アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

妊婦さんには、問答無用で席を譲りましょうよっ!

2013年05月22日 | Weblog
 電車、バスには、「優先席」なるものがある。身体障害者、妊婦、乳幼児連れ、高齢者などの着席を優先させる座席。
 「おもいやりぞーん」「専用席」「優先座席」「シルバーシート」…呼称は様々。

 妊婦さんは、妊婦であることを示すために、妊婦ステッカーを胸に付けている。これは、電車内などで、「私は妊婦ですから、席を譲ってくださーい!」と、叫ばなくてもよいので便利。
 ステッカーの種類も結構ある。公共の乗り物で効力を発揮しそうなものは、「お腹に赤ちゃんがいます」「HAVE A NICE BABY BABY in ME」「COMING CHILD IN」などの文字と、ホンワカした図柄のもの。

 で…昨日、某政令指定都市の大学病院へ行ってきたんですがね・・・
 地下鉄に「お腹に赤ちゃんがいます」のステッカーをつけた妊婦さんが乗り込んできた。彼女は、荷物もあり、「優先席」に座りたかった。しかし、先客達が優先席を占領中。4人分ある優先席、2人は優先されるべき人たち、あとの2人は…どう見ても若いし、身体に不自由なところがあるようにも見えない。男の子なので、妊娠しているわけでもなさそう。
 立っている客も多く、皆さん退屈しのぎに妊婦さんを注視していた。
 妊婦さんが優先席の前に立ったとき…男の子達はどんな行動に出たか?そうです!非常に解りやすい。「寝たふり!」
 その時、ささやき声が…
 「妊婦が、なんで混んでる時間帯に乗って来るのよ!」(中高年の女性)

 この声は、妊婦さんに届いていたはず…。どんな思いで聞いていたことか。そういえば、このような話を耳にしたのは初めてではない。

 でぇ…次のような記事が…
 …満員電車の2人掛け席にいると隣が空いた。横に立っていた男性が座ろうとすると、「ごめん」と中高年の女性が後方からかばんをねじ込んできた。そこまでするのかとあっけにとられた。
 女性はかばんを置いたまま消え、しばらくすると人垣から若い女性の手を引っ張ってきた。妊婦さんだった。自分のかばんをどけて、「ここ座りぃ」。見ず知らずの妊婦さんに席を確保してあげたとても親切な人だった…。

 いい話です。中高年の女性…「妊婦に冷たい人」もいますが、「妊婦に優しい人」もいるんだぁ!嬉しくなりましたょ!
 それにしても、若者の非礼さ、決まりを守る態度の欠如…「しまったぁ」とは思ったが、どうしようもなくて寝たふりだったのか…。「しまったぁ」と、思ったら、次の行動を起こせっつーの!