海辺のねこ

どんな日もかけがえのない一日。

「絵本作家 葉祥明 -風景に託すはるかな想い」

2021-04-28 | 芸術・文化


閉館1時間前の笠岡市立竹喬美術館を訪れてきました。
現在開催中の特別展「絵本作家 葉祥明 -風景に託すはるかな想い」を観るために。
https://www.city.kasaoka.okayama.jp/site/museum/

大好きな葉祥明さん。
(1993年10月には北鎌倉の葉祥明美術館を訪れました。)
岡山県内で作品展があるならば、見逃すわけにはいきません。

初公開の油絵を拝見できて感激しました。
そして改めて葉祥明さんのブルー系とグリーン系の色が好きだな、と思いました。
展覧会開催にあたっての、竹喬さんへの言葉も心に響いたなぁ。
(図録があったら購入したかったくらいに)

今回、特別展と同時開催で竹喬さんの空を中心とした作品が展示されています。
空や雲を多く描くようになったのは、長男・春男さんの存在が大きく影響しているそうなのですが…。
今回の展覧会で、春男さんの「屏風絵 茄子」に再会することができました。
2006年6月に岡山市デジタルミュージアムで開催された「未完の夢 無言館展」で一度拝見したことのある絵です。

(「無言館」にあるはずの絵が、どうして今ここに?)
そう思い、帰り際に受付の方に尋ねてみたところ、「現在、無言館にあるのはレプリカなのです」と教えて下さいました。笠岡市立竹喬美術館にあるのが本物だそう。
経緯をお聞きして目頭が熱くなりました。
笠岡にようこそおかえりなさいませ。

ふたつの展覧会を通して、強く平和を願ったひとときとなりました。


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