葉は、この本には載っていなかったと思いますが…)


 (←いま何位?)

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明日もまた、お会いできたら嬉しく思います…

*追伸
「自分のコトバを、世の中に解き放ちたい!」と思っている方って、どのくらいいらっしゃるのでしょうか?
そんな方のための「企画」を考えております。
固まり次第、近日お伝えしたく思いますので、しばらくご注目下さい。
コメント (2)
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