ヒッチコキアンには堪らない今作。
TV ヒッチコック劇場のオープニングでキックオフしただけで、もうハイ状態に(笑)
まず、彼のどの時期が取り上げられているかを整理。
1956 知りすぎていた男 The Man Who Knew Too Much
間違えられた男 The Wrong Man
1958 めまい Vertigo
1959 北北西に進路を取れ North by Northwest 映画は、この直後→
1960 サイコ Psycho →ここまで!
1963 鳥 The Birds
この後、失速...
つまり、彼のキャリアのピークの時代の物語。
一言でいうと! この映画の主演は実は、このサスペンスの神様 の妻 アルマ・レヴィル。
彼女が及ぼした計り知れない「影響力」を知る映画(笑)
そのアルマを演じているのは名優 ヘレン・ミレン(写真:右)
十二分にその「影響力」を発揮する。
一方でサスペンスの神様を演じる アンソニーホプキンス(写真:左)も力演。
なのだが、ヒッチコック本人の「陽性」のキャラがあまりに強すぎた故に、当ブログ的にはちょっと食い足りない。
このアンバランスさが、観賞後の印象にやや微妙にしている(ように感じた)
写真のポスターからでさえ、その感じが伝わってくると思う。
と言いつつ映画ファンにとって今年、驚喜間違いない映画の1本であることは間違いない、かな。
(昨年のマリリン 7日間の恋、のように)
5日~公開。
追記:映画の宣伝でトリビアとして「アカデミー賞に嫌われた男」と紹介されているが、それは「ウソ」
1940年アメリカでの初作品『レベッカ」でその年のアカデミー最優秀作品賞を受賞済。
ちゃんとやれ!(怒)
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