散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes



ちょっと例年より遅くなりましたが 舞の海先生詣でに。
(舞の海先生=pの主治医)
2年ほど前医大から独立開業されたので 今は先生のクリニックへ。

今年は久しぶりのCT検査。人間輪切りの図ですね。
おかげさまで異常なし(コレステロール値はまずいかもしれないけど)
先生とお会いして 毎年同じような会話をするだけなのに
とても癒されて また半年がんばろうと言う気持ちになる。

クリニックの前に 昔ながらのパン屋さんがあります。
半年に一回 そこでパンを買うのだけれど 
今回は初めてそこのお店の方に声をかけられました。

「病院来たの?」
「はい」
「よく病院から出てきた人が 来てくれるのよねぇ。だから今日もそうかなぁと思って。
どう?あの先生。ずいぶん遠くからも患者さん来るみたいだよねぇ」
「ああ 私も●○市から来てます」
「●○市なら 中央病院もあるでしょう?」
「医大に行っていたので そこから」

「ああ 先生のおっかけね」(笑)

「先生、うちにもよくパン買いに来るのよ」……から始まって
実は 先生はお店の方の息子さんと同級生で 大きなご自宅が裏にあって
兄弟3人ともお医者さんだとか 7年目にして先生のプライベートを知る(笑)
(やっぱり お坊ちゃんだという噂は本当だったようだ)

「なんかあの先生 癒しでねぇ 物言いも柔らかで
よく話を聞いてくれるし ホラ最近 パソコンパチパチやりながら
患者の顔も観ない医者も多いじゃない?」
「あっ!わかります! 私も先生と話をするために来ているようなもんだから。
半年に一回 ここに来るのが楽しみなんですよ」
「あら あなた病気なの?」
「いえ 半年に一回の検査だけ」
「まぁぁ 若いのにねぇ(ここ強調)じゃあ ポイントシール要らないかな?」
「そうですね」
「なら これ持ってきなさい!」(と 前日のパンをいくつか袋に入れてくれる)

この日は もともと沢山パンを買っていたので さらに増えて
春のパン祭り状態に(笑)

大学病院に出入りしていると やっぱり担当ドクターはちょっと怖い。
特に 目が笑っていなかったりすると…。

と いいつつ 舞の海先生は最初にお会いしてメスを握っているときから
一貫して癒しのオーラを出していたから
そればかりは ドクターのキャラクターによるものなんでしょう。

だから 舞の海先生に出会えたことは 単に病歴がひとつ増えたことだけでなく
わたくしの人生に(大げさ?)大きな履歴を残すことができたんだと思いたい。

ナンダカハントシニイッカイハ オナジヨウナコトヲカイテマスネ ワタクシ。

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半年に一回の舞の海先生詣で(定期検診)
今回も異常なし。
多分異常なしだろうと思っているんだけど
一度止めてしまうと もう行かなくなりそうだし、
舞の海先生の穏やか~な雰囲気が好きなので行ってるようなもの。
ちょうど アニの誕生日と自分の誕生日が半年周期なのも
忘れないで通うことができる要因かも。
そんな理由で通院できることに感謝しつつ。

超小粒のいちごを見つけたので 恒例のいちごジャムを。
今年のは 火の入れ具合、甘み、色共にいい出来で嬉しい。
煮沸はするけれど 早く食べきりたいので
出来るだけ小さい瓶に詰めて、冷蔵庫保管するのですが
今年は思ったよりも早くなくなってしまいそう。

このできあがりを瓶に詰めたところは 毎回写真を撮ってしまうくらい好き。

でもふと思うことがあり。
わたくしはこの赤い瓶を見て、元気が出るなぁ なんて思うけれど
100%の人がそう思うわけじゃない。
不快に思う人だっている。

幸いわたくしはお世話になりませんでしたが
抗がん剤の点滴治療を受けた方の中には、この「赤」を見ると
治療の辛さを思い出して気分が悪くなる方だっている。
(赤い薬と呼ばれる点滴があります)

ついつい自分の健康に そういうことも忘れてしまうことがあります。
「風化」にも似たこの現象、肝に銘じておかなくてはなりません。


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5年前の初診時からずっとお世話になってきた舞の海先生。
実は、かなり運命的な偶然で(と思っているのはわたくしだけだけど)
新しい職場から駅一つ北上したところに開業されました。

明るくオサレな今ふうの病院というよりまさにクリニック。
個人病院ですが、マンモグラフィーもCTもあり
ゆったりしたスペースは大きな病院にいるよう。

ルーティンで行っている検査は、こちらで十分できるとのことだったので
迷わずこちらへ。
マンモグラフィーの技師さんが、これまで女性だったのが
男性技師さんになったことが ちょっと抵抗ありましたが
看護師さんも安心感のある感じで、
なにより大学病院とは違って、エコーやマンモの画像を
ゆっくり説明していただいて満足度はアップ。
そしてなにより この安心感のある舞の海先生とお会いできたことが
半年に一度の逢瀬のようで嬉しいわたくし(笑)

医大時代からのカルテもこちらで開示されるので
今までどおりの定期検診がこれから後5年くらい受けられそうです。

で マンモグラフィーの話を少し。

40歳になる前ころから人間ドックでマンモグラフィーを受けていたので
撮るのがあたりまえ という感覚でしたが
意外に周りには 抵抗があるのか
受けたことないとか 初めて受けたわと報告してくれる友達が多いです。

で 先日初めて受けたという まむしの母。
(関係ないけど、まむしというのはおつうの友達で
ふつうだったら○○ちゃんママとか言うんだろうけど
我が家ではあくまでまむしの母)

わたくしよりちょっと若いだけの彼女、
ちょっとハイトーンで初めてのマンモについて語る。
どうも すごく丁寧なんだか気持悪いんだか?な技師さんに当たったそう。
「痛いですよね痛いですよね」と言いつつ
さらに加圧を続け、その間中しゃべり続け不快であり
「早く終わらせてほしい」と思ったとのこと。
もちろん 技師さんとしては苦痛を和らげるための言葉かけだと思います。

そのときは(そりゃねぇ そうだけど、検査なんだから我慢しなさいな)と
ちらっと思ったのですが
今日彼女の気持ちがちょっとだけわかった気がしました。

男性技師さんには大変申し訳ないのですが
マンモに関しては、できれば女性技師さんに担当してほしいかも。
触れられるとか潰されるのは検査だから抵抗ないのですが、
「男性には絶対理解できない」という先入観(それは事実)から
同じ苦痛を伴う検査でも、技師さんが女性であることで
精神的にかなり軽減されるのだということ。
たとえば 同じ100%の痛みがあるとしたら
(きっとこの人はこの痛さがわかってる)と思うことで
実際の80%に感じることができるかもしれないなぁ…。

……ということで まだ受けたことない人は受けましょう。



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半年に一回の医大行き。
X線と血液検査だけなのだけれど、これだけはルーティンなのでサボるわけにもいかず。
舞の海先生に会いに行きます。

前回の血液検査の結果、
本当は実施1週間後に、電話にて確認することになっておりますが
先生が週1日しか外来にいらっしゃらないため
ついつい電話しそびれて半年たっていました(なんつう患者!)

今回は1年半ぶりくらいにマンモグラフィー。
おりしも yahooのトップ画面がピンク色になる時期になりました。
皆さんも受けましょうね。

「次回の予約いつがいいですか?」
「半年も先だからわかりませんから 先生のいらっしゃる日いつでもいいです」

といういつもの会話をしたら
舞の海先生、今月いっぱいで独立するとのこと。
実はわたくし この病院にて 舞の海先生以外の先生に診てもらったことがない。
でも 外来でそんな独立の話をしたら悪いかなぁ と思って
こっそり 「どこで開業されるんですか?」と。

「ちょっと遠くなんですよ、来て下さい って言うには」
などとおっしゃるから てっきり県外かと思いきや
何のことはない 私の住んでいる沿線、それも高校野球の地区分けでいくと
全然同じエリア…。

あのーそちらに伺う方が 楽なんですけど…ということで
先生の携帯番号とともに 場所を教えていただく。
専門のクリニックで、CTもマンモグラフィーもあるとのことなので
今まで通りのチェックが可能ということです。
これはこれからも心強い。
舞の海先生は 忙しいときでも、わたくしのくだらん質問に丁寧に答えてくださって、
半年に一回、何百人もの患者のひとり(それほど重態でもないし)だけど
それを感じさせないホームドクターのような温かみがありましたので
これからも主治医でいていただきたかったので、この開業はちょっとラッキーだったかも。

これで医大詣では終わりとなりました。
(戻ってこなくて済むことを祈りながら・笑)

帰りはバスが1時間半近くなくそれならばと、
最後だし、と逆方向のバスに乗って、川越へちょっと足を伸ばし、
以前ご紹介したパン屋さんやお豆屋さんなどに寄りながら
ちょっと散策。

今回の血液検査 ダイエットの結果がいかに?と期待していた割には
コレステロール関係、値は全部マイナス10程度で
これと言って驚く効果はございませんでした(がっかり)
増えていなかったのを喜ぶべきか、ここのところ一人の夜長の徒然に
なんとなく口寂しく、だらけているので何も言えませんが…。

まだまだだね…。

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本日の。
朝、画像を撮るのを忘れたので、会社のデスクで。
なんとなく雰囲気が変わりますね 不思議。

・クリームコロッケ
・卵焼き
・そらまめ
・かぶのピリ辛漬け
・なすの揚げ出し
・たらこ

半年ぶりに舞の海先生の診察でした。
今回の血液検査では 前回悲惨だったコレステロール値が
かなり改善されていてうれしい。

これと言って何かしたわけではないのですが、
おそらく、歩く時間が多少増えたこと、
心労・心労・心労!(笑)
そして 例の「溜まった脂肪を落とす・・・」オレンジの漢方薬の
おかげかもしれません。

私にしては珍しく (といっても常用しているわけではないのですが)
ちょっとまずいかな?というとき、根気良く飲んでいたからかも。

体重はほとんど変わらないので
おなかのぽよぽよは全然そのままですが、
ぽよぽよの質が変わったのかも!と
次は体重もあとちょっと減らしたい!

あ 肝心の検査結果も、問題なしでしたので
(そっちが肝心)。
健康維持を誓うひとときでした。


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○リンパスのCMで「妻の内視鏡」というバージョンがあります。
これを見るたび、真田さんも同じ年代だし、
そうだよなぁ なんて思ってます。
実は先日この内視鏡のお世話になってきました。
先日と言ってもずいぶん前のことなんですが。

10月末日が期限の市の大腸検診。
忘れていて10月31日の6時過ぎに 通勤途中の胃腸クリニックへ立ち寄りました。
受付の看護婦さんが
「うーん 検体を今日までに出してもらわないと…」
「今夜と明日の朝で出せる?」
物理的にちょっと無理なので(笑)
「じゃあ いいです 今年はあきらめますから~」
「ちょっと待って あなた●才でしょ?そろそろ危ないから
なんとかしてあげるから受けた方がいいわ」

ということになり、
11月1日 2日に頑張って検体をとり、2日朝いちばんで提出すれば
なんとかしてあげるわ ということになりました。

で 検体を提出し、もう検査は終わった気になって忘れていたら
2週間くらいして留守電が入っておりまして
「検査結果を聞きに来るように」。

友達と都内に遊びに行ってケーキとか買い込んだ荷物を持って
クリニックに行くと いきなり先生が
「pさん 陽性だよ がんかもしれないよ」といきなりのたもう。
「まあ たいていは 病だれに寺 なんだけど」とのことですが。

で この先生、内視鏡のエキスパートで
このクリニックの100m先にある総合病院から独立して
内視鏡の専門クリニックを作った方なのです。
「さあpさん 内視鏡の予約をしていってください
今とっても混んでいるから 12月18か19しかないよ」
考える余裕もなく 内視鏡の予約をして 採血して
(内視鏡でポリープなどが見つかると その場で切除手術になるので
血液検査と手術の承諾書を書いておかなくてはならない)
噂には聞いていた「2リットルの下剤」とその使用法の説明。

いやーん 3年前の悪夢がよぎる。
ちょうどあのときも 長男次男のダブル受験の真っ最中に
似たような状況だったのでございます。

「なに 既往症があるの?お父さんも? それは危険だ」
とさんざん脅かされて1か月。

で いよいよ前日。
7時以降絶食、9時には下剤服用ということで
教室をちょっと早引けさせてもらい、7時過ぎていたけれど
ちょっとだけうどんをすすり、9時には薬を飲む。
明け方には効果が出るとのことで ドキドキしながら早めに床に就くけれど
結局この下剤はまったく作用しませんでした。

翌朝から2リットルの下剤のもくもくと、
飲んでは通い、飲んでは通い、通い、通い…。

検査の前にはもうおなかも落ち着いて
クリニックまではチャリは危険だということで歩いて。

さすがに内視鏡には絶対の自信がある先生なので
もののサイトによると(当日は暇だったので
下剤を飲みながら 内視鏡の経験談をネットで読みまくっていた)
麻酔を使用するとか 痛くて痛くて騒いで先生に叱られたとか
二度と受けたくないという経験談におびえながらも
「内視鏡は先生の腕次第」を信じてまな板の鯉。

補助の看護師さんもとっても上手な方だったので
最初はかなり緊張で敏感になっていましたが
だんだん慣れてくると 画面で現在地も確認できるしで
思っていたほどつらくはなかったですよ。

でも 「あったー」と先生が嬉しそうにポリープを発見し、
結局切除に切り替わったので かなり無理な体勢と
暖房のない部屋でとても冷えてしまいました。

そうそう 「痛ーい」と騒ぐと看護師さんが
「あなたお産したことある?お産は長かった?」と聞いてくる。
不思議なもんで お産のことを思い出すと
それほど痛くないような気がしてくるのが自分でも可笑しかったです。

切り取ったポリープは2このうち1こは途中で紛失してしまい
1こだけ病理にかけてもらいました。
その時に腸の動きをいっとき止めるため、ブスコパンという薬を使うのですが
これが要するにおなかにどんどんガスがたまってしまうの。

検査が終わって着替える時 なんとスカートのジッパーがまったくしまらないくらい。
これはびっくりです。
まっすぐに座れないし、まっすぐ歩けないんですよ。

1時間くらい安静にしてから帰るのですが
(どうやって歩いて帰ろう)と心配でした。
安静にしている間に ガスはどんどん放出されて(いやすごい)
普通に歩けるくらいにはなったのですけれど。

この時期は市の検診で引っかかった人たちの2次検診で
クリニックは大繁盛のようすでした。

年あけて また検査結果。
病理は大丈夫で おしまい だったのですが
私は忘れていはいない 落っことしたもう1このポリープのこと。
「なくしちゃったポリープは検査できなかったわけですけど
たとえば断端陽性とかだったらどうするんですか?」

私的には全然自然な質問のつもりだったのですけれど
とたんに先生の眼の色が変わり、
「もしかして医療従事者?」

「以前術後の病理で 断端陽性だったもので 
いろいろ調べたんです」
「普通 そんなことを言うのは医療従事者か学生くらいなもんで…」

今回の私の場合は形や大きさからいって十分取りきれており、
心配はないだろう…で終わったのですが
やっぱりとれるものはとって ちゃんと検査してもらった方が
安心は安心ですね。

このときに 更なる安心のために 胃カメラを薦められて
今は鼻から挿入するので ほとんど負担はないと言われたものの
即決はできずに帰ってきました。
その時 いろいろな内視鏡関係の実物を見せてもらったりしたけど
やっぱり ○リンパスのものが性能もいいそうです。

(あーやっと話の落ちがついた)。

で最初の画像は全く関係ないKIHACHIのケーキ各種。
これは久しぶりに美味しいと思ったケーキです。
「甘くないケーキ」は物足りないことが多いですが、
これは甘くなくて満足できる数少ないケーキだと思いました。

もう少し関連のあるお話をしないとだめですね(笑)
ここまで読んでくださって ありがとう(^_^;)

あ そうそう みなさん機会があったら内視鏡、
受けておくといいみたいですよ。
ケーキを美味しいと食べられるように。
これが言いたかった。




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最近はおつうの話ばかりに終始しているので
ちょっと別な話題も持ってきましょう。

半年ぶりに舞の海先生の診察でした。
とくに問題はなかったのですが、
唯一、血液検査でとうとうひっかかりました。
「高脂血症」・・・。

何せ3年前はL(Low)の文字とともに記載されていた
コレステロールが 5倍弱跳ね上がり H(high)の文字が。
先生も 基準値をちょっと出ちゃっただけだから
心配はないけど 気をつけて…とのことでした。

この際 薬を出してもらって治しちゃった方が
楽じゃない?と思ったけど、
やっぱり無理でした(あたりまえです)。
2回くらい控え目に 薬で…と意思表示したけれど
当然それでも だめでした(笑)。

舞の海先生は余分なことは勧めないので
私が昨年まで撮っていたCTは?と聞いたら
これだけ数値が安定してるなら 却って放射線の方が心配だからだめ との
ことでした。
その代り心配な時は CTもPETもやってもらうから ですと。
はい。

さて この「高脂血症」というメタボな症状。
実はつい先日夫が保険の更新の際、これにひっかかってしまいました。

同じ食生活をしているなら私が原因ですけど、
まったく別居状態で 同じメタボな私たち(溜息)。
これといって売りのない私たち夫婦ですが、
こういうところ 昔っからシンクロするんだわ なぜか。

それが気持ち悪くて (結婚してしまい)今日に至っているのですが。

ちょっとメタボ対策を練らなくてはね。



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半年ぶりに舞の海先生に会いに。

日々新しい患者さんが訪れる病院では
私のように過去の人は(笑)
覚めてしまったコイビトのごとく。

もうしばらく半年ごとの検診は続きますが、
とりあえずまた熱いコイビトにならないほうがいいみたい。

今回は胸部レントゲンを撮りましたが、舞の海先生曰く
「pさんすっごいきれいに撮れてるよ
胸の血管まではっきり見える」

・・・そ そう よかった(笑)。
褒めていただけてとてもうれしいです。


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ここのところお昼休みに本屋さんへ行くことが減って
(仲間たちとランチに出てしまうので)
本を買うチャンスから遠のいていました。
大阪行きの前に数冊の本を購入しておいたので久しぶりに一気読み。

この「摘出-つくられた癌」は文庫版なってすぐ平積みになっていたところから
チョイス。
ぱらぱらっと見て(ちょっと怖いかも)と思いつつ・・・。

乳がんの患者さんの手術時に、マーキングを間違えて左右の乳房を取り違えて
切り取ってしまいます。
当然 癌の残っている乳房が残ってしまうので、あわててそちらも摘出。
患者さんは両方の乳房を失うことになりました。

その隠蔽工作、内部告発、それにからむ人間模様、という
読みながらも予測のできる内容なのですけれど、
なにせ この病気には知識があるので(笑)臨場感たっぷり。

事の発端を作ったミスを犯した研修医が、どういう結論を出すのか、
患者さんは訴えるのか、この作品ではどう扱うのか考えながら
読んでいきましたが、緊迫感のある医療描写とは裏腹に
最終的に告訴しなかった患者さんの気持ち、わかる気がするな。


病気になると「寿命」とか「命の期限」みたいなものをはじめて考えます。
私の場合はいい加減な性格なので、すぐ忘れてしまうんですけど(笑)。
ほら ちょっと熱を出してうんうんうなっているとき、
健康のありがたさを再認識する みたいなもので。

もちろん こういったミスはあってはならないことだし、
そういった体質のある医療の世界への警鐘の意味合いの強い作品です。

テーマは重いけど、こういう作品もたまに読むと集中できますね。
もともと 渡辺淳一氏の医療を取り扱った小説も
若いころよく読んでいたから、もともと好きなのかも。

いたずらに恐怖心をあおってしまうと困るけれど、
興味があったら・・・。

摘出―つくられた癌

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2ヶ月ぶりの病院でした。

1年以上通っているとかなり要領よく動けるようになり、
今日はまず診察前に画像診断のオーダーが入っているはずだったのに、
受診表(今日受ける診察科が印字されています)に表示されてない。
外科へ行こうかと思ったけれど、たぶん2度手間になると思って
直接画像診断科に行って窓口で調べてもらうと、
外科に問い合わせてOKならオーダーしてくれるとのこと。

その後写真を持って外科へ行き、電光掲示板を見ると5人目に入ったので、
待ち時間1時間弱 と読んで、先に放射線科へ回ってしまう。
放射線終わって外科に戻ると、ちょうど次が私の番(ラッキー)。

なかなか有効に時間を使えたわ と自己満足(笑)。

放射線のケンちゃん先生からは、マーカー値も安定してるし、
問題ないから次回X線を取ったら卒業してもいいですよと。
この1年間でなんと6kg近く太ってしまった話をしたら、
この病の場合、やせてくることの方が危ないから まあいいのでないの?って。

外科でも舞の海先生が顔を見るなり
「Pさん 6kgも太ったんだって?」
ケンちゃん先生しっかり電子カルテに入力していたんだ(気づかなかった)。
「そ そんなこともばれてるんですか」
「大丈夫外部には漏らさないから(笑)」

各科共通の電子カルテになったので、先生は日本語で入力するから
患者もじろじろ見られるし、
こうしてちょっと前に他科で話したことも伝達されるのは
患者にとってはいいことだと思います。

日々たくさんの患者さんを診ている先生だから
私みたいな手のかからない患者は、それこそ流れ作業で扱われそうなのに
こちらの欲しい情報をちゃんと返してくれることに
本当に感謝。
あと1年くらい続く薬の服用についても、
実はしっかりしたエビデンスが認証されていないということを
ネットで調べてずっとこだわっていた私ですが、
あと1年と言うところにきて、実はね…と話してくれました。

これ 服用前に言われたらずっと疑心暗鬼のまま飲み続けていたのでしょうけど
もういいかな?というこの時期に 
初めて先生の口から聞かされて
(うん わかってたよ)と聞き流すことができました。

担当の先生ふたりとも妙に癒し系なんですよねぇ…
だんだんお会いする機会も減ってくるので
ちょっとさびしいような(笑)。


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定例の舞の海先生詣で。
今日は放射線科の ケンちゃん先生にもお会いしてきました。

ゆっくり家を出たわりには文庫本の続きをちょうど読み終える位で
診察終了。
外科外来は2ヶ月後に、放射線は3ヵ月後。
外科も4月以降は半年に一回の血液検査と年一回のCTのみになるそうです。
薬だけはあと丸一年続けるようにとのことでしたが。

このお薬、一日3回飲まなくてはいけないのですが、
ついつい食事を摂れなかったり、出かけたときなど飲み忘れてしまいます。
(と これを書いているときに思い出して、あわてて飲む私)
もうすぐ1年近くになりますが、毎回次の診察日までの分を薬剤部で
いただいてきます。

…これが ちょこっと飲み忘れて…を何回も繰り返しているうちに、
1か月分以上(実は2か月分近くあった)残ってしまいました。
お値段も安くないので、おそるおそる舞の海先生に、

「あの~ ちょっと飲み忘れたりしていたものが、
一か月分くらいまだあるんですけど…」

と お願いして、今回は一か月分だけにしてもらいました。

こんなんだから だんだん相手にしてもらえなくなるのだよ(笑)。

放射線科のケンちゃん先生も、
「調子はどう?風邪ひかないでね」といたわっていただいたのに、
「この一年すごく元気で 風邪もひかなかったんですぅ」
なんて答えたら
「うん あなたはそういう印象がないね」
「…ははは」

もうすぐ術後一年になります。
元気なのは、(自分は病人かも)という意識がはたらいて、
無理をしないようにどこかでブレーキをかけられたから。
学習能力希薄なので、きっと元の木阿弥かもしれないけれど、
きっと私は大丈夫(笑)。







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早いもので初めて病院の門をくぐってからちょうど一年。
年末の人間ドックでみつかって、年明けを待って受診したのでした。

舞の海先生とも今日の診察で
あれ?一年でしたっけ?でも子供さんの受験とかで
手術したのはいつでしたっけ?
というお話をしてきました。

「古傷が痛む」
という表現がありますが、今までの人生の中でそういう経験を
したことがありませんでしたので、
この一年はそれをどのようにして受け入れるかが、
ある意味課題でありました。
やはり、生身の人間ですので、なにかしら手を入れれば、
それに関連して、痛んだりすることはあるのです。

しかし、最初の私は、とにかく治療したのだから
もう痛くなくなるはず(まして治療前は何にも痛くなかったのだから)
という意識が強くなにもかもが疑わしい気分になっていました。

痛みを知らないものは、他人の痛みもわからないとも言います。
確かに。
この「古傷が痛む」という言葉を、身をもって体験できたことは
ささやかながら収穫になりました。

さて、6週に一度の舞の海先生詣で。
朝から順番を示す電光掲示板には、ひっきりなしに数字が並んでいました。
次から次へと、フォローアップの診察をこなす先生って大変だろうなぁと
今日は長居をせずに(笑)退散。


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今日は朝から病院でした。
血液検査→放射線科→外科→CTの順にこなし
終わったら会計を待っている間にバスが行ってしまい、
また30分待ち。
丸一日仕事になりました。

CTだけは午後になってしまったので
2時間くらい時間を潰しに、今まで全く歩いたことのない
病院の周りを歩いてみることにしました。
自分の最寄から病院の玄関までのバスがあるので、
行ったとしても目の前のコンビニだけで
周りに何があるのかも知りませんでした。

といっても畑の真ん中にどーんと病院があるだけなので
結局なにもありません。
近くに沼があり そのほとりに農産直売所があるというので
昼下がりとぼとぼと散歩。
午後また病院に戻るので、野菜は買えなかったのですが、
お天気もよく、行き交う人もほとんどなく、
なんだかすっきりした気分になれました。
なんだか初冬の雰囲気ばっちりの農家の様子とか、
枯れている沼の様子とか…普段見ないもの。

そういえばこの沼。
退院の日に満開だった桜の名所で、
帰りがてら寄り道してもらったところでした。
あの時は 妙に桜の生命力に感動したものでしたが、
今日はすっかり冬の景色。
病室の窓からぽわぁんと見えた桜の群生がここだったのだと
改めてこの怒涛の一年も終わりに近づいてきているのを感じました。


一般血液検査はいちおうクリア。
後は細かい数値とCTの結果は1月に聞きに行くことにしました。
今日は最新式のエコーの機械が入ったとかで、
舞の海先生が使い初めでデモンストレーションしてくれました。
「おおっ よく見える」と感動していたけど
今日のところはとくに所見なし(よかったよかった)。

この半年あまりずっと気になっていたのが、
術後の補助療法のこと。
私の病理の結果からいくと、標準治療としてはいわゆる化学療法が当てはまるのですが、
舞の海先生は放射線と内服のみ(要するにほとんど無治療です)を選択。
標準というのは、このくらいの腫瘤の大きさで、こういう性質で、
リンパ節への転移があるとかないとか、女性ホルモンの影響を
受けるのか受けないのか などの要因によって
適した治療のガイドラインのことです。

おそらく、化学療法の副作用と私の現状から推測される再発率を
天秤にかけた結果であろうと思っていました。
でも それをずっと先生の口から聞きたいと思っていたのです。

しかし、こういうのってやはり聞きにくいもの。
今年最後の診察なので思い切って聞いてみたら、
私が思っていたことと全く同じことをおっしゃって
私にとってはこの選択が根拠あるものだと説明してくださいました。

ついつい今は情報がいっぱいで、「標準」ということに
こだわってしまいがちです。
先生も「そういうレジメンはあります。でも
それだけだったら 医者はいらないんです。
その人の状態にあったものを選ぶのが医者です」と。

もうすぐ去年のことのはじまりから一年。
忘れてはいけないけれど、自分を病人扱いするのは終わりにしようと
思ったりした一瞬でした。
などといって 今日のCTの結果に問題があったらどうすんだろうね(笑)。
「何にもないと思うけど、
なんかあったらお知らせしましょうか?」なんて
舞の海先生は言っていたけど。


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…。






うわっはっは
このタイトルと画像だけを見ると
きゃーどうしちゃったの?って感じですね(爆)

昨日は6週間ぶりの舞の海先生外来日。
がんばって早めのバスに乗ったので4番目に滑り込み。
1時間で病院から脱出できました。


別に舞の海先生に切ない片思いしているわけじゃありませんが、
お医者様と患者の関係って
ちょっとそれに似ているというか、とくに今回のように
多少命にかかわる(かも)しれなかった病をすると、
なぜかわからない痛みとか 咳とかそういったもにも
ひとことでいいから根拠や説明が欲しくなります。

先生にとっては何百人のうちの一人でしょうけれど、
こちらはやはりオンリーワンなわけで。
ちょっとでも気にして欲しい?というのが本音。
外来診察の度、今度は何を聞こうと構えていきます(笑)
でも かるーくあしらわれて えーん今日もなんだったの?という感じで
診察室を後にいたします…。

次回はお待ちかね?のCTがあります。
そして恐怖の血液検査も。
何が怖いかって 腫瘍マーカーより中性脂肪やコレステロール値だったりして。

ちなみに写真はライトアップされた東京駅。
昨日は上京してきた友達と短い時間でしたが丸ビルでご飯を食べました。
(ご飯の画像はありませんが)。

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がん患者 自己負担は120万病院の過半数、説明なし

という記事が目に付きました。
確かに入院したときの支払い明細、
保険適応のものとそれ以外(差額ベッド代とか食事代)の区分はあったけれど
具体的には書いてなかったなぁ。
例えば 手術の時に履く圧力タイツは 保険が利いたのかな?とか。

それにしても 入院通院費用だけが医療費と思っているところがありましたが、
それ以外にも サプリメントや健康食品を取るようになったり、
私の場合はバス代も結構大きかったです。

そう考えると医療費って 「仕方ない」で払ってしまうけれど
かなり家計を圧迫しているのですよね。
今回の選挙で、少しでもそういった負担が軽くなれば嬉しいですけれど
それって 健康なときは「なんで~?」って思ってしまう分野であったことも
過去形ではありますが、カミングアウトしてしまいます。

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