しずくな日記

書きたいなあと思ったときにぽつぽつと、しずくのように書いてます。

並行世界の人

2014-01-27 22:59:44 | 日記
昨日は、友達の家に。

大学時代の親友と8年ぶりの再会だった。彼女の結婚式以来。
結婚してすぐに東京の会社を退社し、旦那さんの転勤について大阪へ。
そして昨年、また東京に転勤になった。

年賀状の写真でしかみていなかった娘さんも4月で小学生になるということで、
友達と旦那さん(彼も同じ専攻の同級生)、そして娘さんと私の4人で、
友達のおうちでお昼ご飯をごちそうになった。

駅で待ち合わせだったけど、相手がすっごく変わっていたらどうしようかと内心ドキドキしていた。
けど、ぱっと見て全然変わってない彼女がいて、安心した。
彼女も、同じことを心配していたらしい(笑)。
8年くらいじゃ、外見はそんなに大して変わんないんだろう。
けど、その間に私たちの生活は激変した。
私は教員になったし、彼女はお母さんになった。


東京都庁が大きな窓からどーんと見える大都会の高層マンションに、ホテル並みのお部屋!!
あまりの生活レベルの高さに驚いた。しかも彼女は専業主婦。


大阪の超お嬢様女子高校の出身であった彼女だから、
このくらいの生活レベルが当たり前なんだろうなーと納得した。


大学時代、最初のオリエンテーション合宿で彼女のあまりのお嬢様っぷりが面白くてすぐに仲良くなった。
正真正銘のお嬢様というのは、全くもって嫌みがないのだ。


超お嬢様なのに社会経験のためにバイトをし、
講義では必ず前の方に席に座って熱心にノートをとっていた。
優秀で真面目で、
当時、大学生の憧れの会社として有名だったところに総合職として華々しく入社した。
そして約8年間働いた後、旦那さんとの結婚が決まって、あっさりと退社した。

そんな華やかな彼女とは対照的な私だけど、違うことがお互いに魅力なんだと思う。
そして彼女は苦労を知らないお嬢様のままだと思っていた。



私が肉類がダメなのでいろいろ考えてくれたらしく、おでんを前日から作ってくれていた。

面白かったのは、テレビで見て一回つくってみたかったという、「巾着うどん」。
「はなまるで梅沢富美男が一押ししてたのーー!」と言ってた。
よく味が沁みて、とても美味しかった。

彼女は主婦になってから、「生活のスタイリング術」とか「料理」とか(和食・フランス料理・中華まで!)、
いろいろなことを学びにいっていたらしく、
生活全体がものすごく磨き上げられている感じがした。
旦那さんはやっぱり同級生だったから知り合いなんだけど、
ちょっぴり髪の毛が薄くなってたのと、学生時代から6キロほど太ったという。
でも、優しそうなところや真面目なところは全然変わっていなかった。


娘さんははじけるように明るい子で、完全にお友達状態(?)になった。
友達が娘さんに私のことを「友達で絵の先生だよ。」と紹介したものだから、
「お絵描き教えて!!プリキュアかきたいの!!」
ということで、一緒にプリキュアのキャラクターを描いた。
小さい子どもが久しぶりだったので(いつもはでっかい子どもばっかり周囲にいるので)、
ほんとに可愛くて仕方なかった。
集中力があるのは、きっとお母さん似だった。子どもって、いいものだなー。




その後、旦那さんが気をつかって娘さんをおもちゃ屋さんに連れ出した。
私と友達がゆっくり話せる時間を作ってくれたのだった。


彼女が丁寧にお茶を淹れてくれて、アルバムを見ながらいろいろ話した。
娘さんを出産した数日後、自然に閉まるはずの子宮が突然開き、
出血が止まらなくなって体内の血液の2分の1を失って死の淵をさまよったという話をそこで初めて聞いた。
しかもそれは原因不明だったそうだ。

力が入らなくて輸血同意書にもサインができず、旦那さんがサインしたこと、
その後、B型肝炎やエイズの血液検査もしたという。
そんなこともあって親戚も家族も、働かなくていい、と言ってくれていること。
元気でいてくれたらそれでいいと。
でも、自分が使う分くらいはほんとは稼ぎたいんだけどね、と。



東京の幼稚園に子どもを預けるようになって、
幼稚園の先生の対応の仕方や周囲のお母さんの『がさつさ』には驚いたらしい。

関西の幼稚園ではカリキュラムがあっていろんなことが学べたのに、
こちらの幼稚園では「自由な保育」の名の下に、子どもがほっとかれている、と。
また、お母さんたちも忙しいからだと思うけど、自分の子どものことで精一杯だと。
大阪ではいろんな人が子どもに声をかけてくれたし、気遣ってくれたし、それが当たり前だったと。



実は彼女は、民間企業での元「教育のプロ」でもあった。
誰もが名前を知っている教育関係の会社で、
子どもたちの教材の開発やワークなどの編集に携わっていたのだ。
彼女の、会社時代の顔を垣間みた瞬間だった。



思わず、
「もう仕事に復帰しないの?」と聞いてしまった。
彼女は優秀だから、すごくもったいないという気持ちがあった。



「何にも考えてないんだよね。生活そのものを、大事にしたいの。」
と、ぽつりと答えた。
その後、なんとお抹茶を点ててくれた。これも習ったという。



なんだか、考えるところがたくさんあった。
日々、丁寧に暮らすことに重きを置いてる彼女と、時間に追われている私。
随分違うなあ。

どちらが正しいというわけでもないと思うけど、
違う時間の流れ方があるんだ、と明確に意識して、
なんとなく自分の世界観が広がったように思った。
同じ時間なのに、こんなにも違うように生きられるんだなあ。



春には、彼女と娘さんが、うちに遊びに来る。
違う世界に生きていた私たちにも、接点が増えていく。
また、何か違う世界が生まれるかもしれない。

























革細工WSに参加しました。

2014-01-25 14:31:09 | 日記
今日は等々力にあるショップ「巣巣」さんの革細工WSに参加しました。


革細工は全くの初心者。
しかし、初心者はまずはカード入れかパスモケースから、というのを読んで、
段階を踏んでいるのならできるかも!と思って参加。

午前中の参加者は2人だった様子だけど、もう一人の方が感染性胃腸炎(!)にかかってしまいお休みに。

というわけで、私一人で、とても丁寧に教わりました。

革細工って、みたこともないような珍しい道具のオンパレード。
革細工しなくても、道具がかっこいいから、集めちゃう人もいるそう。
わかる気がした!

まずは使用する革の色を選びます。
これが、迷うんだなー。
茶系統だけでも種類がたくさんあるから。
青で使いたいのが最初に目についたから、それに合う茶色を探す。。

チョコレート色っぽいのが一番合いそうだったから、それに決定。
型紙で線をひき、裁断します。
裁断用の刃物も物珍しい!



きれたら、クリームで裏面を整えます。こうすることで、裏の起毛してる部分が入れたものに付かないとのこと。

それができたら、革細工用の接着剤がつきやすいように、革の接着面にやすりをかけて、傷をいれ、くっつきやすくします。

また、革の断面をやすりがけしたりクリームを塗ったりして整えます。

このあたりから熱中してきて、写真を撮るのを忘れたのが残念。

革細工用の接着剤を革に塗り、少し乾かして接着し、裁断用の刃物をもう一度使って、横のあたりをより綺麗になるように切ります。


そして、糸で縫うとき用の穴を開けていきます。トンカチでフォークみたいな形の道具を上からたたいて、穴をあけていきます。

道具がやっぱりなんだか面白いなー。


そして糸の色を選んで縫う。
糸の色って重要!
いろいろ悩んだあげく、薄青の糸に。
針を2本使って、両面から同時に縫う、今までやったことのない縫い方で、最初は上手くいかなかったけど、
慣れてくると徐々にスピードアップしてきた。

で、できた!!(写真が逆さで・・・)


制作時間は約2時間。みっちり集中しました。

その後、お店の方に入れていただいたコーヒーと、レモンケーキ、どちらもとっても美味しかった!
集中してたからやっぱり疲れるけど、甘いもので復活!


新潟からわざわざWSのためにいらっしゃっているという革細工作家のカクハリさんは、
ほっこりと優しくて明るい方。
特別支援学校で教えていらっしゃっていたこともあるそうです。

2月は豪雪で(新潟が)、WSはお休みされるということで、
3月にまた参加することに。
革細工は奥が深そう。
財布か、職員証ホルダーを作る予定です。

お店にあったリトアニアのピンバッチとペンダントを帰りに購入。


制作したパスモケース、早速使ってます。
使えるものが作れるの、ほんとに楽しいな。
いい経験になりました。






限られた時間

2014-01-22 22:11:31 | 日記

一月は往く、二月は逃げる、三月は去る、という言葉通り、もう1月も終わってしまう。

1月からは完全にお弁当生活にして、お昼が楽しくなった。
別に料理が上手なわけでもない。
ごくごく普通のものだけど、お弁当ってなんだか美味しい(気がする)。

学校でもお昼のお弁当を販売しているけど、お肉がメインのメニューがほとんどなので、
お肉が苦手な私はあまり美味しく食べられない。
それでも販売しているお弁当を買っていたのは、私にはお弁当を作る時間がない!と思い込んでいたから。


初心に帰って(?)、ちゃんと作っていこうと新年早々思い立ち、最初の日からお弁当はなんとか続いている。
夕ご飯の支度や片付けの時に作ってしまえば、そんなに大変ではなかった。
夕飯をたくさん作っておいて、それを入れちゃえばいい。
よくよく考えてみれば、節約にもなるし!


塩にぎりのおむすびは小さいのが二つ。おかずはいろいろだけど、卵料理は絶対欠かせない。
あとは野菜のコロッケやら揚げ物、ポテトサラダや時にはパスタ。
なんかちょっと楽しくなってきた。
細長いプラスチック製の白いお弁当箱を使っているけど、もうちょっといいのが欲しい。
休みの日、雑貨屋さんをのぞいては、いいお弁当箱ないかなーと探している。
これも楽しい。
お弁当生活は、実はいいことが多かったりするみたい。



楽しいことと言えば、今週末に革細工のWSに参加する。
人生初の革細工!どんな風になるのか、とても楽しみ。
まずは一番簡単なパスケースを作るそうで、使えるものが作れるのは楽しい。
そういえば、生徒も同じことを言ってた。
「作る楽しみ、使う喜び」っていう単元があったな。実感。


そして2月には、行けると決まったものでは、民藝に関する集中講義を受けに。
工芸系統は最近、とみに興味ある分野。
コツコツと生活に役立つ美しいものを作る、というのがとても自分にしっくりくる。


平日で京都だからどうしようかと少し迷ったけど、内容があまりに面白そうだったので、
えいや!と申し込んだ。昼間から夜中までの超集中講義だ。

学校の方も何とか授業変更が大丈夫そうなので、行ってしまうことにした。
行けるときにいろいろ行っておくのはいいと思う。
人生には限られた時間しかない。
ホテルも探せばいろいろ安いものがある。ネット予約&早割で随分安くなった。
ホテルに到着するのは24時前後。お風呂と寝る場所さえあればいいくらいの気持ち。
朝ご飯は街のカフェでいい。



いろいろ勉強したくて、でも時間がなくて。
今年はパソコン関係ももう少し学びたい。


限られた時間の使い方を考える1年になりそう。
私にとって、学びたいことを学ぶのは、遊んでいるのと同じことだったりする。























動く鳥獣戯画 「かぐや姫の物語」

2014-01-12 23:07:10 | 日記
「かぐや姫の物語」を観た。

観るきっかけは、
美術大学進学を目指して、高1から美術予備校で勉強中の、元美術部で3年のクラスで担任していた生徒からの年賀状。
追伸として、
「かぐや姫の物語、ものすごく良かったです!
先生も絶対に観てください!」
と書いてたのだ。

彼女とは部活もクラスも、の濃い付き合いで、特に最後の1年間は進路のことも含め、いろんなことを話した。

いろいろと思い出深い生徒だった。


彼女がすすめるのなら、これは絶対行かねば!と思いながらも、
仕事始めからの4日間は忙しくて行けなかったし、
金曜日も21時10分からの回に行く元気がなかった。


丸一日、希望者補習日だった今日も行けないだろう、と思っていたけど、
生徒が片付けを手伝ってくれたこともあって、
18時35分の回に間に合うことができた。


連休中日だけあって、映画館の人出は多かったけれど、「かぐや姫の物語」の入りは少なかった。
おそらく、20人くらいだったような。


あまり内容を書くと良くないけど、
まず鳥獣戯画のような絵が動いていることへの感動、
かぐや姫の心の揺れが丁寧に描かれており、強く共感したということ、
竹取物語のストーリー自体は、よく知っているものなのに、
奥行きがぐっと深まり、生きることについて考えさせられること。
登場人物がみな、魅力的なこと。


そしてかぐや姫の、激しい疾走シーンがもう一度観たい。
あれはとても象徴的なシーンだと思う。


映画館を出るとき、泣いている女性が多かった。
もちろん私も。
途中から涙を堪えようとして顔が震えていたけど、
最後は堪えられなかった。


でも女性だから涙が出るのではないだろう、と思う。


お手洗いで鏡をみたら目が真っ赤だったけど、
そのままパンフレットを買いに行った。

もう一回観に行こうと思う。



そういえば、
かぐや姫が赤ちゃんのときの可愛らしいこと。
あと、女童のキャラが個人的に大好き! 顔がパタリロみたいなのだ。

本当、心からオススメの映画です。

















子ども目線

2014-01-10 22:11:27 | 日記
仕事が始まって4日目。
長い4日間だったなあーーー。しかし、今年の方針をいろいろと考えされられる4日間だった。




「なげかけ方で生徒の反応が変わる」のを体験する出来事があった。
そしてその際、「子ども目線」がとっても大事だということ。

というのは、道徳の時間のビデオ視聴で、の出来事から。



うちの学校は、3年間かけて「平和教育」に力を入れている。

例えば8月6日の広島の原爆投下時刻には、テレビの放送と合わせて黙祷をし、
平和祈念式典をみんなで見る。ちなみにこの日は登校日。


3年生の修学旅行1日目の広島訪問に備えて(3日間で広島と京都という不思議な組み合わせだけど)、
1年生から戦争と平和について学んでいく。

今日は、グラフィックデザイナーであり舞台美術家でもある妹尾河童さんの自伝的小説「少年H」を、
NHKが一部アニメーションにした番組(アニメーションの間に妹尾さんご自身の解説が入っている)のDVDを観た。

妹尾さんといえば「河童が覗いた~」のシリーズが有名で、私も大学時代にしっかりとはまった。

細密描写とユーモア!!
最初、ヨーロッパ編を読んで、そこからインド、ニッポン、そして、トイレ、仕事場編まで読んだ。
一度読むと、絶対全部読みたくなるはず!



(大きさそろってない・・・・。)


でも「少年H」は未読だった。
実写の映画にもたしか、なっているはず。(しかし実写はあまり良くなかったらしい。)



学年の先生がDVDを持っていて、ぜひこれがいい!というので観たのだけど、
生徒の食いつきがびっくりするほど良かった。



平和教育といえば、生徒の反応が、
「戦争は悪いと思いますーー!」みたいなの一辺倒で、
本当に彼らの心の奥にしみ込んではいない気がずっとしていた。

けれど今回のこのアニメーションは、
妹尾さんが中学生の頃の軍事教練の話や、
近所で仲良くしていた「男姉さん」(女形をやっていた綺麗な男性のことをあだなでこう呼んでいた)が、
ガソリンが輸入されなくなって閉店したガソリンスタンドのトイレで、
徴兵されたけど戦争に行くのが嫌で首つり自殺をしていたのを、中学生だった妹尾さんが発見してしまった話、
外国からの絵葉書を友達にみせたら、「あいつはスパイだ」と密告されてお父さんが警察に連れて行かれた話など、
ものすごく具体的でしかもアニメーションでわかりやすかった。

そして何より、「当時の中学生の目線から見た戦争」ということで、ものすごく生徒が共感したらしかったのだ。

特に、当時の中学生が、勉強ではなく軍事教練や畑仕事をすることが義務づけられたというところで、
ぐっと興味をひいた様子だった。

当時の軍事教練というのがこれまたすごくて、アニメーションによると、
校庭に穴を掘って、人が一人隠れられるようにして偽物の地雷を持ってそこに入っておく。
戦車を模したリアカーをひいている兵隊さん(軍事教練の時は、教師ではなくて軍人が授業をしたという)がその近くを通ったら、
それめがけて激突して、「戦車」を破壊せよという訓練が行われていたらしい。
下手をしたら「自爆」する。

妹尾さんは子ども心にも「こんな方法で勝てるわけないじゃん!」と思うのだ。
それなのに、「日本は優勢」という新聞の見出しが毎日のように紙面に踊っている。
「マスメディアというのも、随分とウソが多いと思った。」という妹尾さんの解説が入っていた。



いつもなら振り返りの用紙にも通りいっぺんのことしか書かない生徒でも、
今回は、なんと枠いっぱいに感想を書いていた。
しかも1年生にしては、かなり内容が濃いではないか。



普通に仲が良かった友達によって密告され、父親がスパイ容疑で警察にひっぱられたくだりなどから、
「戦争の本当の怖さとは、親しい人とのつながりが切られ、誰も信じられなくなっていくことだと思った。」

本当は負けていたのに、戦争の優勢を語っていた新聞のことからは、
「マスメディアで流れていることを信じきってはいけないと思った。」

中学生の妹尾さんが周囲の状況を冷静に見て、こんなので日本が勝つわけがない、軍事教練はなんてアホらしいんだ!
と感じていたことについて、
「自分の頭で考え、自分の意見を持っておくことは、周囲に流されないようになるために重要だと思った。」




かなり学びがあった様子。
アニメーションも妹尾さんの語り口もすごくわかりやすかった。さすがはアーティスト。
というか、話を組み立てる妹尾さんの目線がとても素直だったから、
みんな入り込みやすかったんだな。
まさに「子ども目線」だったと思う。


投げかけ方が良ければ、生徒はこんなにも反応するのだ。。。。
うわー・・・・明らかすぎる。


というわけで、生徒の興味をどれだけひっぱってこられるかが勝負だと。
美術科でも学活でも、道徳でも、同じ。
子ども目線って、大事だなあ。

まあ、みんな最初は子どもだったわけだから、常に素直な心で、ということなんだろうな。
















朗らかなお正月

2014-01-05 18:09:58 | 日記
近年、稀に見る程、実家でのんびりのお正月だった。

といっても、昔のようにおせちを作るわけでもないし、お餅をつくわけでもない。おせちもお餅も既製品。
しかも1月2日にはおせちに飽きて鍋やらカレーにしてしまうし。
昔のようなお正月らしさがなくなって、年々簡素になってきているのがなんだかさびしい。

来年は、母と食べそうなものだけ入れたおせちを作ろうと約束した。今回、あんまりたくさん残してしまったので、もったいなかった。



一日は、家族で氏神様にお参りに。
毎年、お祓いをしてお札をいただくので今年もしていただいたのだけど、いつもいる神主さんの横にいる巫女さんがいなくて、
神主さんがお札と一緒に渡すはずのお米とお菓子を配り忘れるという神社のうっかりミスが発生。

毎年お祓いをしてもらっている母が、出口のところに準備してあるのに何故配らないのか不思議に思って、神主さんに言ったのがきっかけでそのミスがわかり、一緒にお祓いを受けてた方々をおっかけるはめに。人数が少なかったし、なんとか皆さんに渡すことができた。

新年早々、家族で何をしてるんだろう・・・。

この神社、パワースポットとしても近年有名になってきている。



その後、家で鍋。一日から鍋。父がお寿司まで買ってくる。
妹と二人、調子に乗ってゆす酒、梅酒、みかんのお酒2種などをのんだくれ。


二日も、テレビをみたり、時々仕事をしたりしながら、妹と飲んだくれた。
お正月って感じだなー。

三日は、妹が仕事始めでいないので、母と、母が年末に見つけて気に入ったというカフェへ。

物凄い山路を行くので焦る。昔、家族でよく行っていたレストランのすぐ近くにそれはあった。

母が好きなサイモンとガーファンクルやビートルズのレコードのコレクションがあった。どちらも昔、同じものを母は持ってたらしいが、弟に貸したらなくなってしまったらしく、思い出して怒っていた。

かなりコーヒーが濃く、一緒に食べたモカロールもボリューム満点過ぎて、美味しかったけど後で胃が少し痛くなった。


四日は、妹の職場のある倉敷・美観地区へ。
商店街がお正月らしくて、ほっこり。


妹が夕方に仕事をあがれるというので、彼女の職場にあるカフェで母と待つ。素敵なカフェ。窓の外にはお寺が見えた。
このカフェの下に妹の職場があるのだけど、三日、四日の二日間の売り上げ、ものすごかったそうな。

見上げると給食のパン入れやら泡立て器やら時計が電気の傘になってた。


夕方、仕事あがりの妹と母と三人で、昨年も行った、カミオリカオリさんのアトリエ兼カフェへ。妹はしょっちゅう行ってるみたいだけど、私は帰省したときだけお邪魔している。

カミオリカオリさんはアクセサリー作家。繊細な作風がとても素敵で、私も一点、昨年購入させていただいた。

1階のカフェ(カミオリさんのお母さんがやっている)でお茶しながらのおしゃべりが楽しい。癒される場所だし、素敵な雑貨の話などもうかがえる。学校にずっといると、感性が摩耗してくる気がするから、たまにはこういう場所で、素敵なものや人と接してないといけない気がした。

私は毎回チャイを。ここのはとても美味しい!
妹が頼んだチーズケーキもかなり美味しいので、横からちょっともらう。

2時間ほどいろいろお話をしたり、作品を見せていただいたりした。妹が一点お買い上げ。

そして、家で家族全員でカレー。
お正月って最終的にはカレーかラーメン食べたくなるんだよなあ。


素朴だけど、幸せで穏やかなお正月でした。振り返るとカフェめぐりみたいになってしまってた。楽しかったな。

ああ、また始まっちゃう~!

今年の抱負は、
○無事、引越しをすませる。
○美術室をもっときれいにする。
○興味を深める授業を。
○健康に気をつける、無理しない。

でいこうと思う。