~風に吹かれて~ by ポー(paw)

-人の中に 人の創り出した物の中に 動植物の中に 地球や宇宙の中に 魂の琴線にふれ 愛を感じながら 生き込みたい-

2018.6「山形旅行記」1(湯殿山神社)

2018-06-28 16:59:35 | ・神社・お寺

2018.6「山形旅行記」1(湯殿山神社)

2018.6 山形方面へ参拝の旅に出かけました。ほとんどクルマで出かけることが多いので「新幹線」が物珍しく(笑)

う~む・・・てっちゃんが惹かれる理由が良く分かります。美しさ、大きさ、音・・・

ご縁があって、鉄道ファンの方々に初めて何も良く分からないままに旅に連れて行ってもらったのは、北海道で最後のSL運行の
年でした。私が15歳の夏。周遊券を使い、二週間夜行列車を繋ぎ、時刻表を見ながら蒸気機関車の写真を撮る旅でした。
そこで、旅行、写真に目覚めたわけです。旅は列車の旅からクルマ主体に、写真は風景からウミウシ、花、鳥と何でも撮る
ようになりました。どこを掘り下げてもまだまだ世の中には知らない事がたくさんあります。今回は、神社主体の旅ですが、
そこを掘り下げても、おそらく生涯たどり着くことはないでしょう。

07:12東京発 10:06山形着 山形新幹線・つばさ123号 乗車。

「山形新幹線・つばさ123号」と「東北新幹線・やまびこ123号」連結部分
福島駅で切り離されます。

車窓風景 米沢を超えた辺り。

山形新幹線
1992年、新在直通方式のミニ新幹線として開業した。名称の通り、福島駅 - 新庄駅間のほとんどが山形県内である。
「新幹線」と案内されているものの、この区間は正式には在来線である奥羽本線の一部。山形新幹線の在来線区間は設備的制約
(踏切の存在、130km/hを超える速度での安全設備が未整備、福島・山形県境の急勾配区間の存在)のため、最高速度は
130km/h。by wikipedia

ミニ新幹線
車長は、フル規格新幹線の25mに対して、ミニ新幹線では20 - 23mであり、車幅は、3380mmに対して、2945mm。
そのため、新幹線区間では、乗降口とホームとの間隔が開いてしまうため、折り畳み式のステップを車両の乗降ドアの下部に
備える。by wikipedia

車両幅が狭いため、座席も通常は2席/3席ですが、山形新幹線は、2席/2席でしたよ。

車窓風景 ん?山の斜面にビニールハウス。調べたらブドウ畑のようです。

・山形県のぶどう栽培の歴史はかなり古く、南陽市鳥上坂のぶどうの碑には、「ここは江戸時代初期にぶどう栽培が始まった
山形県ぶどう発祥の地」とあります。
・大洞鉱山が隆盛していた頃、①甲州(現、山梨県)の鉱夫が甲州ぶどうを持ち込んだ説、②また出羽三山に通じるこの街道を
通って、修験者がぶどうを持ち込んだ説の2つが伝えられています。
・現在、山形県はぶどう生産量で全国3位を誇っている。ぶどうは排水の良い土地を好む。日照が十分あり、昼夜の寒暖の差が

大きく、成熟期に雨が少ないなどの条件も、県内のぶどう産地は満たしており、山梨の勝沼地方ともよくにているといいます。https://www.ajfarm.com/2767/ より。

地元栽培のぶどうを使用し、風土の良さを生かしたワイン作りが盛んで県内には14のワイナリーがあるそうですよ。

車窓からは、上山市の超高層マンション「スカイタワー41」も見えました。最高部の高さが地上134mと山形県内で最高層の
建築物で田んぼの中にドカンと建っていましたよ。

10:06 山形駅到着~。

レール&レンタカー予約していたので駅前のJR駅レンタカーへ。車種は日産NOTEでした。想像よりもなかなか広いです。
大人4人でも十分^^ 山形自動車道で月山方面へ。道中、雪を被った真っ白な月山が綺麗に見えていました。終点月山で
降り国道112号線、湯殿山有料道へ。有料道に入ると、エゾハルゼミの鳴き声が賑やかに陽射しは爽やかに・・・・・

修行の旅(笑)第一弾は「湯殿山神社」。

大鳥居

事前調査でネットで良く見ていた大鳥居。予想していたよりもデッカイですねー。

湯殿山休息所にクルマを停めて歩いて登ろうかと思ったら、この参道にクマが出たのではないかとの情報が^^;
とりあえず、短い距離ですが休息所売店前から参拝バス(片道200円 約1km、徒歩で約20分ほど)に乗りましたよ。

本宮入口 ここから階段参道。

湯殿山のご由来(看板より)

御祭神
大山祇命(おおやまづみのみこと)
大己貴命(おおなむちのみこと)
少彦名命(すくなひこなのみこと)

出羽三山とは、月山・羽黒山・湯殿山の総称で推古天皇元年(593)、第32代崇峻天皇の御子である蜂子皇子様の御開山
である。
皇子は、蘇我氏の難を避け、京都の由良から海路を経て、出羽国庄内浜の由良に入られた。そして三本足の霊鳥の導くまま
羽黒山に入り難行苦行の末、羽黒山上に羽黒権現の御示現を拝し、次いで、月山、湯殿山を開き、両神を羽黒山に勧請して
羽黒三所大権現と称した。

その後、皇子の御徳を慕い、加賀白山を開いた泰澄上人修験道の祖と言われる役の行者、また真言宗の開祖弘法大師
天台宗の開祖伝教大師とその弟子慈覚大師なども来山して修行をしたとも伝えられている。
こうして皇子修行の道は次第に発展して羽黒派修験道となり、全国に名を知られ時代を重ねるにつれ、人々の厚い信仰を

集めることとなった。

此処、湯殿山は、推古13年(605)の御開山とされ、出羽三山の総奥の院として特に厚い信仰を集めてきた。
江戸時代までは真言宗として奉仕してきたが、明治維新に際して神仏分離(廃仏毀釈)が発令され、古への神奈備山にかえり
神社として奉仕している。

殊に出羽三山信仰は「三関三度」や「擬死再生」など、生まれ変わりの信仰が今も尚息づいている。
羽黒山で現世利益の御神徳に与り、月山の大神の下で死後の体験をし、慈悲深い湯殿の大神より、新しい生命を賜って、再生
すると考えられる。

特に湯殿山での修行は三世を超えた大日如来を本地仏とする大山祇命・大己貴命・少彦名命の霊験により、神仏と一体になり
即身成仏を得ることが出来るとされた。
また湯殿山本宮では、御神体を目の当たりに拝し、直に触れてお詣りが出来る御霊験の有り難さより、俳聖松尾芭蕉も
「語られぬ湯殿にぬらす袂かな」の句を残された、古来「語るなかれ」「聞くなかれ」と戒められた清浄神秘の霊場なので
ある。

なお、ここから撮影は禁止。

湯殿山神社へ参拝

湯殿山は「語るなかれ、聞くなかれ」と言われるように、「湯殿山で見聞きしたことは決して口外してはいけない。それに
ついて聞いてもいけない」という掟が古来よりあるそうです。

湯殿山本宮では、御神体を目の当たりに拝し、直に触れてお詣りが出来る御霊験の有り難さより、俳聖松尾芭蕉も
「語られぬ湯殿にぬらす袂かな」の句を残された、古来「語るなかれ」「聞くなかれ」と戒められた清浄神秘の霊場なので

ある。

というわけで多くは語りません。ググると情報はたくさん出てきますのでお調べください。

感想としては、湯殿山神社の御神体にも驚かされましたが、御神体近くはいかにエネルギーが漲っているか感覚的に感じられ
ました。
それは風水で云う龍穴のようで、上野原の軍刀利神社奥ノ院の大桂の地場と同じような感覚。こちらの方が更に大きな
磁場というか地球のエネルギーを感じましたね。神社空間というよりもエネルギー凝縮場、自然に頭を垂れる・手を合わせて
しまう畏れ多い自然への崇拝・・・原始信仰が未だに息づいているような場でした。

三山が神仏習合であった時代、三山を抖擻(とそう)する修行を「三関三渡」といった。羽黒山は観音菩薩(現在)、月山は
阿弥陀如来(過去)、葉山や薬師岳は薬師如来(未来)とされ、それらの加護と導きにより現在・過去・未来の三関を乗り越え、
湯殿山の大日如来(三関を超越した世界)の宝窟に安住し、即身成仏(生きたまま悟りを開く)の妙果を得るというものである。
裸足になってご神体に登拝するのは、大日如来と一体になって感得することである。また湯殿山は神の世界ゆえ、古来より人工は
許されず社殿を設けないのである。

湯殿山神社本宮では、参拝に際して現在でも履き物を脱ぎ、裸足になり、御祓いを受けてからでなければお詣りは許されない。
俗世とは切り離された神域である。

月山から西に尾根づたいに下りること8km、月山の絶頂より流れ落ちる梵字川のほとり、幽邃な仙境に、悠久の太古より、滾々と
霊厳とを御霊代として、大山祗神、大巳貴命(大国主神)、少彦名神の三神が鎮まります湯殿山神社(1,100m)がある。
http://www.dewasanzan.jp/publics/index/16/ より。

開山期間は、積雪のため6月1日より11月3日頃まで。(積雪期は閉山、湯殿山開山祭/6月1日) 

本宮入り口より 赤い鳥居が見えています。素晴らしい場でした。帰りは徒歩で下りました。

タニウツギ 満開でした。

本宮入り口・・・後ろ髪を引かれるように・・・バスで登ってきた参道を下ります。

ミズバショウとキンリュウカ

参道のあちこちに境内社がありました。

水の流れの音が心地よいです。

水の流れは湯殿山神社方向から。流れの下は黄褐色の石岩が続いています。

梵字川にかかる神橋

湯殿山神社方向 湯殿山神社から神橋が見えておりました。

まだまだ雪が残っていました。

大鳥居脇の「玉姫稲荷神社」

此処仙人沢の霊域に於いて、即身成仏の修行に挺身された鉄門海上人が守り神として帰依され、その御守護を得て成仏されたと
のいわれから湯殿大神に願掛けする人は、先ず玉姫稲荷にお参りし、その霊験におすがりし、そのおたすけを頂いて本願を達成
するという習わしがありました。(由緒看板より)

ナガハシスミレ?

日本国内にはおよそ十数体の即身仏が現存すると言われていますが、そのうち6体が庄内の5つの寺院に安置されているそうです。

湯殿山休憩所でお蕎麦を頂きました。つづく~


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