換羽で後ろ頭はげになっているみー。そして、みーが乳母やのところに行くのが面白くないタンタン。みーもタンも、おたがいにけん制し合っている。
みーがあまりにも乳母やのところへ来ないものだから、昨夜、タンをかごに入れた後、みーと「さし」で話をした。
みーが乳母やのところへあまり来ないにはわけがある。乳母やのところに来ると、タンがそれを目ざとく見つけ、すっ飛んでくる。そして「みー、おまえ、退け!」そして「(乳母やのところは)ぼくが!」と言って、みーを蹴散らすものだから、みーは乳母やのところへは寄りつけない。
そこで、みーに言った。「みーみ、もっと乳母やのところにおいで。みーみが来てくれないと、乳母やはさびしいよ。タンのことは気にしないでいいから」。
すると、今朝、何度も乳母やのところに来た。タンタンに邪魔されても、また、頃合を見計らってやって来るのには、驚いた。みーはちゃんと、乳母やの言葉を理解していたのだった。
「ごめんね、みーみ。過小評価してたよ。実は、賢かったんだね。乳母やの言うこと、ちゃんとわかってたんだね」と謝った。
あれ…?
ということは、ノートパソコンの上に載っちゃいけないってのも、カーテンを引っぱってはずしちゃいけないということも、わかってるはずだよね?