「暑さ寒さも彼岸まで」言い慣わした言葉だが、その通りだなと思う。朝夕の空気はひんやりと透明感を増し、心地よい。余りの猛暑続きに倦んでけだるい感じだったが、ほっと一息、足取りも身体も軽くなったような気がする。
9月21日~25日までは太宰府天満宮の秋の【神幸式大祭】が行われる。早朝の天満宮ではその準備の【神輿】や【花車】青竹を使って御印の梅をあしらった舞台、池の上にも巫女さん達が舞う雅楽のための浮き殿風な舞台の準備が出来ていた。
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6時少し前、夜が明け初める頃、家を出て博物館へ(Aコース散歩道)⇒天満宮へ。
(花車と牛車)
美しい青竹に梅の花を細工して。
参道も祭り準備。 (天満宮HPより拝借)
秋の神幸大祭は道真公ご在世の往時を偲び、御神霊(おみたま)をお慰めするとともに、国家の平安、五穀豊穣を感謝する秋祭り。
9月21日御本殿にて【神幸式大祭始祭】
22日は「お下りの儀」道真公の御神霊を乗せた神輿が鐘と太鼓の音に導かれつつ、流刑後住まわれた榎社までの道のりを厳かに進む。王朝絵巻さながらに約500人の奉仕の人々が美しい行列を整え、神輿は榎社に一夜ご滞在。
23日「お上りの儀」は再び行列を整え、御本殿にお帰りになる。
24日の夜には「古式献饌祭」特別に調製された古式神饌をお供えする式。
25日11時よりは「例祭」が斎行され夜には千灯明が(8時より)(ネットより拝借
夜のとばりに包まれた境内、池の周囲にはろうそくの灯りが、ゆらゆらと池の面に映えて、雅な雅楽の響きと巫女さんの舞・・・幽玄の世界に迷い込んだような、厳かな時間の中に身を置くひととき。最初にみたときの感動は大きく、友人達を招いたりして毎年楽しみですが、最近人が多くなりすぎて・・・。
何しろ「これからの日本は、”おもてなし文化”。観光国として生きていこう」と安倍さんはおっしゃいます。博多港も大型客船を迎えるための港岸工事、百台以上の大型バスがふ頭にずらりと並びます。太宰府も観光地。沢山のバスが行き来します。日本の良さを他国の人達が知って下さるのは、嬉しいことではあるけど、・・・物つくりや科学的な頭脳などが日本の誇るところだと思っていたので。いつまでもこの観光立国でやっていけるのでしょうか?
カジノも作るって!いかがなものかと・・・と思うのは、私だけなのでしょうか。