昨日は出勤で、5時まで会社にいて帰宅後
晩ご飯を食べると息子K=1観戦のため友達の家に行くという。
これだけはどうしても譲れないお楽しみで、中学の時の友達だから
近場ということで夜の外出を許可しています。
長男もいなかったし時間を持て余してしまいそうだったので
MOVIXの上映表を確認したら、
「めがね」のレイトショーに余裕で間に合う時間。
8時50分からの回でレイトショーは1200円で観られるから
行っちゃお。
本当はもっと前に行きたかったのですがここのところ
仕事休みの水曜日は家の修理で職人さんが入るために
映画に行かれないのです。
レイトショーと言っても、終了は10時45分だから
すぐ電車に乗れば息子が帰ってくる時間には戻れるし。
仕事の日だったからそのまま出かけられる状態だったし。
なによりも 早く加瀬くんに会わなくてはならなかったし。
で 一人レイトショーに。
先日「かもめ食堂」をご覧になった方も多いかと思いますが、
それがツボだった方にはこれも当たると思います。
荻上監督の作品は、なんていうのでしょう、
頭のなかにある茫洋としたものがそのまんまスクリーンに表現されるとでも言うのかしら?
これと云って確固たるエピソードがあるわけでもない。
涙をそそるシーンがあるわけでもなく笑をとるわけでもなく。
加瀬くんには悪いけど(別に悪くないっす)
やっぱり小林聡美さんともたいさんの存在感には負けますね。
というか それが彼の今回の役どころなんでしょうけれど。
加瀬くんを鑑賞しようと思っても 視線は小林さんに行っちゃうのだ。
・・・俳優加瀬亮についてはまた別な機会に語るとして・・・
「何が自由か、知っている」かテーマのこの映画ですが、
映画館でもらったフリーペーパーに、
「強制はしないけどやんわりスローライフを押しつけて」来る、
「すべてを一緒にやることを求められ」ただ「たそがれるだけ」の島で暮らすことには
向き不向きがあるのでは?と。
ごもっとも。
たしかにそういう空気感が苦手な諸氏にとっては
この映画はやってらんなーいかもしれませんね。
海の青さに泣ける、風に揺れる草に泣ける、
私は結構この映画でいうところの「たそがれ」の能力あるかも。
そしてそして「かもめ食堂」でも感動したけれど
この作品も美味しそうですぞ。
梅干しを食べるシーンが何度も出てくるんですが、もうそのたびにごっくん、
周りからもその気配、
おまけに映画の間中あちこちからお腹がぐーぐーなる音が響くの。
女性監督ならではの細かい演出も憎いです。
そうそう 薬師丸ひろ子さんがちょっとだけ登場するんですが、
これも「木更津キャッツアイ」を彷彿させるいい役どころでした。
観終わった後やくざ映画じゃないけど
背筋をぴんと伸ばしてさっそうと歩きたくなりました。
さあ 今度は11月の「オリヲン座からの招待状」かな?うふふ。
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