ととろサンのひとりごと

【観たり聴いたり旅したり】からこちらへ。旅やアメリカでの話、趣味のことなどなど・・・自分の覚書を兼ねて。

暑さ寒さも彼岸まで。

2017-09-25 05:52:02 | 日々の中で

さ寒さも彼岸まで」言い慣わした言葉だが、その通りだなと思う。朝夕の空気はひんやりと透明感を増し、心地よい。余りの猛暑続きに倦んでけだるい感じだったが、ほっと一息、足取りも身体も軽くなったような気がする。

9月21日~25日までは太宰府天満宮の秋の【神幸式大祭】が行われる。早朝の天満宮ではその準備の【神輿】や【花車】青竹を使って御印の梅をあしらった舞台、池の上にも巫女さん達が舞う雅楽のための浮き殿風な舞台の準備が出来ていた。

 (

6時少し前、夜が明け初める頃、家を出て博物館へ(Aコース散歩道)⇒天満宮へ。

 

(花車と牛車)

 美しい青竹に梅の花を細工して。

 

参道も祭り準備。                       (天満宮HPより拝借)

 秋の神幸大祭は道真公ご在世の往時を偲び、御神霊(おみたま)をお慰めするとともに、国家の平安、五穀豊穣を感謝する秋祭り。
9月21日御本殿にて【神幸式大祭始祭】

22日は「お下りの儀」道真公の御神霊を乗せた神輿が鐘と太鼓の音に導かれつつ、流刑後住まわれた榎社までの道のりを厳かに進む。王朝絵巻さながらに約500人の奉仕の人々が美しい行列を整え、神輿は榎社に一夜ご滞在。

23日「お上りの儀」は再び行列を整え、御本殿にお帰りになる。

24日の夜には「古式献饌祭」特別に調製された古式神饌をお供えする式。

25日11時よりは「例祭」が斎行され夜には千灯明が(8時より)(ネットより拝借

夜のとばりに包まれた境内、池の周囲にはろうそくの灯りが、ゆらゆらと池の面に映えて、雅な雅楽の響きと巫女さんの舞・・・幽玄の世界に迷い込んだような、厳かな時間の中に身を置くひととき。最初にみたときの感動は大きく、友人達を招いたりして毎年楽しみですが、最近人が多くなりすぎて・・・。

何しろ「これからの日本は、”おもてなし文化”。観光国として生きていこう」と安倍さんはおっしゃいます。博多港も大型客船を迎えるための港岸工事、百台以上の大型バスがふ頭にずらりと並びます。太宰府も観光地。沢山のバスが行き来します。日本の良さを他国の人達が知って下さるのは、嬉しいことではあるけど、・・・物つくりや科学的な頭脳などが日本の誇るところだと思っていたので。いつまでもこの観光立国でやっていけるのでしょうか?

カジノも作るって!いかがなものかと・・・と思うのは、私だけなのでしょうか。

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朝夕の風は・・・秋の色

2017-09-11 16:33:57 | 日々の中で

9月11日(月)

さしもの猛暑も9月の訪れとともに、少し鳴りを潜めて朝夕の風は、優しい初秋の感触だ。ス~ス~と頬を撫でていく。6時少し前に早朝散歩へ。今朝の空は重い。午後からは雨になるそうだ。草むらでは虫の声が一斉に、まだ夜は明けていないよとすだく。

秋の夜のあくるも知らずなく虫は

        わがごと物やかなしかるらむ     (古今和歌集 秋 敏行朝臣)

家⇒石穴神社⇒九州国立博物館⇒太宰府天満宮⇒家へ。のコースで。夏バテ後の体力にはこの程度が手頃かな。

  

(石穴神社)      ☛          (筑紫女学園大学前のポストに絵葉書投函して)

  九博。

昨年・今年と夏ばてしてしまって、散歩も、ネットも休んでしまった。知人の中にはブログを毎日欠かさずにUPなさる方がある。私はその時気分でいい加減なので、とても真似できないなあと感心している。

 博物館の早モミジが少し色づいていた。

 

赤い橋を渡って本殿へ。

昼間の天満宮は、アジアからの観光客で溢れんばかり。日本語より異国語が元気いっぱいに飛び交う。御神牛の像も、そんな人達が並んで、写真を撮り撫でていくので、最近はピカピカに輝いている(観光bookに撫でると幸運が舞い込む・・・とでも書いてあるのだろう)

 境内も本殿も人影はまばら、静寂の中の天満宮は、清々しくてとても心地よい。お賽銭を入れ、2礼・2拍手・1礼と作法通りに。友人達や友人のご主人様の病気平癒、娘一家の穏やかな日々と健康などを、心を込めて祈る。ちょっと欲張りだけど「みんな頑張っているから、お力添えを!」と。

帰路は天満宮西門にある、曾祖父とその仲間の人達が寄贈してた【常夜灯】の「博多」の文字を撫でて頭を垂れる。お墓参りの代わりではないけど、そんな習慣がついてしまった。

 散歩で出会った路傍の花達。

曇り空が少し明るくなってきた人気のない参道を通って家に向かう。早々と駅に向かう出勤の人達も。お互いに「おはようございます」と早朝散歩のときは、山ですれ違う人達のように、自然と挨拶を交わす。

 

この鳥居は朝ドラにもなった【柳原白蓮】の夫【伊藤伝右衛門】が寄贈したもの。薄幸の美しい歌人白蓮の悲劇と言われるが、学問はなくても伊藤伝右衛門さんは、地元に学校などを作ったり貢献している人でもあるようだ。夫と妻とが噛み合わないままのそれぞれにとって不幸な結婚だったのだろう。

太宰府も、日の出が6時頃と遅くなり、日の入りは18:30頃と早くなってきた。

帰路は雲の切れ間から明るい日差しが漏れて、空もブルーの色が少し。

携帯の【歩行計】は6212歩。ゆっくり歩いて、約1時間の早朝散歩だった。短い散歩だったけど、やっぱり疲れを感じた。まだ体調戻っていないなあ…気をつけよう。

さあ、シャワー浴びて、さっぱりして朝ごはん!今日も穏やかな一日でありますように。

 

コメント (14)
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