Yahoo!ニュースで当初は「東北地方太平洋沖地震」と報道され、その後「東北・関東大地震」となり、現在では「東日本大震災」や「東北関東大震災」などと名称もどんどん変わっている大震災。
わが職場の被災時の職員の情報収集システムは3/3にも訓練があったのに、当日はちっとも作動せず、登録してある携帯のメルアドは20:41に着信。我が家のメルアドは20:42に着信となっていた。その頃は職場のPCで一番早く気付いて返信したが、タイトルは「宮城県北地震安否確認」となっていたから、けっこう早い時間に発信したのに混乱してうまく作動しなかったのではないかと思う。
どんどん被災の実態が明らかになって地震から大震災になり、地震も連鎖して広域に続発していて「東日本」となったのだろう。
Yahoo!トピックスでは引き続き「「東北地方太平洋沖地震」となっていて、冒頭の説明は以下の通り。「2011年3月11日14時46分ごろ、三陸沖を震源に国内観測史上最大のM9.0の地震が発生。津波や火災で多数の死傷者。」
マグニチュードも当初はM8.8とされていたが、その後の検証がすすんでM9.0となった。2004年のスマトラ大震災を上回る地震で、日本ではこの400年間経験したことのないレベルの震災だという。
1995年の阪神・淡路大震災の時よりももっと大きな犠牲者が出てしまった。建物の倒壊や火事よりも津波がすべてをなぎたおしていくことの恐ろしさが記録映像で生々しく伝えられると、言葉を失い、胸がしめつけられて胃がきりきり痛む。
町役場ごと流されて行政機能が壊滅してしまった町では犠牲者の把握すらすすまない。
宮城県だけでも死者は1万人を超す予想がされ、阪神淡路の規模を凌駕してしまった。
犠牲になった方々のご冥福を祈り、残された遺族の悲しみを癒やし、生きる力をつけてあげられる人々の支えあいがそこにあることを祈ります。
さて、この大震災が引き起こした原発の大事故。人間の力でこのエネルギーを制御して平和的利用をすすめるというが、その力に対する過信がありすぎると思う。人知の及ばないこういう状況が起きてしまったら、すすむ核反応をとめられなくなってしまう。事故対応をしている方々は命を投げ出してもくいとめる決意で臨んでいらっしゃるのだと思うし、それには頭が下がる思いだが、この事故はそういうリスキーな技術を使ってまで電力を享受してもよいのかということを私たちにつきつけている。
私は基本的には脱原発の立場にたっているので、原発以外の自然エネルギーによる発電をどんどん実用化して進めていって欲しいとおもっている。
さて、私の女子高時代の同級生HAOWちゃんは、生協の中では一番脱原発をはっきり掲げている生活クラブ生協の組合員でもあり、反原発イベントで歌ったりするシンガーソングライターでもある。HAOWちゃんのブログの記事で転載歓迎の記事があるので以下にリンクをつけてご紹介させていただく。
京都大学原子炉実験所助教-小出裕章氏からのメールを転送します。
長年に渡り、専門分野を真摯に研究されその上で、反原発の立場をとられている信頼できる闘う識者の方です。YOUTUBE「HAOW'S TV」でインタビューさせていただいてもいます。
3/12付け「福島原発事故に関する信頼できる識者からの情報など」
3/12付け「再び原発事故に関する小出先生からのメッセージ」
3/13付け「原発事故に関する参考になるサイト」
確かにTVなどでの報道は、国民がパニックを起こさないように厳しい情報規制をして、解説の専門家も政府寄りのメンバーを揃えて、控えめな内容で報道しているだろうことは想像に難くない。まぁそうしたくなるような為政者の気持ちもわからないではない。しかしながら、身を守るためには政府からの情報だけでは不十分だといわざるをえない。
有難く転載させていただいた。
さて、明日からはいよいよ「輪番停電」が始まる。停電前に御飯が炊き上がるようにセットして寝ることにしよう。
あれはないでしょう
反原発もいいけどさ
人の気持ちは千差万別です。ある方が喜んでも別の方は嫌だと思うかもしれません。嫌だと思った方はその場を離れるか、離れられずに受容できないようであればどうして欲しいときちんと意思表示をするべきだと思います。
「空気読めよ」という言葉で圧力をかける方もいますが、よくない時代の空気だと思っています。今回いただいたコメントにはそういう雰囲気を感じますが、そういう感覚をお持ちではありませんか。
人間はきちんと言葉を使ってきちんとコミュニケーションをとりながら集団で生きていかなければ、雰囲気で支配されて息苦しい社会になってしまうと危惧しています。
ボランティアで行動されている方でもいらっしゃいますし、多様なボランティアのあり方を認めあっていくべきだと思うので、もしも今後何かで「あれはないでしょう」ということに遭遇されたら、きちんと意思表明をして、話し合っていただくようにお願いしたいと存じます。そうすることでお互いがステップアップできる機会になると思いますよ。