珈琲豆狂走曲

珈琲と自転車、そして音楽。

一番暑い季節の終わり

2013-09-22 23:28:12 | 日記
親父と僕のこれまでで一番暑く長い泣き笑いの季節が終わった。9月15日、死んだお袋の75回目の誕生日。二人でケーキを食べながら誕生祝いをした夜でした。こんなことがありました。病状もかなり悪化し、体を拭くのもやっとのこと。親父が素っ裸のまま突然立ち上がると「秀一!」。驚いて見上げる僕。「バンザーイ!」。
骨と皮だけになった体でしっかり両手を上げる親父。残された力を振り絞って僕に感謝を表現してくれたのでした。その瞬間、親父を元気づけるために病院通いをしていたと思っていた僕は、実は親父に元気をもらいに病院に通っていたことに気づかされました。僕の悲しみはまだまだ消えることはありませんが、今頃親父は最愛の女性と再会を果たし、きっと祝杯をあげていることでしょう。「お父さん、バンザーイ!」