本日、午後から仕事関係の講演会に参加。
経営セミナーということで、異業種の方々と一緒に聴講してきました。
知った顔も何名か。
不思議ですね。
よく存じ上げているのだけれど、普段はあんまり仕事の話をしない方たちと勉強を共にするというのは。
頭を、それなりに使ってきました・・・。
その後は、文化の日ということで―。
かねてから行きたい!と思っていた大原美術館へ。
ただ今、ふたつの特別展が開催されています。
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9月14日~12月5日まで
大原美術館創立80周年記念特別展「大原BEST」
10月30日~11月7日まで
大原孫三郎生誕130年記念特別展「大原孫三郎 日本美術への眼差し」
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普段の日ならば、閉館時間は5時なのですが、今日は特別に7時まで開館。
いつもと違う雰囲気を味わえました。
本館に入るとすぐに迎えてくれるのが、児島虎次郎の絵。
この絵を見ると、「あぁ、大原美術館に来たなぁ」と思います。
そして思い出深い、エル・グレコの「受胎告知」に会いに行きました。
しかし、いつもの場所に見当たらず。
今回の展示会の為に移動されたのでしょうか?
それとも訪れていなかった間に移動になったのでしょうか?
どこで会えるかな?と順路を進んで行くと・・・。
この一枚にだけ与えられたような、特別な空間で再会しました。
やっぱり見入ってしまいますね。
分館では、雪舟「山水画」と伝 銭舜挙「宮女図」の2点の国宝を拝めました。
13世紀~16世紀の作品が、今もこうして眺められること。
素晴らしいことですね。
そしてもうひとつ、分館で心に残ったのが岡田修二「水辺―ジヴェルニーの睡蓮」。
油彩ですが、モノクロなんです。
何とも表現しがたい存在感。また会いに行きたい作品です。
「有隣荘」(大原家別邸)では、円山応挙「猛虎図」、「龍群図」などが展示されていました。
畳に正座し、これらの軸を拝める贅沢なひととき。
それも昼間の日差しの明るいときでなく、陽の落ちたしっとりとした時間帯に。
心が静まっていくのを感じました。
昭和3年に建てられた「有隣荘」は、建物自体が芸術作品のようで素敵です。
生けられていた花も素晴らしかったですよ。
ぜひこの特別展の期間中に訪れていただきたいなぁ。
オススメです。
さてさて。
この記事に散りばめた写真たちですが、すべて大原美術館の敷地内で撮影したものです。
本日はランプ点灯イベントがありました。
このランプには、龍が描かれています。
(なぜ龍なのか?)
大原美術館前にある「今橋」には、児島虎次郎がデザインした龍のレリーフがあしらわれているんですって。
これを模したもので拓本をとり、裏から色を塗って作ったランプシェードだそうです。
近付くとロウソクの良い香りがしていましたよ。
ロウソクの灯りって、優しいですね。
心癒されます。
約7000ものランプで彩られた大原美術館は、それはもう幻想的で美しかったです。
7日(日)もランプ点灯があるそうですよ。
みなさんも、龍のランプに会いに行ってみませんか?
最後になりましたが。
11月5日は、大原美術館のお誕生日だそうです。
80歳、おめでとうございます!!
これからも心潤す美術館であり続けてくださいね。
最後の写真 すごいなぁ。
大原美術館に 入ったのは 1コインデー?のとき 一度きり。
いつでも 行けると 言う 思いもあるんでしょうね。
日曜日 行ってみたいけど たぶん 行けないだろうなぁ。
お誘いしようと思ってたのに、
先に行ってしまったのねぇ~。。。(涙)
お時間あったら、もう一度?行きましょう☆
すばらしい眺めです。
油彩でモノクロの「ジヴェルニーの睡蓮」、見てみたいです。
ほかにも素晴らしい作品をたくさんご覧になったようですね。
右脳も左脳もめいっぱい刺激した一日でしたね
中庭に浮かび上がった龍の姿。
圧巻でしょう~!
この龍、すぐそばからはもちろん、
建物の2階の窓からも眺められるようになっています。
最後の写真は2階から撮ったもの。
上から眺めた光景は、観客のシルエットも美しかったですよ(^^)
大原美術館、ぜひまた訪れてみてくださいね。
訪れる度にいろんな発見や出会いがあって、
私の大好きな場所です♪
ごめんね~!
先に訪れてしまいました・・・。
この日、お誘いのお電話をしようかなと思ったのですが、
セミナーがあったのであきらめました・・・。
ぜひ「大原BEST」の期間中に、ご一緒いたしましょうね!
lotusちゃんの大好きな、モネの「睡蓮」が待っててくれてるよ~♪
おっしゃるとおり、ランプひとつひとつの灯りは優しいのに、
全体は輝きに満ちていました。
夜景モードを使わず、F2.8 ISO400 シャッタースピード1/10、
手持ちで建物の2階からこれだけ写る光の強さ。
驚きでした。
「ジヴェルニーの睡蓮」は、初めての感覚でした。
最初、写真かと思いました。
平成19年 春の有隣荘特別公開において「岡田修二 モネ・水の記憶」という展覧会が開催されました。
「ジヴェルニーの睡蓮」が展示されています。
そのときの様子を紹介しているサイトを見つけましたので、リンクしておきますね。
http://seian.tv/art_lab/071130okada/index.html
バランスよく右脳と左脳を刺激して、この日もぐっすり眠れました♪
しかし、運悪く児島虎次郎は若くして亡くなり、大原孫三郎はこの素晴らしい絵を広めたく、大原美術館を建てたようですね。
倉芸科大の芸術学部に「児島虎次郎」の孫にあたる方が先生で、「大原孫三郎」の孫にあたる方が顧問でおられるのですよ。いろいろ縁て不思議なものですね。
お仕事の関係で芸術世界とご縁があって、素敵な環境に身を置かれていらっしゃったのですね。
たくさん興味深いお話を聴かれたことでしょう(^^)
私自身は絵心も芸術的才能もないのですが、その世界を見たり聴いたり感じたりすることは大好きです。
大原美術館を初めて訪れたのは小学校2年生のときでした。
叔母が連れて行ってくれました。
そのときの記憶といえばエル・グレコの「受胎告知」だけ。
空から光が降ってきたと感じるくらい、すご~く大きな絵だと思ったのを覚えています。
それからは友人と訪れたり一人でふらりと立ち寄ったり、何度となく足を運んだ場所です。
小さな頃から身近に“本物”と出合える場所があるなんて、本当に贅沢なことですよね。
大原孫三郎さんと児島虎次郎さんお二人に、感謝です。
児島虎次郎さんのお孫さんの記事、新聞だったか何かで拝見したことがあります。
お祖父さまと同じ芸術の世界を歩まれていらっしゃるのだなぁと感動致しました。
本当にご縁って、不思議ですね。
お孫さん同士も繋がっていらっしゃるのですね。
ここでは記事にしませんでしたが、先月、県立美術館で開催中の「岡山 美の回廊」に行ってきました。
芸科大の何名かの先生方の作品が展示されていましたね。
(毎年、院展でも拝見しています。)
芸科大の学生さん達は、素晴らしい先生方に恵まれて幸せですね。
私たちもこうして近くで作品を拝見させていただけること、幸せに思います(^^)