アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

1日に3回「ビックリしたなあもう!」

2020年09月30日 | Weblog
 <ビックリ その1>
 コロナ禍の中、今頃になって、令和2年度第1回「**市***防止専門委員会」が開催されました。この委員会、大学教授、臨床心理士、保護司、人権擁護委員の4名構成。
 事前に教育委員会から私に電話があり、「会議の中で会長を互選しなければなりません。それで、司会が、『会長はいかがいたしましょうか』と言いましたら、アンティークマンさんに『事務局一任!』と言っていただきたく…」。
 茶番劇の片棒を担げという依頼。もちろん、快く引き受け、言わなくてもいいことを一言付け加えておきました。
 「私が会長になりたかったなあ。しょうがないので、事務局一任って言いますわ。練習しておきます」電話口の担当者は、もちろん、無言でした。私がジョークを言う人だとは思っていないから。
 そして、当日。議案書の出席者名に「**医療大学教授 百々*美」という名前を見つけました。名字が「百々」なんです。さてなんと読むのか?私は、「ひゃくひゃく」はないだろう。たぶん、「もも」だなと思いました。で、自己紹介でご本人の口から出た名字の読み方は、「どど」。わざわざ、濁音を重ねた。日本の北の海には、「とど」という海獣がいますが…「どど」ですから、海のギャング「とど」より強そう。帰宅してネットで、「どど」で検索したら、な、な、なんと、「百々」が出ました!私が知らなかっただけで、「百々=どど」は、世間の常識だったみたい。なお、会長は「百々教授」で決まりました。ビックリしたなあもう!

 <ビックリ その2>
 会議の帰り道、私の車の鍵の「一体型ケースにひびが入り」始動時に不安があったため「**トヨタ」へ寄りました。私の車は、新型クラウン。走行距離、16万キロメートル。ちょうど、16年目です。16年目なら新型じゃないだろうって?16年前は新型だったんですから、しょうがないでしょ!
 16年ですから、鍵にひびが入ってもしょうがないです。で、1週間ほどで、新しい鍵ができあがってくるということで、それはそれで不満はないのですが…。見積書を提示されて、ビックリしました!
 「整備代金・手数料(税込み)35,310円」
 く、く、車の鍵1個が、さ、三万五千円超!ビックリしたなあもう!

 <ビックリ その3>
 車のキーが三万五千円!で腰を抜かしそうになりましたが、フラフラになりながらもなんとか帰宅。郵便受けに、封書を発見。差出人は、「**法律事務所 青森県***」。青森に知り合いなどいない。きっと詐欺だな…。
 A4版7枚にわたる文書。読んでいくうちに、顔が青ざめていくのが解りました。
 青森県の土地に係わり、「所有権移転登記手続請求訴訟」が起こされ、な、な、なんと、私が被告人。(この裁判、被告人が57名。これにもビックリですよ)
 「裁判期日に裁判所に出頭し自らの主張を述べ、証拠を提出する必要あり。具体的な主張・証拠については他の弁護士に相談せよ。貴殿は、本件訴訟については他の弁護士を代理人に立てることができるが、費用は自己負担となる」
 サギじゃなくてマジでした。これって…法的に問題ないのでしょうけど…我が家へ土足で上がり込んで大騒ぎ…酷いよね。私が何をしたの?万引きすらしたことがない(自慢にもならないかぁ)。法に触れることは、「なんちゃって脱税」ぐらいのもの。それだって、「修正申告して、400万円ちょっと追加で払って、贖罪済み」です。青森の土地なんて、見たこともない。

 ビックリすることがない日々を過ごしていますが、1日に3回もビックリさせていただきまして…。
 青森の裁判所へ行こうかなあ?それとも、悔しいけど「答弁書」を裁判所へ送って、敗訴にあまんじようかなあ…。何も悪事をはたらいていないんですよ、ホント。

lemonは、日本語では「檸檬(れもん)」なんだよねぇ…

2020年09月29日 | Weblog
「甜瓜」を、なんと読むかというクイズがありまして、「てんか」とか「まくわうり」ですよね。正解を見たら、「めろん」だって!これには、口あんぐりでした。「てんか」「まくわうり」も、もちろん正解ですけどね。だけどさあ、「めろん」って、「melon」だよね?まさか、熟字訓だなんて言わないよね…。でも、熟字訓になっているらしい。「時代とともに認知されていって、比較的多くの人に用いられるようになったものが『熟字訓』だと考えてよい」という解釈があるようですから。そういえば、「檸檬」は、すんなり「れもん」と読めますね。時代とともに認知されていますから。

 田舎の住人に、「田」が、「いな」で、「舎」が「か」なの?と質問しても答えは返ってきませんね、「熟字訓」ですから。
 「なぜそう読むのか教えて?」と逆質問されても、「義訓からぁ…えーと、慣用的なものとなったわけでぇ…そのぅ…早い話がぁ…比較的多くの…」と、説明になりません。
 熟字訓で、凄いのは、私もよく使いますが、「閑話休題」。「どこが凄いの?『かんわきゅうだい』でしょ。熟字訓じゃないでしょう」と、言われそう。確かに今はそうなのですが、歴史的に「それはさておき」と読まれていた時代もあったのです。四文字の熟字訓というところがすごいです。ただぁ、今は、「それはさておき」と読む人は、皆無に近いかも。復活させたいものですね。

 「粉」は、「ミクロン」と読むのだそうで…確かに細かいけどね。「鑷子(金偏に耳が三つ。それに子どもの子と書く)」なんと、「ホッチキス」だと。ホッチキスは、スティプラーの固有名詞の一つ。それなのに熟字訓ができている?凄い商品です。笑えるのは、「體蒼黒色」。読み方は、「ハシブトガラス」。
 では、「骨董人間」は?「こっとうにんげん以外の読み方」でお願いします。正解は、「アンティークマン」でしたぁ。なぬ?「アンティークマンなら、『自慢愚痴説教』の六文字熟字訓だろう」って?そ、それもあるね。

「(相談)困っています」「(返答)あきらめなさい」…これってあり?

2020年09月28日 | Weblog
 知名度は低いと思われますが、「SOSミニレター」なるものがあります。保護者、先生に相談できない悩み事を抱えた「小学生、中学生」が、このSOSミニレターに相談したいことを書く。(SOSミニレター学校を通して配布される)1枚の便箋なのですが、書き上がったら、数カ所のり付けすると封筒になる。切手は不要。投函すると、地方の「法務局」に届く仕組み。法務局は、緊急性の有無等を考慮し、返信を人権擁護員にお願いする。法務局職員が返信することもある。このSOSミニレター、イジメの早期発見等に大変役立っている。
 で、SOSミニレターの返信内容が今、「炎上」しています。

 7歳の児童が、SOSミニレターを投函→人権擁護委員が返信→返信の内容を見た児童の保護者が激怒し、ツイッターに投稿→1日で5万件超の反響…。
 児童がSOSミニレターに書いた内容は…
 「密な学校がこわいです。オンライン授業にして下さい」
 それで、返信は…
 「今は、あきらめて、学校でがんばってみてはどうかな」

 まずは、返信した人権擁護委員を擁護すると・・・「密」な学校を「疎」にすることは可能。分散登校にすればいいわけですから。(もっとも、法務局が分散登校にする力は全くありませんがね)オンライン授業、これは「あきらめて」以外に、どんな返信をしますか!即座にできるもんじゃない。ほとんど不可能なのに、「私たちも応援しますからね。きっと、オンライン授業が、実現しますよ。信じて、待ちましょうね。夢は叶います」と、書けますか?正直に、「あきらめて、学校でがんばって」この返信で、批判されるのはお門違いというものです。

 次に、返信した人権擁護委員を批判すると・・・児童は病気を抱えているため「密になる一斉登校」が不安。一縷の望みを、SOSミニレターに託したのに、「あきらめて」は、血も涙もない。
 返信に、「あきらめなさい」「耐えなさい」「我慢しなさい」は、タブーですから!

 このたびの一件は、思慮に欠いた返信だったということです。あと、大きな問題として、チェック機能が麻痺していたということですね。
 返信は、法務局と人権擁護委員連合会が共同で取り扱っているのです。「組織として行っており、人権擁護委員が一人で作成しているわけではない」のです。(返信に明記される人権擁護委員の名前は、「作成に主として関わった委員」です)つまり、主として係わった委員の返信文を、法務局(人権擁護部)が読んで「適切」か「不適切」かをチェックしなければならないのに。
 人権擁護委員は、全国に14,000人います。私も、「14,000分の1」なんですがね。人権擁護委員は、市町村長が法務大臣に推薦し、法務大臣から委嘱されているのですが、「質的に高い人材」ばかりとは限りません。このたびの炎上は、むしろ、「社会の集合知」「委員の知見の向上」につながったかな?それともますます、「無報酬である人権擁護委員を引き受ける人」が減るかな。

羞恥心の読みは「さじしん」…?

2020年09月27日 | Weblog
 文体からは想像できませんが、浅田次郎さんは、自ら「含羞の人」を名乗っています。
 なぬ?「また、含羞かって」って?太宰治を書いたら、浅田次郎も書きたくなりましてつい…。
 浅田次郎さんの本を買って御本人にサインをいただいたとき、次郎さんと目が合いました。そのとき、彼は「ニヤリ」と笑ったんです。
 私は、「オラオラ、ジジイ!読めるのかオレの本を!老眼進んでるうだろう」と腹の中で思っての「ニヤリ」かなと思っておりました。浅田次郎なら、このくらいの口汚さは普通かな。放送禁止用語が活字になって出てきますから。ところが、浅田のエッセイで次のような記述を発見。
 「(含羞のためサインするのが嫌だったのだが)サインを求めてくる人たちは、皆、私の小説を読み、かつ購い、次回作を期待してくれているのだ。喝さいに胸を張れない男は卑怯者だ」
 つまり、浅田次郎の私への「ニヤリ」は、「ありがとう」だった…かな?
 太宰と、浅田の共通点は、「おもしろい」ところ。読者は、「根底にユーモアがあるという安心感」で読み進めることができるのです。
 浅田はともかく、太宰治ですが…太宰の含羞感は、あれですよね…あれ「武士道」。またそれか!と、いわれるのは覚悟しています。「含羞」は武士道です。新渡戸稲造と太宰治に接点はあるのかって?稲造の武士道の訳本が出たのは、1938年です。太宰が30歳の時。間違いなく、太宰は、「武士道を読み影響を受けています。
 中原中也も含羞の人でした。中也は、稲造の影響は受けていませんね。「武士道」が出る前に亡くなっていますから。
 私も含羞です。オマエは、「顔醜(がんしゅう)だろう」って?コレコレ!「自分の顔に胸を張れない男は卑怯者である事也!」
 せんだみつおさんも言っています、「顔醜だっていいじゃないか人間だもの」と。なぬ?「それは、相田みつをの間違いだろう」って?…同一人物かと思ってました。ナハナハ!
 なお、「羞恥心」というユニットがありました。「おバカタレント」と呼ばれた3人組。その中の一人が、マジで、「羞恥心」を「さじしん」と読んでおりました。「羞」と「差」の区別がつかない…。これでいくと、「含羞」は、「がんさ」ですね。「羞」と「差」…一画しか違わないから、まっ、いいかぁ。

顔醜(がんしゅう)だっていいじゃないか人間だもの

2020年09月26日 | Weblog
 デパ地下に、「ガンシュー」の店がありまして。ガンシューは、外見は真っ黒なメロンパン風の菓子。中には、カスタードクリームが入っている。早い話が、「岩のようなシュークリーム」なので、「ガンュー」と名付けたらしい。
 で、この店の前を通る度、嫌な気分になるのです。なぜかって?「ガンシュー」から「顔醜(がんしゅう)」を連想するから。「わ、私のことかよ!」と。自虐的で情けないけど、加齢って残酷です。自分の顔なのに、鏡を見て「だれ?」。
 気を取り直して…
 「ガンシュー」から「顔醜」へ。そして、思い浮かぶのが、「含羞(がんしゅう)」。含羞は「はにかみ、はじらい、はばかり」。(「はじらい」と「恥」は違います…。含羞の「はばかり」は、トイレではありません…「火垂るの墓」の節子のセリフじゃないので…)
 含羞というと太宰治に登場していただかねばなりません。なぬ?「太宰治、久々に出たな」って?はい、ガンシュー売り場を通らなかったら思い出しませんでしたよ。
 太宰治の「含羞に係わる四つの考え」は…。なお、どこを調べても「太宰の含羞に係わる四つの考え」など、ありません。アンティークマンが太宰作品から感じ取ったものをまとめたものですので為念。
1 「ハニカミを忘れた国は文明国ではない」
 こういうことを言うのです、太宰さんは!私が自慢するところでもないか な。今の日本は文明国か?これは微妙です。国会での野党の追及ぶりには、ハニカミのかけらもない。「モリ・カケ・サクラ・アンリマア」でしどろもどろの与党のほうにハニカミが感じられたり…。
2 「カルチベイトされた人は、照れることを知っている」
  秀才太宰は、英語も得意。このカルチベイトは、英語のcultivate。「品性、才能を磨いた人」ということです。「能ある鷹なら、爪を隠せよ」と、いうこと。
 なぬ?「アンティークマンと太宰治、同じにおいがする」って?影響を受 けていることは確かです。しかし、太宰は秀才で、生家は大金持ち。しかも、顔が長い。「におい」はぁ…だいぶ違うと思います。
3 「文化と書いて、それにハニカミとルビをふること大賛成」
  ルビまでふらなくてもいいけど、「文化はハニカミだ」という考え、感服します。そういえば、日本の精神文化って含羞ですよね。
4 「教養とは、まず、ハニカミを知る事也」
 私など、教養は無くても、ハニカミだけは人一倍。嬉しくなります。やは り太宰治は凄い。
 皆さーん、含羞ですよぉ~!

田舎にも外国人が来てますが…

2020年09月25日 | Weblog
 9月になってからだと思いますが、我が家から200mほど離れた民家(空き家だったのかどうかは不明)に、アジア系と思われる男女10数人が共同生活をしている様子。技能実習生ではなさそう。年齢は20~40歳代。コロナ禍の中、日本へ来たのか?それとも日本国内のどこかから移ってきたのか?初めのうちは、買い物に行くのには徒歩でした。しだいに自転車を入手しています。外国人に偏見を持っていないはずの私が「ちょっと怖いかな」と、思い始めております。歩行マナー、自転車のマナーが良くない。スマホ画面から目を離さず車道を歩く。危険なのでこちらが、(車で)徐行すると、「何見てんだよコラ!やるか爺さん!」といった感じで、にらみつけて向かってくる仕草をする。地域住民とトラブルを起こさないでいただきたいもの。
 私の見立てでは、中国人かベトナム人ですね。彼らと言葉が通じると、出身国、国民性が分かるのでしょうけどね。

 国民性と言えば、「世界のジョーク集」。真偽はともかく、笑えます。
 場面設定→「客船が沈没寸前の状態。救命ボートの数が限られているので、男の乗客に、海へ飛び込み岸まで泳いでいってもらうよう説得しなければならない」
 イギリス人に対して…「紳士たるもの飛び込むべきです」(わかるわかる)
 アメリカ人に対して…「ここで飛び込んだらヒーローになれますよ」(ホント、米国人は、「ヒーロー」という言葉に弱いです)
 ドイツ人に対して…「規則により、飛び込むことになっております」(これも、いいところを突いてます)
 フランス人に対して…「飛び込まないでください」(つまり、フランス人は飛び込むなと言えば飛び込む?本当だとすると、ヘソの位置がずれてるねきっと)
 イタリア人に対して…「あ、海の中にいい女がいますよ」
 日本人に対して…「皆さん飛び込んでおられますよ」(付和雷同ってことね。世界からそう見られているとしたら…まっ、いいかぁ)
 同じ国の人が5人集まった…
 アメリカ人は…競争をする。(勝てばヒーロー!)
 イギリス人は…議論する。
 フランス人は…おしゃべりする。(議論とおしゃべりは違うのか?襟のあるシャツで話し合うのが議論。Tシャツで話をするのがおしゃべり…私の論ですがね)
 スペイン人は…3人寝過ごして、2人しか来ない。(これ、いいわ!国民性をよく表しています)
 日本人は…「悪口・うわさ話」を楽しむ。(今は…5人集まっても、それぞれスマホ画面を見ている…だよね?)

  5人集まると、「下ネタジョーク大会」という国が世界に4か国あるのだそうで。頭文字をとって「PIGS」。そうです、ブヒブヒと鳴くあの動物、「豚」。
 ポルトガル(Portugal)、アイルランド(Ireland)、ギリシャ(Greece)、スペイン(Spain)。それはそれは、大変な下品さなのだという。だけどさ、「PIGS」は、うまいよね!

「敬老の日」は、なくした方がいい

2020年09月24日 | Weblog
 「シニアだがリニア乗るまで生きてやる」サラリーマン川柳にあった作品。詠み人は何歳なのかは知りませんが高齢者らしい。2027年まで生きる決意。その心構えが大切です。
 日本には、「敬老の日」が、わざわざ設定されているわけで…。「敬老の日以外の日」は、「不敬老の日」なのでしょう。アンティークマンの思想の根底に、「年長者を敬う」があります。高齢者は、常に敬われなければならない存在なのですがね。ですから、日本は、「365日が敬老の日」でなければと思っています。

 菅内閣、「女性閣僚が少ない」という揶揄がありました。私は、男女同権なんだから、「閣僚に男が多い、女が少ないということ自体が間違い」だと思うのですがね。「女性の権利が侵害されている」「女性の地位向上」を謳うのは、何の問題も無い。しかし、本当に「女性の人権問題」を、なんとかしようと考えるならば、「『性別は関係ない』が、基礎基本」になければなりません。
 閣僚の数に性別を持ち込むならば、クオータ制(男女の比率に偏りが無いようにする仕組み)にすれば良い。しかし、クオータ制も問題ありです。日本(世界といった方がよいでしょうか)には、「男、女」のほかの性もあります。その人たちの比率も偏りがないように決めるの?…ねっ、閣僚に性別など全く関係ありませんから。

 話を高齢者へ戻します。敬老の日があったせいなのでしょうが、「高齢者というネガティヴなイメージを、言い方を変えてポジティヴに…(そうしたら、高齢者がよろこぶよ)」みたいなことがメディアで見受けられました。「ふざけるな!」と、思いましたよ。
 「高齢者は、外見は魅力がありません(早い話が、醜い)が、内面は、深いものを持っています」・・・単なる「おべっかい」。
 「高齢者は何もできないんじゃなくて、『表情に出さない寛容さ』をもっているんですよね」・・・本心は、何もできないと思っているんだぁ!
 「高齢者は孤独なのではなく、『毅然』としているのです」・・・周囲がどんどん死んでいくので孤独なんですよ!毅然としているのではなく、どうしたらいいか困っているだけなのです。
 高齢者を持ち上げて、敬老の日が終わったら落とすの?高齢者を馬鹿にしている。敬老の日は不必要です。廃止していただきたい。
 「高齢者は…」というのも、やめていただきたい。「女性閣僚が少ない」と、いうのと同じです。高齢者も、「同じ人間」として扱ってほしい。
 「ボケはじめている」「動きが緩慢」「空気が読めない」「マナー無視」「足手まとい」…何とでも言ってくださってOKです。(もっとも、そんなことを言う人は僅少ですがね)。
 おだてられるより、事実を言われる方が尊厳が保たれます。高齢者だって「同じ人間」ですから。
 「高齢者だから…」「女性だから…」これらの言葉がなくなれば、日本人の人権意識が高まるのですがね。
 なぬ?「敬老の日をなくすと、祝日が減るから勘弁してほしい」って?
 私が珍しく熱弁を振るっているのに、それかい!

万引きは草野球の捕手

2020年09月23日 | Weblog
 スーパーで、レジの列に並びました。「5%引きの日」で、長蛇の列。間隔を保つマークが床に貼ってあるのですが、最後尾が解らない「高齢買い物客」がいたり、空けた間隔へ「割り込む客」がいたり…。ストレスが募りました。
 で、冷凍食品も買ったので、レジを待っているあいだに溶けてしまうと判断。冷凍食品だけを、保冷用のバッグへ入れました。それを見ていた、70歳前後の女性客が、「やむにやまれずぅ」の表情で言いました。
 「なんでそんなことするのっ!」
 「と、溶けちゃいそうなので…」
 つまり、女性は、私たちが「万引き(窃盗)」しようとしていると思ったわけ。注意してくれた勇気は称えますが、人を見る目がないこと甚だしい。「品性が買い物をしているような」私どもを、コソドロと見たあたり、猛省を促したいですよ、ホント。なぬ?「見るからにコソドロの風体だったんじゃないの」って?それはない、それはない!
 スーパーなどでの万引きの場合、レジを通さずに商品を「店外へ持ち出した段階」で窃盗罪が成立。
 「お客さん、一寸待ってください。解ってますよね。こちらで、その袋の中身を見せてください」となる。なぬ?「経験があるのか」って?間違ってもそうゆうことはしません。一族の恥さらしですから。
 精算せずに店外へ持ち出したら万引き。と、いうことは…「買い物カゴへアイスを入れた。レジに並んでいるうちに食べっちゃった」。この場合、「商品を店外へ持ち出していません」よね。店内で消化してしまっている。窃盗にはならないのではないか?
 なぬ?「よくも、そのようなバカバカシイことを考えるもんだな」って?いろいろなケースを考えておかなきゃね。緊急時対応の為に。
 このケース、店員とか警備員に食べているところを目撃されていなければ、無罪放免というか窃盗になりませんよね。
 目撃されていたとしたら…目撃だけでは、犯罪を立証できません。胃の内容物を調べなければなりません。裁判所は、胃を切って調べなさい。と、言うでしょう。なぬ?「裁判になるまでにおしっことして出てしまう」って?ハイハイ、仮定の話ですから、そのようにまじめに抗議しないでね。
 そして裁判官は、「胃を切って内容物を調べなさい。切るにあたり、一滴の血も流してはなりません。また、傷跡は決して残してはなりません」…。
 それは、ベニスの商人だろうって?そ、そうですかぁ?ベニスの商人は、「捕まらない万引き」の指南書だったんだあ?!
 くだらないついでに、万引きの完全犯罪案を…「朝、スーパー店内でおにぎりを食べて、夕方まで店内をうろつく。そして、トイレでウ○チして、店を出る」…どうです!この作戦なら逮捕されることもない。おにぎりを店外へ持ち出していないし、証拠の品もスーパー内にある。
 高齢者の万引き、高倉健さんが、「幸福の黄色いハンカチ」という映画で言っていたけど、「草野球のキャッチャー」だね。どーゆー意味かって?「みっともない(ミットもない)」。高齢者でなくても、草野球のキャッチャーですね。

「この、馬鹿象麒麟がぁ!」…褒めてません

2020年09月22日 | Weblog
 子どもの頃から「バカと言った方がバカなんです!」が染みついているもんですから、他人様に、「バカ」と、言うことはありません。
 ただぁ、おそらく皆さん一度は疑問に思ったことがあるんじゃないかなあ…「バカ」の漢字表記がなぜ「馬鹿」なのか?私が知っている、「馬鹿」の由来は…
 サンスクリット語で、「無知や迷妄」を意味する「baka」からきている。漢字では、「莫迦」と書く。「莫迦」が、あて字で「馬鹿」となった。もっとも、「バカ」の漢字表記は、今でも、「莫迦」も「馬鹿」も使いますけどね。
  史記(秦始皇本紀)にも、「馬鹿」が載っています。こちらの漢字は、完全に「馬鹿」で、「莫迦」ではない。「鹿をさして馬となす」。中国史に興味がある方にとっては、ごく普通の知識でしょう。なぬ?「鹿の刺身を、馬刺しと偽ったってことだろう」って?う~っ、基本線はそうなんだけど、刺身じゃないんだよね~っ。「鹿をさして馬となす」のアウトラインは…
 鹿を「馬である」と、皇帝(始皇帝が亡くなった後の二世皇帝の胡亥)に献じた、宦官(かんがん 名前は、趙高)がいた。宦官になるのも命がけなんですよね。浅田次郎さんの受け売りですけどね。この趙高は、権力をほしいままにしていた。胡亥は、「馬ではない。鹿だろうがぁ!」と、言った。しかし、趙高を怖れる家臣たちの多くは、「馬です」と言った。「鹿ですよ」と、言った家臣たちは、趙高に処刑された。ほとんど、金正恩だね。
 「馬鹿」とは自分の権勢をよいことに、矛盾したことを押し通す意味から転じた…。
  いかがでしょうか。「馬鹿」は、サンスクリット語から来ているか、史記の「鹿をさして馬となす」から来ているか、あるいはその両方か…これで決まりでしょう!
 全く別の説もあるんですよね。「馬と鹿には胆嚢がないので、『足りない』ことを『馬鹿』と呼ぶようになった」…私は、「胆嚢が無い哺乳類などいるはずがない。馬鹿なことを言うもんじゃない」と、思っておりました。
 し、しかし、BUT!馬と鹿には胆嚢が無いという記述を見つけまして…見つけた文章には…
 「牛に胆あり、馬鹿これを欠く。足らぬ故にこれを馬鹿と呼ぶ。牛胆に玉のやうなるものあり。名付けて牛黄…」
  あれあれ、どうやら馬や鹿には胆嚢が無いというのは本当らしい。「まじ?」と、さらに調査した結果、象や麒麟にも胆嚢がないと判明。これからは、馬と鹿だけを贔屓しないで、バカモノに対しては、「馬鹿象麒麟」と呼ばなければなりません。どう読むんだって?そのまんま、「バカゾウキリン」でいかがでしょうか。
  というわけで、「馬鹿」もなかなか奥が深いです。「まじ?」ってところです。いい歳して「まじ?」などと若者言葉を遣って、馬鹿じゃないのって?残念でした。「まじ(まじかよ、まじっすか?)」は、若者言葉じゃないのです。サンスクリット語の、「まじから」とか「まじけれ」から来ているもの。紫式部の昔から使われている言葉で~す。まじ、まじ!

「へ」をかけられるまえに「へ」が逃げるってば!

2020年09月21日 | Weblog
 台風10号、九州に甚大な被害を与えました。被災された方には、お気の毒としかいいようがありませんで…一日も早い復興をお祈りいたします。
 で、鹿児島県の島、「十島村」や「三島村」では、住民が島外へ避難した。
 なぬ?「十島村とは、島が十ある村なのか」って?う~ん、有人島7と無人島が4からなる村なのですがね。足し算しても「十」にはならないね。これを、鹿児島気質と言っちゃあ叱られるかな。鹿児島気質を最もよく表していると思われる「てげてげ」。標準語に直すと「てきとー」ってことです。
  鹿児島弁というか、薩隅(さつぐう)方言というか(鹿児島県が、かつての薩摩国と大隅国にあたることから、薩隅)。私的に、衝撃的におもしろいのがありまして。
  「灰」は、「へ」。「蝿」は、「へ」。そして、「屁」はもちろん「へ」。なのです。なぬ?「また、屁で何かを飛ばす話を書くのか?全く屁が好きなんだからぁ」って?まあ、なんとでも言ってください。
 「へをへで飛ばす」・・・「灰を屁で飛ばす」ってこと。これは鹿児島県人でなくてもできそうですね。
「へでへを気絶させる」・・・「屁で蝿を気絶させる」こ、これは、相当濃度が高いメタンガスを発生させることができる人でなければ無理。薩摩芋を食べていれば、「へでへを気絶させられる」でしょうか?
 「へにへとへをかける」・・・「蝿に灰と屁をかける」…かけられる前に「へ」が逃げると思うがね。
  「灰」も「蝿」も「屁」も、発音は、「へ」。鹿児島の人はどうやって聞き分けるか?「へ」には違いないが、「微妙な発音の違いがあるので、なんの問題もなく聞き分けられる」という。耳が「へ仕様」になっているらしい。
  鹿児島弁は、薩隅(さつぐう)方言、語韻の踏み方や間の取り方、言い回しなどが、他の方言と大きく違う。
 そこでよく言われるのが、「中央の言葉とは全く異なる言葉を使うことで情報の漏れを防ぎ、幕府の隠密の侵入を難しくするために、薩摩藩が意図的に自国の言葉を作り替えた」という説。鹿児島弁人工言語説。この説、真偽のほどは不明なのだそうですが、幕府の隠密が、「へにへとへをかける」と、耳にして意味がわかるとは思えない。つまり、「隠密対策で作った言葉説」を支持しますね。
 「伊賀の影丸・七つの影法師の巻(横山光輝)」にも、薩摩藩の優れた戦略性、手強さを盛り上げるエピソードとして、鹿児島弁人工言語説が載ってますけどね。