ハードロックを奏でよ!!

ロックな視点から...? 楽器、料理(グルメ)、車、育児、生き物等について、記していきます。

スマート フォーツー クーペ smart fortwo coupe

2013年12月29日 01時37分43秒 | 

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 スマート フォーツー クーペ smart fortwo coupeです。mhd passionというグレードです。ツートンカラーが印象的です。3台目の車として、通勤用&近所の買い物用に購入しました。

 今までは、メルセデスベンツV350(W639)を通勤に使用していたのですが、通勤ラッシュの渋滞の中を行くと、リッター6kmしか走らないのと、抜け道を行きたくても大きなボディーを持て余してしまうため、不便を感じていました。我が家にはミニ クーパー クラブマンもありますが、ミニはかみさんの車ですし...ということで、スマートを購入しようという話になりました。

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↑ 自宅の駐車場には、何とか3台停めることが出来ます。こうして見ると我が家の車は全て黒ですね。黒い3連星的な感じです。

 ですが、正直、乗り降りするのに不便になりました。駐車場の幅は6.5mなので、3台駐車するには少し狭いです。まぁ、工夫しながらやっていくしかないですね。

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↑ 正面の写真です。こうして見ると小さいながらも精悍な雰囲気のマスクです。ドアミラーは電動で折りたたみが出来ません。車から降りてから、手動で折りたたむし必要があります。

 mhd passionは、フォグランプが標準で付いています。近距離をかなり明るく照らしてくれるので、重宝します。ヘッドラインプはプロジェクターです。通常のハロゲンよりは明るいです。まぁ、明るさはバイキセノンには劣りますが、光の色が白くないので、雨天でも見やすく、なかなか良い感じです。

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↑ リアビューです。2連コンビのテールランプが格好良いデザインですね。リアワイパーも付いています。リアウィンドウが大きく、後方視界は良好です。バックで振り返ると、目の前にリアウィンドウがあるのでちょっとびっくりします。

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↑ リアハッチは、2段階に開きます。最初に上のリアウィンドウ部分を開きます。通常の荷物ならばこの状態で積み下ろしが可能です。

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↑ リアハッチの下半分を開くとこんな感じになります。大きく重い荷物もこれならば積みやすいです。ラゲッジスペースは思いのほか広いです。

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↑ リアハッチの下半分は、こうして2段階に開きます。ちょっとした小物が入りますね。3角表示板やジャッキ等を収納することになりそうです。

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↑ 室内全体の様子です。赤いインテリアがいかしています。室内は狭そうですが、実際に座ってみると非常に広く感じます。天井がポリカーボネイトのハメ殺しのサンルーフになっています。明るく開放的な室内です。夏には暑くなりそうですが...。

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↑ 室内全体を別角度から。助手席は、運転席よりも15㎝後方にセットされています。これにより、助手席に人が座っても、お互いの肩が触れることなく座ることが可能です。

 座席は非常に硬く、いかにもドイツ車という感じです。座面も大きく、体重をしっかりと受け止めて、体圧を分散してくれます。通勤で2時間近く運転していますが、腰の痛みは全く感じません。座面の角度や高さの調整も無く、背もたれの角度調整も最小限しか出来ませんが、不思議なことに適切なドライビングポジションを取ることが出来ます。

 まぁ、そうは言っても、座面の高さと角度が調節出来れば、もっと疲労が軽減できるので、やはり調整機能は付けて欲しいと思いますが。

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↑ インパネです。ステアリングは本革巻です。太さも大きさも手頃で、不思議なくらいフィットします。全体的に、デザイン性も高く、操作系もシンプルにまとめられており、操作性は良好です。

 ステアリングは固定式で、チルト調節等は出来ません。まぁ、先述の通り、そうした機能が無くても、何故か適切なドライビングポジションを取ることが出来ます。コストダウンのための省略なのでしょうが、こうした部分は、出来れば省略しないで欲しいです。この車は値段が安いから買うという性格の車ではないと思いますし。

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↑ メーターパネルです。スピードメーターのみで、タコメーターはありません。デジタル表示部分には、燃料計、温度計、オドメーター、時計が機能的に配置されています。必要最小限の機能ですね。横に警告灯がシンプルにまとめられています。

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↑ エアコンとオーディオです。エアコンはセミオートです。吹き出し口の選択もダイアル式で、非常に操作しやすいです。デザインもすっきりまとめられており、良い感じです。

 オーディオはアルパイン製です。CD、MP3、チューナー一体型のヘッドユニットです。USB端子やAUX端子もあり、デジタルオーディオに対応しています。iPodやiPhonの接続端子もあります。まぁ、2スピーカーなので、音の方はチープです。非常にコンパクトな車なので、その辺りは仕方が無いですね。

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↑ ダッシュボードです。蓋がありません。車検証をどこに入れるか迷ってしまいますが、反面、手荷物置き場として役立ちそうです。

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↑ シフトです。ソフタッチと呼ばれる、マニュアルベースのオートマチックミッションです。操作はオートマチックですが、走行時の感覚はマニュアルのそれです。クラッチが切れて繋がる感じがダイレクトに伝わって来ます。ギアチェンジの瞬間にアクセルを緩めてあげると、変速ショックが少なくなります。

 マニュアル操作も可能ですが、シフトノブが小さいので、操作し難いです。オートマチックにして、アクセルワークでギアチェンジのタイミングをコントロールするのが現実的な乗り方のように思います。

 エンジンのエコストップ機能が付いています。結構な勢いでエンジンが止まって掛かります。まぁ、そんなことしなくても、燃費の良い車なので、僕の場合は常にエコストップ機能はOFFにしています。バッテリーの消費も心配ですし、エンジンが止まるとエアコンも止まってしまうので、使わない方が良さそうです。

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↑ 運転席側のパワーウィンドウとドアミラーの操作ボタンです。助手席側の窓も運転席からちゃんと操作出来ます。

 ドアミラーの角度の操作は室内から電動で出来ますが、電動格納は出来ません。その辺りが少し不便ですが、まぁ、ボディーサイズが最小クラスの車なので、ドアミラーが邪魔になる場面自体がほとんど無いとは思いますが。

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↑ 助手席側のパワーウィンドウのボタンです。助手席にもちゃんと操作ボタンが付いています。助手席に乗る人も安心ですね。

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↑ 座席の後ろのスペースです。ネットがあって、小物を収納できるように工夫されています。狭いスペースを有効に活用する知恵ですね。トノカバーと一体化しているので、トノカバーを外してしまうと、このネットも無くなってしまいます。悩ましいところです。

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↑ 助手席側から室内を見た様子です。運転席には肘掛も装備されています。長距離を運転する際にはこの肘掛があると、疲労が軽減されます。シティーコミューターに特化した車ですが、さすがはメルセデス製ですね、ちゃんと長距離運転にも耐えられるように設計されている証拠でしょう。

 内装の赤ですが、真っ赤では無く、赤っぽいオレンジ色という感じです。常に心を掻き立てられている感じでは無く、慣れて来ると意外と落ち着きます。とても良い色合いだと思います。

 運転した感覚ですが、一言で言うと、非常に面白い車です。エンジンはラゲッジルームの下にあり、RR駆動ということになります。ハンドルは安定志向のセッティングですが、車の挙動は安定志向とは言えない、独特の動きをします。ホーイールベースが極端に短いので、路面の突き上げ感も独特で、ミッションの特殊性と相まって、ピョコタンという感じのトリッキーな挙動です。

 エンジンは三菱製の3B21直列3気筒12バルブ990㏄で、71PSの出力です。車重は790kgと、軽自動車以下ですから、結構パワフルな走りをするかと思いましたが、ミッションの設定のせいなのか、意外に大人しいセッティングです。まぁ、アクセルを踏み込めばそれなりに加速しますが、アクセルペダルも結構重い感じなので、思い切り踏み込まないと元気良くは走りません。まぁ、アクセルを踏み込めば、幹線道路でも流れをリードできる性能を持っているので、ポテンシャルは高い車なのですが、感覚的には早い車という印象ではありません。

 ブレーキペダルは、下からニョキッと生えています。しかもメチャクチャ重たいです。昔かみさんが乗っていた、A160(W168)と、ブレーキもアクセルもステアリングも重い感じがそっくりです。若干高めのアイポイントも似ています。足回りがバタつく感じも近いですね。スマートの方が、より落ち着きが無い車です。そこがウィークポイントであると同時に、魅力にもなっているように感じます。

 とにかく個性的な車だと思います。2代目になって、癖は無くなったと言われているようですが、2代目からスマートデビューした者に言わせると、十分に個性的な車です。見た目も非常に目立つ、個性的な車ですが、運転感覚も非常に個性的です。

 個人的にはメチャクチャ気に入りました。小2の長男も非常に気に入ったようで、喜んで乗ります。何だか無駄に運転したくなる車です。たくさん運転しても燃費が良いので全然気になりませんし、シートの出来が良くて疲れないので、本当に有難いです。

 一般ウケする車ではありませんが、所有すると病み付きになります。まだ納車されてから1週間しか経っていないので、もうしばらく乗ったら、再度レポートしたいと思います。長く乗れば、色々な発見がありそうな車ですので。


メルセデスベンツ CLA180 Mercedes-Benz CLA180

2013年12月16日 00時33分52秒 | 

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 メルセデスベンツ CLA180の試乗をしてきました。V350の定期点検でYANASEに行った待ち時間に、CLAクラス興味ある的なことを言ったら、「試乗車が丁度あるので、試乗してみますか?」とのことだったので、お言葉に甘えることに。

 エクステリアのデザインは、CLSクラスをダウンサイジングした感じで、個人的にはかなり好みです。都会的で洗練されたデザインは、特筆すべきでしょう。Cクラスと同等のボディーサイズですが、Cクラスよりも堂々として見えます。なかなか格好良い車だと思います。

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↑ インパネの様子です。近代的でスポーティーな印象です。正直、昔のメルセデスを知っている者からすると、ちょっと煌びやか過ぎて引いてしまいます。操作系も昔とは違ってしまい、メルセデスという印象ではありません。よく言えば癖が無いのですが、悪く言えばチャラい印象を受けます。

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↑ コントロールパネルです。ナビをインストールすることも可能なようです。何だか後付のポータブルナビのようで、個人的には好きでは無いです。ですが、高い位置にあるので、操作の際には、視点の移動が少なくて済みそうです。

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↑ 助手席側はこんな感じになっています。こちらはシンプルにまとめられています。こちらは好印象。それ故に、操作系のゴチャゴチャ感が残念です。もう少しシンプルに出来なかったのかなぁと思ってしまいます。

 で、運転した印象ですが、非常に運転しやすい車だと思いました。良く出来た車だと思います。価格も335万円と、驚きの価格です。それだけでメルセデスのオーナーになれるというのは、かなり魅力的です。ですが、メルセデスらしさというか、昔のメルセデスのようなガッチリ感は薄れています。

 ボディーの剛性感をあまり感じることが出来ませんでした。価格を考えれば仕方が無いかもしれませんが、スリーポインテッドスターを背負っているのですから、もう少しガッチリ感が欲しいと思います。

 アクセルレスポンスは、若干ダルです。踏み込めばそれなりに加速はしますが、決して速い車ではありません。エントリーグレードなので、当然と言えば当然なのですが、やはり非力な印象は拭えません。まぁ、通常の使用では過不足ない感じですね。家族4人乗車していたのも原因かもしれません。

 FFなのですが、ちょこっと試乗した程度では、特にFRとの差は感じませんでした。ワインディングを流してみれば、FFっぽい挙動を感じるのかもしれませんが、通常の使用でそれを意識することはまず無いだろうと思います。狭い場所での駐車の際に、最小回転半径の大きさで、若干デメリットはあるかもしれませんね。まぁ、その程度です。メルセデスも、FFを作り出してから15年経ちますので、ノウハウも蓄積しているのでしょう。我が家では、妻がメルセデス最初のFFである、W168のAクラスを所有していましたが、それは思いっきりフロントへヴィーな挙動をしていましたし、ボディーサイズの割に小回りが利かない感じもありました。それから比べると雲泥の差です。ちゃんと成立しています。

 Cクラスと同等のボディーサイズですが、中は広くありません。まぁ、クーペっぽいセダンですので、その辺りは車の性格だということでしょう。特に後席は、ヘッドスペースが狭く、圧迫感があります。それでも、この価格で、4名乗車を十分にこなせる実用性と、洗練されたデザインを融合させたのは大したものだと思います。価格も考えれば驚異的と言っても良いです。

 使用用途は、セカンドカーとして、近距離の買い物用という感じでしょうかね。客観的に見れば、ファーストカーとしても十分耐えうる実力はありますが、メルセデスであるということを考えると、やはりセカンドカー的な使用が適していると思います。Eクラス以上をファーストカーとして所有しながら、セカンドカーにCLAというイメージでしょうか。まぁ、メルセデスであることを意識して買うよりも、スタイリングに惚れ込んで、メルセデスとは意識せずに所有する感じが良いかもしれません。メルセデスであると意識してしまうと、正直中途半端感は否めませんが、客観的に見れば車としてはしっかりと作られていると思います。先入観を捨てて、ニュートラルな気持ちで接すれば、良い車だと思いました。

 噂では、CLAベースのスポーティーワゴンも開発中であるとか。そちらの方はかなり気になります。これで後席の実用性や、荷室の容量がアップすれば、ファーストカーとして十分耐えうる車になりそうです。

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↑ ついでに、Aクラスのカタログももらいました。我が家では、ミニクーパーの後釜には、こちらの方が適しているように思います。


10月上旬のクワガタ

2013年12月08日 16時20分57秒 | クワガタ採集

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 10月上旬のクワガタの様子です。夏に小2の長男と一緒に鋸南町で捕獲したクワガタを千葉市の自宅で飼っています。10月になり、朝晩は大分涼しくなってきましたが、クワガタは元気に活動中です。ノコギリクワガタのオスも餌を食べています。コクワガタやヒラタクワガタは勿論普通に活動中です。

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↑ もう一枚。水牛クラスのノコギリクワガタのオスです。まだ野生でも活動している時期なので、飼育下では、まだまだ元気です。


伊豆多賀~伊東 ドライブ

2013年12月08日 15時56分57秒 | 

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 10月上旬に、熱海の実家に帰省し、その際に伊豆多賀~伊東まで、軽くドライブしました。子どもたちも、いくらおばあちゃんの家とは言え、ずっと籠りっきりではストレスが発散できませんので、散歩がてら出掛けることに。上の写真は伊豆多賀のある漁港です。遊歩道が整備されており、漁港と言うよりも、観光スポットのようになっています。

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↑ 遊歩道では釣りも可能です。

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↑ テトラの先には、メジナ等の大物も潜んでいそうです。

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↑ 夏には海水浴場になるようです。穏やかな入り江で、泳ぐには良さそうです。

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↑ 伊東のマリンタウンです。ヨットハーパーには遊歩道が整備されています。覗き込むと、ソラスズメダイが群泳していました。

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↑ 別の場所でもソラスズメダイがたくさん居ます。

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↑ 釣りは禁止です。

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↑ 雀がいました。

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↑ 今回はメルセデスベンツV350で行きました。隣にスマートが停まっていましたが、なかなか良い感じですね。


魚久(熱海市鮮魚店) 刺身盛り合わせ

2013年12月08日 15時30分45秒 | 魚料理

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 熱海市の鮮魚店、「魚久」の刺盛です。ちょっと食べてから慌てて写真を撮ったので、隙間だらけの刺盛の写真になってしまいました。

 熱海には自分の実家があり、年に何度か行くのですが、港町にも関わらず、房総に比べて美味しい鮮魚店が少ないです。食事処も、有名な観光地であるためか、観光地価格&クオリティーで、正直高い割に美味しくないという感じです。鮮魚店に関しては、ほとんどが観光客相手の乾物店ばかりで、地の鮮魚を格安価格で取り扱っている店はほとんど見当たりません。特に、熱海駅から来宮駅に掛けてのエリアは、熱海の中心街なので、完全に観光メインで、地の魚を扱う鮮魚店はほとんど絶滅状態です。

 そのため、伊豆山から網代辺りを中心に鮮魚店を探しました。この辺りは、真鶴、熱海、網代と、相模湾の鮮魚が水揚げされる漁港がたくさんあります。そうした地の魚を、地元民のために提供する鮮魚店が必ずあるはずです。そして、やっと魚久さんに辿り着きました。

 魚久さんは、伊豆山の急な坂道の途中にある鮮魚店で、駐車スペースも無く、観光客が来る場所ではありません。こうした店を探していたのです。店内にはトロ箱も置かれ、鯵等の大衆魚が格安で売られていました。大将も気さくな方で、他の店員さんも感じが良く、非常に良い雰囲気です。店内は清潔で、活気があります。別荘族御用達の、熱海では知る人ぞ知る店のようです。

 刺盛の内容は、キビレダイをメインに、〆鯖、鯵、アカイカ、小肌、鮪が盛り合わせとなっております。急いで作ってもらったこともあり、切り身は太めです。

 キビレダイですが、これは当日水揚げとのことで、絶品でした。キビレダイというのは静岡での地方名で、一般にはキビレとかキチヌと呼ばれています。黒鯛の仲間ですね。淡水性については黒鯛よりも高く、川の中流域くらいまでさかのぼることで知られています。黒鯛の外道として有名ですが、個体数は少ないです。味は黒鯛よりも格段に優れており、市場価値は黒鯛よりも高いようです。このキビレも、非常に身が締まっており、真鯛に勝るとも劣らない美味しさでした。脂も乗って甘みも強く、歯ごたえは真鯛よりも強い感じです。白身好きにはたまらない逸品でした。

 〆鯖ですが、酢の〆具合が弱い、抜群の逸品でした。大将曰く、もう少し酢に漬けた方が良いという状態だったようですが、個人的にはこのくらいが好みです。千葉市の鮮魚店鈴芳に迫る美味しさでした。見つけたら絶対に買いですね。

 鯵は、まぁまぁという感じです。大将もあまり勧めなかったので、若干鮮度が微妙だったのでしょう。脂はしっかりのっており、相模湾産とのことなので、鮮度がもう少し良ければ、かなり美味しいと思います。今回は刺身では無く、タタキになっていました。

 アカイカですが、これも相模湾産とのことで、絶品でした。アカイカは剣先イカの中型の個体の地方名です。房総ではダルマイカと呼ばれます。各地で珍重される最高級イカです。アオリイカと並んで、イカの最高峰とされるものですので、味の方は抜群です。このアカイカも、鮮度も十分で、非常に美味しかったです。

 小肌ですが、〆鯖に比べると酢の〆具合が強くなっております。当日仕込ではなさそうですね。それでも、自家製なので、完全に酢に浸かっている訳では無く、小肌特有の甘みも感じられ、美味しかったです。

 鮪ですが、恐らくバチ鮪でしょう。赤身ですが、中トロに近い赤身です。生のようで、ネトッとする舌触りの、なかなか美味しい鮪でした。鮪好きの長男も満足していました。

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↑ 箸休めの、大根とホタテの和え物です。マヨネーズ和えです。母が好きで、良く作っています。簡単でなかなか美味しいので、自分でも時々作ります。ホタテは缶詰が無い場合は、ツナで代用することも可能です。カニ缶やカニカマでもOKです。隠し味に醤油を少々入れると風味が増します。出汁は、ホタテの缶詰の汁で十分です。

 ということで、熱海でも地の鮮魚が食べられるようになりました。これから帰省が楽しみになりますね。熱海では、イマイチな鮮魚を食べていたので、食の楽しみが半減していましたが、もう大丈夫です。今まで実家では、熱海では一番有名な、中島水産の鮮魚を買っていました。正直スーパー+α程度のクオリティーです。まぁ、観光客目当てではない感じの店なので、普通のスーパー程しょうもない感じではないのですが、地のものは少なく、何も熱海で買わなくても良い魚ばかりです。その点、こちらの魚久さんは、相模湾産の魚を中心に取り扱っていますので、品質は抜群です。大将の話では、真鶴港と熱海港をメインに仕入れをしているそうです。港町ではこうした鮮魚店で魚を買わないといけませんね。


鈴芳(千葉市中央区鮮魚店) 石鯛、鰯、〆鯖、小肌

2013年12月02日 21時58分21秒 | 魚料理

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 千葉市中央区の鮮魚店、鈴芳の石鯛、鰯、〆鯖、小肌です。上の写真は石鯛です。当日、小2の長男と一緒に店舗に行ったのですが、長男がいきなり「今日水揚げの白身は何ですか?」と大将に尋ねたので、大将も面食らったようで、「今日の水揚げ?う~ん、この石鯛かな。」と言って、生簀の石鯛を指さしました。長男はそれを聞いて、「絶対これが食べたい」と言い出したので、恐る恐る「半身でいくらですか?」と尋ねると、2000円くらいとのことだったので、購入しました。石鯛は外房産とのこと。40㎝位の食べ頃サイズでした。

 石鯛の味の方ですが、これはもう間違いありません。素晴らしい逸品でした。適度に脂が乗って甘みが非常に強く、活けでしたから当然ですが、鮮度が良いので包丁を跳ね返すような弾力が、絶妙な歯触りとなっていました。心配した磯臭さも皆無でした。さすが石鯛は美味しいです。値段も格安でした。

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↑ 相模湾産の真鰯です。脂が乗っており、非常に品質の良い鰯でした。鮮度も抜群です。小骨も思ったよりも硬くなく、美味しかったです。大蒜山葵生姜醤油で頂きました。

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↑ 〆鯖です。脂も十分に乗っており、いつもながら絶品でした。もう少し寒くなってくると、更に脂が乗って、断面がテラテラと光るようになります。そうなると無敵の美味しさになります。鈴芳さんは、酢〆の技術が素晴らしく、酢〆の物はどれも美味しいですが、やはり王道はこの〆鯖です。見つけたら絶対に買いですね。食べないと損します。今回の鯖の産地は効くのを忘れてしまいました。

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↑ 小肌です。勿論酢〆です。船橋産だそうです。今となっては、江戸前と言っても良いでしょう。今回の小肌は〆てから時間が経ってしまったので、若干酢が効き過ぎていましたが、それでも十分に美味しかったです。脂も乗っており、じわっと口の中に甘みが広がります。スーパーや回転寿司では絶対に味わえない逸品です。小肌は小さいので、処理に手間が掛かります。また、小さいほど市場価値が高く、職人泣かせの素材です。鈴芳では、こうした粋な逸品も自家製の物を置いています。小肌が好きな方は是非お試しください。激ウマです。ここまで美味しい小肌は、寿司店でもなかなか食べられないと思います。

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↑ ちなみに小肌は、このように皿に盛って売られていました。一皿500円です。処理の手間を考えると、本当に激安です。

 ということで、今回も素晴らしい逸品のオンパレードでした。最高の夜を過ごさせていただきました。