パピユ王国日誌 

文鳥の国「パピユ王国」のにぎやかな日々の記録。

晩秋

2016年10月29日 | 音楽



一段落ついたら、と思っていたこと。

バラを見に行く。

本当は来月に入ってから行くはずだったけれど、友人が言うには、今年は早い方がいいと。そのとおりだった。見ごろをほんの少し越したかな、という状態だったけれど、昨夜の雨の水滴が少し残っていて、しっとりといい感じだった。

そして、ヘッドホンを買う。(ようやく!)



今回もAKG(アーカーゲー)。プラグ部分のコードの断線による接触不良に嫌気がさして、今回はブルートゥース、コードレスにした。(コードも使える。)前のよりも大きい。ポータブルとしてはやや大きく、重い。でもその分、耳と側頭部へのあたりが柔らかく、頭が痛くなりにくい。

音の感じは、前のと同じ? AKGの音。前よりも少し音像がはっきりしたぐらいで、ほとんど「新しく変わった!」感がない。エイジングしていないのにね。

通勤と旅のお供ができたところで、秋を堪能する。音楽はビルスマの無伴奏チェロで。

仕事と遠足

2016年10月14日 | 文鳥と音楽以外




長い、苦しい夏が終わった。心身ともに消耗した。

そんな時に、仕事の進捗状況考えると絶対に行けないありさまだったのだけれど、ドタキャンして迷惑をかけるのが嫌だったので、帰ってからの修羅場を覚悟して「遠足」に行った。

電車で2時間、車でさらに2時間。思いがけず山深い中だった。そこに友人の家族が経営する葡萄畑があった。

ネコと遊び、ベジタリアン料理をいただき、葡萄の箱詰め作業を見せていただき、
夕方の日の射した葡萄畑を眺める。収穫はほぼ終わり。葉が西日を受けて黄金色に輝いていた。



帰ってからは案の定、修羅場だった。これが出来なかったら、自分は生きている価値がないと思ってしまうほど(自分自身に)追いつめられていた。でも、この風景とお土産にいただいた葡萄を心身の糧にして、なんとか終えることができた。今年も「命の葡萄」だった。



出荷前の箱詰めされたピオーネ。やさしくそ~っと、でも手際よくひと房ずつ検品して、袋に入れる作業。まるで嫁入り支度をさせる両親のように慈愛に満ちていた。あそこで大事に育てられた箱入り娘たちを見て以来、葡萄を食べる時には、あの風景と「命の葡萄」を作っている若い彼らのことを思い出す。