ととろサンのひとりごと

【観たり聴いたり旅したり】からこちらへ。旅やアメリカでの話、趣味のことなどなど・・・自分の覚書を兼ねて。

10月になりました。秋たけなわ~~。

2014-09-30 06:23:52 | 日々の中で

 雨ばかりだった8月、9月は晴れの日が続き、空の色も雲の形も、さわさわと吹く風も初秋の色合いをみせた。早朝散歩も、ひんやりした空気が心地よく、少しずつ色づく木々や茜色に染まる空に心奪われた。

コスモスや水引草も秋の青空のもと、小さく揺れて気持ち良さそう!

 

そんな美しい初秋を愛でる中、御嶽山の大噴火!一瞬にして巻き込まれた人達。私の周りにも、こよなく山を愛する友人達がいるから、他人事とは思えない。自然の驚異に身を震わせながら、画面を見つめるばかりだった。今日10月2日現在で、死者47名。まだ増えるかも知れない。消防や自衛隊、救助に当たる人たちの苦労・・・亡くなられた方達の鎮魂を祈るとともに、救助活動の方達にただただ頭が下がる。

9月、10月は【毎日が日曜日族】の私でも、何かと忙しい。と言っても地域福祉お世話役などは卒業(世話される方?になったということかな)したので、例年よりは暇ではあるが。

・秋のお彼岸 お墓詣りなど。 

・8月、12月はお休みという、ゆったりサークル(でもこの会30数年続いている)二学期?始まる。

”枕草子”数年かけて全巻熟読。講師は仲間のGさん、有難う!なかなか全巻通して読むことはないので、興味深く楽しかった。

 9月からはご隠居さんを講師に【四文字熟語ものがたり】漢文、漢詩大好きなご隠居さんの第一回はなかなか面白かった。四文字熟語、日常茶飯(あ、これもそうだ)に使っていても、故事来歴知らないことが多い。その成り立ちにある、物語はなかなか興味深い。

【西島伊三雄原画展】 太宰府天満宮宝物殿で開催中(11月30日まで)

  

   

 西島さんは「博多のもん(者)なら、知らん人はなかろうや(ないだろう)」というグラフィックデザイナー。

心がほのぼの和む童画ばかりでなく、色々な賞を受けたポスター数々、地下鉄や博多座、かっての西鉄ライオンズのロゴ(今はソフトバンクで使われているかな)、その作品などは枚挙にいとまがない。

博多商人文化連盟の発起人でもあり、博多を愛する、楽しい(仕事は厳しい)が人であった。太宰府天満宮先代宮司さんとの交遊も深い。その関係で天満宮のお守りや七五三の千歳あめには、西嶋さんの愛くるしい動画が描かれている。

 31年前に発刊の絵本「てんじんさま」が復刊されたのを機に、原画展と偲ぶ会が天満宮余香殿で開かれた。太宰府歴史の第一人者森弘子さんが、文章を書かれて縁での開催。

西島さんの業績をスライドなどで紹介、長男の雅幸サンと森弘子さんのトークを交えながら、博多のもん(者)らしい、楽しい演出で会場は笑いの渦。。博多町人文化連盟に所属の、玄人はだしの芸達者な【笑和座】の皆さんが、鳴り物、博多の歌・踊り、博多仁和加、寸劇などを披露してくれた。普段はボランティアで施設などを回ったり、勿論本業は皆さん、別にあるのだが。西島さん、森さん、博多弁でのトークも仁和加も見事でした。

9月最後の月下美人、11輪!咲きました。

9月26日、三度目の月下美人が咲きました。一度に11輪!二人で眺めるのは勿体ないなと【月下美人を愛でる夕べ】と今回も洒落て、三度目の月下美人の集いを。ご近所の方や友人達と。我が家からお嫁に行った月下美人も、今夜同時に開いていることでしょう。友人から「4輪咲いたよ」と電話がありました。クローンというか、月下美人は時を同じくして咲くのです。

夜7時半ころから徐々に開き始め、10時ころには銀白の満開の花が。馥郁とした香があたりに漂います。夜明けにはしぼんでしまう一夜限りの花。【月下美人】とはよく名づけたものだなと思います。

不思議ですねえ。

   

 

敬 老 会

我が地区の敬老会。77歳以上が招待者です。子供達がお迎えに。皆さんの笑顔輝いていますね。最高齢の出席者は92歳のMさん。シャキッとしてとてもお元気です。

      ご隠居さんはカメラマン、出席者全員のスナップを、皆さんにお届けします。

この笑顔と元気、生き生きとした皆さんに私達の方が、活力を貰うような気がします。私などまだまだ【はなたれ小僧】なんでしょうね。

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調音の滝と林檎と葡萄の樹

2014-09-22 05:43:48 | 旅のつれづれ

観光温泉ホテルだけど、アットホームな宿を出て【調音の滝】へ。”うきは”は【棚田と赤い曼珠沙華】が有名です。里山風景、いいものですね。

    

公園になっており、"調音の滝""魚返りの滝""斧渕の滝"を中心に作られた耳納連山の渓谷スポットで、林野庁が定める"水源の森百選"にも選ばれています。水のある風景が好きな私、滝も大好き、平日とあって静かで気持ちの良いひとときを過ごしました。

茶店には元気なオトシヨリが二人「夏休みは賑わったけど。」と手持無沙汰。お二人手作りの熱々”よもぎ饅頭”ヨモギの香りとあんこがいっぱいで、美味しく頂きました。

吉井の白壁の町へ。

 

 

お洒落なお菓子屋さんがあったので、入ってみました。筑後川河童伝説にちなんだお菓子もいろいろ、二代目の店主が集めたという河童の置物が沢山ありました。アレコレもてなし用のお菓子を買って、次は

林檎と葡萄の樹へ。山道をくねくね登ると、果樹園の中に古民家風な建物が。駐車場は御昼どきだからでしょう。車がいっぱい。平日なのに人気の店です。林檎パイが有名です。

隣接の【りんご庵】パスタとピザ。ここでお昼を。私は葡萄の巨峰を使ったシーズン物のパスタにも惹かれましたが、結局昔懐かしい【レトロナポリタン】に。子供の頃はスパゲティと言えばナポリタン!パスタなんて言い方はしていなかった時代です。

 窓の外は林檎園が広がっています。

   

ゆっくり寛ぎ、ランチタイムを過ぎて、静かになった【林檎と葡萄の樹】で、お土産にこの店の名物美味しい【林檎パイ】を買って、家路へ。近場温泉の旅は、往復走行110キロでした。

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秋の温泉モニター第一弾。

2014-09-19 16:05:38 | 旅&温泉紀行

と大上段に構える程のこともないのですが。

庭では白の曼珠沙華や水引草、ホトトギスが爽やかな秋風に揺れています(山野草の画像はご隠居さん撮影)

 

【いい宿の会温泉モニター】に当選。半額宿泊券(一泊二食付きで1人6千円也)の有効期限は9月末まで。急ぎ予約。電話の応対がとてもよかったので、夏の雨続きでちょっとふさいでいた気持ちが明るくなるような気がしました。電話の応対は、姿が見えないだけに大事ですね。価格は普通通りだと1人1万2千円は、ちょっと高め。私達は年金生活者、シニアとしては1万円以内で、ちょっといいな…の温泉位がいいねと友人達とも話します。高い金額をだせば格式高い洒落た宿も沢山あるけど。身の丈に合った価格で、温泉紀行楽しみたいなと思っています。

我が家から一番近い温泉は【二日市温泉】隣接の筑紫野市にあり、車で10分。祖父などの時代には、博多から太宰府天満宮へ【宰府詣り(さいふまいり)】その帰りによく立ち寄っていたようです。芸妓さんなどもいて、なかなかの賑わいだったとか。今は温泉宿が【温泉付き老人施設】になったりして、老舗温泉宿が二つ残るだけ。町営の立ち寄り湯が二つ。すっかり変わりました。

その次に近いのが今度の【筑後川温泉】筑紫次郎と呼ばれる一級河川筑後川の河畔にある小規模の温泉地です。このあたり(杷木町など)は果物(巨峰・梨・林檎・無花果・柿など)の名産地で、以前は【鵜飼舟】も名物でしたが、3年前の豪雨で筑後川が氾濫。今は中止しているとか。

 

出掛ける前日、ご隠居が【風邪気味みたいだ】というので心配でしたが、【大したことはないから行こう】というので、田園風景の中を、目的の宿【清乃屋】へ。

筑後川温泉では一番古くからの宿。温泉観光ホテルのローカルバージョンというところでしょうか。車まで迎えてくれたのは、従業員さんもですが、【招き猫ならぬ招き犬】”さゆりチャン”車から宿の中へチョコチョコと案内してくれました。犬猫好きな私達は「あら、可愛い」と思うけど、苦手な人はちょっと辛いだろうな。(この”さゆりチャン”いつもフロントでちょこんと寝そべっています)

入り口には手こねのユーモラスなシーサーが(魔を払い、家を守る)後で若女将から聞いたのですが、今は焼き物(型抜き)のものが多く、この像は名のある作家さんに依頼しての、特注だそうです。とても趣のある良い作品でした)

  

 ご隠居が「さんぴん茶がある!」と素っ頓狂な声だしました。売店の一隅に沖縄の食品「そーきそば」だの色々並んでいるのです。「さんぴん茶」沖縄ならではのペットボトル。

エレベーターにはこんな敷物が。「??」”めんそーれ”は沖縄の言葉で歓迎の意味「よくいらっしゃいました」筑後川温泉なのにどうして沖縄?

  

浴衣が男女別々の色柄というのもなかなかいいですね。普通は一緒ですから。

・消毒済みのスリッパに、番号札がついているのも【いいな】と思いました。お風呂などで、他の人のと間違えたりしがちですから。 

窓から筑後川が見渡せる部屋でした。「あら!琉球畳が!」沖縄の畳、真四角なのです。お茶を入れてくれたオネーサン(元がつくご年齢の)が「若女将が沖縄のヒトなんですよ」

「私達も沖縄に住んだことがあり、今でもよく行くんですよ。主人は大の沖縄びいきで」なんて話が弾みました。

ここは今でも【部屋食】だそうで、その時には若女将さんが部屋ごとに挨拶に。昔ながらの温泉宿の雰囲気です。私達は部屋食が好き。女将さんのご挨拶もいいなと思いますが、今はそういう昔ながらの宿のしきたり、煩わしいと思うお客さんも多いとかで。ケースバイケースでのご挨拶らしいです

  

 

                                                                    (お料理の一部)

早速お風呂。そう広くはないけど、湯質はとろりとして、原鶴や嬉野温泉に似ていますが、かすかに硫黄の匂いもしていました。とても気持ち良くて、お肌すべすべな感じ。かけ流しの温度も丁度いい塩梅。ゆっくり入れます。飲んでもOK(胃腸に良い)くせの飲みやすいお湯でした。家族湯は使いませんでしたが、使用料は不要とのことでした。

300mlの冷酒で心地よくほわっとなるから、やっぱり下戸のうちなのでしょう。さて、待望の(笑)綺麗な若女将さんがご挨拶に。沖縄の話で大いに盛り上がり、ご隠居さんも上々機嫌です。きちんとずっと正座。その佇まいがきれいなので聞いてみたら「琉舞をやります」とのこと。なるほどと納得。まだ修行中(3年目)とか。

このあたりは田園地方で、団体さんも老人会などが多いようで、舞台もあり、若女将さんに「折角琉舞なさるんだったら、ご披露なさるといいですよ」とそんな話もしたりして。お料理はちょっと冷めてしまいましたが、気にならぬ程楽しい宵となりました。品数が多すぎて・・・と言ったら【シニアや女性向に少な目・少量献立も用意しています】とのことでした。

朝食は大広間。お給仕のオネーサン(昔は仲居さんと言いましたが、今は作務衣風なスタイルで、私達が食べている間、隅に正座して、お代わりの必要に見えるところにはサッと立っていって、気配りの良いのに感心しました。”元オネーサン”の年代ならでは・・・ですね。別にお漬物好きなもの(ポピュラーなものではあるけど)をお取りくださいコーナーなどもありました。

建物は新しいとは言えないけれど、もう少しスッキリした方があか抜けるだろうけど、昔ながらのローカルな温泉で、若女将はじめ従業員さん達の気さくで気取りのない応対や気配りは、ご年配のお客さん達にはいいだろうなと思える宿でした。帰って来た翌日には、お礼のはがきが来ました。素朴な手作りでしたが、即お礼状というのは、なかなかありません。良い気配りですね。

沖縄ソーキ蕎麦はじめ色々買いました。筑後川温泉で沖縄のを買うというのも面白い。沖縄のホテルと姉妹宿(よく姉妹都市ってのがあるでしょう)になって、沖縄で筑後の果物使った名産を売店に。お互いにそんなことをするのもいいかもなんて思ってしまいました。

 追記 銀の指輪変色が元通りに!

うっかりお風呂に銀の指輪をしたまま、入りました。変色!若女将さんに【私のようなうっかり者がいるから、もっと大きくお風呂場に【指輪ものによっては変色しますから外して下さい】と書いてくださいね…と言ったら、「あ、元通りになりますよ」と。

ご隠居さんのブログにも書いてあるけど・・・

お皿などにアルミ箔を敷いた上に、お湯をいれ、重曹を少しとかし、その中に黒く変色した銀の指輪を入れると「あら!不思議」見事に元通り綺麗になりました。アルミ箔を敷くのがミソなんだそうです。

以前10円硬貨をウスターソースに漬けると、ピッカピッカになるというのをブログに書いたことあるけど、銀の指輪、よみがえり・・・というは、初めてでした。前に久住の赤川温泉で変色した指輪、捨てなきゃあ良かったなあ。一つ知恵を貰いました。

9月18日(木) 曇り空 11時チェックアウト。このまま帰ればお昼前に自宅。というのもゲイがないなあと【調音の滝】→吉井白壁の町→【林檎と葡萄の樹】(ちょっとお気に入りの店)で昼食。お土産に美味しい林檎パイ買って。とご近所温泉の二日目の行程が決まりました。

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長月(9月)秋到来、久しぶりに中洲へ。

2014-09-08 06:21:24 | 日々の中で

9月に入った。9月になったから中洲へ?(高原へなら解るけど)8月の雨・雨に疲れた気分一掃しなくては。博多の街で気分転換と洒落た。

雲が多くまだまだ快晴とはいえないが、垣間見る空の青さも陽光は、長雨に倦んだ後だけにこよなく美しく嬉しいものに感じられる。雲の形もすっかり秋バージョンだ。

さあ、秋到来とともに気持ちをシャッキリしよう!とけだるさの取れない自分に言い聞かせて、予定を入れることにする。でないと、どうも出不精になってしまったようだから。

9月2日。

 Y君の呼びかけで、ミニ・クラス会。F先生の祥月命日なので、舞鶴のお寺(安国寺)に詣でた後、天神でランチ会。11名参加。

整形通いやら一病息災?やら・・・みなそれぞれに【何か持っている】のだが、まずは元気に集えたことに乾杯!F先生は無口で穏やかな人柄、理科が専門で、休日などよく川遊びなどに連れて行って下さった。中・高時代もみんなで、自宅にお邪魔したものだった。来年は七回忌。また同じ9月2日に集まろうと【鬼が笑うような】話が決まった。みんな元気で会おうね。

9月3日。

東中洲【ニュー太洋映画館】に【シネマ歌舞伎】を観に行った。ご隠居とご隠居の博物館ボランティア関係で【たまには歌舞伎を観よう会】の会員さん(いつも新鮮な手作り野菜を届けて下さる方)同行する。

中洲大橋のたもと(福岡側)に【季楽】という店がある。JA佐賀の直営店なのだが、ここのお肉はとても美味。映画を観る前に、那珂川沿いの風景を見ながら昼の【サイコロランチ定食】を。こんなに柔らかく美味な佐賀牛で、¥1500!

 

   

 

ニュー太洋は、博多の街に一軒だけ昔から残る、レトロな雰囲気の大好きな映画館である。

勘九郎・七之助との親子共演【三人連獅子】と喜劇【らくだ】

亡き勘三郎さんの【らくだ】落語に題材をとったこの芝居、死人に「かんかんのう」を躍らせるという、とにかく面白い爆笑ものの舞台なのだが(共演が勘三郎さんと名コンビの三津五郎さん、絶妙の死人役の亀蔵さん・・・他に弥十郎さんなど)上手な役者、勘三郎さんの間の良さ、抱腹絶倒なのだが、笑いながら~~涙が流れてしまった。

【三人連獅子】も、最初博多座で観て、歌舞伎座でも観て、シネマ歌舞伎は二度目なのだが、やはり切ない。ラクダのとぼけた表情と違って、りりしい獅子の顔にまたまた熱いものがこみあげてくる。

私が親しんだ役者さん達、團十郎さん、勘三郎さん、芝翫さん、富十郎さん、いろんな方が旅発たれ、若手と思っていた染五郎・勘九郎・菊之助さんなどが歌舞伎界の中心となる世代に成長している。彼らの活躍目覚ましいものがある。

吉右衛門さん、仁左衛門さん、玉三郎さん達が自分の芸を継承させようとする姿勢が嬉しい。その次の世代梅枝くん、種太郎くん達が、着実に若手として伸びて来て、新鮮な舞台を見せている。その次の世代も子役として、生き生きと成長している。嬉しい反面、やっぱり寂しい気持ちを、いまだに引きずっているんだなあとしみじみと思う初秋である。

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