アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

究極の泡沫候補者

2015年04月21日 | Weblog
 羽柴秀吉さん(三上誠三さん)が、65歳でなくなられた。
 残念なのかって?…まだまだパフォーマンスが見たかったです。東京都知事選、大阪府知事選にも出馬された方。まだ若いんだから、あちこちに立候補していただきたかった。いわば、「究極の泡沫候補者」…素晴らしかったです。羽柴秀吉さんのアンチテーゼですよ。

 最初の命題の反対の命題で、直接的に対照をなすもの…素晴らしかったよ、羽柴秀吉さん!
 弁証法のもっとも単純な説明は…テーゼ(命題)、アンチテーゼ(反対命題)、ジンテーゼ(統合命題)です。これは誰でも知っている。「ハブ」は「マングース」のアンチテーゼ。「過食」は、「小食」のアンチテーゼ。ハゲはフサフサのアンチテーゼ。通常釣り合いの取れた、対照的概念の並列です。
 修辞学のアンチテーゼはどうなんだって?まっ、大同小異です。

 北海道の夕張市長選の時は、「おっ!夕張市長になっちゃうんじゃないかと思ったほどの健闘ぶりでした。7人が立候補した夕張市長選で、トップに342票差の次点でしたから(2007年)。夕張市の有権者を、「羽柴秀吉さんなら、何かをやってくれる」と、思わせた…。

 私は、二度、羽柴秀吉さんのお宅にお邪魔しました。と、言いましても住宅(お城)内に入ったわけではなく、敷地から周囲を眺めただけですがね。正直、尊敬申し上げていただけに、住宅敷地内への侵入でも、「入いることが出来てよかった」と、感激しましたよ。

「号泣県議」「浪費県議」「セクハラ都議」「笑っちゃいけないが、おおいに笑えるセクハラ村長」「不適切交際議員」「路チュー議員」「採決もなーんも関係なく旅行する議員」…羽柴秀吉さんなら、そんなことはしませんよ!あの人たちを選んだのは選挙民なんだけどね。あの人たちに投票するぐらいなら、羽柴秀吉さんに投票しろよってこと。

 羽柴秀吉さんのような人、もう出現しないでしょうねえ…。羽柴さんがいたから、選挙がおもしろかったのに…。