Min Dagbok

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『ほんがら』上映会

2008-04-30 | Min Blog
農村再生ドキュメンタリー『ほんがら』を見に行ってきた。

このドキュメンタリー、事の発端から面白い。

近江八幡の春のお祭りでは、町ごと(神社ごと?)に
巨大な松明をつくって奉納するのが昔からのしきたりで、
その中でも、湖のすぐ近く、島町では、
「ほんがら松明」という独自の形が
伝統的につくられてきたそう。

もともとは、青年団の若者が松明づくりを担ってきたけれど、
若者が村から離れていくようになった50年くらい前から、
松明作りは途絶えたままで、覚えているのは老人のみ。

そんな松明づくりを復活させよう、という話で、
ある年、老人クラブの数人の中で盛り上がり、
おぉ、いいね、やろうじゃないか、と
他のおじいちゃんたちも賛同して、、、

さらにその話を聞いた、地元で活動している
地域プロデューサーの団体が、
そんな面白い企画があるんだったら、
ドキュメンタリーを撮ってみよう、
ということになったらしい。


つくりたい、という思いはあれども、
実際につくるとなるといろんな困難もあって、
でも、おじいちゃんたちの真剣さに、
村のことなんてそんなに考えていなかった若者も
だんだん活動に参加したりするようになって、、、

ほんがら松明が見事完成して、
お祭りで、ボワッと燃えた瞬間は、
かなり感動モノでした。

やっぱお祭り自体も楽しいけど、
お祭りに向けての準備って、
町の中の人たちが一致団結していく
いいきっかけになるねぇ。


今回の上映会は、最近、旧市街地を拠点に
いろんなことに取り組んでる酒蔵工房で行われて、
地元のおじいちゃんたちもたくさん見に来ていて、
「おぉ、あいつ、あんなこといっとるで~」
と知り合いを見つけて笑い声が上がったりして、
すごく和やかな雰囲気だった。

きっとまた市内のどこかで上映会が企画されるだろうし、
まだ見ていない方もぜひ一度ご覧あれ。