しずくな日記

書きたいなあと思ったときにぽつぽつと、しずくのように書いてます。

年末ご挨拶

2012-12-31 23:26:00 | 日記
大晦日。


昨日、親戚の家にお邪魔してフグと、今日はお昼にカニをいただいたし、
夕方、実家で家族とちらし寿司と梅酒を食べ終わった。
4人、元気に一緒にご飯を食べられることは、本当に一番幸せなことだと思う。
母の淹れてくれたコーヒーは一番美味しいし、
23時くらいから年越しそばを茹でる。

もう、年末に集中して美味しいものをいただいている。
ありがたいことで。
妹は、夏に買って美味しかった甘酒を再び買ってくれているというし。



今年お世話になった方、ありがとうございました!



とりわけ生徒指導で大変な1年でもあったけど、
周囲に助けられ、楽しく過ごすことができた1年だった。
大変だったことは忘れて、楽しいことだけ思い出すのだから、
本当に都合がいい。


来年やりたいこと。
やらざるを得なくなるように宣言しとこう。

① もっとちゃんと制作する!(12月、ステンドの制作に行けなかった・・)
② 美術室の大掃除(年度末に・・)。
③ 視野が狭いので、いろんな人といろいろ話して視野を広げる。
④ 教科などの勉強をもっと。
⑤ 家、もっと暮らしやすいようにする!
⑥ 趣味の充実。


・・・できたらいいな。



このブログも徒然なるままに書いて、気がついたらもう330個の記事が。
しょうもないことばかり書いてます。
もう少し質をアップできるようにしたいものです・・・。



来年もどうぞ宜しくお願い致します!!








夜更かしモード全開!

2012-12-29 22:29:27 | 日記
年の瀬。今日がやっと仕事納め。

3学年の教員は、担任はほぼみんな来てて仕事。
しかし午後の早い時間帯で切り上げ。
入試関係は一応のメドがついた。



昨日、たまたまネットで見つけた「黒猫亭事件」を見て、
その流れ??で「相棒」のseason11を見る。
亀山くんと右京さんのコンビがすごく好きだったけど、
今回の甲斐くんと右京さんコンビもいい。
甲斐くん(成宮寛貴さん)が若くて向こう見ずな感じだから、
右京さんの凄さがまた、引き立ってていい。
12月19日放送分まで全部見た。

右京さん扮する水谷豊さんのクールかつ個性的な演技が好きで、
今日職場で、「好きな俳優さんは誰?」って話で盛り上がった。
もちろん、成宮寛貴さんは文句なしで美しいけど、
やっぱり水谷豊さんありきなんだ!!
なんてったって存在感がハンパない。
なんだかちょっとコミカルでもあるし。
名優って、ああいう人のことを言うのだろう。

私がイメージしてるクイーンの「Yの悲劇」の探偵ドルリー・レーン(だっけ?)は、
まさに右京さん=水谷豊さんのイメージ。
紳士的、冷静沈着、尋常じゃなく賢い、感情が見えづらい。
・・・人は自分にないものを求めるものだなあ・・・。

小学校の時の「理想の男性」が「水谷豊さん」と「はらたいらさん」だった話が
ひとしきり笑いをとった。 *ほんとです。

・・・我ながら、渋い小学生だったと思う。

ちなみに、中学に上がってからは「水谷豊さん」と「榎木孝明さん」だった。
「はらたいらさん」はクイズダービーが終了してから自分の中でも消えてしまった。

これも実は、内田康夫さんの推理小説「天河伝説殺人事件」の映画化で、
探偵の浅見光彦役をやったのが榎木さんで、
それを見て以来、完全に心を打ち抜かれてしまった。
大ファンになってしまったのだ。

榎木さんは武蔵美出身で、地方で時々、水彩画の個展をされてたことがあり、
倉敷でやってた作品展を見に行ったり、
ご本人が岡山にいらっしゃったときも見に行った。
大学生くらいまで、私の憧れの男性だった。
最近、官僚役とかなさるようになって、イメージが変わっちゃって残念だ。
悪い大人も演じてて、芸の幅は広くなったんだと思うけど・・・。
飄々とした風来坊の感じが好きだったなあ。


飄々とした雰囲気は、元々、榎木さんの持っているものだろうけど、
それが小説の中の浅見光彦の人物像とあまりにピッタリで、
いろんな俳優さんが演じているけど、(なんと、水谷豊さんも演じていたことがあるらしい!!)
一番合ってるな、と思ったのが榎木さんだった。
ちなみに辰巳琢郎さん、沢村一樹さんなども演じている。
辰巳さんは飄々とはしてないし、沢村さんに至っては違うイメージが先行してる!

榎木さんの飄々としっぷりは本当に堂に入ってて、
昔みた旅番組で、アマゾンの奥地かどこかのジャングルだったんだけども、
足に蛭が噛み付いて、榎木さんは血を吸われているのに
「あ、蛭がいますねー。」とまるで「ゴミがついてましたね」みたいな反応で(笑)、
何食わぬ顔でライターを出して蛭を焼き切っているシーンがあった。
・・・・・・すご。


内田康夫さんの小説が好きだと今日発覚した国語の先生と、
「速水もこみちさんはなんか絶対に違うよね!!」っていう話でも盛り上がった。
好き嫌いじゃなくて、今風の役者さんは違うのだ!!

もう、現世のことなんてあんまり僕、興味ないんだよねって人じゃないと、
ああいう「灰色の頭脳」の持ち主的な役は似合わないのだ!!


・・・・・・。
もう完全に年末モードの会話。


今日も「相棒」の昨日見切れなかったのを3話分みる。
1月1日のスペシャルも今から楽しみ。

昨日は、結局、夜中の3時まで見てた。
今日、そのことを職場で言ったら、
「生活リズム崩れちゃったダメな中学生じゃないんだからさー(笑)。」
と言われた。

昨年も、帰省して夜中にテレビで映画やってて、
結局明け方まで見てたりしていた。
だって年末年始の夜中の映画って、面白いんだもんな。

今日はこのあとどうしようかな。
年末って、本当にワクワクする。
子どものころの
『夜更かし全開夢見がちモード』にスイッチが入ってしまった!!























クリスマスプレゼント

2012-12-25 23:07:14 | 日記
帰省する日を知らせるために母にメールしたら、
即座に電話がかかってきた。
電車の中だったし、夕飯の買い物もしなくちゃだし、
ご飯も炊きたいしで、後でかけなおすよ、って言って、
やろうとしてることを全部やってから1時間半以上たってからかけなおした。


最初はいつもと同じように、
「何か買っといて欲しいものとかないの~?」と明るく話していた母だけど、
40年ほど仲の良かった友人が頑固かつ惚けてきて、
もう一人の教員時代からの仲良しも山登りに夢中で話が合わなくなった、
寂しくてしょうがない、カウンセラーさんにかかろうと思う、という話になった。
非常勤だから、収入も少なくなってるしなんだか先行き不安で・・・と。
あと、良くなったり悪くなったりで不安定な祖母の体調も、
母の気持ちに大きな影を落としている。


どうも、少し鬱状態らしい。
年齢的にも、そういう時ってあるのだそうだ。


来年度、このまま非常勤を続けるか、それともすっぱり辞めるか、
母は迷っている。
惚けてきているという友人は、60歳過ぎても教員の職を続けている母をなじるのだという。
自分の世界を持ちなさい!と。
自分の趣味のお店を持った人のところに連れていかれたりもしたらしいけど、
ちっとも羨ましくなかった、と言っていた。

私は母の子どもだからよくわかるのだけど、
母はきっと、自分の趣味の小さな世界の中で満足できない人だ。
社会の中で、どんな小さな役割でもいいから、
必要とされている、役に立っているという実感を持ちたいのだ。
要するに、人と接していないとダメな寂しがりやさんなのだ・・・。
定年まで学年主任をやっていて、激烈に忙しかったから、
今まではその寂しがりやさんが外に出てくることはなかった。
時間ができて、母は自分の一番芯の部分と向き合うことになったのだろう。

自分の趣味の世界に没頭できる人は、根本が上品な人だと私は思う。
でも私や母は残念ながら、そうではないみたい。

現役時代、エッセイを書いて賞をもらったこともある母だから、
また書いて出してみたら?と言ってみたけど、
最近出したのは落選してしまったから、しばらく書く気がしないという。
短歌も趣味でやっているから、それを究めてみるのは?
と言ってみたけど、
知り合いの人はもっと昔からやっていて、
国語力に雲泥の差がついてしまってるから、
今からでは遅いわ、という。
昔からやっている卓球はとりあえず続けるけど、週1だしねえ、と。

元気づけたいけど、なかなか難しい。
ああいえば、こう言う・・。




母はいつもどんなときでも前向きな人、だった。
歳を重ねると変わるのだろうか、それとも一時的なのか。

何とか母には元気になって欲しくて、電話を切った後もメールで励ました。
母は、私がアヒルに似てると言って、
アヒルのぬいぐるみが好きなので、
うちにある黄色いトリっぽいものたちを総動員して面白い写真を撮って送信した。

そしたら母の方からも、
お風呂上がりのようにタオルを頭に巻いたアヒルの画像がきた。

小さい頃、私が泣いているときは、
必ず小さなぬいぐるみを出してきて、
私を励ましてくれたのを思い出した。

ちょこまか動くぬいぐるみが可愛くて面白くて、
いつの間にか私は笑っていたのだった。
時がたって、今度は私が母におんなじことをしている。


数度やり取りをした。ちょっとは元気が出たかなあ。。。。
最後、母が「ああ、笑った!おやすみ☆」と締めくくった。


スカイプとかで、うちの母と連絡を密に取ろうかなあと思った。
機械が圧倒的に弱い母でも、なんとかやれるだろうか。
寂しがりやの母を変えることはできない。
寂しくないようにすることしかできない。

親が寂しそうにしてるって、何より、子どもである私が一番さみしい。
ちょっとでも母が明るい気持ちになってくれたのなら、
それが私にとって何より、一番のクリスマスプレゼントだ。
































クリスマスイブの空

2012-12-25 00:24:33 | 日記
いいお天気のクリスマスイブ。

街はものすごくにぎやかで、夕方の電車は満杯。
新宿やら渋谷やら繰り出す元気はないので、
近場でお買い物。
明日の美術部クリスマス会のお菓子や飲み物を調達して、
さて、自分用に何か買おうかな・・・と歩いてみたけど、欲しいものがない。
なんだか、欲がないのはいいことなのか、
はたまた、ただ生きようとする力がないだけかも・・。

あ、そういえばガラス用の電気釜が欲しかった。
でもそれはウィンドーショッピングでは買えない。

せめてケーキ、と思って寄った近所の小さいけど美味しいケーキ屋さんは、
行列ができていた・・・。
小さな街のケーキ屋さんのレジには5人のスタッフさん、
厨房の中には10人以上のパティシエさん?がいて驚いた。
大人気の様子。普段はレジに1人、厨房に2人くらいでやっている。
ホールケーキを予約してたらしいおじいさんが怒鳴っていた。
「なんですぐに商品が出てこないんだ!昨日お金払ったのに!」
・・・この店内の様子を見ればわかるでしょうに・・・。

「紹介してくれた人に文句言っとく!」と、
そのおじいさんは大声で捨て台詞を残して去っていった。
せっかくのクリスマスイブ、そんなにイライラしなくても。
7、8分待って自分の番。ショコラケーキ400円。

うちに帰って早速、コーヒーを淹れて準備。
うちのコーヒーは最近、日田天領水で淹れてるから美味しいのだ!
甘すぎないショコラケーキとコーヒーが美味しくて嬉しくなる。

せっかくの休日、映画がみたいと思ってたので、
何にしようかと迷いつつ、
Twitterで『Life is beautiful』について呟いていた人がいたのを思い出してみたくなった。
なんとなくちょっとイタリアづいているみたい・・・。

『Life is beautiful』は1997年のイタリア映画。
第二次世界大戦中のイタリアが舞台。
前半は主人公の恋愛の様子をコメディータッチで描いて、
いかにもイタリア!といった明るい雰囲気だけど、
後半部分はユダヤ人である主人公が強制収容所に送られて、
緊張感溢れるシーンが続く。
強制収容所の現実を描いていないと批判もあるというこの映画だけど、
子どもの心を守るために、「これはゲームだよ」と、
息子に対して『嘘』をつき続けたグイド(主人公)の優しさや強さにはやっぱり感動する。
私もあんな大人でいたい。
どんな暗い世相でも、大事なところはしっかり持って明るく生きていたいね。



主人公を演じた役者のロベルト・ベニーニ氏が監督でもあるこの映画、
温かい物語とちりばめられたユーモアがとても素敵、
しかも奥さん役だった可愛い女優さんはほんとに奥さんだったみたいで、
いろんな意味でほんとに素敵!と思った。
ちょっとだけ、ロベルト・ベニーニさんが江頭2:50さんに見えたりもしたけど・・。
・・・・似てると思う(笑)。


昨年はステンドの教室でクリスマス会をやったからにぎやかだったけど、
今年は先生にお孫さんができてそれどころではなくなったみたいなので残念。
今年は静かにクリスマス・イブ。映画の感慨にひたっていた。
寒いけど窓の外をみて見ると、星がきれい。
どこかにサンタさんとトナカイさんが走っているのかなあ。

床についた後、空からトナカイの鈴の音が聞こえてきたら、最高だな。





クリスマス準備

2012-12-23 18:38:41 | 日記

クリスマスで3連休。
こんな好条件を何も活かしきれないまま、朝早く出勤(T T)。
いつも通りじゃん。。。。


職員室には、試合の会場校となっているサッカー部の顧問の先生と
朝早くから練習のあったバドミントン部の顧問の先生のみ。
そうだよね~・・・。

「・・え、美術部、部活あるの??」
「・・・これがまたあるんですよ~・・・。」
「・・・・。」

そうだよね~・・・。

今日は今年学校最終日の25日の午後に行う、
美術部クリスマス会というか親睦会の準備のための部活。

引退した3年生は仲良しで互いによく話をしていたけど、
現役美術部の子たちは、本当に「マンガオタク」と言ってしまってもいい。
好きなマンガのこと、キャラクターのことについてはものすごく熱心に話せるんだけど。
普通にみんなで交流して欲しくて、
お遊びの会を1ヶ月前から部長中心に企画してもらっていた。

計画し始めると実に緻密で(笑)、
司会原稿やらゲームのルール設定やら、細かい。
ゲームの中には、校舎を舞台に壮大なおいかけごっこをする!というのも含まれていて、
(テレビでやってる「逃走中」をやりたかったらしい・・・。)
走り回られては危ないので、走るのは禁止、
移動は横歩きとすり足がルールになった。
この方が危ない気もする。
てか何部だろう・・・。

この他、宝探しゲームやうろ覚えイラストゲーム(ドラえもんとかを思い出して描いてもらう)など。
企画がかなり面白そう!!
私も、鬼ごっこ(!)とイラストゲームは審査員で参加することにいつの間にかなってたけど、
3年職員は入試関係の打ち合わせが午後に入ってしまう。
行けたら行くから!と約束。
顔出したいなあ。

準備しながら、今までまともにコミュニケーションをとってなかった子たちとも
普通にいろいろ話すことができた。
話してみると、優しくて面白い生徒が多い。
普通の部活でも、ましてや授業でもわからなかった生徒の姿だ。


朝、かなり早めに学校へ行ったことで、
独自形式の手書き調査書を数枚書くことができた。
ちょっとずつ書いているので、実はもう独自のは残り1枚!
まだ清書はしていないけど、内容的には書けている。
今年はちょっと余裕がある。
あとは公立用を残すのみ。



帰りに寄ったスーパーで、今までは素通りだったワインのコーナーをみてみる。
先日、女性部の集まりで飲んだ白ワインがあまりに美味しかったから飲みたくなった。

けど、いろんな種類があって全然わからない。
たぶん甘口がいいんだけど(甘党だから)、
「甘口」と書いてあるワインはどれもボトルが大きくて、
そんなにたくさんは飲めないなあと尻込みしてしまった。

スパークリングワインとか、とっても美味しそうなんだけど。
ミニボトルのは何故か全部辛口だった。残念・・・。


購入は諦めて、自宅に帰ってネットでワインについて調べてみた。
つくづく、無知な私にはネットってありがたいなあ。

大きくわけるとフランスワインとイタリアワインがあって、
(ヨーロッパにはまだいろいろワインを作っている国はあるけど、代表的なのは、)
政治的な役割をも果たしたフランスワインはとにかく高級指向、
それに対してイタリアワインは日常的に飲める美味しいワイン。

ブドウの種類とか細かい産地にもよるし、どちらもそれぞれいいところがある。
どれが口にあうも人それぞれでわからないから、
とりあえずラベルが気に入ったのから手に取ってごらんという結論。
余計にわからなくなった。

先日のお店で、なんという名前のワインだったか聞いておけば良かったなあ。
イタリアのワインだったのは確実なんだけど。

イタリアのワインはパアア~と明るい味『陽』で、
フランスのワインは内に籠った美味しさ『陰』の味なんだって。

ウンチク、難しいなーーー。



一人で飲むのもなんだかあれなので、
帰省するときに美味しそうなのを買って、
家族で飲もうかと思う。
そういえば母はワイン好き。血は争えない。


まさか自分がワインに興味を持つなんて思わなかった、まさかの年末。。。
人生、何があるかわかりませんね!!!





















楽しい方へ流れます!

2012-12-22 19:12:56 | 日記
寒いと肩がこってつらい。
12月になって寒さが増すと、身体が緊張するのか、
肩こりが多くなった。
私の場合、ひどいときは気持ち悪くなる。

肩こりを和らげるツボがあるよ、と聞いたので押してみる。
手にもあるし、頭にもある。
押すとちょっと良くなった気もする。なんとなくだけど。

女性部の飲み会で、
昨日はみなとみらいのレストランで素敵なイタリア料理をいただいた。
クリスマスバージョンなのか花火まで打ち上っていて、
ケータイやiPhoneで写真をみんなで撮りまくったけど、
ガラス越しに写すのが難しくて、みなとみらい炎上!みたいな写真になった。
綺麗なレストランだったし、次の日も休みだしってことで、
最初からワクワク。
クリスマスでも忘年会でも何でもいい、とにかくハレの日だ。
だってイタリア料理のコース、8000円也!!


ビールとワインとウーロン茶とオレンジジュースが飲み放題という設定で、
ビールがあまり好きでないしワインなんてあまり飲んだことないしで、
ソフトドリンクばかりでいこうかと思っていたけど、
勧められて飲んでみた白ワインがものすごく美味しかった!!
いいワインだったのかもしれないけど、もっと「辛い」味のものかと思ってた・・・。
フルーティーで、すいすい飲めた。
白ワインは二日酔いもしないらしい。
確かに今日は普通に過ごせた。
白ワインって、こんなに美味しいのかー。。。


なので、わりとすぐに酔った。

笑い上戸になるので、終始爆笑していた記憶がある(はっきり覚えてない・・)。
向かいに座ってた仲の良い英語の先生が、
出てきたパンが気に入って、三度おかわりしてたので、
うちのテーブルにはずっーと山ほどパンがあり(笑)、
オリーブオイルをつけつつ食べるんだけど、これまた美味しい!

なのでそれだけで結構お腹いっぱいになり、
パスタも最後のデザートも少し残してしまった。もったいない!
コース料理のような高級なものを食べ慣れていないから、
ペース配分を完全に間違えた・・・・。

でも、職場のことから私的なことまでいろいろ話して楽しく過ごせた。

教員の世界だと、だいたいどこの学校に行ってもある『女性部』って何だろう?
と思って聞いたら、
まだ女性の教員が少なくて、お茶汲みとかちょっとしたおやつの準備とか、
暗黙の了解のように女性職員の仕事になってた頃に、
団結を高めて、女性の地位を上げて行こう!というのが始まりだったらしい。

まあ今では、どこの学校にもそういう前時代的な男性職員はいるにはいるけど、
女性はピンでも負けてないし(笑)。
うちの職場だと、おやつ準備は男性でも異様に得意な人もいたりするし。
今では『女性部』は親睦を深める楽しい会という位置づけ以外の何者でもない。
どこの学校でも楽しく食事会をする感じ。
前任校でも、ものすごく美味しいパスタを食べに行った記憶が。

1学年の先生たちは、前日も学年の飲み会だったそうで、
前日は和食で今日はイタリアン!とのこと。
その席で、若い男性の職員が、
「男性部って、どこ行ってもないよなあ・・・でもあっても、気疲れするから行かないけど~!」
と言ってたらしい。
男性の世界はよくわかんないけど、めんどくさそうだ。

大人の男性の世界はよくわからないけど、
子どもの男子の世界は大変っぽいことは生徒を見てるとわかる。

うちのクラスの仲良し男子グループ、
一人は勉強がかなりできて、有名な私立高校☆☆高に併願を出して、
既に◯をもらってるから、あとは受験しに行くだけ。
で、第一志望は公立。受験は彼にとっては余裕なのだ。

だけど、同じグループの他の子たちは成績が低く、
偏差値的には2ランクくらい下の私立併願しか取れない。
面談でその子たちが揃いも揃って、
オープン受験で☆☆高を受験したいって言ったときは、
あらら・・・って思った。
正直、成績的には相当キツい。受からないと思う。
保護者の方も、「あんた、何でそこ受けるのよ・・」と驚かれていた。
私は事情がすぐ飲み込めた。


仲がいいからじゃないのだ。
その証拠に最近、一番成績の良い子が、
仲間からどうでもいいことでからかわれているのをよく見かけるのだ。
明らかに、やっかまれている。

内申は全く届かなくても友達が受けるんだから、
俺たちだってやればいけるかも・・・・っていうのがあるんだろう。
競争心っていうか、プライドっていうかなんていうか・・・。
子どもっぽい対抗心に呆れた。

女子ならば、仲間内で成績にあまりに差があるのなら、
あえて同じ高校を受験するっていうのはないと思う。
むしろ、避けるだろう。私なら避ける。
楽しくないし。

男性は大人になってもずっと子どもっぽいところを引きずるっていうし、
こういう構図のままだったら、
男性部などない方がいいんだろうなと思った。


なんやかんや大変なことはあるけど、女性にうまれて良かった!!
と8000円のコース料理を、仲間と楽しくいただきながら思った。

私は、単純なのだ!!!























冬の風景

2012-12-18 21:37:48 | 日記
クラスの生徒全員の「嫁ぎ先」第一、第二候補が確定。
昨日まで一人だけずっと、どこに行くのかずっと決められない生徒がいた。
これで一安心。


最近、帰りにテイクアウトで買うチョコラテは、
豆乳仕様にすることもできるし、
甘さ控えめ設定にもできるので、
両方してもらう。
並んでいる人がいると、いろいろアレンジを加えるのは人を待たせることになるけど、
20時くらいになると店も空いていて、こちらもあまり遠慮しなくていい。
温かい甘さ控えめ&豆乳チョコラテが手に入ると、
家路へと急ぐけど、なんとなく和やかな気持ちになる。



電車の中では、クリスマスっていうかもう年末仕様の広告。
あんまり年末って気分じゃなかった。うきうき感がない。
毎日、書類の確認、確認で神経が疲れてるからかな。


車内広告、毎年の神社の占い広告が気になる。正式な名前はなんだっけ・・?
占いによると八白土星の私、来年は変化の年。なんだか要注意らしい。
だって黒い三角がついてたもの。良い運勢だと二重丸なんだ。

うーん。。。何に注意すればいいんだろう。やっぱり健康とか??
そうね、そろそろガタがきてもいい頃だね、と思いながら電車を降りる。
気にしない、気にしないと思いながらも、毎年気になっている。
当たるも当たらぬも八卦。。。


週末に女性部の忘年会的な飲み会があることをすっかり忘れてて、
職場で出欠を聞かれてやっと思い出す。イタリアンだ!!

人がいるとそれなりに気を遣って疲れてしまうから、
仕事以外では一人でのんびり過ごすのが好きだけど、
こういうおつきあいのときはお酒を飲んでしまえばわりと気が大きくなる。

お酒を飲むとずーっと笑っていられるから、
できるだけ早めに飲んで、酔い気味になる方が心が楽だ。
今度も、強いのはダメだけど軽めのものを飲んで早く酔っぱらってしまおう。
笑い上戸なのは、オリジナルの部分なんだろうか、それともお酒のパワーか・・・。
美術科の教員の友人達からも忘年会の企画がメールで来たし、
今年は何をするかなあ~・・・。


年末っぽい行事へのお誘いで、やっと年末感?が自分の中でも出て来た。
テレビがないから、ついでにクリスマス感も全くないけど・・。
クリスマス会、プレゼント、大掃除、おせち料理、初詣・・・。
そんな行事が目白押しにあった昔の12月が、ちょっと懐かしい。

家に帰って、そんな懐かしい気持ちで開いた谷内六郎さんの絵本の歳時記。

心がふわっとする。大好きな本。
谷内六郎さんはその素朴で純粋な子どもの感覚のような絵も好きだけど、
心に沁み入るような文章も魅力だ。

冷え冷えとした気持ちになったとき開くと、子どもの頃の温かな感情が蘇ってくる。
小さなタイムマシンで、私の宝物の一つ。

おかげで温かい年末感に気持ちがシフトしてきた。

ご飯も炊けたので、こたつでお野菜の煮込みと一緒にフウフウ食べることにします。




















見極める

2012-12-17 23:34:53 | 日記
さて・・・・・。今日を選挙後一日目と呼んでみる。

なんだか重々しい朝だった。
身体もだるかった。要するに選挙ってことに頼り過ぎていた様子。
誰かが何とかしてくれるわけではないと白日の元にさらされた事実で知る。

目の前の風景は何も変わらないし、
いつもと同じように帰りにコーヒーを飲んだ。
でも、きっとゆっくりと変化して行くんだろう。
その中で、自分は大切にしたいなと思うものだけは変わらないでいようと思った。


昨日読んだ浦賀和宏さん「彼女は存在しない」。

大きく宣伝されていたので、新しいのかと思ったら、かなり古い本の文庫版だった。
しかもあまり好きにはなれない感じだった・・・残念。
もちろん、たかが私個人の感想だけど。。。


たとえどんなにグロテスクな描写があろうとも、
それに耐えられるような何かがゴン!と文章に奥深くにあればいい。

例えば、学生の時に読んだ花村萬月さんの「ゲルマニウムの夜」っていう話は、
グロテスクな表現もかなりあったような記憶があるけど、
今の時点で心に残っているのは、疾走感を伴う『悲しみ』のようなもの。
キラキラした何かが残っている。まあ、人それぞれ好みはあるだろうけど・・・。

そういう小説はきっと、ドロドロした表現の向こう側に、
本当に伝えたいことを一生懸命に伝えようとする作者の真心があって、
それに、読者が感電?して感動してしまうのだろう。
そういうのは、多くの古今東西の書籍の中で宝石のように光って、色あせない。


だけど、作者の方には大変申し訳ないけど、
今回読んだ本は、それには当たらないなあと思った。
表現のグロテスクさの向こう側に何も見出せない。ただグロテスクなだけだった。
しかもいろんな意味でグロテスクだったから辟易した。
作者がそういう表現自体に興味があるのでは?と思われた。
だから気持ち悪かった。人物描写もなんだか薄っぺらかった。
ただ、それが妙に現代的にも感じられた。


いろんな本をそれこそ「ジャケ買い」のように手当たり次第読むと、
いい時もあるし、そうでない時もある。
今回は残念ながら後者だったようだった。
古典と言われている本はやっぱりいいな、と思ってしまう。
少し前に読んだ遠藤周作さんの本は、心に迫った。
我知らず、涙がこぼれた。


魂を込めて叫ぶ者を、きちんと見分けること。


ふと、選挙を振り返った。
魂を込めて叫ぶ人々を、私たちは選べたのか。
濁りの向こう側にあるものを見極めることができたのか。
それは世の中にも、そして何より自分自身にも問いたいところだ。

たとえ世間が間違った方向に走り始めても、
見極める力が自分の中に育っていれば、
何も動揺することなんてないのだろう。

まずはしっかりしろ、私。





















気になる気になる

2012-12-16 17:01:13 | 日記
投票に行って来た。
昨日と違ってうららか。選挙日和。
選挙には午前中に行こうと思って、
普段はやる日曜午前の部活もOFFにしたけど、
結局10時まで寝ていた・・・12時間以上目覚めずに寝てた。
入試相談、どれだけ自分が緊張してたかがよくわかった。


そういえば昨日、神奈川僻地巡り(失礼!)の入試相談で高校巡りをしてた時、
携帯に見知らぬ番号から電話がかかってきた。
電車内だったから出るのをためらったけど、
進路関係のことだったらと思って、途中駅に降りて電話に出た。

なんと、教職員組合の人から「選挙、〇〇党にぜひお願いします!」
のお願いの電話だった。
これってありなの??? 
教職員って、選挙活動一切ダメなんじゃ・・・。

まあ、そこの党にはぜったーいに入れないけど、
と思いながらも、
休みの日にわざわざ電話をかけてきた女性の労を思い、
普通に対応して電話を切った。



お昼くらいに行った投票所では、年配の人ばかりで結構心配になった。
若い人、行ってよね。自分たちの未来が左右される。
例えば徴兵されて戦争に行くことになっても、
選挙行かなかった人には文句を言う資格もない。

張り出してあった用紙に依ると、
11時現在の投票率は、私の住んでる地区ではなんと9%だったらしい。
前回の選挙の同じ時刻帯では19%だったというから、いくら寒くてもねー。。。
ちょっとね。これはない。

この、戦前のような雰囲気の日本、ほっておいたらどうなるかわかんない。
歴史は繰り返すから、怖いな。
みんな、どの党に入れたんだろうな。

・・・あの党に入れるのだけは、あり得ないと思うけど。



うちにはテレビがないから、選挙速報を見れない。
ネットで細かくチェックするかな。

本を読みながら、日本の未来を占う選挙を注視してます。

神奈川僻地めぐりの旅

2012-12-16 16:58:56 | 日記



おとついの入試相談では、最初の近所の高校二校は比較的、街なかにあるので楽だった。
それにしても朝早くから高校の職員の方は大変だ。
今日の選挙だってそうだ。裏で支えるスタッフさんは大変なのだ。


一番最初に行った高校では、待ち合い室には、な、なんと温かいコーヒーが!!
これは嬉しい心遣い!

二番目に行った大学付属の女子校では、
小さな袋に一口サイズのお菓子の詰め合わせをくださった。
これまた女子校らしい細やかな心配り。
入試相談は神経使って疲れるから、一口お菓子は嬉しい。
三校目に行くまでのバス停で、一口お菓子をぱくっと食べる。

三校目あたりから小雨が降って来た。突如、気温がぐっと下がる。
しかも待ってもバスが来ないから、諦めてタクシーで目的の高校へ。
このあたりの高校から、神奈川僻地巡りがスタート。
なんとも寂しい場所にあった。
しかも受付でもらった札には「119番」の文字??
そんなに待ってんの・・・・?
入試相談には3年前に初めて三年担任になったときに行ったのがやはり初めてだった。
長くても10分以内には自分の順番が回って来たけど、一体これはどうしたことか。

なんとそこから1時間以上待った。
しかも40分くらいまで、順番が全く動かなかった。
満杯の待合室(というか普通の教室)に入れられて、じーっと待っていた。
待ち合い室はそこだけじゃなかったようで、どれだけ人を待たせてるんだ・・・と、
気の長い私でさえ焦った。待つことをキャンセルして、別の学校に先に行きます!
と切れ気味に出て行く先生まで現れる始末。
これは、この高校の準備ミスか・・。

横浜では3年職員が手分けしていく入試相談だけど、
やたら年配の先生が多くてこれにも焦る。雰囲気がものすごくフォーマル。

昨日、Twitterで他市の先生がおっしゃっていたことで納得がいった。
管理職の先生だけが入試相談に行くというところもあるそうだ。
むしろそういう地区の方が多いのかもしれない、そんな感じだった。

正確には1時間15分待って、やっと自分の番号が呼ばれた。
呼ぶ時に係の若い職員の人が、
「119番のお客様・・・」と言ったあとはっとして、「先生」と訂正した。
バツが悪そうな顔をしてた。
まあ、実質、「お客様」なんだろう。

で、ここからも長かった。

この高校はだいたい成績がオール「2」かちょっと「3」があるくらいの子が毎年受験する。
正直、絶対評価なんだし、
中学で普通に過ごしていたら、大抵「3」はもらえるだろう。
「2」があるということは、何か問題があるのでは、と判断される。
高校側も、どんな子どもなのかを根掘り葉掘り聞いて来た。
普段の生活態度は?性格は?部活の取り組み状況は?などなど。
欠席理由書も担任の先生の苦労の跡が偲ばれた。

「・・・6日間、おじいさまは随分体調が悪かったようですね・・。」
というつっこみにも耐える。

いい成績の生徒が受験する学校の入試相談は、
本当にただ書類を出すだけくらいでいい。
成績が人格ですら保証しているという厳しい現実を目の当たりにする。

できるだけ生徒のいいところをピックアップして売り込む。
なんとか大丈夫そうだった。

帰りはなんと、学校の車で駅まで送迎していただいた。
こんなのも初めてだった。

車の中で、高校の職員の方が、
「大変お待たせしてしまって、申し訳ありませんでした。
こんなに人が集まったのは初めてで、ものすごく驚いています。」とおっしゃっていた。

神奈川の公立受験システムの変更が、ここまで影響してるらしかった。



四校目からはほんとの僻地。なかなか来ないバス。
そしてバスを降りた後も寂しい山道のようなところを歩くこと10分ほど。
ちらほらと痴漢注意の看板が・・・・絶対出そうだ。
昼間ですら薄暗い道、茂み。なんでこんなところが通学路。
ここは女の子には絶対に行かせたくない。
ただ、学校のレベル自体は高い。けどなー。。。。
帰りはタクシーを呼ぼうかなと思ってたら、運良くバスが来たので乗る。

ここは、担当の年配の職員が、
女性で経験の浅い私を蔑むようなところが見え隠れしてむかむかした。
来てた他の中学の先生たちがみな管理職レベルの男性だったからだろうけど。
前時代的だね。ここ、ほんとうの田舎だわ・・・。
違う意味でも女の子には行かせたくない学校として私の中に登録される。


五校目、小田急江ノ島線終点近くまでの旅。
大学併設の大規模で美しい学校。やっぱり高校はきれいな方がいいな。
ここは駅から降りてすぐ。
ここでは、オール5に近い生徒が推薦で受験することもあって、
担当の方に「こんなにいい成績の生徒さんがいらっしゃるなんて!」と驚かれた。
自分のことじゃないけど、鼻高々!
たしかに真面目で良い生徒だから、高校に入ってもきっと活躍するだろう。


神奈川僻地巡りの旅で、私が思ったことは、
やっぱり都会の学校で、校舎ができるだけきれいなところがいいなーってことだった(笑)。
とにかく、交通の便が悪くて、うら寂しいのは嫌だ。
綺麗じゃないのも、監獄みたいで嫌だった。

とりあえず、入試相談の8割が終了。残りは月・火で。
これでみんな高校生にはなることが確定したよ。


でも生徒のみんな、公立は自分の力で行くんだからね!!






























明日もきっともっと幸せ

2012-12-14 23:53:24 | 日記
明日の入試相談(併願する私立高校に、受験する生徒の情報を持って行って相談?する)のため、
今週はずっとせわしなかった。
日曜に散々電話で話をして決まった併願校を、昨日になって変更するとか、
相談用紙も書いたあとになって、夜遅くの携帯電話への着信・・・それはないよ・・・。
慎重になるのは仕方ないけどー。

しかも今日になって高校の書類を本人が持って来たときも、
「はい。」って手渡すだけ。
どこの高校に変更しましたとも、すみませんとも言わない。
どうなの、それ・・・。
中の書類を確認したら、どこの高校でどのコースを受験するかはわかるけど、
とにかく家に電話して保護者に確認をとった。

「何にも言わずに書類だけ手渡したので、念のため確認するためにお電話しました。」は、
私が言えた最大の皮肉。まったくもうっ!
高校受験する以前の問題でしょ。


表面上は落ち着いて取り組んでいたけど、
今週はずっと子宮のあたりがきゅっと痛かった。
胃じゃなくて子宮ってところが、ほんとに気持ちが切羽詰まってるんだと思う。
女性ならわかると思うけど、感情が一番反映しやすい場所だもんなあ。
心の深いところで、
絶対間違ってはいけない、
漏れがあってはいけないっていうプレッシャーが強くあったんだろう。
何度も何度も、内申や加点などが基準と合っているかを3学年の職員でチェックする。
なんてったって、3年間一緒だった人たちの「嫁ぎ先」第二候補(推薦もあるけど)だもん、
幸せになれるところにちゃんと行って欲しい。


そんな中、他学年の先生が飲み物やお菓子の差し入れをしてくれたり、
昨日の夜ははおしるこ、
今日の夜は焼きそばの炊き出しもあって、職場の人たちの温かさを感じた。
1、2年の先生達だって、
福祉体験学習と、そのあとのまとめ学習で大変だったのに。

こういうときの食べ物って、なんておいしいんだろう。
食べ物の味+作ってくれた人の気持ちが嬉しいからかな。



そして、帰り際に、とってもとっても嬉しいことがあって、
もっともっとハッピーになる!!(進路関係の話とは関係ないけど、クラスのこと)
とても尊敬する方に、すごく素敵な思い出を作ってもらった。
温かい人に囲まれて生きてるから幸せ。



明日は近所にある高校からスタート。
私の家の最寄り駅の近く。
進路担当の先生が組んだ入試相談スケジュールでは、
私が普段使用する路線で移動できるところの高校だけをピックアップしてくださっていた。
かなりありがたい。
ただし高校の数は少ないけど、横浜からでは不便なところ(私の家からは遠くない)。
明日は神奈川僻地遠足!美味しいコーヒー屋さんを探しながら行く。
東京方面に行く先生は、高校の数は多いけど交通の便はいい。


どうぞ神様、最善は尽くしたので、
何もトラブルがありませんように。

普段は、
「モコモコ遊牧民」という、
ありがたくないあだ名を職員室にて頂戴してる私もさすがにスーツかと思いきや、
黒いローヒールを学校に忘れて来てしまった。
普段履かないものだから存在すら忘れてた・・・。

「スーツっぽい格好」でごまかすことにする。



感情がグラグラと毎日動く。いい方にも、悪い方にも。
昔はコントロールが上手にできなかったから、すぐに体調を崩した。
でも今はグラグラしてもきちんと責任を果たせるようになってきた。
責任感(社会性?)と感情のバランスが上手にとれている。

それに周囲にも温かい人がたくさんいて、
だから自分も誰かのために頑張れるんだなと思った。




生きてるとたくさんいいことあるな、と大雑把に思う日々。













軌跡を繋ぐ

2012-12-11 22:11:23 | 日記
帰りにコーヒーショップに寄って、テイクアウトが日課。
火曜の夜はお店の中もガラガラ。
ちょうど飲みきるくらいの距離の駅で夕飯の買い物をする。
豆乳ラテのときがほとんどだけど、昨日は面談終了でお疲れピークだったので、
甘いものが欲しくてチョコラテ。これが甘くて美味しいんだ!
今日もチョコラテにしてみたんだけど、ミルクから豆乳に変更してのチョコラテ。
昨日より軽めでこれまた美味しかった。

家に帰り着くまでの間に、公的な自分から普通の自分に切り替える儀式のよう。
温かい飲み物でリラックスする。友達からのメールにもやっと返信。
忘年会かあ・・もうそんな季節。 
年末は調査書という宿題を背負うから、あんまり遊べない。かなしい。



それにしてもぎょっとしたこと。
美術の制作中に、3年生が話していたこと。


学力のある子たちの話題は大人みたいで、タイムリーに選挙の話題だった。
5人で制作しながら話していたけど、
学年でも成績がトップクラスの一人が言ったことに、あとの4人が絶句してた。
私も驚いた。

「僕はさあ、戦争してもいいと思うんだよね。特需が起こって、国が潤うし。
あと、原子力だって必要だと思うんだよね。それに代わるエネルギーって、
まだないんだし。国力が衰えているときに、
一番パワーのあるエネルギー源削減してどうすんの。」

・・・まじかー。
なまじ知識をかじって、ひけらかすタイプの生徒なら、
人と違う意見を言いたがるので、さもありなん、だけど、
この意見を言っていた生徒は本当に真面目で博識で、
学年でもリーダー格として先生からも生徒からも大変信頼されている生徒。
たぶん、大人になったら世の中を引っ張って行く部類の人になるのだ、
その人が・・・・戦争賛成・・・・・。

「僕に選挙権があるなら、民主党に入れるかな。」とのことだった・・・。


私は「公人」だから、特に選挙に対しての意見を生徒達の前で言うことは本来はできない。
しかし、思わず、
「戦争の前提は、『人が人を殺すこと』なんじゃないの?それがいいことなの?」
とこの生徒に向かって聞いてしまった。

だってそうじゃん???

あと「原子力って、便利でも恐ろしい側面があることは今回の事故で分かったのに、
しかも地震もこの前みたいに突然やってくるのに、
いいの?このままあんな危ないもの使ってても、って思わない?」
とも聞いた。

生徒は「うーん、それはそうなんだけど、でも国があってこそじゃないですかー。」という。
彼は真面目に言っている。
うーん。相容れない。
国よりも何よりも命、生きてこそなんじゃないの?



衝撃的だった。
経済が大切という思想は、大人を通じて子どもにまで浸透しているのだな。
これは、結構厄介なことだと思った。
この子の保護者は、そういえば高学歴の方だった。
たぶん、彼の考えは親からの影響だろうな・・・。

戦争も基本的人権の削除も原子力も、
人の命を危機にさらす可能性のある恐ろしいもの。
でも彼にとっては、経済を活性化させる『道具』にみえるらしい。
そう考えてる人ってたくさんいるんだろうな。

Twitterでは自分の気に入った人をフォローしているものだから、
タイムラインに流れてくる情報ほとんどが『反原発』系のものだ。
私は命を大切にしたいし、そういう考えが世の中に満ちていて欲しい。
けど、現実は違うらしい。
自民党有利のニュースは嘘だというけど、あながち本当かもしれない。


公人の自分にできることは、自分はとにかく選挙に行って自分の考えを表明しておくことと、
何が大切なのかを子どもたちにしっかり考えさせる取り組みをどこかに組み込んでいくことだと思う。
美術で、クラスで何ができるか。
歴史を学んだとき、それは緩やかだけど人が自由へ向かう軌跡だと感じた。
それが後退してないか?今は。

自由は自分も大切にするけど、相手も大切にすること、それでやっと成り立つんだよね。
学活でそういう話もすることがある。

幼稚園や保育園、小学校、中学校で学習することが人生の基盤になるなら、
私たちが自由へと向かう軌跡を後に繋いでいかなくちゃ、とか、
何となく大きな責任を感じたりした。




























ほくほく絵本

2012-12-09 21:29:27 | 日記
余震が来るかも!っていうときは家から出たくない。
電車が止まってしまったら、即、帰宅難民、帰れないから。
ここ何日間は危ないって。

しかし今日も部活で朝から出勤。
今日は特に寒く、
サッカー部の大会会場になってたうちの学校のグラウンドでは、
他校の生徒たちもウインドブレーカーを着込んで試合待ち、隅の方で震えていた。
この寒さの中、大変だな・・・。
美術部はストーブのおかげでかなり暖かい中、のんびりと活動。

部活と職員室を行き来して、進路関係で電話をかける。
併願関係ではもう大詰め。来週には決定だから。
昨日今日で説明会に行って、方針を固めたはずのご家庭に電話。
保護者としばし話し込む。
休みの日って感覚は既にない。
オープンの高校をどうするか迷ってるって。
もうそれは出願だけはしとこう。調査書は書きますから・・・。
出願期間が過ぎちゃって受けたい!と思っても、
出願してないとどうしようもない。

そういう、まだまだ迷ってます系の人がたくさんいる。
とりあえず併願だけは決めちゃおう。

海外校を受験した生徒が合格をいただいて、にわかに活気づく。
ちょっと難しいかなと思ってて、保護者とともに次の手も考えてたんだけど、
嬉しい誤算だった。4月からは英語に囲まれて過ごすのだなあ・・・。

それぞれが別々の進路を行くんだと全体を見渡すとなんだか感慨深い。
いいなあ新しい世界に行けて。そんな気持ちもある。
巣立っていく人をただ見送る仕事は、ちょっとさみしい。


家に帰ってTwitterを見ていて、政治についての発言が半分以上で、
なんだか戦前のような雰囲気のツイートのなかで、
大好きな絵本作家さんのアカウントがあるという情報が!
早速フォロー。工藤ノリコさん。

この人が描く「ピヨピヨシリーズ」がもう可愛くて!!


「ピヨピヨスーパーマーケット」


ヒヨコたちの愛くるしい表情と、緻密であたたかいイラスト。
そしてヒヨコたちの言動に可笑しくて吹き出してしまうし・・・。
もうずっと見てても飽きない!食べ物が美味しそうだし!
何より家族の会話や団らん風景もとても心和む。
私、この人の絵本読むとものすごくほっこりする。

今時、こんなに人を幸せにする表現ができるなんて、本当にすごい。
小さい子にぜひぜひプレゼントしたい絵本。

ほくほく。
そういえば昨日は暗かったな・・・(詳細は昨日のブログに)。
人の心って不思議。暗くても明るくても冷たくても温かくても魅かれるものがある。

とにかく幸せになって月曜を迎えられるのでいい。
私も動物が出てくる絵本を描くけど、
こんな風に人を幸せにできるものを描く人になりたいなあ。
遠い遠い目標です!

















夜の夢こそ

2012-12-08 18:23:38 | 日記
家にずっといる日は貴重。
今回は完全に趣味のお話。



行くはずだったものがお休みで行けなくなったので、
のんびり過ごすことに。
昨日からにわかに自分の中で、とあるブームが再熱して、
you tubeを見てたけど、途中どーんと落ち込む始末。
もともとの物語が暗いんだけども、
それにも増して昭和的情感が、暗くて重くて・・・。

*江戸川乱歩原作の『パノラマ島奇談』です。
原作はなんとも言えず幻想的だったのだけど、
映像にするとキッチュでちょっと笑えます。

ラストシーンは、映像にしないで欲しかった。。。
映像にすると、ただ気持ち悪さだけがクローズアップされてます。
文章だから良いってのがよくわかった一作でした。
ちなみに天知茂さんのスーツのピチピチ度合いが気になって仕方なかった(笑)。
でもダンディーでした。


ところで、地震があるときは、妙な電波的なものが出ているらしく、
そのせいか火曜日の朝、放射状に広がる変な雲をみたり、やたらどっと疲れたり。
木曜日の夜中に寝ながら、
床にくっついた自分の背中がやたら重くて、
「面談中とはいえ、あまりに疲れすぎだろう・・・」
と自分にツッコミをいれたばかりだった。
こういうのはたぶん、地震の前兆なんだろう。
小動物は地震が近くなるとヘンな行動をするっていうし、
私たちも自然の生き物だから、感じられるものはきっとはあるんだろう。
見逃しちゃあいけないなあ。



そして今日も、昨日あれだけ落ち込んだにも関わらずブームが続いていたから、
90分の動画をみる。
あいかわらず昭和の情感というかむしろ妖気が漂っておりました・・・。
おもーい、くらーい。

*ちなみに今日は横溝正史原作の「真珠郎」をみておりました。
原作では金田一耕助は出てこないけど、
今回見たテレビドラマシリーズになったやつの方は、
古谷一行さんが金田一役で出てるやつです。

私はこのシリーズのエンディングのテーマ曲が小さい頃から気になって仕方なく、
トラウマなんだけど好きっていう不思議な感情。
真珠郎の「絶世の美少年」という設定が映像にするとツッコミどころ満載です。
しかし昭和だからもうオッケー、今とは感覚が違うと割り切って。


でもね、なんだろう、最終的にこのすっとした気持ち。
瞼を閉じると見える夢もそうだけど、現実とかけ離れた物語って心に必要だ。


『うつし世は夢、夜の夢こそまこと』、だっけ。

エドガー・アラン・ポーの言葉を江戸川乱歩が日本語訳して、
自分の好きな言葉として紹介してたのを見たことがある。
私も、この言葉は大好き。好きな言葉を書け、って言われたら、これかな。
・・・もうちょっと前向きな言葉書こうよって感じだけど・・・。

夜の夢こそまこと。

高校時代の読んだ横溝正史氏の小説「鬼火」の竹中英太郎さんの挿絵は、
私にとってはいまだトラウマかつ魅力的。
直接怖い絵が描いてあるわけではないのに、なにこの立ち上る妖気・・。
文章と相乗効果でもう怖い怖い。。。。真夜中の悪夢のよう。
本を家に置いておくと、妖気が本から立ち上ってくるのでは、
と、本を見えないところにしまったりしたくらい。

てかあれは高校生が読むものではなかった。
でも文学というのは、多分に毒を含んでいて
気持ち悪い、気味悪いっていう分類ができず、魅力を感じてはまる人もいる。


現実はもっと善も悪も灰色で中途半端なもので、
それを漉して漉して、
純粋透明なガラスのような物語や、毒を多分に含む恐ろしい物語が作られる。
夜の夢は本当に、純粋な人の思いでできている。
だから人を惹き付けてやまないのだろう。

2日間しっかりと夜の夢に浸かったので、
うつし世の夢の中でも頑張れそうな気がした。
灰色の世界に疲れたら、また『夜の夢』に戻ろう。







































たいしたことない品性を抱えて

2012-12-06 21:53:47 | 日記
まだ年賀状も全く手つかず。面談終わったら考えよう・・・。


面談2日目が終了して、あまりに真剣味にかける生徒が数人いて呆然。
もう受験校決定の面談なんですけどーー・・・。
併願校、この土日で見学って。遅い。
第一希望の公立、一回も見学に行ってないのに第一希望ですって何ーー。

要は偏差値を見て、自分が行けそうなところを漁ってるだけなのだ。
12日にはもう併願校を決定してくれないと、
15日からの教員が出向く入試相談に間に合いませんよーー・・、
間に合わなかったら、もう併願には出願できませんよーって何度も言ってるのになあ。

あと、塾のささやき?に惑わされて、突然、志望校を全く変えてくる子も。
・・・自分で決めなよー。。。。


勉強って楽しいものなのに、
塾で闇雲に勉強させられ過ぎて「勉強なんかいや!」って推薦に切り替える生徒もいて、
勉強にアレルギーを持ってしまってるから、塾行ってる意味ないじゃんって思う。



好成績をとる生徒って、中学の場合だと自宅学習をコツコツしているタイプの生徒で、
そういう生徒は希望校が第一回の進路希望調査から全くぶれない場合がほとんど。

併願校の出願基準も余裕でクリアして、
受験校は公立と併願の私立の2校だけとシンプル。
科学の勉強がしたい、バレエに打ち込みたいなど、
やりたいこともきちんとある場合が多い。

塾の情報に振り回されて自分を見失ってる子と、
自分のペースでコツコツやって、
好きなことも見つけてそちらも頑張って来た子では、
人としての心の成長ぶりに大きな差が3年間でできてしまっている気がする。

面接できっとバレるだろう。

あと、いくら思春期で反抗的であったとしても、
保護者の方と生徒との会話に出てくる言葉遣いがあまりに傍若無人である生徒は、
自分の意見がなく、説得力もない場合が多い。
まだ考えが浅く子どもだという証拠だ。

三者面談ではこれがはっきり見える。

コツコツ型の生徒は、保護者に対してもきちんとしている。
親子が和やかな雰囲気である。
塾頼みの子どもは、保護者を見下すような態度をとるのもいる。


人間としての品性の差がここで見えてしまう。
学力以前の問題だ。


まあ、いいや。自分の人生だ。
それなりの品性を抱えて、それなりに頑張ってくれよ・・・。


とはいえ、そういう担任の「品性」もたいしたことはない(^^)。

これから調査書も書くけど、
年末年始は海外の推理小説を読みたいなあとか思っている。
13冊、面白そうなのを紹介してたサイトがあって、
全部読破したいのだ。
帰省できたら、帰省の電車内や実家で読めるもんね。
もちろん、調査書は全部、書ききってから帰省する。



学校の「教員」である自分と、それ以外の自分。
分けてやらなければしんどいなあと思う。
推理小説オタク、内に籠った性格の自分も、
社会的には認められなくても大切な人格である。
でも学校にいるときには、引っ込めとくべき人格だと思う・・。

たいした品性の自分じゃなくても、役割をコツコツ果たすことで、
それなりの人生を生きている。



いくつになっても、人間、取るべき態度は同じだと思う。