幸福学専門30年 筬島正夫が語る本当の幸せ


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世界を変える!?『拡張現実』をご存知ですか??

2010-03-04 | 人生の目的

科学技術は確実に変化を遂げています。

すでに生まれた時にはパソコンがあり、ネットなんて
当たり前、という時代になってきていいますが、

私自身は、ワープロが普及する前と後の世界も知っているし
携帯が普及する前と後の世界も経験しているし、
パソコンやネットが普及する前と後の世界も知っています。


今、当たり前になされていることが、ほんの20年前は
ほとんど普及していませんでした。


自分がワープロを購入するなんて思ってもいなかったし、
一度に、三行表示される画面を見て、まさに『三行革命』と驚いた
ものです。


さて、次々と“革命”がなされていますが、次にくる“革命”の一つに
入ると思われるのは

【拡張現実】です。


「拡張現実」についてWikipediaには以下のように書かれています。

拡張現実(かくちょうげんじつ)とは現実環境にコンピュータを用いて
情報を付加提示する技術、および情報を付加提示された環境そのものを示す。
英語表記はAugmented Reality 、省略形はAR。

バーチャルリアリティと対を成す概念。強化現実とも呼ばれ、
現実の環境(の一部)に付加情報としてバーチャルな物体を電子情報として
合成提示することを特徴とする。

例えば「ドラゴンボール」に登場する「スカウター(相手の戦闘力を見る
ことの出来る片眼鏡形の表示装置)」なども拡張現実の一種と言える



小難しい説明より、次の動画を見ていただいたほうが早いかも
しれません。


AR(拡張現実)を試してみた



Augmented Reality by Hitlab




いかがでしょうか?

こんな世界が当たり前、という時が遅からず来ることでしょう。


3D映画『アバター』も大ヒットし、3D映画が主流の時代も
来るように感じます。


仮想現実(バーチャルリアリティ)の世界もますます日常で触れる
機会も増えることでしょう。


さて、ここで危惧することは、この科学の進歩に人間がついていけるか
ということ。

そして、正しい世界観、人間観をもっていないと、
世界とは何か、人間とは何か、がますます混乱してしまうだろう、

ということです。


架空の世界と、現実の世界の区別がつかない。
いや、架空の世界の方に、よりリアリティを感じてしまうかも
しれません。


世界も、人間も、何かうそっぱちで価値がないものに思えたとき、
私たちは、世界に、自分に意義を見出せるでしょうか?


日本思想でもっとも有名かつ重要といわれる『歎異抄』の一節が
自然と心に浮かびました。



(原文)

煩悩具足の凡夫・火宅無常の世界は、万のこと皆もってそらごと・たわごと・
真実あることなきに、ただ念仏のみぞまことにておわします(『歎異抄』後序)


〔意訳〕

火宅のような不安な世界に住む、煩悩にまみれた人間のすべては、そらごと、たわごとばかりで、真実は一つもない。ただ弥陀より賜った念仏のみが、まことである。


「この世のことすべては、そらごとであり、たわごとであり、まことは一つもない」
 親鸞聖人は断定される。
 人間のあらゆる営みを否定する、反社会的、反道徳的、常識破りの発言が繰り返される『歎異抄』。
 だが、すべては真実信心のむき出しなのだ。
「信心」と聞くと、無宗教のオレには関係ないよ、とソッポをむく人があるかもしれぬ。だが〝イワシの頭も信心から〟というではないか、広くいえば、仏や神を信ずるだけが
信心ではなかろう。
 明日もあると「いのち」を信じ、まだまだ元気だと「健康」を信じる。
夫は妻を、妻は夫を、親は子供を、子供は親を信じて生きている。
 金銭や財産の信心もあれば、名誉や地位の信心もある。
マルキストは、共産社会こそ理想と信じている人たちだ。
 何を信ずるかは自由だが、なにかを信じなければ生きられない。
生きるとは信ずることだから、誰も無信心ではあり得ないのだ。
 信ずるものに裏切られると、たちまち苦悩に襲われる。
健康に裏切られたのが病苦であり、恋人に裏切られたのが失恋の悲しみだろう。
 夫や妻を亡くして虚脱の人、子供に先立たれて悲嘆の人、財産や名誉が胡蝶の夢と
化した人、みな信ずる明かりが消えた、暗い涙の愁嘆場である。
 皮肉にも、信じ込みが深いほど、裏切られた苦悩や怒りは、ますます広まり
深さを増す。
 生きるため日々悪戦苦闘する我々だが、決して苦しむために生まれてきたのではない。生きているわけでもない。唯一生きる目的は、生命の歓喜を追い求め、獲得するため
なのだ。誰しもこれに異存はなかろう。
 ならば信ずるものの真贋に、尋常ならざる真剣さが要請されるのも当然では
なかろうか。

(中略)

「ただ念仏のみぞまことにておわします」
〝みな人よ、限りなき生命の歓喜(摂取不捨の利益)を獲て、ただ念仏するほか、
人と生まれし本懐はないのだよ〟
 親鸞聖人九十年、唯一のメッセージを伝えんと、泣く泣く筆を染めた渾身の書が、
『歎異抄』と言えよう。

 
                    (高森顕徹先生著『歎異抄をひらく』より)



どれだけ科学が進歩し、時代は変わっても、常に変わらぬ大切な思想が、
歎異抄にはあります。
その正しい心を是非知っていただきたいと思います。



歎異抄 第3章/有名な悪人正機を言われたもの:原文と現代語訳の朗読





格好良すぎる、拡張現実な名刺 : ギズモード・ジャパン
http://www.gizmodo.jp/2009/07/post_5839.html"target="_blank"


AR(拡張現実)技術で近未来をつくるエンジニアたち/Tech総研
http://rikunabi-next.yahoo.co.jp/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=001574"target="_blank"




浄土真宗 親鸞会 公式ホームページ|『歎異抄をひらく』(高森顕徹先生著)の感想(1/6)
http://www.shinrankai.or.jp/s/kaiinkoe/tanisyou/080331a.htm"target="_blank"

"target="_blank"親鸞会.NET» » 司馬遼太郎(1)《歎異抄に魅了された人々》
http://www.shinrankai.net/2009/07/tannisyo-2.htm"target="_blank"

マンガ:『歎異抄をひらく』の衝撃度(1/6)|浄土真宗 親鸞会公式ホームーページ
http://www.shinrankai.or.jp/b/tannisyou/hiraku-comic01.htm"target="_blank"


ハイデガーの渇望した無碍の一道・親鸞会会員の声|浄土真宗 親鸞会 公式ホームページ
http://www.shinrankai.or.jp/s/kaiinkoe/tanisyou/080706kansou.htm"target="_blank"


やがて世界は仏教にたどりつく(渡部 隆志 著) - 浄土真宗の入門書・通信販売
http://shop.tulip-k.jp/?pid=16515326"target="_blank"

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http://blog.goo.ne.jp/pandagananda16/e/2596cc181ad256c861637e1117e78540"target="_blank"



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2 コメント

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恐ろしい時代の到来の予感 (ケンサンキュウ)
2010-03-09 08:32:29
バーチャル世界と現実世界、これがどのように同居していくのか予想つかない。
ミラーの中の世界ですら瞬時の対応はほぼ不可能の人が大半である。
洋画に魅力を失う人が多いのは、暗にバーチャル世界に拒絶反応を示している証明と理解している。
タブーの無くなる世界が何を生み出すか、欲の限界ない人間が何を生み出すか?
1989年を一つの区切りに人類は漂流時代に突入したとも思われる。
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Unknown (Unknown)
2010-03-21 23:40:40
色即是空空即是色
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