05/06/03 ドラマ『タイガー＆ドラゴン』なかなかいいです！

映画『真夜中の弥次さん喜多さん』で苦手のクドカンを克服(？)したので、途中からだけれど『タイガー＆ドラゴン』を観ることにして３回目。

落語の師匠の林家亭どん兵衛(西田敏行)が才能を見込んだ次男竜二(岡田准一)は真打昇進直前で落語の世界を捨ててしまい、裏原宿でデザイナーズショップを開いている。どん兵衛はその開店資金を借金。借金を焦げつかせ、組から借金の取立てできた虎児(長瀬智也)と出会う。虎児はどん兵衛の噺をきいて笑いに目覚め、弟子入りを志願。どん兵衛が噺をひとつ教えてくれる授業料として10 万円ずつ払い、借金返済にあてたらということでついに弟子入り。虎児はヤクザの組長(笑福亭鶴瓶)に拾われて以来、本業はヤクザ。組長の息子・銀次郎(塚本高史)の兄貴分として、二代目を鍛えている。
毎回、落語の演目が実際のストーリーとリンクする、一話完結形式。これがいい、途中から見てもなんとかなるので気楽に見始めることができた。いつものクドカンドラマの常連さんたち(阿部サダヲ、荒川良々etc．)もたくさん出ている。まず、弥次さんで慣れていたので長瀬智也がすごい声を出しても大丈夫だった。実は映画を見る前にドラマの初回をちらっと見ていたのだが、若いおにいちゃんが凄むのってなんか駄目でついていけなかったのだった。それが映画で印象が変わり、平気になった。そこが難関だったので、あとは問題なくクリアし、クドカンワールドを楽しめるようになっていた。まあ、落語を踏まえているので大きく脱線しすぎることがないのが私にはいいのかもしれない。８話目の今日は「出来心」を踏まえていた。
無茶をした銀次郎を助けに行って大立ち回りになり、高座に上がるのが遅れた虎児のために。時間を引き延ばすためという設定で、西田敏行の歌や笑福亭鶴瓶の噺をする場面なども登場し、なかなか面白かった。

これは『anego』とともに毎週欠かさずに見てしまいそうだ。
写真は、番組のＨＰより。