昨日驚きのニュース、Amazon Dash Button(ダッシュ・ボタン)登場。
ワンプッシュで商品が届くどこでもドア・ボタン(笑)が日本にも登場したばかりのアマゾン。
本の冒頭で著者の角井 亮一氏が警告する。
このまま、アマゾンが世界的に仕掛けている物流革命を放置してしまうと...
「巨人アマゾンと無縁ではいられない世界が待っている」
そして紹介されていくのは、Dash Button は単なる一つの手で、いかに包括的な戦略を Amazon が練り続けているか、を物流コンサルタントならではの切り方で。
面白い!
第1章では、アマゾンがどう成立し、どう有意を築きあげてきたかのおさらい、で肩慣らし。
続く 第2章が面白い。
アメリカ本国での、アマゾン vs ウォルマート の闘い。
圧倒的な強みを持つはずの ウォルマート がどう苦しんでいるか。
そして第3章。
日本のネットスーパーの戦いぶりを紹介する。
ポイントは「いかに小商圏で、短期間に会員を獲得するか」
「通常展開しているサービスを、どうネットでも一気通貫するか」
本で紹介されている主なケースとして、
・サミットの失敗→撤退ケース(200)
・楽天の失敗→撤退ケース(200)
・独自のノウハウを生かし、奮闘するヨドバシカメラ
・日本の巨人 セブンイレブン・ホールディングスの台頭
・オフィス向け通販ノウハウを活用した伏兵? アスクル「ロハコ」
etc…
ラストで重要な3つのポイントを示しているが、これは読んでのお楽しみ?!?
結論:この分野は正に現在進行形、を実感させられる良著!
追記:昨日のAmazon Dash Button 広報リリースでは、もう一つの目玉が!
家電機器連携で再注文を自動化「Amazon Dash Replenishment(アマゾン ダッシュ リプレニッシュメント)」が登場。
さらに、コンビニまで進出の噂も?!?
「アマゾンGO」
この分野の進化・大戦争、は全く瞬間瞬間に動いている?!?