日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



 

 

 

まず戦争映画のジャンル史上、画期的な企画。

何と「撤退」がメインプロット!

ドンパチというよりは、一方的に攻撃される主人公たち...

 

このため、非常にテンション高いシーンの連発で、息つく暇もない(汗)

陸から空から水中から(Uボート魚雷)ドイツ軍に責め立てられる連合軍、総勢 40 万人!

こういう創り方もあるんだ、とクリストファー・ノーラン監督に、ひとしきり感心。

 

 

一方で、ノーラン節はこんなリアルな映画でも健在、に驚く。

 

そのノーラン節とは何か。

それは、物語内での「時間軸の多層構造」を配置すること。

 

「メメント」「インセプション」のようなSFならともかく、時系列が大事そうな戦争映画で!

ところが実際は脳がねじ曲がってしまいそうにはならず、全く違和感がない(笑)

これだけ時間軸をいじりまくっておきながら…


流石ノーラン、自ら脚本を書きそのイメージを見事違和感なく成立させた。

やはり、ただ者じゃない!

 

 

最後のオチのつけ方も上手。

観終わって、今の自分の闘いを決してくじけることなく「継続する意志」こそが大事だと、勇気を貰った!


結論:「撤退」を描く異色の戦争映画、かつノーラン流「時間軸の多層構造」も入れ、最後には感動させる名人芸。



コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
戦争史 (もののはじめのiina)
2017-09-21 09:20:37
> ・「撤退」を描く異色の戦争映画   ・かつノーラン流「時間軸の多層構造」   ・最後には感動させられてしまう
onscreenさんの追加篇にあるような納得な感想でした。^^

当該国では知られていても、世に出ていない過酷な戦争史は、まだ未だあるでしようね。

 
 
 
コメントありがとうございます (onscreen)
2017-09-21 14:27:17
<世に出ていない過酷な戦争史は、まだ未だあるでしようね。

おっしゃる通りです。
悲惨な話はいくらでもあるでしょうから映画の力で「二度と戦争はダメ!」を世間に深く理解してもらえるようにもっていきたいものですね!
 
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