日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



 

今年3冊目のNY本。

 

1冊めは、

読後評:美食と嘘と、ニューヨーク おいしいもののためなら、何でもするわ Food Whore: A Novel of Dining and Deceit

 

2冊めは、

読後評:社会学者がニューヨークの地下経済に潜入してみた FLOATING CITY  NY好きとしては 読まずにいられない、この街のダークネスが浮かび上がる一冊。

 

そして最後に、この NYの「食べる」を支える人々。


インタビューされ登場するその数、総勢50人!

一流レストランのシェフ、スタッフはもちろん、ウェイトレス、牡蠣の殻剥き職人、セレブ専用ケータリング、有名レストラン料理長、刑務所の料理担当、パティシエ、寿司職人…

常に最先端を目指し疾走するこの街で生き続ける姿を通し、ニューヨーカーの根性をかいま見ることができる一冊!

 

 

 

さて50ものエピソードから、当ブログが特に刺さった × 10ほどをセレクトしてみます。

 

先ずは既に行っていて、裏話が刺さった系。

 

庶民派ホットドッグといえば、

・PAPAYA KING パパイヤキング

 Alexander Poulos アレクサンダー・プーロス

 

NYステーキの超有名店

・PETER LUGER STEAK HOUSE ピータールーガーステーキハウス

 Amy Rubenstein エイミー・ルーベンスタイン

 

ここに行くと、NYに来たぞ感がピークに達する

・THE “21” CLUB 「21」クラブ

 John Greeley ジョン・グリーリー

   看板メニューのチキンハッシュへの言及もあり、ファンとしては堪らない内容。

 

21の直ぐ近所なのにこちらは屋台。だが昼夜の長い行列で超有名。

・THE HALAL GUYS ハラルガイズ

 Mohamed Abouelenein モハメド・アブレニン

 成功のキーワードは、「場所」と中東出身のタクシー運転手!

 

 

次に、まだ行ったことないが是非行ってみよう系

・LE BERNARDIN ル・ベルナルダン

 Justo Thomas フスト・トマス

 ミッドタウンの有名シーフード。

 

・LEVAIN BAKERY ルヴァンベーカリー

 CONNIE MCDONALD AND PAM WEEKES コニー・マクドナルド と パム・ウィークス

 ウエスト74 st.の人気店を立ち上げた女性2人組の奮闘。  

 

 

続いては、エピソードが面白い系。

・LEE LEE’S BAKED GOODSリー・リーズ・ベイクドグッズ

 Alvin Lee Smalls アルヴィン・リー・スモールズ

 911の前日にベーカリーをオープン、苦闘の末閉店するも近所の助けで奇跡の復活!

 

・MOMOFUKU MÁ PÊCHE モモフクマペーシュ

 MacKenzie Arrington マッケンジー・アーリントン

 見習い、無給、からスタートするコック修行。

 

 

最後に、変り系(?!?)

NYに住むことの凄みを感じさせる、

・THE PIERRE HOTEL ピエールホテル

 CHRIS EDMONDS クリス・エドモンズ

 パーティ仕切り屋が、スティービーワンダーが呼ばれ直前の円陣に加わった最高の瞬間!

 

・ROBERT ロバート(Museum of Arts and Design最上階のレストラン)

 Luísa Fernandes ルイザ・フェルナンデス

 強運と実力でメキメキNY住まいとコックとしての地位を手に入れたポルトガル女性

 

・NEWS CORPORATION ニューズ・コーポレーションの役員食堂のシェフ!

 Jeb Burke ジェブ・バーク

 CIA → シェフ というユニークな経歴の彼が楽しむNYメディアの役員食堂ならではの有名人ゲスト連発。



どうでしょう?

この本の超面白いニュアンスが多少は伝わっただろうか?

 

結論:常に最先端を目指し疾走するこの街で生き続ける姿を通し、ニューヨーカーの根性をかいま見ることができる一冊!

 
 
 


コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
Unknown ()
2017-12-18 22:12:51
ホットドックといえば、ニューヨーカーのソウルフードですね。露店でよく売っているようですが、働く人も、子供も、買い易く、値段もリーズナブルである事は、食物に対する親しみが表れているものでもあると、思います。

労働者は、働く片手間でしょうが、公園に集まり、思い思いの時間を過ごす人も、食べている、という事には、ソウルフードのゆえんがあるでしょうね。

肉料理と、アメリカ人の関係は、ジャンクフード文化史を彩るものだと思います。肉に対する、食欲の深さは、世界の料理にも影響を与えていて、何より、アメリカが他国の料理を自国の好みにアレンジする方法は、肉料理文化を深く進化させたのではないかと思います。つまり、肉料理とは、高級な食材を、如何に安く美味しく作るか、という事で、ジャンクフードは値段とアクセスの容易さで他のジャンルと勝負しているのではないでしょうか。
 
 
 
コメントありがとうございます! (onscreen)
2017-12-20 23:39:26
おっしゃる通りです!

私はハンバーガーは渡米時にか食べず、日常のマクドナルド使いはしません。
そんな私ですが、向こうに行くと必ずハンバーガーを食べます。
同様にホットドッグも、そうです。

ジャンク・フードも「文化」で紐づけて理解すると、その意義がはっきりしますね!
 
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