趣味の山野草は椿に福寿草に、日本の冬ならではの顔触れに癒されます。
どこにも行けない&行かない日々が続いてますが、
自生地から作り込まれた作品まで、誌面で存分に楽しめます。
園芸JAPANは、よくもまぁ、こんなにあれもこれも
てんこ盛りにしたもんだと思ってしまう内容です。
百年後に残したい蘭のコーナーには、久しぶりに私も登場しました。
富貴蘭の花ものでは、と聞かれ、私は花纒を挙げました。
フウランの花変わりでは、と聞かれたら、
翡翠と紅天狗を選びますが、富貴蘭では花纒だと思います。
自分が好きな花という目線で選んだわけではありません。
選んだポイントは、珍妙でありながら際立った造形美で、
シルエットの美しさは右に出るものはないと思います。
またこのタイプはこの品種以降、いくつも登場し、今後も出てくるでしょうけど、
花纒を超える品種は出てこないと思います。
今回は花ものということでしたが、富貴蘭全体で言うと、
百年後に残すべき品種は、と聞かれても該当品種が多すぎて、とても選べません。