まるは の ココロ

ああだこうだの工作日誌

次なるヘッドホンアンプ  283 アルトイズ缶に入れるヘッドホンアンプ その2

2017年02月12日 | Weblog

 アルトイズ缶に入れるヘッドホンアンプ、実はもう1台あります。

こちらは3年前に作り、音の良さにいつか中華発注基板にしてみたいと思っていたものを、別の真空管を

載せる形で実現しました。

オペアンプ部分はClassAAの回路を採用しました。

しかしこれは部品点数は半端ではない状況となってしまいました。

それだけトラブルも倍どころではない有様となりました。

問題点。デュアルタイプのチップFETを使用しましたが、パターンを間違えました。

何故か裏に付ける事になってドレインとゲートが逆という、致命的なミスをしていました。

そこはそれ。実験ですからパターン切ってジャンパで繋ぐという方法をとりました


あとは次々と部品を付けてみましたが、ヒータ電源回路で問題がでました。

 予定してたチップタイプ(何と足が8本もあるNchとPchが入っているFET)のデバイスが予定どおり

動作してくれません。どうも2V以下では満足に動作しないのが分かった時点で、すっぱりと諦めて

通常のNch FETを基板表側に無理やり取り付けて、ヒータ電圧ができました。


 立てている電解コンデンサの下にチップFETが見えています。

そしてNutubeはグリッドをプラス側にしなければなりませんし、3.5Vは必要なので、基板裏にチップタイプの

3端子レギュレータと表側に表面実装型半固定抵抗を付けて、電圧を調整できるようにしました。

これは一応問題なく動作するようでした。


 やっと音が出せる状態となりました。でも・・・やはりというかどうもこの真空管を生かせていないというか

使いこなせていないというか、サブミニチュア管には遠く及ばない音しか出ません。

せっかくのClassAAも冴えない音になっています。


 しかたないということで、もうひとつのアンプでサブミニチュア管をつけるゲタで鳴らしたので、

それを取り外して付け直してみました。

嗚呼やはり・・・・・・・・・・・・・・・・・今まで聞いてきた音がしだしましたし、ClassAAの回路のせいか

より音が響く感じでこれなら満足できそうなのが伺えます。

 

ただ問題も若干。ボリュームと出力側のジャック、電源スイッチ間が狭すぎるため、

大きめのツマミを付ける事ができない事に気づきました。またプラグも外側が太いものですと

電源スイッチに干渉する事もわかり、再設計が必要なのもわかりました。


 自分用に作ったので、気にいらなければ作りなおせばすむ事なので、これはいずれ

改良して製作する予定となりました。

(ただ、真空管をどうするか。平らな真空管はボツかもしれません)

 

 


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