アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

我が家の食事に文句つけないでよ

2021年07月18日 | Weblog
  コロナ禍で、社会の仕組みがずいぶん変わりました。マグロを食べるたびに、連想で、「太地町はどうしているのかなあ?」と、思っています。なぬ?「太地町なら、マグロではなくイルカとか鯨だろう」って?マグロとイルカって…似てませんか?私には、そっくりに見えますがね。魚類も、哺乳類も関係ありませんで、形状がそっくり!
 和歌山県太地町、「日本の古式捕鯨発祥の地」といわれており、捕鯨で全国的に知られた町です。
 太地町は、1981年に、オーストラリアのブルーム市と姉妹都市締結。どんな縁なんだって?アラフラ海の真珠ですよ。19世紀以降、太地町出身者が真珠採取の潜水士として活躍し、ブルーム市の発展に尽くした。その縁です。

 10年前、な、なんとブルーム市議会は、イルカ漁問題で姉妹都市関係停止を議決。恩を仇で返すという暴挙に出た。それまで28年間続いた姉妹都市関係に終止符が打たれたわけですが…どうしてそうなったか?

 太地町のイルカ漁を隠し撮りしたドキュメンタリー映画が、米国や豪州で上映されました。この映画に敏感に反応したのが、武器を使用しての捕鯨妨害で有名な「シー・シェパード!」。さすがの、シー・シェパードも、コロナの影に隠れてしまい、生きているものやら、消滅したものやら…。
 シー・シェパードは、ブルーム市に対し、「太地町との姉妹都市提携の破棄」を迫ったのです。ブルーム市の市長の話では、「ブルーム市在住の日系人に危害が及ぶ危険性があった。太地町の人々は、市の発展に尽くしてくれただけに苦渋の決断だった」と。

 シー・シェパードが、「イルカたちを無惨に殺した太地町との姉妹都市提携を破棄しなければ、日系人がどうなるかわからんど!」と、強迫したことは間違いないでしょう。
 シー・シェパードの旗を御存知ですか?「どくろマーク」ですよ!早い話が「海賊旗」。目的の達成のためなら、手段を選ばず何でもやる。船への発砲?そんなことは普通にやります。爆薬を仕掛けたり、衝突して撃沈させる…海洋生物保護団体の仮面をつけてはいますが、中味は犯罪軍隊です。米国ワシントン州に本部があります。マリナーズの日本人選手達、危ないですよ。我々も、ワシントン州へは近づかないようにしなければなりません。「あ、日系人だ、くじらを食うし、イルカを殺す。やつらを撃ち殺せ!」…怖いですよ。

 国連世界自然憲章を振りかざされ、捕鯨国の肩身がせまいです。
 個人的には…「鯨の資源は減っていない(根拠としては、例えばミンク鯨についての棲息数調査報告)。鯨を食って何が悪い。油だけ採ってあとは棄ててしまう国に、『食鯨』について言われたくないです。
 「動物愛護団体」だあ?だったら問題は違うぞぉ。動物愛護なら、牛も豚も食うなよ!野菜だけを食うって?それなら私は、植物愛護団体を結成して野菜を食べる国を攻撃するぞ!銃も爆弾もないので、口撃だけだけどね。
 特に、鯨を食べたいわけではありません。「他人の食卓にいちゃもんつけないでよ」と、言っているんです。
 
 日本の家は、竹と紙で出来ています。欧米の家は、石で出来ています。日本の家は、大声を出せば、家中に伝わります。そこで「世間体(せけんてい)」が生まれた。相互干渉というか、町内で干渉し合う。御近所さんから、晩飯のおかずにまで批判が出る。それが日本。ところが、日本に「世間体」がなくなり、「人間関係の希薄化」が言われている(私は、世間体が大切だと思っています)。
 欧米の家は、特にヨーロッパでは、中世の建物が残っています。というより、地球滅亡の日まで残っているでしょう。石壁の厚さが50cmですから。そこまで、「個」を守る欧米が、日本人の食卓にいちゃもんをつける。納得できません。

 鯨、イルカ、マグロ、うなぎ…とにかく、日本人から食べ物を取り上げようとする…。イルカが可哀想だからだって?カンガルーを食べてるでしょ!カンガルーは可哀想じゃないんですか?「他人の食卓にいちゃもんつけないでよ!」、まっ、コロナのうちは、このようなことは言わなくてもいいのかな。
 コロナが収束したら、またぞろシー・シェパードが出てきますよ。予言しておきます。


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