パンをたべる いちまいだけトーストする

おっ、昨日ここで、優が夜眠れなかったり、食欲がなかったりする姿を見せてほしいって書いたら、
今日は早速ご飯を残す場面から始まりましたねえ。
うちのを読んでから慌てて追加撮影するとは、なんと素早い対応！
淀川工業高校にもこれくらいの対応が出来てればねえ、
「ファイト」の名前にわざわざ己で泥を塗らんでも済んだのに。

ま、そんなたわ言は措いといて、おばあちゃんの家に空き巣が入るという、
しかも事前にネタ振りするとは、なんとまあ、コントのような展開で、
かの名作「てるてる家族」ならこういう描写のオンパレードだったので違和感ないけど、
ここではちょっと……ってところでしょうかねえ。
でも体よくおばあちゃんを追い払って、優はいそいそとお茶菓子の試食へ。
パクリっとほおばって笑みを浮かべる優。
おっ、ここで何週間ぶりかの「おいしいぃ～～～」が出るか！と思いきや、
すぐに場面は変わってしまって、んもう。
ああ、まだまだ優のそんな姿は見られないんでしょうか。
で、試食のあとも、窓拭き、雑巾がけの連続で、
さすがにこれでは都合よくこき使われてるのではと心配するのりぴー。

ところがおっとどっこい、
のりぴーが部屋に帰ってみると、ぐっすりと眠り込んでいる優！
いや、実を言うと、これまでのこのドラマの中で優が寝ている場面って、
みんな唇がしっかりと閉じられてたんですよ。
あれは不自然やなあって思ってたんですよねえ。
あの形状の唇は絶対にあんな風に閉じないですよ。
半開きで寝てますよ、うん。
これは不自然やなあって、かねがね思ってたんですけど、
ここへきて口を半開きにして眠り込んでいる優。
そのアホ面とも言える……あ、いやいや、これは失礼、
えーと、無防備な、実に自然なこの表情、これこそ疲れ果ててぐっすりと身体を休めてる、
そんな寝姿を際立たせるために、あえてこれまで口をしっかりと閉じて寝ていたのでしょうか、
すべては今日のこの回のための伏線だったのでしょうか……って、そんなことはないか。
でも、昨日は女将の意図として、
優に役割を与えることで彼女が元気になる手助けをしようとしてるんだろうと思い、
そのようなことを書いたけど、そういう遠くを見据えた思い遣りだけではなく、
もっともっと即効的な効果もあったんですねえ。
なんか、まるで「ベスト・キッド」のノリユキ・パット・モリタみたいやねえ、由紀さおり。

……あ、でも、優の眠れない姿は見せてくれませんでしたねえ。
いや、別に不満と言うわけではないけど、ちょっと残念かも。
本仮屋ユイカならそういう姿を巧く演じてくれたことでしょうねえ。
見たかったなあ。
でも、でも、そのかわりに朝っぱらからパンをぱくつく優、
出た！出た出た！
「おいしいぃぃ～～～～！」
そんな優を見て微笑むのりぴー、
そしてそんな家族を見てやはり微笑み、そしてつい涙ぐんでしまうバカがここに1人。
ああ、10月までずっとこんな状態が続くのか……。