無会派 大竹功一の独り言

福島第一原発から約80キロの白河市在住。市議会議員7期目。
老病傷保護犬猫たちと暮らしています。

小峰城の石垣修復と諸葛菜

2015年04月19日 06時47分17秒 | 白河のイベント・観光名所
おはようございます。昨日は、81人の方々にアクセスをいただきました。有難うございました。

昨日の午前中、防犯指導隊の活動で、白河関前・市中央図書館・小峰城公園において「なりすまし詐欺撲滅」を中心とした啓発活動を白河分隊の仲間8人と共に行ってきました。特に小峰城公園内では「桜まつり」が実施されており、市内の方はもちろん、多くの観光客も来場していて、大変賑わっていました。



JR白河駅。



出店が並び、たくさんの人で賑わっていました。



3.11大震災時に崩れた小峰城の石垣の修復が進み、昨日一般公開されました。白河に生まれ育った者の一人として、崩れた石垣を見るたびに心が痛みました。



自宅沿道の桜の老木も一生懸命に咲いています。



この花は、紫花菜というそうですが、別名は「諸葛菜」というそうです。軍師として名高い諸葛孔明が広めたという伝説があり、そのため「諸葛菜」の名あるようです。諸葛孔明であれば、花がきれいだからと広めるとは考えられません。丈夫で栽培が容易な上に、食用になるから広めたのだと思います。

これについて興味が湧き、ネット検索をしていると、諸葛孔明の子孫が今も暮らす村があることがわかりました。

諸葛孔明の子孫が住む村 諸葛八卦村

諸葛孔明は、とても質素な生活をしていたことでも有名です。数千年の時を経ても尊敬をされ続ける諸葛孔明の魅力の一つは、「お金にクリーン」であったことだと思っております。農耕生活を好み、国のナンバー2という要職にありながら、質素な生活を続けた諸葛孔明は、私の尊敬する「めざしの土光」こと土光敏夫氏と重なる部分もあります。また、白河藩主であった松平定信公も質素な生活を好んだそうです。

政治というものに携わる人間は、金に惑わされる人間であってはならないと私は考えております。





急増する「なりすまし詐欺」、高齢者の被害の現状。

2015年04月19日 04時45分20秒 | ボランティア
おはようございます。昨日は、104人の方々にアクセスをいただきました。有難うございました。

先週から桜が満開になり、先日の風雨によって一部散ってしまいましたが、桜が見ごろを迎えております。
昨日及び今日の2日間、小峰城公園では「桜まつり」が開催され、多くのイベントが催されるようです。行ってきたいと思います。

昨日の午前中、市民アンケート調査のお願いで市内を回りました。午後、いくつかの私用を済ませた後、妻と2人、自宅の庭で1時間ほど、ささやかな「お花見の宴」を行いました。

さて、連日のように福島県内、特に白河市を含む県南地方の「なりすまし詐欺」に関する記事が、新聞やTVで報道されています。
報道によれば、白河警察署管内で発生した「なりすまし詐欺」事件のうち、約7割が白河市となっているようで、その被害額も、とても大きな数字であり、大変驚いています。特に、被害に遭われる方が、高齢者ばかりであり、犯人の卑劣さを悔むばかりであり、被害者の悲痛を考えると心が痛みます。
しかし、これだけ連日報道されているのに「なぜ被害にあってしまうのか」という疑問もあります。高齢者の心の隙を突くのがうまい犯人なのかもしれませんが「電話等がきたら、いつもの連絡先にまず確認の電話を入れる」、ただこれだけのことで、真実か詐欺か判断できます。高齢者の方にはくれぐれも慎重な判断をお願いしたいと思います。

今日は、午前中、白河地区防犯指導隊の一員として、白河駅を中心に図書館や小峰城公園周辺において、「なりすまし詐欺被害防止」を中心とした防犯指導及び啓発活動を行う予定です。少しでも高齢者の「なりすまし詐欺被害」の減少に繋がればと思い、頑張ってきたいと思います。

老老介護の現状

2015年04月18日 04時48分16秒 | 議員活動
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さて、私が議員になろうとした理由の一つに、「介護問題の改善」があります。脳梗塞のため身体の不自由となった母を、長年父と2人で介護してきた中で、改善を求めたい点が多々ありましたが、介護の問題は、介護を経験した者でなければ理解できない部分も多いと感じています。

平成12年、介護保険制度が導入され、介護メニューが多くなり、介護施設が次々と建設されていきました。在宅介護に疲れていた方々は、一斉に両親を施設に入所させた方も多いと思います。しかし、その結果、 ●市町村で行っていた無料のサービスは消え、●在宅で家族を介護しようとしていた者にとっては保険料負担だけが増加し、●同じように身体が不自由になった方々やその家族の方々とのコミュニケーション機能などはなくなってしまいました。

市が無料で行っていた機能回復訓練などは介護する家族同士のコミュニケーションのばであり、同じ苦労を話し合える場であり、気持ちを楽にさせてくれる場でもあったように感じます。しかし、介護保険導入後は、すべて有料となり、利用者も「お金を払っているのだから」と預けっぱなしの状態になり、介護される家族を見放しているように見えました。このような点を是非解決したいと考えました。しかし、国の政策は、どんどん施設偏重主義へと進み、介護する家族も、介護される家族のことを忘れたように見えるのは私だけでしょうか。現在国も、施設介護から在宅介護へと政策を転換しているようです。その理由は福祉予算の抑制にあるようです制度導入時からの国の見通しが甘かったのではないかと、私はとても感じています。

さて、本日の朝日新聞朝刊の一面に「年金消え ゴミ屋敷に老夫婦」の見出しを見つけました。
内容は、ゴミ屋敷となっていた老夫婦のところに市の職員が訪れたところ、奥さまから「お願いです。病院へ連れて行ってください」と懇願され、事情を聴いてみると、老夫婦には、同居する息子がいるが、一切の面倒をみず、夫婦の年金月額約30万円まで自分の借金等に充てていた。夫婦には、認知症があり、身体も不自由で、病院に行かなければ死んでしまうような内容でした、いわゆる家族のネグレクト(養育放棄)であり、高齢者虐待です。現在夫婦は、市のお世話になり夫婦で施設に入所されているとのことでした。施設はこのような方のためにあるべきだと私は考えます。

これに似たような話は、私たちの身近なところでも聞こえています。しかし、今後来るであろう超高齢社会では、このような話がますます増え、夫婦そろっての孤独死という不安を抱える高齢者も増えると思います。

今後、どうすればこのようなことが起きないようになるのか、先進事例などを勉強し、検討したいと思います。

介護保険料増額案に賛成した理由

2015年04月17日 04時47分00秒 | 私の介護
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先日、個人的に行っている市民アンケート調査の意見欄に「一部の高齢者だけが楽しめるサロンや遊戯施設に補助金を出すくらいなら、高齢者すべてに関わる介護保険料を安くしてほしい」との意見が寄せられました。

現在、白河では高齢者が「引きこもり」などになって、病気等を引き起こしたり、悪化などしないように、楽しく老後を過ごしていただこうと「高齢者サロン」を支援しています。また、高齢者が集いやすい「カラオケ」や「麻雀」等の遊戯施設への補助制度があります。これらにより、少しでも多くの高齢者が介護等のお世話にならないようにしたいとの想いです。しかし、ご指摘の件も理解できます。全ての方が「サロン」や遊戯施設に行くわけではありません。市民平等に福祉を受ける権利があるとの視点から考えると検討すべき課題があると考えます。

介護保険料について述べたいと思います。
去る3月議会において、平成27年度から平成29年度までの介護保険料を改定致しました。先日発行した「はってん」でも述べましたが、基準額(課税世帯で本人は非課税、年金と所得が80万円を超える方)では、月額5100円から月額5800円と700円、年額では61,200円から69,600円と8400円の増加(約14%増)となりました。年金暮らしの方々には大変なことだと理解しながらも、私は賛成をしました(賛成多数により可決)。理由は、昨今、高齢者世代が増加し、介護を受ける方が急増している現状をを見ている時、これは避けては通れないことだと考えました。皆さんに安心して長生きしていただくためにも、今回の値上げは止む無しと考えました。

しかし、その一方で、税金の無駄使いがあればどうでしょうか?「人口6万人の小さな市が、文化施設に100億円とはいかがなものか?」「市長・職員・議員の報酬アップをするくらいなら、他の予算に使うべきだ」「イベントばかりやってるが、それも我々の税金から支払われていることを忘れるな」「海外に何をしに行くのか知らないが、そんな予算があるのなら、もっと他に使うべきだ」等など、たくさんのご意見をいただきます。

その通りです。

しかし、今この場では、この案を通す必要生があると感じ、賛成を致しました。無駄使いというご意見に関しては、一つ一つ糾していくことが必要です。一議員には、市政の方向性を変えることはできませんが、市民の声を議会という場で執行部(市長)に発言し、糾していかなければ、一握りの市民のための政治になってしまう。それをさせないのが我々議員の務めだと私は考えています。
さて、昨日ある市民宅をお訪ねすると、「****議員が、大竹は評判が良くない。市長に何でも反対してる。彼には何もできないと言っていたよ」と教えていただきました。時々、同じような話を耳にしますので、残念ではありますが、このような私へのバッシングをコツコツを行う方々が数多くいらっしゃるようです。私は、****議員、他の同僚議員の個人的な悪口は一切言わず(有権者のお宅で同僚議員の悪口を言わないのが私のポリシーです)、説明をさせていただきました。

●昨年末に、市長・議員・職員の期末手当等がアップしたことを教えてくれた議員はいますか?
●他市と比較して遅れていること、実行されていないことを指摘し、白河市発展のために尽力するのは市議の仕事ではないですか?
●税金を使っている以上、それに納得がいかなければ、指摘し、改善を求めるのは、当然のことではないですか?


「大竹は、市長に反対ばかりしてるから何もできない」と、噂を広げる努力をしている方々がいるそうです。また「大竹を絶対に落選させろ」という圧力が、前回もあったと聞いております。まず、介護保険料の件でもわかるように、何でも反対するのではなく、是々非々で考えております。何もできないとは考えておりません。「簡単」にはいかないかもしれませんが「簡単」に物事を通すために、何でも「賛成」することは、私のポリシーに反します。まずは、市民・庶民の目線に立ち、皆様の代弁者となり、「是々非々」で考えることが必要だと思っております。何でも「賛成」「反対」すれば簡単ですが、「是々非々」で考えるためには、勉強が必要です。自分で判断をするために、日々勉強しているつもりです。

白河市を愛する者の一人として、白河市民の善意を信じ、これからも圧力に負けずに頑張りたいと思います。

もし「自分は市長と仲が良いので、貴方がお困りのことがあれば、願いを通してあげる」という議員が多いとすれば、非常に残念です。身近な困りごとは、本来は町内会等を通して陳情すればいいことであり、市議は第一の仕事は、市政のチェック機関のはずですチェック機関としての役割が果たせないのであれば、多くの市民が言うように、「議員など要らない」ということになります。
今後も、市民の皆様の声に耳を傾けていき、精進したいと思います。


「高浜原発再稼働認めず」について

2015年04月16日 04時55分03秒 | 独立型太陽光発電・節電
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昨日の福島民友新聞一面に「高浜原発再稼働認めず」との見出しがありました。
記事の中で『関西電力高浜原発3・4号機(福井県高浜町)の安全対策は不十分として、周辺の住民らが再稼働差し止めを申し立てた仮処分で、福井地裁は14日、原子力規制委員会の新帰省基準は「穏やかにすぎ、合理性がない」と指摘。基準に適合していても再稼働は認めないとの決定をした。原発運転禁止の仮処分は全国初。訴訟の判決と異なり、決定は直ちに効力を持つ。』とありました。

国や電力会社は、そもそも福島原発事故をどのように思っているのか、大変疑問に思うところがあります。
今回の仮処分の判決の中で、裁判長も「新基準に適合しても安全性は確保されていない」と批判している。
我々福島県民の多くは、長年「原発は絶対に安全」という安全神話を信じていましたが、福島原発の事故が起きました。
「絶対に安全などはあり得ない」と我々は学んだはずです。しかし、国は「絶対はないが、大変厳しい規制基準を作ったので、安全性は確保されている」と言い続けています。「絶対はないが安全である」大変矛盾を感じる言葉と思います。

では、原発以外に電力はないのか?
昨年、「太陽光発電の企業申し込みが急増し、申込規制」などの記事が会ったように記憶しています。
自然エネルギー・再生可能エネルギーによる発電は可能であり、その発電量は原発による発電量を超える可能性さえあると言われています。
問題は、昼夜の差、発電の安定性そしてコストであると国や経済団体等は言います。しかし、日本には技術力があります。
国や経済団体は、今こそ再生可能エネルギーの分野や蓄電装置開発の分野にお金をかけ、低コスト化に努めるべきと考えます。

それでも、原発がいいのでしょうか?
原発に固執する意味が分かりません。逆に言えば原発による利権問題等があり、止められないのかと疑ってしまいます。

私は、多少不便であっても、コストが高くとも、未来の子どもたちに安全安心な暮らしを残すため、「脱原発・卒原発」を訴え続け、再生可能エネルギーによる社会が訪れることを願っています。