ととろサンのひとりごと

【観たり聴いたり旅したり】からこちらへ。旅やアメリカでの話、趣味のことなどなど・・・自分の覚書を兼ねて。

春まだ浅い久住&女性に人気の宿の旅(その3)

2021-04-09 09:11:33 | 旅&温泉紀行

3月30日。静かな湯布院の夜がを明けた。ベランダからの景色は相変わらず、グレイ一色。うっすらと由布岳が見えるが、まだ黄砂が濃いようだ。春の明るい空は望めそうにもないが、水分峠を越えて「やまなみハイウエー」へ。(ドライブには最適の道。ご隠居もお気に入り)再び九重飯田高原・長者原(昨日通り過ぎたところ)へ。

 いつもの『久住自然遊歩道』に立ち寄り⇒阿蘇の【やまなみハイウエイ】⇒【ミルクロード】を通って(大観峰からの眺望は望むべくもない、恨めしや‼黄砂!!)⇒南小国へ。いつもの如く【木の花ガルデン】へ。ドライブすると「道の駅」に必ず寄りたくなる私である。地産の品々に目を止めるのは、楽しいものだ。

両側の広々とした丘陵は【野焼き】が行われて、焼け跡は黒っぽい。毎年こうして焼くので、その後牧草やキスミレなどの植物が生き生きと育つのだ。久住の方はまだ行われていず、冬枯れの茶色いススキが一面に高原を覆っていた。

長者原の駐車場には、かなりの車があった。久住や星生など九重連山を目指す人達もこれから多くなることだろう。目前の硫黄山の煙も、黄砂と混ざって、流れゆくさまもみえない。三俣山も然り。春から初夏にかけて咲く「日本桜草原種」の可愛いピンクも勿論まだだ。

 木橋を歩いて

たで原湿原から【長者原自然研究路】だ。

大きなリュックを背負っているのは、キャンプを終えて山から下って来た学生達。若い人たちが山を楽しんでくれるのって、嬉しいなあ。

 左じゅはツルシキミの花。右はミヤマシキミの花。今はシキミ・馬酔木の群生が広がっている。

サラサラと小さな水音の流れはの水底や岩は、朱色に近い茶褐色に染まっている。硫黄山の地下から湧き出て流れる水には、強い硫黄が含まれている。

自然歩道の散策を終えて、いつも立ち寄る南小国の蕎麦街道の【吾亦紅】というお蕎麦屋さん。ご隠居は【蕎麦がゆセット】蕎麦がゆに色々ついてのちょっと豪華なお蕎麦ランチ。私は朝食が美味しくて食べ過ぎ。【地鶏温蕎麦】にする。ちゃんとちゃんと地鶏なのが嬉しい。

 春はゴビ砂漠からの黄砂飛来の時期だから仕方がないけど、よりによって今年一番の濃い黄砂の二日間にドライブするとは!ご隠居もいつものように運転を楽しむ気分ではなかったかも。

念願の山野草には早すぎる時期とは、解っていたので、それでも幾つかの花達に会えたし、樹林を渡る風、小鳥のさえずり、木漏れ日・・・やっぱり樹林と水の流れがある所は、気持ちが柔らかくなり、安らげる場所だなと改めた思った小さな【いつもの旅】であった。自分達ではゲットしないだろう、女性に優しいハイクラスの宿に泊まることが出来たのも、ハプニングめいて楽しかった。ご隠居さんはどうだったかな?(笑)

 二日間の走行距離327キロ!それもグレイ色に染まった中での長距離、慣れた道とはいえ、高齢ドライバーのご隠居さん、お疲れ様でした。

もう少し季節が進んだら「このコース、リベンジだ」とご隠居さん。次回は盛りの山野草に会えることだろう。

いつもだったら同行する私の小学校以来の親友N子ちゃん夫婦なのだが(彼女はご隠居さんが山野草に目覚めた恩師(笑)・・・でもある。ご隠居は元からの昆虫老年に加えて、山野草散策を趣味とするようになった)彼女は今酷い腰痛を患い、少し認知気味にもなり、リハビリ兼ねた送迎付きの施設に通っている。信じられない!!あの彼女が!!私には大変なショックである。

 ヒマラヤ5,500Mでキャンプ張る位の【山屋夫婦】で、久住登山の時などの彼女たちの定宿幾つかに、私達も同行して、私達も宿の経営者とも仲良くなった。そんな彼女が!!勿論登山は出来ない。近くの公園への散歩も、山のストック2本の助けを借りて、スロー・スローな歩みである。以前のように九博展示会見て我が家に夫婦で泊まって、語らうということも出来なくなった。コロナ禍でずっと会えないまま。iいつになったら収まるか解らないコロナ。思い切って明日彼女宅で会うことにした。

 会いたい人には会える時に無理しても・・・会っておかねばとそんな気持ちに駆られる年代になった、今年の私の春である。昨年2月来初めて、西鉄電車に乗り、天神経由で地下鉄で六本松へ。三密シッカリ気を付けて出かけることにしよう。

コメント (16)
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