劇団代表としてあいさつをする奈良岡朋子さん（２２日）＝代表撮影
１０月２日に８７歳で亡くなった俳優、大滝秀治さんのお別れの会が２２日午後、東京都港区の青山葬儀所で開かれ、関係者、ファンなど９８０人が故人をしのんだ。
大滝さんが出演したテレビドラマ「北の国から」などの脚本を手がけた倉本聰さんは、「若いころ、宇野重吉さんに『壊れたハモニカのようだ』と酷評されたあなたの声。しかしあなたはそのハモニカで、幾つものすてきなブルースを僕らのために奏でてくだすった」と、時々声を震わせて感謝の言葉を語りかけた。
また、最後の映画「あなたへ」で共演した高倉健さんからはメッセージが寄せられ、「入院中にいただいたお手紙の中に、『僕にとって一つの仕事は、いつも一つの事件です』と書いてくださいました。その重みをかみしめております」との文面が読み上げられた。
（2012年10月22日19時38分
読売新聞）
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