ととろサンのひとりごと

【観たり聴いたり旅したり】からこちらへ。旅やアメリカでの話、趣味のことなどなど・・・自分の覚書を兼ねて。

明日は皐月の空・大型連休・・・されどコロナ勢い増して。

2021-04-30 16:04:43 | 日々の中で

いやあ、もう明日は5月。爽やかな心地よい若緑の季節到来~~なのだが、泳いでいる鯉のぼりも、こころなしか、勢いがないような。コロナ変異種の感染も勢いを増して。

先日天満宮参道のお店で求めたいものがあり、久しぶりに昼間の参道へ。平日というのに、連休前というのに、込み合っていました。観光客らしい人達・若い家族連れ・楽し気にはしゃいでいる修学旅行生たち。TVで押し寄せるコロナ不安になりそうな情報は、真実だろうか?と思えるほど。勿論律義な日本人はちゃんとちゃんとマスク姿が多かったけど。【コロナ慣れ】したんだろうなあ。(私もホントはコロナ家籠りに疲れています)

・昨年4月の緊急宣言後の参道。

・今年4月の参道。

  観光客が来てくれるのは嬉しいけど・・・でも・・・。このまま落ち着けば、そりゃあ、一番嬉しいのだが。そうはなりそうにはない。

4月の明るい陽ざし溢れたある日

畠にいらっしゃいませんか?玉ねぎとスナップエンドウが出来てます』といつものYさんから、嬉しいお誘いがあった。

 観世音寺横を抜けて。

(Yさんの畠へ。史跡、四王寺山が見えます)

早速ご隠居と、ご隠居自慢のコーヒーを淹れてあり合わせのお菓子など持って出かけた。観世音寺を抜けて、四王寺山が目の前に姿を見せるあたりにYさんの広い家庭菜園(いや農園かな)がある。FaceBookや毎年の初夏の便りとしてブログにも登場するので、友人達は「あのYさんの菜園ね」という。

 今年も眩しい陽光と吹き抜ける風を心地よく浴びながら、玉ねぎを抜き、スナップエンドウを収穫する。今年の玉ねぎは大玉が多く、Yさんも「今年は良く出来ました」と嬉しそう。いつもはご一緒に畠つくりをなさっているご主人は、GOLFにお出かけとのこと。

玉ねぎを抜いたり、スナップエンドウをチョキン、チョキンと。こんな風に育てるまでには土を作り、植え付けて…出来上がるまで大変な作業だが、Yさんは、育っていくのを見るのが楽しくと仰る。ちゃんと畠用に完全武装(?)して、身軽に動くYさんをみていると、やっぱり若いなあ、年の差は争えない。Yさんは私と縁が出来たことで「歌舞伎を観るようになり好きになった」と。私はこうして自然を満喫し、新鮮なお野菜を頂いたり。世の中の繋がりとか、人の輪が広がるのは面白いものだ。

 大きな晩白柚の下で【コーヒータイム】コロナ時世の中で、こんな風に大きな笑い声を響かせ、明るい空と風に身をゆだねて、目の前にブロッコリー状にこんもりと盛り上がる新緑たちを眺める。若い緑にはほんとに様々な濃淡があり、眺めて尽きることがない。もしかしたら、私は花より芽吹きや新緑が好きなのかもと毎年思ってしまう。濃淡の緑ガモコモコ、目を洗うような美しさです)

ご隠居は早速カメラを片手に、蝶々や花を追いかけている。

 

  苺やアスパラガスも(アスパラガスってこんな風に育つのだなと初めて知りました。

  

玉ねぎもアスパラもスナップエンドウも、瑞々しく柔らかくて美味でした。

その後日、町内の知人宅にご主人様のご逝去のお悔やみに、ご隠居と伺いました。ご隠居が自治会長をしていた頃から、いろいろご助力も頂いたご夫婦ですが、通夜もお葬儀もコロナ時世の今、参列は出来ません。柔和で穏やかな笑顔のご遺影の前で、色々お話を聞かせて頂きました。帰りには「主人の最後のです」と公民館前の共同家庭菜園をしていらしたご主人様の、遺作ともいうべき、玉ねぎやスナップエンドウを頂き、しみじみと味わいながら頂きました。同じ世代の方達が、旅立っていかれることも多くなりました。コロナ禍の中でゆっくりとお別れも出来ない状況ですが、心からご冥福祈りながら、この【コロナ時代】が早く収束することを、願うのみです。

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春まだ浅い久住&女性に人気の宿の旅(その3)

2021-04-09 09:11:33 | 旅&温泉紀行

3月30日。静かな湯布院の夜がを明けた。ベランダからの景色は相変わらず、グレイ一色。うっすらと由布岳が見えるが、まだ黄砂が濃いようだ。春の明るい空は望めそうにもないが、水分峠を越えて「やまなみハイウエー」へ。(ドライブには最適の道。ご隠居もお気に入り)再び九重飯田高原・長者原(昨日通り過ぎたところ)へ。

 いつもの『久住自然遊歩道』に立ち寄り⇒阿蘇の【やまなみハイウエイ】⇒【ミルクロード】を通って(大観峰からの眺望は望むべくもない、恨めしや‼黄砂!!)⇒南小国へ。いつもの如く【木の花ガルデン】へ。ドライブすると「道の駅」に必ず寄りたくなる私である。地産の品々に目を止めるのは、楽しいものだ。

両側の広々とした丘陵は【野焼き】が行われて、焼け跡は黒っぽい。毎年こうして焼くので、その後牧草やキスミレなどの植物が生き生きと育つのだ。久住の方はまだ行われていず、冬枯れの茶色いススキが一面に高原を覆っていた。

長者原の駐車場には、かなりの車があった。久住や星生など九重連山を目指す人達もこれから多くなることだろう。目前の硫黄山の煙も、黄砂と混ざって、流れゆくさまもみえない。三俣山も然り。春から初夏にかけて咲く「日本桜草原種」の可愛いピンクも勿論まだだ。

 木橋を歩いて

たで原湿原から【長者原自然研究路】だ。

大きなリュックを背負っているのは、キャンプを終えて山から下って来た学生達。若い人たちが山を楽しんでくれるのって、嬉しいなあ。

 左じゅはツルシキミの花。右はミヤマシキミの花。今はシキミ・馬酔木の群生が広がっている。

サラサラと小さな水音の流れはの水底や岩は、朱色に近い茶褐色に染まっている。硫黄山の地下から湧き出て流れる水には、強い硫黄が含まれている。

自然歩道の散策を終えて、いつも立ち寄る南小国の蕎麦街道の【吾亦紅】というお蕎麦屋さん。ご隠居は【蕎麦がゆセット】蕎麦がゆに色々ついてのちょっと豪華なお蕎麦ランチ。私は朝食が美味しくて食べ過ぎ。【地鶏温蕎麦】にする。ちゃんとちゃんと地鶏なのが嬉しい。

 春はゴビ砂漠からの黄砂飛来の時期だから仕方がないけど、よりによって今年一番の濃い黄砂の二日間にドライブするとは!ご隠居もいつものように運転を楽しむ気分ではなかったかも。

念願の山野草には早すぎる時期とは、解っていたので、それでも幾つかの花達に会えたし、樹林を渡る風、小鳥のさえずり、木漏れ日・・・やっぱり樹林と水の流れがある所は、気持ちが柔らかくなり、安らげる場所だなと改めた思った小さな【いつもの旅】であった。自分達ではゲットしないだろう、女性に優しいハイクラスの宿に泊まることが出来たのも、ハプニングめいて楽しかった。ご隠居さんはどうだったかな?(笑)

 二日間の走行距離327キロ!それもグレイ色に染まった中での長距離、慣れた道とはいえ、高齢ドライバーのご隠居さん、お疲れ様でした。

もう少し季節が進んだら「このコース、リベンジだ」とご隠居さん。次回は盛りの山野草に会えることだろう。

いつもだったら同行する私の小学校以来の親友N子ちゃん夫婦なのだが(彼女はご隠居さんが山野草に目覚めた恩師(笑)・・・でもある。ご隠居は元からの昆虫老年に加えて、山野草散策を趣味とするようになった)彼女は今酷い腰痛を患い、少し認知気味にもなり、リハビリ兼ねた送迎付きの施設に通っている。信じられない!!あの彼女が!!私には大変なショックである。

 ヒマラヤ5,500Mでキャンプ張る位の【山屋夫婦】で、久住登山の時などの彼女たちの定宿幾つかに、私達も同行して、私達も宿の経営者とも仲良くなった。そんな彼女が!!勿論登山は出来ない。近くの公園への散歩も、山のストック2本の助けを借りて、スロー・スローな歩みである。以前のように九博展示会見て我が家に夫婦で泊まって、語らうということも出来なくなった。コロナ禍でずっと会えないまま。iいつになったら収まるか解らないコロナ。思い切って明日彼女宅で会うことにした。

 会いたい人には会える時に無理しても・・・会っておかねばとそんな気持ちに駆られる年代になった、今年の私の春である。昨年2月来初めて、西鉄電車に乗り、天神経由で地下鉄で六本松へ。三密シッカリ気を付けて出かけることにしよう。

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春まだ浅い久住&女性に人気の宿の旅(その2)

2021-04-08 20:31:55 | 旅&温泉紀行

【かほりの郷・はな村】は、”上品で心地よい女性の宿

とあるので、由布岳の麓にあるのかなと思っていたら、何と!湯布院のど真ん中。若い女性達に人気の湯布院の、川沿いをそぞろ歩いたり、買い物をしたりには最適な場所にあった。金鱗湖などもすぐ近くだ。それも女性にとって魅力の一つなのだろう。

アンティックにモダンさも取り入れて、隅々まで心配りの、若い女性に喜ばれるだろうと思われる。

昔の湯布院は、お忍びの旅にも良い、鄙びた静かな温泉地だったが、「アンアン・ノンノン」などに黒川温泉と共に取り上げられて以来、若い女性に人気の温泉として有名になり、様々なお店なども立ち並び、逆に私達は敬遠して泊るのは、山腹の小さな宿を選んだりしていた。今回はキャンペーンで、二人で3万円。いつもはその倍。独身女性の方が懐具合は豊かなのだろう。

吹き抜けの階下を見下ろす。

女将さんの自筆や作品などが。

ベランダからは由布岳が目前なのだが・・・まだ黄砂酷くて・・・。

半露天風呂付き(これが最高なのよね)勿論、源泉。お湯は止めないで下さいと。一晩中静かに溢れていた。柔らかな温泉でまったりと時が流れる。

温泉好きな私は、明るい午後の大風呂(貸し切り状態)・部屋の露天風呂2回・翌朝の大風呂・・・久々の温泉はやっぱり最高だった。

女性向けのアメニティは完璧。化粧品・ドライヤー・セット用ドライヤー・マニュキアセット・そしてあちこちに女性が好みそうな装飾。

 MYスリッパの印は、トランプや手作りお手玉。

お風呂満足!さて、お食事は・・・。別室の個室で。こんな感じ。

 お品書きも女将さんの手によるもの(70代とか、奇麗で明るい素敵な・・・)

お料理、幾つか。

こんな感じ。器が面白い。お肉。お刺身とも凄く良質。一皿ずつの量は少ないのだが、食べ終わる頃には満腹感!!料理長さんはイタリアと和食、異なるシェフ二人だそうだ。

私達の世代は和室にお布団より、ベッドの方がいいと感じる(他の同世代の人達はどうなkおんだろう)、温泉も部屋付き露天や、貸し切りがある方が、MYペースでゆっくり出来る。だんだん、我儘になって来たのだろうか?

女将さんが「うちは私と支配人だけが学卒じゃなくて、他は皆学卒なの」と笑う。そう、従業員さん達は、優しい丁寧な日本語と笑顔で応対してくれる。アジア各国(私達の食事係はタイの女の子。他にもカンボジア・中国・マレーシアなどなどの留学生がこのホテルに就職しているという)

 日本独特の「おもてなし」を異国から来た若い彼女、彼らは一生懸命学んでいるようだ。優しい笑顔が爽やか。一所懸命なところが、ほんとに感じが良い。 

何度も訪れた湯布院なので、今の人・人・で溢れている観光地湯布院には、正直なところ、そんなに興味はない。なので、観光はなしで、宿滞在の時間をマッタリと過ごした。

ホカホカと温泉特有の暖かさと静けさに包まれて、日ごろは縁のないお洒落な宿の夜が更けていった。明日も黄砂酷いのかなあ。

 

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春まだ浅い久住&女性人気の宿の旅。(その1)

2021-04-07 16:09:54 | 旅&温泉紀行

昨年夏、珍しくも温泉宿キャンペーンに当たって‼(代金(通常の半額)は昨夏に払い済。期間は3月末まで)というのがあったので。29,30日一泊で大分『湯布院かほりの郷・はな村』へ(昨夏は、「来年春にはコロナも落ち着くだろう」と思っていた)

 まずは毎年訪れる久住・男池樹林で山野草探訪目指して。あいにくの酷い黄砂、空はグレイ一色(苦笑)それでも、淡い黄緑の芽吹きが。名水100選の湧水は澄み切って、いつものように優しい流れを作っている。樹林と山野草、湧き水の川の透明な美しさ。「もののけ姫」の森かと思える古木と苔むした岩など。やはり男池樹林は素晴らしい。樹林の中は風もなく、静寂!いろんな小鳥たちのさえずりとせせらぎをバックに、お握り弁当を。自然の中で頂くお握りはなんと美味なんだろう!まだ人影もない。

 

 

(根元で巨岩を抱く年を経た大楠の樹木)(コブシの大木真っ盛り)

 

年々季節の歩みが加速化し、桜の開花も早かったので、もしかしら?とご隠居は期待していたようだが・・・樹林はまだ枯れ木の冬木立、僅かに淡い芽生え、それでも咲き急いだ山野草を幾つか足元に見つけることが出来た。可愛い芽生えも(山野草などはご隠居撮)

冬から春へ移ろうとしている樹林の山野草幾つかと芽生え。

  

黄砂で空は朧。うっすらと由布岳が見えてきた。三時過ぎに早目のチェックイン。さて、ゆっくりと過ごしましょうか。「お風呂だお風呂だ」と温泉好きな私は、久しぶりの温泉に心を奪われてしまっている。

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