弁理士『三色眼鏡』の業務日誌     ~大海原編~

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【実務関係(特・実・意)】第一国出願義務

2022年08月03日 09時02分11秒 | 実務関係(特・実・意)
おはようございます!
今日も暑くなりそうな@湘南地方です。

昨日は所用で実父に職場に来ていただき、その後ちょっとお酒飲みながら語らっておりました。
こんな炎天下で日中テニスをやっていたとのこと…何にしろ元気でいていただけるのはありがたいことです。
戦前生まれは体のつくりが違うのかねぇ。。

さてさて。この投稿の流れもここまでの連続する投稿の流れもぶった切るようなタイトル。
普段実務ではあーんまり気にしていなかった「第一国出願義務」。にわかにケアが必要な状況になってきたのでおさらい。
※経済安全保障絡みの話で特許出願の非公開化の話題がでたときに日本でも必要性が叫ばれた制度でもある。

WIPOのサイトに簡潔明快にまとまっている。

アメリカにはあるし、東南アジアだと、ベトナム、マレーシア、シンガポールにはこの制度がある(日本には今のところない)。
もっとも要件は国ごとに異なる。ベトナム等は「居住者による発明」が対象、つまり主体による要件であるのに対して、
アメリカ、中国では「国内で行われた発明」が対象、つまり主体が誰であれ国内でされた発明が対象となる。

海外進出→知財をグローバル管理、といった場合にはこの点を念頭に置いて組織運営管理を行っていく必要がある。


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