豪華出演陣による、カルテットの物語。
そのメンツは、
第二バイオリン フィリップ・シーモア・ホフマン(左から2番目)
ビオラ奏者 キャサリン・キーナー(右から1番目)
チェロ クリストファー・ウォーケン(右から2番目)
第一バイオリン マーク・イバニール(左から1番目)
25年間、完璧なハーモニーを紡ぎだしてきたこの4人のカルテット。
この調和に転機が訪れる。
中核としてプレイしてきたチェロのクリストファー・ウォーケンに病魔が忍び寄ったのだ。
このため新チェロを加入するか、解散か、はたまた?な議論が巻き起こる。
この議論の中で、カルテットのメンバーであり続けてきたことの「確信」や「迷い」が表出。
そのセリフが4人のそれぞれの組合せごとに、ハーモニーあるいは不協和音となる。
これらが、いちいち大人に響くやり取りになっていて、だんだん目が離せなくなってくる構造。
(演奏風景は努力のあとはみられるものの、決してサマになっていないが 笑)
ラストも実にオトナなエンディングで、完璧な着地でフィニッシュ。
DVD観賞となってしまったが、昨年見てたらベスト10入りあったかも?
| Trackback ( 0 )
|
それぞれが見事に役割ピタッとはまってて、素晴らしい四重奏になってました。
なもんで、ますますフィリップの訃報が悔しいです。
彼の存在は、何物にも代えがたいものだったなあ~と、つくづく思います。
アカデミー賞の追悼コーナーのラストは、当然彼でしたね。
涙が出そうになりました。