花好きな次女からの紫陽花墨田の花火が今年も咲き始めた。今年の入梅はいつ頃だろう。
佐藤春夫の詩【望郷五月歌】に詠まれた
”空青し 山青し 海青し 日はかがやかに 南国の五月晴れこそゆたかなれ”
そんな五月に結婚。今年で49年目を迎えた。悲喜こもごも、山あり、谷ありの道をはるばるここまで来たと思うと、不思議な気さえする。(春夫が詠んだのは故郷紀州の皐月である)
結婚前の付き合いの年数を加えれば56年かな。【元カレ、元カノ。カレシ・カノジョいない歴何ヶ月】…なんて、恋愛もスピード化した現代(今)の若い世代には、不思議な気がすることだろう。昭和がだんだん遠くなる時代だから、価値観も大きく変わった。
今年は私の先進医療体験という、大きな人生の節目のような出来事もあり、いつもの年より記念日に対する想いは、ご隠居さんも強かったようだ。と言っても何となくまだ身体に無理はしたくない・・・・と、いつものフレンチのお店【きくち亭】に夜のコースを予約(画像少しUP)食べだして、あ、カメラ・・・最近こんなことが多いなあ。
元福岡市の大手のホテル料理長だった方が、ご夫婦だけで、好きな料理を少人数のお客様に・・・自分達も楽しみ、お客様も楽しむ、そんなお店である。世代的にも近いし。奥さまも山野草大好きで、白いフリルのついたエプロンが似合う、何となく乙女チックな雰囲気の人である。
貸切りにして下さって、オーナーご夫婦と会話を楽しみながら、ゆっくりと優しい時間を過ごした。私の歌舞伎の会の若い友人からの、心を込めたサプライズもあって(記念日の話を何気なしにしていたのだが)、思ってもみなかったことなのでびっくり!お祝いカードに添えてシャンペンと手作りのフリーズの花が、お店で待っていたのだった。
新婚時代から7年間名古屋に住み4度転居したのだが、3度目の転居近くにお二人も結婚後住んでいらっしゃったことも解って、話は大いに弾んだ。お二人の馴れ初めなども話して下さって。奥さまとは、忙しい夫を持って知らない土地での子育て時代の苦労など。女同士の話も飛び出した。
MY人生で好きな言葉に、
沖縄の言葉【なんくるないさ(何とかなるさ)】がある。
焦らず希望を失わず、明るく生きることが大事だとしみじみと思う。
【終わりよければ 全て良し】どんなご夫婦でも長い人生にはいろんなこともあるだろう。夫婦間に問題が生じたり、子供や孫のことで心を痛めることもあるだろう。親の介護などもあるだろう。でも、そんな人生の試練を乗り切って、最後に穏やかな日々を過ごせれば、その人の人生は人としての生き方を全うしたということになるのではないだろうか。来年は結婚50年を迎える。
今年ととろサンが体験した【ここまで来たか、先進医療!】についても、その治療のことを知りたいという人も多く、ブログにこれからUPしていこうと思っている。