米俳優で監督のベン・アフレック(40)が、監督3作目となる「アルゴ」を手がけた。
実話を基にしながら、米中央情報局(CIA)が仕掛けた人質救出作戦が「嘘の映画を製作する」だったという奇想天外な物語だ。
脚本を気に入ったアフレック監督は「笑えるし手に汗握る展開だし、大学の時に勉強していた中東がらみのことでもあるので、これは僕のためにあると思った」と情熱を傾ける。
1979年、革命の嵐が吹き荒れるイランで、過激派が米大使館を襲撃、大使館員を人質にとった。
6人の大使館員が脱出し、カナダ大使の家に身を隠すが、イラン革命防衛隊に見つかれば命はない。
CIAの人質奪還のエキスパート、トニー・メンデス(アフレック)が作戦を思いつく。
にせ映画を企画し、6人の米大使館員をカナダからロケハンに来た撮影スタッフに仕立て、出国させる…。
「史実でなければ誰も信じないよね。
イラン情勢、70年代のハリウッド、ストーリーテリングとは何か。
この3点について描く格好の機会だと思った」
難関をクリアしていくトニー、6人を捕まえようと追うイラン、そしてCIAの3者がサスペンスタッチで同時進行する。
ジョン・グッドマンがハリウッドの特殊メークの第一人者役、アラン・アーキンが一癖ある大物プロデューサーにふんし、物語を盛り上げる。
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