奥永さつき

日々のできごとをそこはかとなくつづります。

「独立国家として」

2017-11-09 21:03:16 | 社会
 自民党の石破茂元幹事長は9日の派閥会合で、朝鮮半島有事における韓国在留邦人の保護には自衛隊が当たるべきだとの認識を示した。政府は状況によって在韓米軍への協力要請を検討しているが、石破氏は「自衛隊本来の責務は自国民の保護だ。それを米国に委ねるというのは独立国家としてどうか」と指摘した。
 韓国では、自衛隊の艦船などを国内に受け入れることへの抵抗感が強く、自衛隊の活用に難色を示す可能性がある。小野寺五典防衛相は7日夜のBS日テレ番組で自衛隊による在韓邦人保護について「(韓国政府と)具体的な協議ができていない」と述べていた。(産経)


石破さんの発言はタカ派に見せたかったのでしょうが、短絡的で危ない発言です。
「独立国家として」は「自国民の保護」のみならず滞在している外国人の保護も責務です。
ですから、半島有事に日本人の保護は半島政府の責務です。それが手に余るのであれば自衛隊を派遣する。小野寺さんには「具体的な協議ができていない」などと評論するのではなく、「独立国家としてできないのならば自衛隊を派遣する」と強く交渉してもらいたいものです。