房総半島でのカブトムシ・クワガタ採集記録です。今回は8月上旬の第3弾です。鋸南町のいつものルートを夜7時半から9時まで車で流して灯下採集を行いました。
今回の成果はカブトムシのオス1匹、メス2匹、ノコギリクワガタのオス1匹、メス3匹、コクワガタのオス1匹の計8匹です。そうです、とうとうノコギリクワガタのオスを捕獲したのです!こいつを長男に見せたくて頑張って来ました。メスも3匹というおまけ付きです。この日はノコギリクワガタパーティーでした。
これで、今シーズンの累計は、、カブトムシ40匹、コクワガタ16匹、ノコギリクワガタ4匹、ミヤマクワガタ2匹、ヒラタクワガタ2匹の計64匹となりました。
それでは、今回の成果を、順を追って紹介していきます。
↑ クロカナブンです。灯下採集に行く前に、別荘の駐車場付近で捕獲しました。
↑ クロマルエンマコガネです。動物の糞に集まる連中です。灯下に飛来するようですね。
↑ 本日最初の獲物はカブトムシのメスでした。ひっくり返ってもがいていました。
↑ コクワガタです。なぜかクワガタばかりが獲れる住宅街近くの街灯の下に、今日も居てくれました。毎度お馴染みの面子ですが、こいつがいるとなぜか安心します。
↑ ノコギリクワガタのメスです。房総産のノコギリクワガタは初めて捕獲しました。メスでも嬉しいです。長男も大喜びでした。テンションも期待もマックスになりました。
↑ ツノトンボです。千葉県では絶滅危惧種でBランクとされています。重要保護生物です。灯下に良く飛来するので、灯下ではそれなりに見かけるのですが、確かに野山で見たことはありませんので、個体数は少ないのでしょう。ウスバカゲロウに近い仲間です。
↑ カブトムシのオスです。やはり貫録がありますね。赤いボディーが格好良いです。一説によると、温暖な地域で育つと、カブトムシは赤みを帯びるそうです。やはり房総は温暖な気候なのでしょう。
↑ ショウリョウバッタです。灯下に良く集まって来ます。しかしデカいです。10㎝以上ありそうな個体です。
↑ カヤキリです。白いラインが特徴的なキリギリスの仲間です。貫録のある太いボディーですね。
↑ ノコギリクワガタのメス2匹目です。メスを2匹捕まえたので、オスへの期待が高まります。
↑ ショウリョウバッタです。長さは日本最大種のバッタですね。個体数も多いです。この個体も10㎝を超えていそうな見事な個体でした。
↑ カブトムシのメスです。今飛んで来たところです。
↑ シュレーゲルアオガエルです。目の後ろが黒くならないことから、ニホンアマガエルと区別できます。結構貴重な種のようですが、灯下では頻繁に見かけます。
↑ アワカズサオサムシです。内房地区に普通にいるオサムシです。オサムシは飛ぶことが出来ないので、深い山や川を超えることは困難です。その為狭い範囲内で交配を繰り返し、地域亜種になることも珍しくありません。このオサムシもそんな地域亜種です。背中の丸い点の筋が3本なのが特徴です。
↑ ノコギリクワガタのメス3匹目です。この日はノコギリクワガタパーティーでした。
↑ ノコギリクワガタのオスです。とうとう捕まえました、房総産のノコギリクワガタのオスです。しかも水牛クラスです。惚れ惚れするような格好良さです。真っ赤なボディーも闘志剥き出しのポーズも本当に格好良いですね。
千葉県でも、ノコギリクワガタは普通種で、個体数も安定しています。それでも、灯下採集では、オスはめったに見つからないレアものです。なぜかノコギリクワガタは、メスには走光性があっても、オスにはあまり顕著な走光性は見られないようです。
写真のノコギリクワガタは、歩道の無い県道をひょこひょこ歩いていました。結構交通量がある道だったので、急いで捕獲し、写真は捕獲後に撮りました。長男の足につかまっているところです。この後、長男の足を思いっきり鋏んでくれました。肉は浅くしか挟まれなかったので良かったですが、ジーンズにはぽっかり穴が開きました。子どもが指を挟まれたら、確実に流血ですね。僕も、子どもの頃に一度挟まれて、痛い思いをしたので、長男には警戒するように伝えました。
↑ 飼育ケースの様子です。クワガタが増えて、手狭になっています。ミヤマクワガタとノコギリクワガタのオス同士の権力争いが勃発する可能性大ですので、なるべく早いうちに対策を練らなければなりません。
この数日後には、前述のクワガタ専用自作飼育ケースに、引っ越しました。
今回は、目標にしていたノコギリクワガタのオスを捕獲出来ましたので、本当に満足です。ミヤマクワガタもノコギリクワガタもオスを長男に見せることが出来て、父としても面目躍如です。後は純房総産のカブトムシ・クワガタを100匹まで捕まえればミッションコンプリートです。頑張ります。