幸福学専門30年 筬島正夫が語る本当の幸せ


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死なないで!殺さないで!生きようメッセージ(認知症の人と家族の会)浄土真宗親鸞会講師のブログ

2009-05-13 | 


現在、日本には寝たきり、認知症、虚弱など、介護の必要な高齢者が
450万人を数えます。
これは10年前と比べ2倍の数だそうです。

そして問題になっているのが、介護者の自殺や心中。
本当に悲しいことです・・・・・・・・。

社団法人『認知症の人と家族の会』は介護者の方々へのメッセージとして、
「死なないで!殺さないで!生きようメッセージ」
というリーフレットを発行されました。


  


<認知症の人と家族の会 ホームページより>
最近、介護殺人、介護心中といった痛ましい事件が数多く発生しています。
当会では、これまでに
「死んでしまいたい!」
「殺してしまいたい!」
という同じ思いをした会員から、
どうして思いとどまったのか、
今介護で苦しんでいる人たちに伝えたいこと、
という内容のメッセージを募集しました。
その結果、85名から応募がありました。
今回のリーフレットは、
その声の一部を掲載していますが、
今たいへんな介護の渦中にいる人へのメッセージとなり、
一人でも多くの人が思いとどまっていただけることを期待して作成しました。

http://www.alzheimer.or.jp/jp/oshirase/090413/ikiyou.htm


「死なないで!」
「殺さないで!」
「生きよう!」

  と

「死なせて!」
「なぜ他人を殺してはいけないんですか?」
「なんの為に生きねばならないのですか?」

との心の戦争は続いています。

日本では年間3万人を越す自殺者が11年連続。
世界では年間100万人を越しています。

テロ、湾岸戦争以上の犠牲者を出しているといえる
この実態は深刻です。


俳優だった沖雅也
1983年6月28日に自殺してしまいましたが、最後に書かれた
メッセージは今もなお、世界中の人に問われているテーマ
ではないでしょうか。


<便せんの表に> 

人は病む。
いつかは老いる。
死をまぬがれることはできない。
若さも健康も
生きていることも
どんな意味があるというのか。

人間が生きていることは、
結局何かを求めて生きていることに
ほかならない。

老と病と死をこえた、
人間苦悩のすべてを離れた境地を求めることが、
正しいものを求めることと思うが、
今の私はあやまったものの方を求めてしまった。

 <便せんの裏に> 
 
おやじ、涅槃でまっている。


老と病と死をこえた、人間苦悩のすべてを離れた境地。
それこそ仏教に説かれています。
(もちろん、死んだら皆、仏になって涅槃の境地に達する
 わけではありません。
 死んだ人は皆極楽にいっている、というのは気休めの言葉として
 使われているのかもしれませんが、死んだら楽になれるという
 無知を誘発させる危険性があることを心にとどめておかねば
 ならないでしょう)

そもそも、お釈迦様は、シッダルタ太子といわれていた頃、
いずれ自分も老人、病人、死人になることにショックを
受けられ、老・病・死を超えた世界を求められました。
これが四門出遊といわれる有名なエピソードです。

※以下のサイト参照

 お釈迦さま「天上天下唯我独尊」の御心|浄土真宗親鸞会 三河・知多
 http://mikawa.jodoshinshu.net/shakya/shakya02.html

そして、お釈迦様は35歳の御時に、
その境地に達せられたといわれます。


いろは歌の最後には

「有為の奥山今日越えて
 浅き夢みじ 酔いもせず」

と書かれてあります。
これは仏教の言葉から来ていると言われますが

有為(苦悩)を越えた境地、それは浅い夢を見ているような
ほろ酔い加減の状態ではなく、ハッキリとした幸せなのだ
という意味です。

その仏教の真髄を教えられた方が、親鸞聖人であり、
親鸞聖人の教えを聞き学び、正確に伝える集いが浄土真宗親鸞会です。


※浄土真宗親鸞会公式サイト
http://www.shinrankai.or.jp/


元タレント・清水由貴子さんの自殺と、求められる「生きる意味」|自殺サイト
http://inochi.jpn.org/jisatsu/column/200904shimizu.htm

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