ブライアン・デ・パルマの名作をリメイクするとは、何と大胆!
デ・パルマ監督ならではの演出が、冴えまくっていただけに...
でリメイク組は、主演をメジャーにすることでこの難題をクリアーしようとした。
主役キャリー役に、クロエ・グレース・モレッツ(写真)、母親役にジュリアン・ムーア。
ところが!
この作戦が完全に裏目に(笑)
ジュリアン・ムーアはともかくとして、クロエ・グレース・モレッツ。
彼女はカワイ過ぎる~!!!
オリジナルは、決して美人とは言い切れない シシー・スペイセクだからこそ、説得力があった。
そのフツーの彼女のはずが、怨念がピークに達することで想像だにできないような凶悪さを発揮するところがミソだったのに...
このため、クロエが発する特殊能力も、どんなに最新の CG を使っても全く迫力をもって迫ってこない。
「蓄積された怨念」の集積で奇跡の力が生まれる感覚はなく、よくある「超能力もの」のよう。
これでは、到底オリジナルには及ばない。
勝負を賭けたはずの作戦が、これだけ超!裏目ってしまうのは、ややセンスに欠いている、と言うのはいささか厳しい?
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