OSQZSS

オープンソース準天頂衛星(QZSS)受信機

ラジコンカーのRTK測位

2014-04-12 19:55:57 | RTKLIB
良く晴れた実験日和.

RTKの実験にBeagleboneをラジコンカーに積もうとしたけれど,
意外と大きくてかさばる.

RTKLIBがubloxのフォーマットに対応しているのだから,
そのまま送れば良いかと妥協して,xbeeのピッチ変換基板を
その辺のジャンク基板から作成.



そして,合体.



これをラジコンカーに搭載して,roverの完成.

 (クリックで拡大)

本来であれば,移動体側でRTK測位をすべきだろうけれど,
今回はroverのrawデータを基地局に送信して,そちらで測位.

 (クリックで拡大)

基準局の受信機もublox.
アンテナは簡易的にカメラの三脚で設置している.

 (クリックで拡大)

基準局アンテナの位置を精密に求めたいのだが,
一番近い電子基準点でも30kmほど離れている.

さすがに1周波の受信機で,この基線長のRTKは厳しいので,
とりあえずしばらく測位した後,測位結果の平均値を基準局の位置とした.

後はラジコンカーを走らせながら,RTKNAVIで測位するだけなのだが,
まったくFIXしない…





まず怪しいのはアンテナかな.基地局だけでも良いアンテナにすべきか?
あと,ラジコンカーが走行中に飛び跳ね,結構姿勢が安定しない.
それも受信信号に影響しそうだ.

また,20mも離れるとxbeeの通信が切れてしまう.通信は悩みどころ.
roverからrawデータ以外にも,モニタ目的で放送歴や測位結果などを送信している.
rawデータだけに限定してbaudrateを下げれば,もう少し状況が改善される?

それでも,移動体に1Hzの測位だと隙間だらけなので,できれば4Hzくらいに
データの頻度を上げたい.

久々にラジコンカーを走らせたけれど,軌跡をモニタしながらコントロールするのは楽しい.
いろいろと課題の残る実験でしたが,ラジコンも測位も満喫しました.
コメント
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