散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes



第一の目的地 境港でのミッションは終了。
本日の宿泊地 松江しんじ湖温泉へいざ、と思ったけれども
珍しく行程が順調に進んでいたのでまだ日も高い。

トイウコトデ

美保関灯台で盛大に海を眺めようか ということに。
この地名は ここにきて初めて出てきた(笑)
ということで わたくしは何の知識もなく出発。
この辺はドライバーに任せて この日の晩ご飯どこへ行こうかなどと考えつつ…

美保関は松江市にあり 全国のえびすさんの総本山でもある美保神社があるそうな。
美保関灯台は世界の灯台100選にも選ばれ 灯台としては
日本で初の有形文化財だとか。



もっと周辺の情報を調べてから行ったら
青畳の神社の参道にも行ったのに…とあとから悔しい思いをする。

シカシナガラ

山道を登って この日はこの夏一番の暑さ。
蝉しぐれの中 展望台に上がっていくと…



絵葉書のような光景が…

ここに来てよかったー



思わず声をあげてしまうほどの絶景。

なんと青い海。

かなり高い位置から見ているのに 見事なほどの透明感。
この岬の下の方は えびすさんの釣り場だったそうな。



 えのぐばこ あお とは君を指す色か

 我が身の非力を 悔やむひととき

旅に出るとき お目当てのカフェなどがあるとついつい調べ上げてしまい
その周辺の様子なども写真で脳裏に焼き付けてから訪れることもある。
もちろんどこそこへ行こうと 狙って行く旅も悪くない。

しかし今回は ふっと気まぐれに足を延ばした先でのこの景色よ。
感動も2かける2乗くらいの数値になる。

充分テンションが上がったところで 山を下り
今からなら 松江城の開城時間にまだ間に合うだろうと
なかなかめずらしく 計画通りにすすんでいることにニンマリしながら
松江市内に向かいます。



山を下りたところの小さな港でも 静かな午後の日差しが溶け込んだ水際を見せてくれる。

そして お城は例によってささっと通り過ぎるわたくし(笑)



トハイエ

現存城の松江城は その石垣も美しく
(おそらくとてもスキルの高い職人たちが手掛けたのではないかと思われる)
石垣だけは どこへ行ってもチェックしているような気がする。



天守閣からの眺めも素敵だ。

夫が城好きなので ついてきているけれども
城めぐりで辛いのは 天守閣までの急な階段(笑)
特に夏場が多いので 仕方がないけれど汗だくになるし
どうしても手すりに頼ることになる。
どこかのお城に行ったときは その手すりがみんなの汗で
完全に濡れていたのを思い出します。



さてチェックインの前に こちらの古き良き建物へ。

松江城近くに カラコロ工房という施設があります。
旧日銀の建物に地元のクリエーターさんたちが出店をしているというので
ちょっと立ち寄ってみました。

こちらにあるのは ピンクの郵便ポスト。



ここでは「郵便ポストがあかいのも~」は通じない。

今回のお宿は 消去法で 松江ニューアーバンホテルさんへ。
(出遅れなので どこも満室なの)
でも その中でもウォーターサイドがベッドから眺められるというお部屋。
(ちょっと狭いので ベッドを窓際にくっつけた感もあったけれど)

二人とも下戸なので 居酒屋で夕食という習慣がありません。
しかし 今回はぜひ 松江おでんなるものを食してみたくて
夕暮れのしんじ湖のほとりを てくてくと歩いて行ったのが
やまいち」さん。
吉田類さんの番組でも登場したとのことで 予約したほうがいいかと
電話をしていったのは正解。
わたくしたちのあとからきたお客さん、入れない方も多かったようなので。



めずらしくグラス(小)のビールを。
最近 こういうの美味しいなと思えるようになったのですよ(笑)

メニューには、おでんがなかったのですが ちゃんとありました。
お任せで五品。
貼ってあるメニューだけではよくわからないので
周りのお客さんの様子を見ながらいくつかオーダー。



我が家のおでんは 関東ふうなので味濃い目ですが
こちらのは色も味もうっすら。
大根もお肉もほろほろで、暑さを忘れて楽しめました。



そして 宍道湖と言えば しじみ。
お味噌汁とどちらにしようか悩みましたが 酒蒸しにしてみました。
うちでシジミ汁をすると 身がほとんどなくだしを取る感じですが
ちゃんとひとつひとつ美味しくいただけます。



トビウオ。ちょっとこりっとした食感もあって好きです。
夫はしめ鯖も食べてました。

こういうお店って 周りの人のオーダーがみんなおいしそうに見えてきて
ついつい追加してしまいます。



カレイのから揚げ。
周りの人が なぜかチャーハンを頼んでいて しめはチャーハンと決めていたのですが
なぜか 最後に カニコロッケを頼んだところ
周りの会話から かなり大きいらしい…という情報(笑)で
ご飯ものは諦め ごろんと大きなコロッケで〆る。



クリームソースだけでなくて ジャガイモを繋いで作っている
ボリュームのあるコロッケです。
わたくし カニクリームコロッケに弱くて 見つけるとつい頼んでしまうのです。

食べたいだけ食べて お酒はグラス(小)一杯。なのでかわいいものです。
宿からすこし離れていましたが ちょうどいいお散歩コースで
初日はいい出来。

ただ そのあとすることもなく
早々に寝てしまったため、夜中に何回も目が覚めて
寝付けなくなってきたお年頃…が少し悲しい。

翌朝は 早々に朝ぶろ(こちらには展望温泉がついています)に入って
どこかの喫茶店でモーニングからスタートしようということになります。

ではではまたまた

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今年も例によって直前になって夏の旅の計画を立てる。

思えば まだ春の終わりのころだったか(今調べたらGW前でした)
仲良くしていただいているフミさんご夫婦が
すでに夏の計画を立てていて 
それも1日目からどこへ行って何を食べる的なものまで
緻密な計画だったので
感動してそれを夫に見せた記憶がある。
あとから お二人には旅先で具体的な目的があってのことだったと知りましたが
それにしても 何かにつけて綿密な計画を立てること自体
わたくしたちからみるとすごいことだといつも思う。

サテ

倉敷からの夏の旅 3年目になりました。
四国が2回続いたので 今回は山陰にしようかと思い描いてはいたのですが
結局のところ 7月後半に入ってからばたばたと予約を入れることになる。

境港で「魚」を食べて(このアバウトな感じがフミさんたちと違うところだ)
松江城を見て 松江市内で海の幸メインの居酒屋ディナー(具体的に店が決まっているわけではない)
二日目は テッパンの出雲大社(という実に大きなくくり)から
世界遺産の石見銀山の入り口になる 湯野津温泉に泊まろう。
唯一の決まりは 温泉に入ることくらいだ。

で 出遅れ感満載でしたが なんとかハイシーズンとはいえ宿を確保。
ルートに関しては ドライバーに任せていざ出発。
地図で見ると ちょうど四角いルートになるので 今回のタイトル。



で、特に渋滞に巻き込まれることなく 2時間弱で鳥取県米子へ。
最近もっぱら一人の時間を 釣りで過ごしているらしい夫は
少しでも釣りポイントを見つけると 釣るわけでもないけれど車を停め海を見る。



ここ場所を忘れてしまったのだけど 米子に入って境港に着く前に立ち寄った海水浴場。



砂が 真っ白で目が痛い。けれど 海の青さがスバラシイ。



これまで しまなみ海道や倉敷周辺の海のきれい度に その都度感動してきたけれど
透明度に加えて 海が青い!
ちなみにわたくし ダイビングなどに縁がなく
もちろん南の島でのバカンスなどにもまったく縁がなく生きてきたので
かなりハードルが低い人間だとは思いますが…。

まずは境港、ゲゲゲの水木先生ロードにも行こうではないか と
湾岸を駐車場探して走っていると 「世界で一つだけの海鮮丼」と書かれたお店を通り過ぎる。

なぜだかこういうものに同時に反応してしまうところは 長年のお付き合いだなと思う。
そして 声に出さないんだけど心の中で(今日の昼は決まった)と思っている…。



カバ丸じゃないと何度も言いつつも カバ丸に見える…。

サテ 

ゲゲゲの…は リアルタイムで好きなアニメでした。
ゲゲゲの女房で また脚光を浴びるようにもなり
とても頑張ってるのがわかる商店街です。



商店街は夫婦共通の趣味(笑)なので 旅先で見つけると必ず歩きますが
こちらは 観光地、それもお子様も喜ぶスポットなので 大賑わいです。
なにかと地味な土地なのかもしれませんが 観光地としても活気があります。



こんな小売店もふつうに軒を連ねているのも好き。



あちこちに妖怪たち。



タクシーも妖怪。



パンも妖怪。



妖怪神社のご神水も。
(水の中でくるくる回ってしまうので 目玉をこちらに向けているところ)

この賑わいだとお昼も混みそうだから 少し離れたところへ行ってみようか(ニヤリ)
そう、商店街からは少し歩くけれども先ほど見かけた「世界で一つだけの…」のことです。
商店街のお店は入り口でかなり並んでいるところも多かったので おそらくすいているだろう…と。

行ってみると 海月丸はこの春にオープンしたばかりの居酒屋さんのようでした。
すでに満席で 少しだけ待ちましたが 店内だったので涼しいので許す(笑)
世界で一つだけの…と謳っているのは 基本の丼(酢飯か白ご飯)に 
自分の好きなネタをチョイスしてくシステム。



港町などの 激盛り的なお得感はありませんが
こち なんかは関東だったら時価になってたりするらしいので 選んでみました。
好きならはまちばっかりなんてのもありで 選ぶ楽しさが売りなのかもしれません。



わたくしは はまち こち あまえび ひらまさ いか で行ってみました。
市場的な野趣はありませんが美味しかったです。



食後は せっかく来たので水木しげる記念館を見学、商店街で生イチゴのかき氷を食べたりして
まだ日も高いので 美保関灯台へ立ち寄ってみることにいたします。








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おつうがこのブログに登場したのが高校1年のとき。
それからかれこれ何年が経過したことでしょう?

思えば おつうとふたりで旅行したことなどなかったなぁと思う。
(彼は次男なので 生まれたときからアニがいたから)
もうそんな機会もなくなる一方なので ここらで一度トライしてみたいと思う。

トイッテモ

なにか口実がなければ実現もしないだろうと
夫の三年目の倉敷の夏にお誘いしてみた。
折しも アニとは春先にご縁あって「あっぱれツアーズ」の
気仙沼復興応援の旅に参加できたので
この夏は おつうと残り少ない機会を楽しみたいと思う。

ぎりぎりまで部活(おつうは剣道部の顧問だ)だの飲み会だのと予定が立たず
やっと確保した三日間も 夫の夏休みと微妙にずれていたけれど
仲良く二人で新幹線に乗って 倉敷へgoとなりました。

夏の帰省ラッシュピークの日だったので
新幹線は午後の便でないと指定席が取れず 倉敷到着は六時近くなってしまった。
これと言ってどこへ行きたい という希望もなく
万年不機嫌なオトコ おつうは常に怒ったような受け答えだ。

「ナニガタベタイカ?」
「サカナ」

ということで、新幹線の中から海鮮問屋かたつむりというお店を予約。
岡山から在来線で倉敷へ向かう。
六時といってもまだまだ明るかったので とりあえずは日のあるうちに美観地区へご案内。
すでにお土産を買うことに気が行っていたらしく
いくつかのお店にひっかかりつつ ハハの好みの偏ったガイドで散策を(笑)
倉敷フクロウの森 に入ってみたいというもののすでに閉館。
(わたくし これまで全く興味がなかったので知らなかったけれど
そこそこなかなか楽しい施設らしい。
結局 おつうは帰る日の午前中に もう一度ここへくることになる)


ちょっと懐かしい感じの ジュースマシーン。

かたつむり は 倉敷に初めて来たときに たまたま入ったお店なのですが
問屋定食というメニューがお得ということで頼んだところ
お刺身 煮魚 揚げ物 焼き物 が次々と現れ
お値段がランチ並みにリーズナブルなので覚えていたのだ。




撮り忘れてしまったけれど 今回もこれにサバの焼き物が付いてきた。

翌日は 夫が仕事に出た後二度寝してしまい、おつうが起きたのはお昼過ぎ。
本人もしまったと思ったようだけれど そこは表に出さず
それはわたくしのせい みたいな顔をして起きてくる。

そんな時間からなので 新倉敷から小一時間で行かれる尾道へ行こうか?ということで
大急ぎで駅前でお昼ご飯を食べて山陽本線に乗る。
運悪く直通便がなく 三原で乗り換え 尾道に着いたのは午後3時(笑)

炎天下を歩くよりはいいのかな…と勝手に解釈して
千光寺ロープウエイで頂上まで行き そのあとは文学の径や猫の細道をくだってくることに。
(万年不機嫌なオトコおつうを和ませるには ネコの細道が有効であろうという判断からだ)

はっきり言って 悲しくなるほど何を怒っているのかというくらい愛想のないおつうだったが
頂上の大岩では プロフィール写真用に大きな岩の上で尾道の町をバックに
写真を撮ってくれとポーズをとる。
このあたりから ちょっと楽しくなってきたのか(笑)
文学の径でも 有名どころの歌碑を撮影したり
千光寺の石鎚山では くさり山(という くさりをたどって登る岩山がありますが
ぱっと見ロッククライミングふうなので わたくしはまだのぼったことがありません)を見ると
無言で拝観料を払いひょいひょいと鎖をたどって 岩の中へ修行僧のごとく消えていきました。

あ、写真写真!と慌てて撮りました。



ちなみに上りつめると かなりの絶景が拝めるらしいので 機会がありましたらぜひ。

降りて来るや否や 「登ってるとこ 写真に撮ったか?」
(間に合ってよかった…)

さて かなり和んできたところで、下り道に猫が集まる広場がございます。



暑さで猫たちもだらっとしております。



実はおつうは ネコカフェへ行ったこともある猫好き。
ノラちゃんの写真なんかを 撮ったりもしているようです。



 永年継続反抗期かもの26才 しばし休戦か 尾道の猫と

この日は 夕暮れを待って ONOMICHI U2でパンを買い
おつうのリクエストは当然尾道ラーメン。



お味の方は思っていたのとちょっと違ったかな?だったけれど 最後はご機嫌よろしく。

夕方へ向けての活動だったけれど 大人だしね、暑いしね。
友達と行く旅行のほうが 絶対楽しいんだと思うけれど
ハハは少し嬉しかったぞよ。



 たそがれて そらをふたつにわけるなら ひとつはきのう ひとつはあした

次は恒例、夏の無計画旅行のことを少し。

ではではまたまた






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先日朝ドラを見ているときに夫が
「『朝が来た』ほどのインパクトはないんだけど なんか見ちゃうんだよな」とぼそっと。

そう 以前にも書いたけれど 高畑充希さんの安定感で見ている感じ。

ソシテ

このドラマの好きなところは 台詞が心地よいのだ。
家族の間や親しい友達との会話でも 自然に敬語が流れているのが
聴いていてとても心地の良い時間に感じられるところ。
関西弁のリズム感のある 相手に気を使わせないような言葉遣いも好きだけれどね。

とくに お友達のあやさんとの会話はすごく好きだった。
とっても親しいのに 相手のことを敬いきちんと選んだ言葉で話す。
タメ口きかなくても 友情は存在するのですよ。

ソレハサテオイテ

ドラマに出てくる「暮らしの手帖」
この雑誌のことば回しには かなり影響を受けているなぁと思う。
とくに ひらがなや漢字の使い方とか。
気を付けてみると 今どき流行りの雑誌たちも 多かれ少なかれ影響を受けているのがわかる。

自分の手元にあったのは 1990年発行 別冊号の料理特集で
詳細に書かれた手順や写真は 古風な印象さえするけれど
いつ読んでもしっくりぴったりくる。

旅先での食事日記ふうに綴られた特集記事を 何度も読み返した記憶がある。
おそらく同じような思いで 朝ドラを見ている人も多いだろうなぁ。
わたくしはもともと本を作りたい人だったので 
姉妹が手探りで本を作っていく様子が うらやましくて仕方がない。

サテ

最近いいなと思ってみているドラマに「希望ヶ丘の人びと」がある。
突然の病で 母親を失った家族が それぞれに母を思いながら
母の育った町へ移り住み それまで知らなかった母の姿を追いながら
きっと再生してくのだろうというお話。
これも 通過点も着地点もなんとなく見えている安心感がありながら
毎回 心をきゅっと締め付けられるような気持になってしまう。

そしてもう一つは 「神の舌を持つ男
これは堤幸彦監督らしいドラマだな。
「トリック」「スペック」と同じ匂いがする(笑)
必然性のない設定、登場人物の自由な行動が非現実的で楽しい。
向井理さんは 二枚目だけど こういう変な役がいいな。


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