ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

【本】ドイル傑作集 I ミステリー編

2007年04月01日 20時34分35秒 | 読書記録2007
ドイル傑作集 I ミステリー編, コナン・ドイル (訳)延原謙, 新潮文庫 (1078)ト-3-11, 1957年
・シャーロック・ホームズでおなじみのドイルの短編集。以下の8編収録。他に海洋奇談編、恐怖編もあり。
1.消えた臨急 (The Lost Special)
2.甲虫採集家 (The Beetle-Hunter)
3.時計だらけの男 (The Man with the Watches)
4.漆器の箱 (The Japanned Box)
5.膚黒医師 (The Black Docter)
6.ユダヤの胸牌 (The Jew's Breastplate)
7.悪夢の部屋 (The Nightmare Room)
8.五十年後 (John Hanford and John Hardy)
・どれもニヤリとさせられる。おもしろい。このおもしろさは翻訳によるところも大きいと思う。お気に入りは『悪夢の部屋』。
・「人間が失敗を恐れるのは、その代償を支払わなければならないからだが、」p.35
・「大宇宙のどこかに存在する渺(びょう)たる一個の遊星であるにすぎないこの地球の表面で、とるにも足りぬきわめて些細なでき事がいろんな結果を生み、それがたがいに交錯し、働らきあって、無数の思いもよらぬ実をむすぶことを考えてみると、じつに不可思議な感にうたれる。」p.171
・以下、訳者解説より「ドイルは生前人の質問に答えて、自分は探偵小説家ではなく、歴史小説家であると、はっきりいっているほどである。」p.204
・「なお、この集のなかの「悪夢の部屋」は、およそドイルの作品らしくないものであり、どの短編集にも見あたらず、いつごろの作であるかも訳者には分からない。」p.206

?おちゃっぴい【御茶っぴい】 1 (「おちゃひき(御茶挽)」が変化した語)働いても金にならない、割のあわないこと。  2 女の子がおしゃべりで出しゃばりなさま。年齢に似合わないでませているさま。また、そういう少女。はねっかえり。*雑俳・川柳評万句合‐宝暦一三「おちゃっぴい鼻の穴からけむをふき」
?がむしゃ‐ら【我武者羅】  一つのことにめちゃくちゃに突き進むこと。むこうみずに打ち込むこと。
(この当て字知らなかった…)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【練】3月31日はオーケストラ... | トップ | 【演】黒河好子 kv.488を弾く »

コメントを投稿

読書記録2007」カテゴリの最新記事