大島恵真(おおしま・えま)の日記

児童文学作家・大島恵真の著作、近況を紹介します。
絵本作家・大島理惠の「いろえんぴつの鳥絵日記」もこちらです。

秋の虫その2

2007年09月29日 | スケッチブック
あいかわらずシジミチョウの話です。
現在、羽化したヤマトシジミ1羽、2齢幼虫のヤマトシジミ1匹、
さなぎ前のムラサキシジミ1匹、3齢幼虫のムラサキシジミ1匹、
の4匹のシジミチョウが玄関にいます。

昨日、友人からお借りした昆虫飼育ケースに
ムラサキシジミを移動させようとしたら・・・
コン! と音がして、幼虫がケースの底に落下してしまいました。
すごい音がするんですね。
たしかに、さわってみるとけっこうしっかりしています。
雰囲気的にはダンゴ虫みたいです。

きょうは、プラケースの壁とシラカシの葉っぱを糸でつないでいます。
さなぎになったかな?と見に行くと、
思い出したように起きてはまた糸をかけます。
エネルギーのいる作業みたいです。

夜、さなぎになっていたので、ホッとしています。
脱皮したカラが付近にありました。
ロボットみたいなさなぎです。


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秋のシジミチョウ

2007年09月26日 | スケッチブック
シラカシの枝を剪定したら
ゼフィルスのきれいな卵がいくつか。
穴のあいたのも、まだあいていないのもあります。

玄関の、ヤマトシジミのさなぎのいる鉢の横に、
枝をコップに入れて生けてならべます。数時間後、
いないと思っていたムラサキシジミの幼虫が、顔を出しました。

昨日、幼虫は9匹いました。
透明なグレープフルーツ色で、まんなかが紫色で、とても美しい。
ヤマトシジミと比べて、足の速いのに驚かされます。
成長も早く、ヤマトシジミの倍ぐらいの大きさになります。

まだ小さめの幼虫は、若葉を食べたいようだったので
新たに庭で剪定してきて、新しい枝につけてあげました。

ところが、数時間後、幼虫たちは、葉っぱから落ちてしまうのです。
体を何回もくねらせて、苦しそう。
葉っぱにつけても、すぐ落ちる。
1週間前に、殺虫剤(ベニガX)を木にまいたのですが、
どうやら、そのせいらしいのです。雨でも、流れなかったみたいです。
幼虫にとって、致死量は、ものすごく微量なのだとおもい
農薬についても、いろいろ考え込んでしまいました。

結局、5匹が死んでしまい、残ったのは4匹となりました。
チャドクガを駆除するために、悩んでまいた薬でした。
チャドクガも、かわいらしかったですから。
チャドクガは駆除して、シジミチョウは生き残らせようなんて、ムシがよすぎました。

小さな幼虫には、昨日芽をふいた若葉をつんできて、あげました。
これは、だいじょうぶのようで、よく食べてくれました。


きょうは、さなぎになる前らしい終齢幼虫が、何度も脱走をはかっています。
枝ぶりが、気に入らないらしいです。
でも、庭にあるのは薬の残った枝。
いまある枝でさなぎになってもらうしか、ありません。


感動の羽化に立ち会う!

2007年09月08日 | スケッチブック


朝、この夏5匹目のヤマトシジミのさなぎが、
明日未明にでも羽化しそうな色(紫色)をしていたので、
夜、さなぎを確認しに玄関にいくと、さなぎは黄色になっています。

もう羽化してしまったのかな??? と
玄関をさがしても、チョウはいません。
あわててルーペで確認してみると・・・そのとき
「パカ!」と、さなぎの頭が割れました!。

しばらくして、水色の足が出てきて、チョウの体が出てきました。
文字通り足早に、そそくさとカタバミの茎を上っていきます。
羽はフリルがついたようにちぢれています。
しかし見ている間に、だんだんチョウの羽らしくのびてきました。

はじめて、羽化を確認することができました!
電灯がついていたので、朝だとおもったのでしょうか。
ルーペをのぞくと、きれいな触覚(白黒のまだら)、
ちょっとこわい大きな目、毛に覆われた口など
図鑑通りのヤマトシジミがそこにいました。
が、うまく描けませんでした・・・

6月にはじめて発見してから、毎日、
新しい命を発見したり、成長を確認したり、目が離せません。
ちいさなチョウと幼虫たちは、家族みたいです。