幸せについての考察 【桐棺三寸】

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「成功の定義」とは?

2004-12-10 | 日記 Ⅰ

「こんなだった私が、今では年収これだけになりました。このノウハウをあなたにも…。」
…っていうの、時々見かけますよね。
この場合、年収いくら以上を「成功した」と言えるのでしょうか。
また、その状態がどのくらい持続した場合なのか…。
まさか「瞬間最大風速」ってことではないんでしょうけど…。

一般的に言われている「成功」には、
「夢・目標を、実現・達成する」っていう意味と、
漠然と「金持ちになる」っていう意味があると思います。

年収何十億も稼ぎ、有名になり、豪邸に住み、高級車を乗り回し、高い店で飲食し、美女をはべらかせ…。
こんな生活に憧れを抱く人もいると思います。
私は、そのような価値観を決して否定しません。
他者に迷惑を及ぼすことなく、自分の望む生活を追い求めるべき、と考えます。

しかし私個人は、「全ての幸福が、ただ『カネ』という一点の上にのみ立脚している」という状況に、あまり価値を感じません。
「カネ」がなくなった瞬間に全ての幸せが消え失せてしまうという、まるで脆く儚い「砂上の楼閣」のような…。
(「土台を強固な岩盤にすりゃあいいだろう?」という反論が聞こえてきそうですが…)

CMのセリフではありませんが、もちろん「お金は大事」です。
日々の生活に窮するような収入では、不幸を招いてしまうと思います。

しかし、
健康で、普通に生活していけるだけの安定した収入があり、自分が大切に思っている人々が逆に自分のことも大切だと思ってくれていて、そばに居て欲しい時には居てくれる…。
そんな「基盤」があって、その上で更に、
自分の好きなことで収入を増加させることができて、好きなことをする余裕のある時間を持つことができて、そして、多少なりとも世の中にとって有益な存在となれたら…。

たとえ何億もの収入がなかったとしても、私にはそのほうがずっと「幸福」だと感じます。
というよりも、そのほうが遥かに贅沢で、また実現困難なのかもしれませんが…。

そのような生活を実現させることが、私にとっての「成功の定義」と言えるのかもしれません。

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コメント (1)
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