ハードロックを奏でよ!!

ロックな視点から...? 楽器、料理(グルメ)、車、育児、生き物等について、記していきます。

クワガタの灯下採集 (鋸南町6月中旬) 第2弾

2013年06月28日 03時04分55秒 | クワガタ採集

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 クワガタの灯下採集、6月中旬の第2弾です。前日はコクワガタ3匹捕獲しておりますが、この日はコクワガタのオス1匹、メス1匹の計2匹でした。これで今シーズンはコクワガタ5匹を捕獲したことになります。今回も、別荘のある鋸南町での採集です。まぁ、我が家の昆虫採集のホームグランドということになりますかね。

 やはり、6月中旬の灯下採集ではコクワガタしか捕まりません。雑木林に行けば、他のクワガタも捕獲可能かもしれませんが、クモの攻撃が怖いので、雑木林に、ましてや夜には行けません。おとなしく灯下採取に徹します。

 当日は、夕立が軽くあって、気温は下がり気味でした。車の温度計では、外気温が21度と出ていました。ちょっと肌寒いですね。クワガタの活性も鈍かったのかもしれません。雨が降った後というのは、条件としては悪くないのですが、やはり蒸し暑いくらいの方が良いですね。

 時間は、日没後暗くなる7時半頃から9時頃までです。車で街灯の下を一つ一つ丁寧に見て回ります。道路では結構交通量がある時間帯ですので、注意が必要です。クワガタ獲っていて車に轢かれたのでは笑えませんからね。どんなに良いポイントでも、危険なところでの無理な採集はやめましょう。また、後続車の迷惑にならないよう、停車する際にはマナーを守り、必ずハザードランプを付けましょう。安全第一です。

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↑ 別荘に戻ってきたら、入口の電燈の下にシロスジカミキリがいました。長男は、シロスジカミキリのあまりの大きさに少々ビビりながら捕まえました。体長は50㎜以上あります。シロスジカミキリとしても最大級の個体だと思います。さらに触角があるので、実際にはもっと大きく見えます。体もごついですので、イメージとしては、ノコギリクワガタ(水牛サイズ)やミヤマクワガタのオスに匹敵するような存在感です。捕まえると、ギーギーと鳴きます。それもまた長男にとっては怖かったようです。

 この週末で捕まえたコクワガタ5匹とシロスジカミキリは、長男が学校に持って行きました。今、ちょうど学校で、生き物を飼うという授業を行っているようで、自分で捕まえた生き物をみんなが学校に持って行って飼っているのです。

 長男は得意げに、学校にコクワガタとシロスジカミキリを持って行きました。案の定、学校ではちょっとしたヒーローだったようです。特にシロスジカミキリの巨大さに、クラスメイトも驚いたようです。当日はご機嫌で帰宅し、得意げに色々と話してくれました。親としても、頑張って昆虫採集をした甲斐がありました。

 ちなみに、このシロスジカミキリですが、ミヤマカミキリと並んで、日本最大級のカミキリムシです。クヌギ、コナラ、クリ等の若葉や枝を食料にしています。成虫での寿命は1か月程と極めて短命です。餌も、クワガタのように、市販の餌などなく、広葉樹の若葉と枝をあげる必要があります。結構面倒ですし、寿命も短いので、飼いきれない場合は、早めに自然に帰すのが賢明です。長男には、1週間だけという約束で飼うことにしています。1週間後には、また別荘に連れて行き、自然に帰したいと思います。

 シロスジカミキリは、捕まえようと思っても、意外に個体数が少なく、狙って捕まえるのは困難です。幼虫の時や、羽化の際に開けた穴から樹液が滲みだすので、クワガタやカブトムシにはなくてはならない存在です。結構重要な役割を担っているのです。昨年、カブトムシ、クワガタの灯下採集で、2~3回見かけましたが、その2~3回だけです。確かに個体数は思ったよりも少ないようです。

 このシロスジカミキリ、トレードマークの背中の筋を良く見ると黄色です。ではなぜ「シロスジ」という名前なのでしょうか。実は、死ぬと黄色い筋が白に変わるのです。その為、シロスジカミキリなのです。

 ということで、まだまだ今シーズン始まったばかりですから、張り切っていきたいと思います。


クワガタの灯下採集 (鋸南町6月中旬)

2013年06月28日 02時14分25秒 | クワガタ採集

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 6月中旬のある日、鋸南町でクワガタの灯下採集をしました。今回が、事実上今シーズン初のクワガタ採集です。上の写真は、この日の成果です。コクワガタのオス1匹、メス2匹の計3匹でした。

 時刻は、7時半頃から初めて、9時近くまで車で街灯の下を探して回りました。6月中旬だと、内房では、ミヤマクワガタとコクワガタくらいしか出てないと思います。内房地区のミヤマクワガタは幻に近い存在ですので、事実上コクワガタがメインターゲットです。

 当日は前日の雨もやみ、若干気温も上向いていましたので、結構期待していたのですが、さすがに6月中旬だと、まだ虫が出そろっていませんね。コクワガタ3匹ではちょっと寂しいです。それでも、街灯を回るコースをしっかり確認できましたし、クワガタがいそうな場所も特定できました。こちらも慣れてきて、クワガタのトップシーズンになれば、もう少し良い成果が期待できそうです。7月に入ってからが本番ですので、今の時期は焦らずに、気楽にいこうと思います。

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↑ 途中で、何かが落ちていると思ったら、ミヤマクワガタのしかも70㎜はあろうかという立派なオス死体を見つけました。車に轢かれたようです。一足遅かったですね。轢かれる前に捕まえたかったです。灯下採集は、こうしたことがあるが故に Rescue Hunting と呼ばれるのでしょう。

 それにしても、のっけから死体とは言え、ミヤマクワガタの姿を拝めるとは幸先が良いです。俄然テンションが上がります。まだ金色の毛がびっしり生えた、羽化後間もない個体です。捕獲出来れば、3か月は飼うことが出来たのに残念です。

 ノコギリクワガタのオス(水牛サイズ)を今シーズンのメインターゲットに設定していますが、まだ時期が早いので、今回見つけたのは、糸鋸サイズの死体が1匹だけでした。

 まだシーズンが始まったばかりですので、頑張っていきたいと思います。


南房総乙浜漁港でカニ獲り

2013年06月28日 01時55分58秒 | 釣り・磯・干潟

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 6月中旬のある日、南房総の乙浜漁港で、カニ獲りをしました。最初は釣りでもしようかと思っていたのですが、長男が、夕方にどうしてもクワガタを獲りに行きたいと言うので、時間があまりなく、釣りは諦めて漁港内の偵察と、カニ獲りをすることにしました。

 上の写真は、捕まえたイワガニです。イワガニにしては結構大きなサイズです。長男も少し鋏にビビりながら捕まえました。

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↑ 巨大イワガニをもう一枚。見事な鋏ですね。これでもメスでした。オスだったら、もっとヤバい感じの鋏かもしれませんね。

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↑ 最終的にはこんな感じになりました。1匹だけデカいのが目立ちます。まぁ、1時間程度の遊び時間でしたが、十分に楽しめたようです。この後クワガタ獲りに行きますし。

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↑ 丁度良い感じに日が暮れて来ました。これから鋸南町まで戻って、クワガタの灯下採集です。今日は捕まえたいです。


自宅前(千葉市中央区)でヤモリを発見

2013年06月27日 22時56分21秒 | 生き物

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 千葉市中央区の自宅前でヤモリを発見しました。自宅前の道路に街灯があるのですが、そこに来ていました。自宅は駅まで2分の住宅街なのですが、周囲の邸宅には、庭木が多く植えられており、意外と緑があります。生き物も結構いて、子どもの良い遊び相手になってくれるのですが、ヤモリはなかなか見かけません。写真中央に映っていますが、保護色になっているので、良く見ないと分かりませんね。

 まぁ、ヤモリは都会の真ん中でも生きられる数少ない爬虫類ですので、千葉市のど真ん中の市街地に居てもおかしくはありませんが、実際に見つけると嬉しいものです。家を守る「家守」と字が当てられるくらい、人間の生活に密着している生き物です。縁起の良い生き物として、人間に歓迎されてきましたので、しっかりと生き残っているのでしょう。

 ヤモリは、実は日本の在来種では無く、外来種と言われています。日本では古来から親しまれている生き物ですが、本当はもっと南方系の生き物のようです。材木や船に付いて日本にやって来たのだと言われています。その証拠に、山奥には生息していないようです。

 人間の住む家があって初めてヤモリは生息できるのです。日本の冬の寒さは、南方系のヤモリにとっては、かなり厳しいようですが、家の軒下や、縁の下、屋根裏等、温度変化の少ない場所の隙間で、何とか冬をやり過ごしているのです。その為、自然界では越冬できる場所が少なく、生きていけないのでしょう。意外と苦労しながら繁栄しているのですね。

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↑ もう一枚、別角度からです。この写真で見ると、完全に壁のシミと同化していますね。こうして街灯に集まってくる虫を食べているのでしょう。有難いことです。やはり街灯に集まってくる蛾等の虫は嫌なものです。虫が増えるとクモも増えます。クモは本当に気持ち悪いので、ヤモリにどんどん虫を捕食してもらいたいですね。何ならクモもガンガン食べちゃって欲しいです。

 ヤモリは良く見ると大変に可愛らしい生き物です。妻は爬虫類が好きなので、「捕まえて飼いたい。」と言うため、捕獲してみました。捕まえてみると、目が金色で、本当に美しい生き物でした。確かに飼いたくなりますね。長男も餌となる虫を捕まえると言うので、家で飼うことにしました。機会があれば、後日飼っている様子を記事にしようと思います。

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↑ 実は、ヤモリを発見した時は、別荘に行こうとして車に乗り込んだ時でした。その為、ヤモリを長男がクワガタを捕まえるために持っていた虫かごに入れて、そのまま別荘に行きました。

 で、別荘付近で、クワガタの灯下採集を試みたのですが、時間が遅くなってしまったこともあり、道路にはコクワガタの死体ばかりでした。可哀そうに車に轢かれて死んでしまったのでしょう。クワガタやカブトムシの灯下採集が、英語では Rescue Hunting と言われているそうです。車に轢かれる被害から救助するという意味合いがあるのでしょうかね?まぁ捕まえる事には変わりがないので、人間の勝手な自己満足だと思いますけどね。

 全く生きたクワガタが見つからない中、道路上でヘビトンボを発見しました。見事な大きさのヘビトンボです。やはり内房まで行けば、自然豊かです。

 残念ながらこの日は、クワガタ採集は空振りでしたが、まぁ、今シーズンの初採集ですし、偵察が主たる目的だったので良しとします。灯下採集は、光に向かって飛んでくるクワガタやカブトムシを捕獲するので、頻繁に飛ぶ時間帯を狙わなければなりません。飛ぶ時間帯は、日没直後から、せいぜい8時半頃までで、経験上9時を過ぎると、ガタッと数が減ります。街灯は道路上にあることが多いので、時間が経つと、車に轢かれてしまいます。その前に確保しなければならないので、時間との闘いですね。当日は9時半過ぎからの採集だったので、まぁ捕まらないだろうとは思っていました。道路の死体を確認して、クワガタが飛んでいるのかどうかを判断するために行ったので。

 まだ6月中旬でしたし、ここ房総での灯下採集のトップシーズンは、クワガタが7月上旬から下旬、カブトムシが7月下旬から8月中旬です。カブトムシ、クワガタ採集については、今後も定期的に記事にしていきます。

 


秋田土産 第2弾 喜久水 生酒原酒 しぼったばし

2013年06月27日 01時53分48秒 | 魚料理

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 秋田の銘酒、喜久水の生酒原酒「しぼったばし」です。新潟の菊水ではなく、秋田の喜久水酒造です。上の写真のとおり、缶に詰められています。

 食卓上が雑然としているのはご容赦ください。小さい子どもの居る家庭ですので、テーブルの保護のためにビニールのクロスを敷いてしまっており、ちょっと見栄えが悪いですね。テーブルセットはカリモクのカントリーシリーズなので、それ程神経質に使う家具では無いのですが、さすがにいたずら描きや、フォークで刺す等の行為はちょっと...と思いまして。

 話を戻しましょう。喜久水の生酒原酒の味の方ですが、新潟の菊水のふなぐちを基準にすると分かりやすいのですが、金と赤の中間くらいの味と言えば良いでしょうか。適度な甘みと、濃厚且つ芳醇な香りで、正に原酒という感じです。かなり自分好みの味で、自分的には激ウマでした。原酒が好きな人にはかなりお勧めできます。

 肴には、やはり魚が合うと思いますが、今回は自宅の近くにあるコープで買った普通の魚です。鈴芳に行きたいところでしたが、秋田帰りの疲れで、ちょっと横着です。

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↑ 肴の1品目は、房総産の生キハダ鮪です。小さな個体だったようで、本鮪ならメジレベルですね。脂の乗りはほとんど無く、赤身とトロの区別はつきません。全体的にピンク色っぽい感じです。

 それでも、鮮度はそれなりで、値段も100g198円の激安価格です。思わず3柵買ってしまいました。味の方は、まぁ、何とか刺身で食べられる感じです。漬けにするかどうか迷いましたが、先日のバチ鮪と同様に刺身で頂くことに。

 写真で見ても、虹色になったり、水っぽくなったりはしていないのが分かると思います。取りあえず冷凍無しには偽りないと思います。まぁ、100g198円ですからね、贅沢は言えません。コープで買えてお手軽でしたし。却って、まぐろ卸し 魚がし鎌形のバチ鮪よりも美味しいくらいでした。さすがは主婦の味方コープです、品質はそれなりです。あくまでも「それなり」ですが。

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↑ 鮪大好きな長男のために、1人前の専用盛りです。「まぁまぁ美味しいじゃん。」と言いながらペロッと平らげました。ツマは、冷蔵庫にあった胡瓜です。無いよりは全然マシです。やはり緑色は刺身に映えますので。

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↑ キハダ鮪のアラが、100g58円で投げ売りされていたので、思わず2パック購入しました。結構肉も付いていて、この価格はリーズナブルです。

 長ネギの葉と一緒に煮ました。味醂と醤油と生姜でシンプルに味付けしてあります。勿論、煮る前にはお湯でアクを取りました。血合いも結構入っているので、ちょっと長めにお湯にくぐらせました。手前味噌ですが、刺身よりはずっと美味しかったです。生姜とネギで鮪の臭みを消すことに成功したので、豚の角煮よりもあっさりして、酒の肴には最高でした。

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↑ 長男への取り分けです。ですが、鮪は生だけで良いと言われ、ほとんど食べてもらえませんでした。残念です。ネギのせいですかね。

 2歳の長女は煮魚好きなので、パクパクとたくさん食べてくれました。

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↑ コープで、半額の北寄貝を見つけたので、酢の物にしてみました。北寄貝はカナダ産のいかがわしいものですが。三陸産の生若芽と生昆布と胡瓜、冷蔵庫にあったカニカマを一緒に併せました。味付けは3倍酢です。

 こちらは妻に大好評でした。女性は酢の物好きですよね。こちらとしては単なる箸休めの意味合いなのですが、妻にはサラダ替わりです。むしゃむしゃ食べていました。ボール1杯作って、まぁ、余れば翌日にでもと思っていたのですが、一瞬で消えました。

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↑ 喜久水の普通の清酒も買ってみました。まぁ、普通の酒でした。やはり、同じ秋田の高清水に近い感じです。秋田の酒らしく、思いっきり日本酒しています。決して飲みやすい酒ではありませんが、日本酒好きには良い感じかもしれません。自分は結構好きな味でした。

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↑ 喜久水の純米酒も買いました。低温熟成酒と銘打ってあります。味は清酒に比べて濃厚且つ芳醇で、純米酒であることを強く意識させる味でした。原酒に比べると口当たりも良く、さらっとしていて、呑みやすいタイプです。

 喜久水の酒全般に言えることですが、やはり、思いっきり日本酒です。一時期もてはやされた、端麗辛口ではありません。そこそこの雑味もあり、かといって、最近はやりの濃厚甘口でもありません。本当に王道の日本酒なのです。秋田の酒は、日本酒好きには定評がありますが、正にそんな感じです。市場にあふれている、さらっと洗練された酒とは違い、無骨ですが、ガッツリとした飲み口で、満足感があります。僕は好きな味です。

 ちなみに、3本全部呑んでしまった訳ではありません。さすがに3本全部1人で開けたら、つぶれてしまいますので。念のため。


秋田土産 セキト(能代市菓子店) 志んこ、贅沢饅頭、若鮎

2013年06月25日 09時29分36秒 | グルメ

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 秋田に行った土産で、和菓子をいくつか買って来ました。まぁ、土産と言っても自分たちのためですが。上の写真は「志んこ」というものです。団子のようなうるち米の餅にあんこを絡めたものです。あんころ餅と言うよりもあん団子に近いです。

 セキトは、秋田で宿泊したルートイン能代の近くにある菓子店です。和菓子も洋菓子も置いてあります。まぁ、田舎の菓子店にありがちな、何でも置いておけという感じです。ですが、この志んこ、添加物を一切使っていないとの触れ込みでして、消費期限も当日中という、徹底ぶりです。

 味の方ですが、あんこは甘さ控えめの上品なもので、うるち米の餅はしっとりもちっとした、大変に美味しいものでした。写真の量は、3人前で約500gなのですが、妻と2人でペロッと平らげてしまいました。

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↑ 志んこのパッケージです。消費期限が当日中という徹底ぶりです。賞味期限では無いところがすごい。秋田の素朴な伝統菓子でした。

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↑ もちっと贅沢饅頭です。まぁ、普通の饅頭なのですが、確かにもちっとしております。1個100円という値段なので、気楽にたくさん食べることが出来ますね。今回は10個買いました。2歳の長女が饅頭大好きなので。長女は満足そうに饅頭を握りしめてパクパクと食べていました。

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↑ 若鮎です。生姜風味です。この生姜風味というのに惹かれて買いました。食べてみたところ、非常に爽やかな風味で美味しかったです。ニッキ程鋭角的では無く、まろやかな刺激が、甘さをしっかりと引き締めてくれます。ちょっと、生姜風味ハマりそうですが、いかんせん秋田の菓子店ですからね。おいそれとは買いにいけません。 


メルセデスベンツ V350(W639) 千葉から秋田まで往復1500㎞を1泊2日で走破

2013年06月22日 03時27分46秒 | 

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 メルセデスベンツ V350(W639)で、秋田まで往復1500㎞を、1泊2日で走破してきました。妻の祖母が倒れて骨折してしまったため、見舞いに秋田まで行くことになったのです。妻の祖母の自宅は能代市なので、秋田の中でも日本海側の方です。正直かなり遠かったですね。

 夜11時過ぎに自宅を出発し、能代市に着いたのは朝の9時過ぎでした。途中SAで、妻と一緒に買い食いなどしながら、のんびりと走りましたが、妻も夜中には寝てしまい、行程の半分は一人孤独に運転していました。写真は、秋田道の八郎湖PAです。この付近で、子どもたちが目覚めたので、トイレ休憩のために立ち寄りました。

 ここで少し、メルセデスベンツ V350(W639)のインプレッションを書いておきましょう。高速道路での長距離走行は、メルセデスの得意とするところですが、ご多分に漏れず、このV350も素晴らしい高速性能を発揮してくれました。

 高速域での安定性は抜群です。以前あったハンドルが左に取られる症状も、YANASEで調整してからはいい感じです。ミニバンにも関わらず、ふわふわした印象は全く無しです。ガチッとした剛性感は、正にメルセデスクオリティーです。横風に吹かれると、さすがにふらつく部分はありますが、それも前に乗っていたE240(W210)と比べればという程度です。W210はとんでもない直進安定性のレベルでした。さすがは世界標準車という感じでしたね。このW639も、直進安定性は素晴らしいです。ミニバンでここまでの直進安定性を持った車は多分他には無いと思います。

 高速道路での巡航では、この高速安定性が疲労感にダイレクトに影響します。そうした意味では、本当に疲れ難い車だと思います。

 エンジンですが、3.5リッターのV6エンジンは、MクラスやSクラス、Eクラス等、様々な車種にメルセデスが搭載してきた、非常に信頼性の高いエンジンです。車種によって、微妙にチューニングは変えてありますが、まぁ、基本は同じです。フラットトルクで非常に扱いやすく、2トンの車体を簡単に加速させるポテンシャルを秘めたエンジンです。

 スペックは、258馬力を5900回転で叩き出し、最大トルクは2500~5000回転で34.7㎏です。2500回転で最大トルクを出し切りながら、そのまま5000回転まで最大トルクのまま回転数を上げていきます。2500回転から5000回転は、通常の運転でも普通に回す範囲です。そうした低回転数から最大トルクをしっかりと叩き出し、そのままレッドゾーンの手前まで最大トルクのままというところが素晴らしいです。カタログスペックがどんなに良くても、実際の走行ではほとんど使わない高回転域では意味が無いのです。その点メルセデスは、いたずらにスペックを追及するのではなく、しっかりと実用域で使えるようにチューニングしています。

 そういう意味で、メルセデスは、本物の実用車なのです。決して贅沢な高級車ではありません。確かに安くはありませんが、この値段は、徹底的に実用に拘った、究極の実用車としての、正当な価格なのです。見えないところではコストダウンをし、インテリアやエクステリアのように、見える部分を表面的に豪華に飾った車とは、根本から素性から違うのです。こうした実用車としての、徹底した拘りや設計思想がメルセデスの本当の価値なのだと思います。

 話を元に戻します。この扱いやすいエンジンのおかげで、高速巡航でも、アクセルをあまり踏み込まずに運転できます。これも非常にありがたいです。足の疲労が全然違います。足が疲れると、腰やら背中にだんだんと痛みが進行していきます。それを最小限に抑えられるのは、疲れ難さに直結します。

 シートですが、以前書いたV350(W639)の記事では、酷評しましたが、最近では慣れたせいもあり、少し評価が変わっております。というのも、腰への負担を減らすには、座面の角度が重要であることを発見したからです。座面をやや前傾にすると、腰の負担が軽減されます。また、背もたれの角度も重要です。立ち過ぎていると腰に負担が掛かりますので、多少寝かせ気味位が良いようです。座面と背もたれの角度を適切に調整したうえで、適切なドライビングポジションを取れるように、シートを前後上下させたり、ステアリングを前後上下に調整していきます。これでバッチリです。

 現在では、そこそこ適切なポジションを見つけられているので、片道700㎞を超えるドライヴでも、全く腰は痛くなりませんでした。シートに関しては、現在でもメルセデスはちゃんと作っているようです。僕の調整が悪かったみたいですね。ダイムラークライスラーには申し訳ないことをしました。

 シートやステアリングの調整可変域も非常に大きく、適切なドライビングポジションを取り易いです。欲を言えば、もう少しステアリングの前後の可変域を大きくして欲しいです。W210は非常に大きかったですし、以前代車で来たS212にもそれは引き継がれていて、すごく良かったので。セダンであるEクラスと同等とはいかないでしょうが、Vクラスにも、もう少し調整幅を持たせて欲しかったと思います。まぁ、ミニバンなので、あまり贅沢は言えませんが、メルセデスのエンブレムを背負っている以上、その辺りも妥協せずに、メルセデスクオリティーを貫いて欲しいです。

 それと、以前の記事で書いた、ランバーサポート機能ですが、ちゃんとシートを調節すれば、必要ありません。何もしなくても、十分に腰を支えてくれます。それだけの性能がちゃんとシートに与えられています。その辺りは、日本車の遠く及ばない部分ですね。シートの作り自体がしっかりしているので、余計な機能は必要ないのです。

 燃費の方ですが、スペック上ではリッター7.4㎞となっております。普段は、エアコン使用時で6.5㎞、エアコン使用無しで7㎞チョイです。ですが、今回は殆ど高速道路での高速巡航で、市街地でも、秋田県ですから、渋滞はほとんど無しという状態でした。帰り道は少々渋滞に巻き込まれましたが、最終的な燃費は、満タン法でなんと8.5㎞でした。エアコンをフル稼働していたことも併せて考えると、本当に驚きの数値です。カタログスペックをはるかに上回りました。さすがメルセデスです。スペックに偽り無し。日本車のように実際には3割くらい少なくなってしまうようなインチキ数値はカタログにも載せません。素晴らしいです。

 まぁ、ガソリンがハイオクなので、日本のT社のAとか、N社のEと比べて燃費でも極端に優れているとは言えませんが、これなら許容範囲だと思います。同じドイツのV社のSとかはどうなのでしょう?10㎞近く走るとのうわさを聞いたことがありますが、本当なのでしょうか?まぁ、V社のSは、完全なミニバンでは無いので、純然たるライバル関係にはないですが。

 ということで、V350(W639)は、総合的には素晴らしい車です。セダンと違い、後部座席もリクライニング出来ますし、このW639は、対面対座にしても、ちゃんとシートベルトが出来るため、走行中でも対面対座がOKなのです。これは家族には評判が良いです。

 ただ、ドイツ車(製造はスペインですが)なので、安全基準が厳しく、メルセデスの安全への哲学と相まって、後部座席のリクライニングは中途半端にか出来ません。あんまり寝かせると、事故の際にシートベルトが正常に機能しないからです。また、航空機の座席並みの強度を座席自体に持たせるために、停車中であってもフルフラットには出来ません。安全性のためとはいえ、これは正直痛いポイントです。車中泊は出来ません。まぁ、我が家では車中泊はしませんが、観光先でちょっと休憩と言う時には、フルフラットはありがたいですからね。一般的なミニバンユーザーでは、フルフラット機能を求める人が多いのではないかと思います。今回も正直1回だけフルフラットになったら良いなぁと思った時がありました。

 まぁ、色々と不器用な車ですが、その分無骨なまでの実用性は安心できますし、好感が持てます。走りは本当に素晴らしいですし、長距離ドライヴでの疲労軽減能力は本当に高いレベルです。

 ということで、今回の秋田行きで、V350の良さを再認識できました。家族みんなで、「この車買って良かったよね。」と言えた事が何よりです。また、V350について記事にしようと思います。

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↑ 当日は生憎の雨でした。台風が接近していたので。東北地方では熱帯低気圧になっていましたが、雨は断続的に降っていました。

 上の写真は、能代港で撮ったものです。V350のリアビューです。YANASEのシールが目立つところに貼ってあるのがちょっとアレですが、個人的には結構好きなデザインです。全く飾りっ気の無いところがメルセデスらしくて好感が持てます。

 そうそう、レインセンサーですが、ちゃんと作動しました。まぁ、完璧にこちらの思った通りという訳にはいきませんが、まぁ、こんなものかと。オートライトはかなり早めの点灯になってしまいます。まぁ、それでも、そちらもちゃんと作動はしていました。

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↑ 順番が前後してしまいましたが、八郎湖PAにあった八郎湖伝説の看板です。

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↑ 能代港です。日本海って、荒いイメージがあったのですが、当日はベタ凪でした。東京湾かと思っちゃいました。空が曇天なのが日本海っぽいですが、出来れば晴れの日に来たかったです。

 左に見える突堤の先端で、釣り人が黒鯛を釣り上げていました。きっと魚影も濃いのだろうなぁ。時間があれば釣りたかったです。

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↑ テトラ回りです。あまり水は綺麗ではありませんね。でも、きっとここにはロックフィッシュがわんさかいるのでしょうね。カサゴやメバル、ソイなんかが竿を引き絞ってくれると思います。

 この能代港は、河口にあるので、色々な魚が釣れるはずです。否、釣れないはずがありません。ここまで来て何もしないなんて、本当に生殺し状態ですよ。長男と僕の2人は、後ろ髪引かれる思いで港を後にしました。

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↑ 昼食後、能代港にある、展望台に登ることにしました。入場料は無料です。

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↑ 階段は100段です。まぁ、軽い腹ごなしにはなりますね。長男は楽勝で駆け登っていましたが、自分は運動不足が祟り、ちょっと息切れ気味でした。

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↑ 最上階の展望場はこんな感じになっています。

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↑ 能代港の河口側を写してみました。今度来る時には絶対に釣りをしたいです。

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↑ 駐車場側を写してみました。広場のブロックが怪獣というか龍?の形になっていたのですね。長男が見つけて喜んでいました。

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↑ 駐車場に戻り、車内から最後に一枚写真を撮りました。

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↑ 宿泊は、ホテルルートイン能代です。上の写真は部屋からの景色です。ただの市街地です。まぁ、その辺りは、普通のビジネスホテルですからね。JTBで予約したら、家族部屋が取れず、ツインとダブルの2部屋になってしまいました。ですが、ホテル側の配慮で、隣の部屋にしてくれたので、子どもたちには却って楽しかったようです。

 それと、希望していた通り、ちゃんと禁煙室にしてくれたのもラッキーでした。タバコ臭い部屋で寝るのはごめんですからね。しかも、空気清浄器が備え付けてありました。これも嬉しい装備です。プラズマクラスターフル稼働で快適に過ごすことが出来ました。

 このルートインは、朝食バイキングが無料でした。良いサービスですね。まぁ、内容はあくまで無料レベルでしたが、素直に嬉しいです。子どもは2人とも喜んで食べていました。

 ということで、1泊2日の強行軍での秋田行きでしたが、メルセデスベンツ V350(W639)の性能にも助けられ、何とか無事に終えることが出来ました。2日間で、僕は栄養ドリンクを4本飲んで頑張りました。お父さんは大変ですよ。とは言いつつ、なかなか楽しかったです。もう1泊出来ると遊ぶ時間もあるのですが、長男の学校があるので、難しいですね。祖母に会えて妻も喜んでいましたし、何より妻の祖母が喜んでくれましたので、まぁ、良かったかなぁと思います。子どもたちも楽しんでいましたし。それにしても千葉から秋田は遠いです。

 

 


千葉ポートタワー散歩(6月上旬)

2013年06月22日 01時31分08秒 | 散歩

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 千葉ポートタワーに、6月上旬に散歩に行きました。当日は平日だったので、長男は学校があり、2歳の長女だけを連れての散歩でした。写真の通り、曇天です。そろそろ梅雨入りですね。

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↑ 当日は大潮の干潮だったので、潮が結構引いていました。まだ、潮干狩りの人もちらほらと見えます。もう最盛期は過ぎていますが、まだ、アサリは獲れるのでしょうか。

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↑ 芝生の方に行ったら、ムクドリの群れがいました。ピーチクパーチク囀っており、なかなか風流でした。まぁ、囀っている木の下に行くとフンだらけで、風流とは程遠いのですが、少し離れていれば大丈夫です。

 群れが飛ぶと、羽音も結構するので、長女が興奮して追いかけていました。ちなみに長女は鳥が大好きで、鳥を見つけると喜んで追いかけます。ドバトだろうとカラスだろうとお構いなしです。勝山の別荘では、鳶やシラサギまで追いかけます。何が良いのでしょうか?

 この後、雨に降られて、小1時間で散歩は終了となりました。曇天の中でしたが、長女は大満足だったようです。


内房勝山で磯遊び(6月上旬)

2013年06月22日 00時28分12秒 | 釣り・磯・干潟

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 内房勝山の別荘付近の海岸で、磯遊びをしました。6月になると、本来はかなり気温も水温も高いはずなのですが、この日は少々肌寒く、海に入るのは諦めました。で、長男と2人で、散歩がてら、夕方に小1時間だけ磯遊びをした次第です。

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↑ 水は割と澄んでいて、透明度が高いです。気温さえ高ければ、絶好のシュノーケリング日和だったでしょう。

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↑ 磯のタイドプールを、長男が網で一掬いしたところ、アゴハゼの稚魚が何匹か捕獲出来ました。可愛らしいですね。

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↑ 長男が興奮して「ヘビギンポの大物獲れたよ!」と叫んだ、ヘビギンポです。まぁ、タイドプールの中では大物でしょうが、体長4~5㎝です。

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↑ 水槽に入れてみました。長男は大喜びです。釣りでは全く見向きもしない魚ですが、磯遊びでは主役級の扱いを受けます。

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↑ 反対側からもう一枚です。顔の形状を見ると、ヘビギンポなのか?という疑問も湧きますが、どうなのでしょうか?まぁ、ヘビギンポの仲間と言うか、近似種であることは間違いないと思うのですが、種の同定は難しいですね。

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↑ ヘビギンポの興奮冷めやらぬ中、いきなり姿を表したのはアオリイカです。長男が見つけて「お父さん!アオリイカがいるよ!」と叫ぶので、急いでタモ網の柄を伸ばして捕獲しようとしたのですが、さすがに網では捕まりません。

 すかさず餌木を用意して、エギングしてみますが、全く見向きもしませんでした。残念です。推定800gでしょうかね。この辺りではアベレージサイズの個体でした。

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↑ アオリイカと戯れていたら、空が良い感じに夕焼けになって来ました。そろそろ帰る時間ですね。

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↑ 帰り道に、電燈の下を歩いたら、長男の足に、クロカミキリが飛んで来て止まりました。一瞬クワガタかと思ったのですが、違いましたね。ですが、クロカミキリが飛んでいるということは、そろそろクワガタも飛ぶかもしれませんね。

 ということで、磯遊びと散歩遭わせて時間程度でしたが、そこそこ色々な事があって楽しかったです。長男も楽しめた様子でした。次に別荘に来るときは、クワガタ採集に行こうと思います。


5月下旬のクワガタ

2013年06月22日 00時08分57秒 | クワガタ採集

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 昨年の夏に、内房勝山で捕獲したコクワガタですが、確認したところ、オス2匹、メス1匹が越冬し、5月下旬現在でも生存していました。

 昨年の夏に、長男と一緒に別荘の近くを散歩している時にコクワガタを2匹捕まえたのが事の発端で、その後、夏休みの間中、夕食後には電燈の下をクワガタやカブトムシを探して歩き回りました。

 カブトムシは十数匹捕まえましたが、成虫では越冬できませんので、もちろん既に全滅しています。昨年の11月中旬までは生きていたのですが、さすがに冬は越せません。コクワガタは成虫で2年生存しますので、越冬も可能です。勿論、越冬できるような環境を整えてあげる必要はありますが、それ程難しくはありません。

 コクワガタは、クワガタの中でも群を抜いて環境への適応能力が高いと思います。なので、飼いやすいですし、越冬もそれ程神経質にならなくても可能です。温暖な内房から、千葉市内に移動させても大丈夫でしたし、我が家で越冬したのは、玄関の軒下です。真冬には何度か氷点下も記録しましたし、雪も2~3回降りました。それでも、厚さ5㎝程度の飼育用おがくずだけで十分生き延びてくれました。

 11月中旬くらいまでは活動していますので、それまでの間しっかりと栄養のある餌を与えて、越冬の準備をさせてあげることも重要です。それと定期的な湿度管理も必要です。あまり水を掛け過ぎても熱が奪われるのでいけませんし、乾燥しすぎてもいけません。まぁ、1~2月の厳寒期にはあまり水を掛けず、12月までと3月からは週に1回程度水を掛けてあげれば大丈夫だと思います。1~2月でも、全く水を掛けないと乾燥してしまうので、暖かい日を選んで、少量の水を掛けてあげれば良いと思います。

 それと、越冬した個体には必ずと言って良いほど、ダニが寄生しています。5月の中旬に活動を始めたクワガタなら、6月上旬には十分に体力を回復しているので、その頃になったら、歯ブラシで、ダニを落としてあげましょう。水を少量掛けながら歯ブラシで優しくブラッシングしてダニを落としてあげます。そうすることで、ダニに栄養を取られて衰弱するリスクを減らしてあげられます。水を掛けるのには抵抗があるかもしれませんが、カブトムシもクワガタも、水には結構強いので、羽を閉じている時なら水をザバザバ掛けても大丈夫です。

 ちなみに、写真の左側の横たわっている個体には、ダニが寄生している様子がはっきりと写っています。このまま放置すれば、確実に衰弱してしまいます。現在は、この個体も、ダニ取りを終え、快適に暮らしています。

 今後も、カブトムシ、クワガタについては定期的にレポートしようと思います。


ささや(西千葉和菓子店) 若鮎

2013年06月20日 23時33分08秒 | グルメ

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 西千葉の老舗和菓子店、ささやの若鮎です。若鮎とは、ギュウヒや餅を生地で包んで鮎を模したものです。和菓子には珍しく、あんこが入っていません。棒はあんこが嫌いではありませんが、大好きという訳でも無いので、和菓子店に行くと、必ずあんこの入っていない菓子を1品は購入します。この若鮎も、和菓子店には貴重な、あんこ無しの和菓子の一つです。

 スーパー等で、インチキ若鮎を買うと、あんこが入っていることが多いですが、ちゃんとした和菓子店で購入すれば、そうした憂き目に遭うことはありません。

 このささやの若鮎も、あんこで誤魔化すことなく、ちゃんと餅で勝負していました。ほのかに香るニッキの風味と、餅の甘さとしっとり感を生地で包んでおり、絶妙なバランスでした。これぞ若鮎ですね。

 2歳の長女は、あんこが大好きなので、ちょっと残念だったかもしれませんが、長男の方はあんこが入っていないことを喜んでいました。

 個人的には、柚子風味だと嬉しいのですが、若鮎の場合は大概ニッキですね。シナモンではなく、ニッキである所が郷愁を誘って、良い感じです。初夏に涼しげな若鮎と言うのもなかなか風流で良いです。


まぐろ卸し 魚がし鎌形 (ペリエ西千葉) 

2013年06月20日 23時16分06秒 | 魚料理

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 西千葉駅のショッピングモール、ペリエ西千葉にある鮮魚店、「まぐろ卸し 魚がし鎌形」で、銚子産の生バチ鮪と千葉県産鰹を購入しました。まぁ、この鮮魚店は、スーパーのなんちゃって鮮魚店なのですが、鮪には多少拘りがあるらしく、時々まぁまぁの品に巡り合えます。

 写真の品は、銚子産の生バチ鮪です。バチ鮪と言っても、かなり小さい個体みたいで、本鮪で言えばメジのレベルです。その為脂は全く乗っておらず、赤身も赤くはありません。身全体が褐色の、若い個体です。

 とは言え、一応生ですから、それなりには美味しいのではないかと買ってみました。結論から言えば、何とか刺身で食べられるレベルでした。当たり前ですが、勝山の久七商店や、千葉市中央区の鈴芳で買う品に比べると格段に落ちます。それでも、値段が破格で、100g198円でした。豚肉並みの値段です。豚でもロースはこの値段じゃ買えません。牛だと、輸入物になってしまいますね。正直びっくりです。それなら納得という感じですかね。

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↑ 調子に乗って2柵買ったので、2皿たっぷりになりました。ツマが無かったので、乾燥若芽を戻して、ツマに使ってみました。

 バチ鮪の味の方です。切っている段階から脂が全く乗っていないのは分かっていたのですが、食べてみると正にその通りでした。メジ鮪なら、脂は無くとも、ねっとりとした舌触りと、爽やかな味でかなりいけるのですが、バチだと、何だか味気ないです。親鮪だと、本鮪は赤身は鉄臭さとそこからくる酸味が気になり、脂身は若干くどい気がします。バチの親鮪は、赤身の酸味は少なく、脂身も上品です。ですが、子どもの時には完全に本鮪に軍配が揚がりますね。

 鮮度は、生と言えるギリギリの状態です。これ以上鮮度落ちすると、冷凍以下の味になってしまいますね。それでも100g198円ですから。それを考えれば贅沢は言えません。

 鮪好きの長男は「まぁ、何とか食べられるじゃん。」と言いながら醤油をべったり付けて食べていました。醤油は茨城の紫峰にしましたが、醤油の味で食べれば、そこそこいけました。漬けにするかどうか迷いましたが、長男も妻も、何とかいけると言ってくれていたので、そのまま刺身で全部食べました。

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↑ 千葉県産の鰹です。生での販売でしたが、パックを開けたら完全に臭いがヤバかったので、表面を焼いて、タタキ風にしました。まぁ、焼くと言ってもフライパンで焼いただけですが。

 フライパンで焼いた後に、氷水で〆ましたが、浮いてくるのが脂だけでは無く、血もプワーンと浮いて来ます。血合いも赤茶では無く、どす黒くなっています。少々鮮度に難ありですね。

 鰹は鮮度落ちが早く、産地に行くと、水揚げから半日くらいで劣化してしまうと言われます。昔は保存技術が無かったので、釣ってから2時間が勝負と言われたようです。そのくらい鮮度落ちが早い魚ですので、スーパーで買ったものが良い状態なはずがありません。

 ということで、焼き目を付けたのは大正解でした。何とか食べられました。まぁ、少々臭みはありましたが、生姜をたっぷりつければ何とか臭みを誤魔化すことが出来ます。翌日に予定があったので、大蒜は避けました。本当は大蒜たっぷり付ければ、臭みを消すのに有効なのですが、翌日まで確実に臭いますので。

 今回は、スーパーでの買い物となりましたが、たまには良いかなぁと。通常スーパーで買った魚は、漬けにしてしまうのですが、ちゃんと品を選べば刺身でもいけますね。勿論専門店の足元にも及びませんが、営業時間も長く、他の買い物のついでに魚が買えてお手軽ですしね。そういう訳で、我が家には珍しく、スーパーの魚での晩餐となりました。たまにはこういう記事も乗せてみようかなぁと。


危険生物 ヨコヅナサシガメに刺された!

2013年06月19日 22時37分03秒 | 生き物

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 内房勝山の別荘付近の海岸で、小2の長男がヨコヅナサシガメに刺されてしまいました。上の写真にあるとおり、右手の人差し指をやられたようです。激痛だったらしく、大泣きでした。

 この辺りには、時々ヨコヅナサシガメがいて、以前から気になっていたのですが、毒性が強い訳では無く、しかも、ちょっとグロい姿なので、子どもが触ることは無いだろうと捨て置いていました。今になって思えば、場合によっては刺すということを、ちゃんと教えておけばよかったです。

 長男を刺したサシガメですが、長男が刺されて大騒ぎだったので、写真を撮り損ねてしまいました。代わりに、ウィキペディアの当該ページのリンクを貼っておきます。

ウィキペディアへのリンク

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%82%B3%E3%83%85%E3%83%8A%E3%82%B5%E3%82%B7%E3%82%AC%E3%83%A1

 ヨコヅナサシガメは、昆虫食ですので、吸血性の蚊やアブなどとは違って、積極的に人を刺すことはありません。また、スズメバチやアシナガバチのように攻撃的でもありません。ですが、昆虫を食する際には、一種の消化液的なものを注入して、組織を溶解して吸いますので、刺されると、その消化液的なものを注入される恐れがあります。人間に有効なほどの強い消化液ではないので、痛みはあるものの、数日で治癒します。痛み自体も一時的なもので、すぐにかゆみに変わるようです。かゆみが酷いようなら、抗ヒスタミン剤の入った、ステロイド軟膏を塗布すると良いようです。

 そうは言っても、指先は神経が集中している部分ですし、消化液で組織を壊死させる訳ですから、痛みは相当のはずです。小2の長男にとっては、とんだ災難でした。

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↑ 刺し跡をもう一枚。刺し傷はポチッと小さい赤い点があるだけです。激痛なのも、2~3時間程度で、すぐにかゆみに変わったようです。写真を撮った時にはすでにかゆいだけだったようなので、薬は塗りませんでした。痛みもかゆみも、痛感神経が感知するもので、基本的には一緒の刺激です。程度によって痛くなったりかゆくなったりするので、かゆいということは、多少刺激が少なくなっていたということです。まぁ、我慢が出来るなら、下手に薬は使わない方が良いかなぁと思います。

 ちなみに、このヨコヅナサシガメですが、原産地は東南アジアから中国に掛けてです。日本には、貿易の活発化に伴って、昭和初期に入って来ました。所謂外来種なのです。最初は九州で見られるだけでしたが、20年くらい前から関東地方でも見られるようになっています。最近では、あちらこちらで見ることが出来るようになりました。

 ヨコヅナサシガメは、桜等の木に住んでおり、毛虫等を餌とします。人間にとっては、害虫を食べてくれる、ある意味都合の良い虫です。ですから、現段階では、外来種とは言え、危険視はされていないようです。

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↑ 刺し傷の拡大写真です。口吻でプスッとやられたようです。ヨコヅナサシガメは、現在日本にいるサシガメの仲間では最大です。幼虫の時には、木の皮の間や洞などで、集団で住んでおり、幼虫の状態で集団越冬します。春に羽化して成虫になりますが、最初は真っ赤です。次第に黒くなるようです。

 どういう訳でそういった色彩になっているのか分かりませんが、正直見た目は気持ち悪いです。モゾモゾ歩き回る姿は、不気味ですし、それが集団でいるとなると、おぞましいです。きっと赤いのは、警戒色で、「近寄ると刺すぞ!」と警告しているのでしょう。羽化直後は体も柔らかいですから、そうやって警戒色を出すことで身を守っているのかもしれませんね。で、体が硬くなってきたら、目立たない黒に変化するということなのでしょうかね。

 まぁ、気持ち悪い云々は置いておいても、刺激すれば刺しますし、刺されるとかなりの痛みがありますので、気を付けるに越したことは無いでしょう。子どもが不用意に触って刺されないように、大人は注意してあげてください。


鈴芳(千葉市中央区鮮魚店) 黒ムツ、平政、白ミル貝、イカ煮物

2013年06月17日 01時21分48秒 | 魚料理

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 千葉市中央区の鮮魚店、鈴芳の黒ムツ、平政、白ミル貝、烏賊の煮物です。上の写真は黒ムツの刺身です。

 黒ムツは、千葉県産です。小振りの個体ながら、脂の乗りが良く、美味しい品でした。ムツは一般的には冬が旬ですが、深海系の魚は、通年それなりに美味しいことが多いですね。金目鯛も同様の傾向です。この黒ムツは、大き目の鯵くらいの大きさだったので、切り身もそんな感じです。

 例によって、大将がちゃんと中骨を抜いてくれるので、自分でやらずに済みます。骨抜きは、結構面倒なので、嬉しい心遣いですね。買って来たら、切って盛り付けるだけです。大根と大葉のツマも付けてくれますし、わさびも付きますので、素人でも労せず、それなりの盛り付けを作ることが出来ます。

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↑ 千葉県産の平政です。鴨川産だそうです。本来平政は夏から秋が旬ですが、大将の話だと、今年は春先から物が良いとのこと。海の状況も、色々と変化しているようです。昨今の温暖化のせいでしょうかね?理由は特定できませんが、海の中でも、微妙な変化が起こっているようです。

 話が脱線しましたが、この平政、味の方は大将のお墨付き通り、絶品でした。脂の乗り、鮮度ともに申し分無く、平政特有の爽やかな甘さが口の中に広がります。鮮度が良いので、歯ごたえもシャリッという感じで、淀みなく、本当に美味しかったです。

 平政や勘八は、数日寝かせて、熟成させた方が美味しいとする向きもありますが、個人的には新しい方が好きです。アミノ酸の分解具合など気にしなくても、これだけの脂の乗りがあれば、十分に甘みを感じることが出来ますし、鮮度が良い方が魚の臭みが少ないですから。ベストは〆た翌日くらいですかね。この平政はまさにそんな感じでした。

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↑ 愛知産の白ミル貝です。活けです。ミルやサザエ、アワビはやはり活けでないといけません。このミルは、非常に大きい個体で、1つでこの量です。値段は980円でしたが、この量なら納得です。

 大将が、湯引きして皮を丁寧に剥いて下処理してくれるので、家に帰ったら切って盛るだけです。やはりミルは美味いです。赤貝とどちらが美味いだろうかと迷うくらいに美味いです。僕の貝ベスト3は、赤貝、ミル貝、タイラギ貝で決まりです。3つとも甲乙付け難いです。

 愛知産の貝は品質が良いですね。美味いです。東京湾でも富津辺りでは良いミルが揚がっていると思うのですが、なかなか鈴芳では見かけません。出来れば東京湾産のミルが食べたいところです。

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↑ 自家製イカの煮物です。ヤリイカだそうです。この量で500円です。大葉を軽く刻んでみました。これ激ウマでした。

 少々残念なのは、若干硬いことです。多分鮮度が落ちて刺身では売れなくなったものを加工したのでしょう。烏賊は、鮮度が落ちてから加熱すると硬くなってしまいます。刺身でいける鮮度のうちに贅沢に煮てしまうのが美味いのです。まぁ、そういうことは自分でやれという感じですが。

 別荘のある勝山では、3月にいったん終了したアオリイカが、また揚がり始めましたので、機会があればアオリイカの鮮度抜群のやつを煮てみたいと思います。ダルマイカでも美味いですね。どちらもキロ2000円以上する高級烏賊ですが、現地で買えば、半額ですので。その際にはまた報告させていただきます。

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↑ おまけです。2歳の長女用に、黒ムツと平政の切れ端を、即席煮魚にしました。醤油と味醂を掛けて、ラップして、電子レンジで軽くチンすれば出来上がりです。写真の量だと、800Wなら20秒くらいで出来上がりです。500Wの場合は40秒くらいですね。

 これでも立派に煮魚の味がします。暖かいご飯に掛けてあげれば、小さい子でも喜んで食べます。我が家では、妻の方針で、生ものは3歳から解禁ということなので、長女はもうしばらく我慢ですね。

 ということで、鈴芳さんには、今回も抜群の品質で楽しませていただきました。ちなみに、今回は全部で3000円位でした。やはり家ご飯は最高です。鈴芳はそんな家ご飯派の強い味方です。お近くにお住いの方は、是非鈴芳に行ってみてください。

 何度か書いていますが、鈴芳は大将自らが、千葉と船橋の河岸で直接仕入れをしています。その為、スーパーのなんちゃって鮮魚店とは一線を画す品質を誇ります。近所の飲食店が仕入れに来る程の品質ですので、間違いありません。コストや好みばかり優先せず、大将が勧めてくれる品を素直に購入すると、良いものに巡り合えます。

 刺し盛ならば4人前で5000円、柵買いならば3品程度を3000円位の予算で考えると良いと思います。高級魚ばかりを求めずに、本当に品質の良い魚を買う方が良いですね。高いものが必ずしも美味しい訳では無いのです。基本的には、白身、光物、烏賊を中心に、たまに酢〆、貝を織り交ぜる感じですかね。〆鯖は絶品ですよ。

 いつも「鮪!」みたいなことを言っていると、美味しい思いはなかなか出来ません。鮪は大将が勧めてくれる時だけ買いましょう。勧めてくれる時の鮪は、下手げな寿司店にあるものよりも美味しいです。勧めて来ない時は、品質が良くないか、良くてもべらぼうな値段の場合ですので、どちらにしても避けた方が無難だと思います。

 

 


内房保田の海 水中写真(6月上旬)

2013年06月13日 01時25分45秒 | 水中写真

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 内房保田の海の水中写真&水中動画です。上の写真は黒鯛ですね。当日は少々風邪気味だったので、20分程度しか海に入っていなかったのですが、それでも黒鯛に出会えました。内房にはたくさんの黒鯛が生息しているのでしょう。写真の個体は30㎝程度でしょうか。それ程大きくはありませんでしたが、堂々とした姿はさすがです。

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↑ ニシキベラです。カラフルな魚で、熱帯魚のようですが、実際には温帯系の魚です。警戒心が強いので、なかなか近付くことが出来ません。写真に撮るのに苦労します。何しろ望遠無しのカメラなので。

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↑ カゴカキダイの稚魚です。体調は5㎝程度でしょうか。カゴカキダイも、カラフルで熱帯系の魚かと思ってしまいますが、温帯系の魚です。北は東北地方まで生息しています。

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↑ クサフグです。海底で休んでいるようです。

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↑ クロサギです。勝山の海でもお馴染みの魚です。当たり前ですが、お隣の保田にもたくさんいました。

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↑ ナマコです。高級食材として有名な黒ナマコですね。この辺りにもたくさんいますが、もちろん漁業権が及ぶ種ですので、勝手に獲ってはいけません。

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↑ 黒鯛です。先程とは別の個体のようです。こちらも先程同様に30㎝程度の個体です。30㎝を切るかもしれませんね。後ろにはひじきが生えています。ひじきの大きさから、この個体の大きさが何となく想像出来るでしょうか。

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↑ もう一尾黒鯛がいました。こちらも30㎝位の個体です。何尾かの群れでこの辺りの磯に来て、磯では別行動をしているのでしょうか。30㎝位の個体だと、数尾の群れで行動していることが多いですので、そういうことかもしれません。

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↑ ちょっと分かりにくいですが、カマスの稚魚ではないかと。この周辺の海域では、カマスがサビキやルアーで結構釣れますので、カマスの稚魚がいてもおかしくはありませんね。

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↑ メジナの群れです。15㎝位の木端メジナです。この辺りの磯や漁港では、このサイズのメジナが良く釣れます。これはこのサイズの群れとしては小規模な方ですね。10匹程度ですかね。通常は30匹か、それ以上の群れで行動してることが多いです。

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↑ 磯の波打ち際でメジナの稚魚を見つけました。体長は2~3㎝位でしょうか。小さくて本当に可愛らしいメジナの稚魚でした。水中ではキラキラと光って、目のブルーも良く目立ち、大変綺麗でした。アクアリウムにしたらずっと見ていても飽きないと思います。

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↑ 近付き過ぎたようで、メジナの稚魚に逃げられてしまいました。みんな同じ方向に逃げて行きます。一目散です。

 今回は、別荘前の勝山の海では無く、20分くらい歩いた保田の海でシュノーケリングを行いました。6月に入っているので、気温も水温も大分上がり、快適にシュノーケリング出来るようになってきました。

 この海岸は、国道沿いで、非常に目立つ場所にありますが、駐車スペースが無いので、思ったよりも人がいません。意外に穴場かもしれませんね。磯の規模も大きく、海底も起伏に富んでいます。その為、多様な生き物に出会うことが出来ると思われます。

 まぁ、駐車スペースが無いので、遠方から来る人には厳しい場所ですね。地元の人か、近隣の宿泊施設の客くらいしか来ない海岸です。ただし、車がひっきりなしに通るので、ロケーション的にはあまり良くありません。

 今回も、YouTubeに動画をアップしました。下記リンクから閲覧できます。BGMは例によって、管理人のバンドPsycho Flameの曲です。Dictatorというタイトルの曲です。興味のある方は、閲覧してみてください。黒鯛の姿も映っております。

YouTubeリンク

http://youtu.be/BVRRjXnsXoA