ととろサンのひとりごと

【観たり聴いたり旅したり】からこちらへ。旅やアメリカでの話、趣味のことなどなど・・・自分の覚書を兼ねて。

蛍訪ねて、山の宿へ。

2010-06-29 08:09:40 | 旅のつれづれ

 蛍 舞う

 薄墨色の空を背景に、生い茂った樹々がひときわ高く黒々と聳え、息を潜めるようにして佇む私の足元近くで、川の瀬音がさやさやと小さな音を立てていた。時刻は夜8時を回ったろうか、後ろで女の子の声『ねぇ、蛍まだかな?』誰かが手にした旅館の提灯の火を消した。闇が更に濃い色を増した。

 その瞬間!「あっ」 無数の黄色がかった小さな光が、一斉に闇の中に浮かび上がった!かなりの上空で灯っては消え、また灯して、時には私の肩のあたりを掠めて飛ぶ。乱舞する一つ一つの灯りは、思ったより強い光となって輝く。光の尾を引くように瞬時もとどまらず、蛍たちの、次なる命の結実を求めての舞いは一時間ほど続き、私は幻想的な情景の中に、包み込まれていた。

  一斉に光り一斉に闇となる、蛍の群れ。『一匹くらいは、ちょっと遅れて明かりを灯すような、間抜けな蛍はいないのかしら』と思うのだが、その点滅のリズムはピッタリと合って、崩れることはない。蛍が灯を消した瞬間の暗闇の中で、想い出の中の蛍の情景が脳裏をよぎる。蛍の明かりが灯ると、想い出は陰を潜め、目の前の灯りに心を奪われる。

 『蛍を見たい!』その想いを果たした、心地よい充足感を覚えながら宿へ戻る。ほんの5分くらいの道のり。蛍の後は、気持ちの良い温泉が待っていた(露天風呂の周りは自然の山の樹林)

 6月16日 蛍求めて一泊の旅   法泉寺温泉へ。

 『蛍見ない歴・・・ウン十年』今年こそは!とネット検索。”いいな”と思った料理に定評(お米も自作)の小さな宿は、トイレ共同、部屋食にあらず・・・で断念。期日指定・二組限定の残り一組に滑り込みセーフで、【一泊二食付き1万五千円也】が半額7500円という宿に決めた。大分県玖珠郡宝泉寺温泉郷。

余り人に知られていず、ドライブ好きにはスリルも味わえるワーム・わいたロードを走りぬけ(私は助手席の女です)久住の黒岳登り口にある男池(おいけ)の樹林を散策。ここは【名水百選】に選ばれたところ。樹林を流れる澄み切った川の底から、こんこんと湧き水が絶えることがなく、登山の帰りなどに喉を潤したり、水を汲み持ち帰る人も多い。山野草散策も楽しめるところなのだが、今回はさすがに山野草は見当たらず、樹木の緑を楽しんだ。

 おなじみの硫黄山の噴煙。

樹林から久住牧の戸へ。若い頃はよく登った久住連山を眺めながら走る。風がないので硫黄山から立ち上る硫黄の噴煙もまっすぐ空へと向かっていた。見上げる遠くの山肌はピンク色に染まっている。今年は【ミヤマキリシマ】の開花が少し遅かったらしく、今満開で登山客の車が駐車場のみならず道路にまでずらりと並んでいた。

宝泉寺温泉(大分県玖珠郡)宿は小さめのが8軒。昔は秘湯であったろうと思われる。

  

千年ほど前、空也上人がこの地を訪れ、杖を突き刺した処から温泉が湧き出したという伝説がある。日本最大の石櫃風呂は、宝泉寺温泉のシンボルとなっているそうだ。

泉質は単純泉・ナトリュウム塩化物泉で、無色透明。効能は慢性皮膚病・婦人病・神経痛・筋肉痛・リュウマチ・胃腸病などに効くそうで、現在も毎分2000リットルの湧出量とのこと。

私達の泊まった宿は龍泉閣、外見は小さなホテルという感じ。ロビーも何の変哲もない。温泉宿のひなびたレトロな雰囲気が好きな私達には・・・ちょっと・・・だったが、何しろ半額で泊めて下さるんだもの。年金生活者には有難い。

 

お風呂は女風呂にも露天が付いているが、大きい方の露天風呂がよかった。【温泉めぐり】も出来るので、温泉好きの私、張り切ってしまったが、ご隠居は一軒目体験であとは宿のでいいよ・・・とパス。一人でいくのもなあ・・・と宿の大風呂露天が気に入ったので、貸しきり状態で楽しんだ。

一軒入浴お邪魔したのは【山の湯】お風呂は小さかったが、ロビーなどはなかなかお洒落だった 。露天は高温すぎてゆっくりは入れなかったし、 数人入れば満杯という感じで・・・ゆっくり入浴好きな私は落ち着かなかった。ロビーでの寛ぎはGood。

   

宿が並んだ前には小さな川がある。「昔はこの川でも蛍が飛んでいたんですがね」と宿の人。今は旅館の並ぶところの脇道まで少し歩いて【蛍見】に行く。昨夜は雨で蛍は飛ばず、今日は雨の後だったから湿気も多くて蛍が出る条件が揃っていたとの事。ラッキー!だったなあ。

お料理は温泉定番という感じだが、豊後牛がとろけそうな食感で美味だった。しかし、これで7500円とは!なんだか申し訳ないような気がした。

ドライブ・立ち寄り風景         

       

帰りのドライブ中、天瀬温泉の近くで【農業公園】の看板に釣られて(地元野菜買おうかなと)立ち寄ったら、広大な【薔薇園】があった。「薔薇はもう終わってるよね」と話していたら、手入れをしていたオジサンが「入場料入りませんから是非」と声をかけてくれた。全て花は終わっていたが、ここは珍しい【型作った】薔薇が見事なところなのだそうだ。種類も多く「山椒薔薇」などという初めて耳にするものもあった。色々説明をしてくれる。「五月の連休明け」くらいが見ごろだそうな。来年は訪れてみよう。野菜?そういう場所ではありませんでした(笑)

それにしても、走っていると黒川温泉、はげの湯温泉、筌の口温泉などなど沢山の温泉がある。全部一通制覇してみたいものだ

ドライブコース【わいた・ファーム・ロード】にも、口蹄疫の消毒所が設けられていた。道路に敷いた消毒液のしみた敷板の上を車で通る。タイヤの消毒だ。なんとか【ザ・ストップ】しようとの処置。思いがけない災害とも言うべき口蹄疫騒動に巻き込まれた宮崎、本当に本当に気の毒だ。気のせいか、このあたりでも牧場で遊ぶ牛達の姿が少ないように思う。

    口蹄疫のタイヤ消毒所

最期に立ち寄ったのは日田の【元気の駅】こ こで野菜やお土産を買って【蛍を求めて】の小さな旅は終わった。 宝泉寺温泉郷には【川底温泉】や【壁湯温泉】という古くからの、ひなびた温泉がある。ここあたりも 出かけて見たいなと思う温泉である。

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今月は鬼平サンの月?

2010-06-19 13:42:53 | 日々の中で

                          

ふらりと本屋に立ち寄ったら、こんな表紙が目に留まって、買ってしまった。山本一力さんと石田衣良さんの鬼平対談なども掲載されている。

先日は博多座6月歌舞伎公演で、【鬼平犯科帳】(大川のご隠居)を観たばかりである(長谷川平蔵を演じるのは、勿論中村吉右衛門サン、この人の口跡・・・声と台詞回し・・・は定評がある。私のごひいきの役者さんの一人だ)

以前ドイツの若いピアニストのコンサートに行ったことがある。ほっそりした綺麗なそのピアニストは、【私は歌舞伎の吉右衛門サンの追っかけです」と話した。びっくり!なぜ?彼女が来日して歌舞伎を見た時、意味も言葉も解らないのに、吉右衛門の台詞の音・音域などにすっかり魅了されてしまったという、【素晴らしい!】それ以来、その外国の女性は播磨屋サンのフアンとなり、日本人と結婚後は”追っかけ”して、巡業先の舞台も観ることにしていると言うほどの熱の入れ方であった。

 昨日(18日)と今日二晩続けて、フジTV開局50周年記念と銘打って鬼平サン登場である。昨晩見ながら、レギュラーの俳優さん達も随分年とったなあとしみじみと思ったものである。江戸や猫八さんや高橋悦史さんはすでに鬼籍の人となられた。

  鬼平犯科帳TVシリーズは、40年前の1969年に先代松本幸四郎が演じ(この時吉右衛門は息子の役で登場)以来丹波哲郎・萬屋錦之助などが後を受けた。中村吉衛門は1989年からの第4作シリーズで登場した。毎回達者なゲストが登場するので、それも見ごたえある要因となっていた。このシリーズになってからでも21年の月日が経ったのだから、出演者もかなり老けたことはいなめないが、いずれも懐かしい顔ぶればかりだ。

江戸という時代程他の時代に比べて、庶民・町民の生き様が表に出ている時代はないように思う。その江戸の町民の生きざまに惹かれ、江戸の文化・芸能などに興味を持つ私は、時代小説も好きである。白内障の手術入院の時は、イトコが持ってきてくれた【鬼平】の朗読(橋爪功と二木てるみ)を楽しんだものだ。

朝ドラ「ゲゲゲの女房」に出てくるような貸本屋サンには、中学生の頃までせっせと通った。学校の図書室にはない、吉川英治や角田喜久雄、山手樹一郎などなど、時代小説を借りることが多かったように思う。他には吉屋信子の少女小説なども並んでいたなあ。小さな間口の貸本屋さん、今思い出しても本当に懐かしい。戦後の風物詩のようなものに思える。昔はあったんだけど・・・今は姿を消したものがなんと沢山あることだろう。

池波正太郎サンの本、文庫本だが、殆ど揃えている。 東京は忍池に行った時など、「あ、ここが池波正太郎の贔屓の鰻屋サンだ」とこっそり覗いたりした(女一人では入りにくくて入らなかったけど・・・爆笑・・・)  中でも鬼平シリーズ(24巻+特別編4冊)は大いに好みの本である。 

鬼平の魅力は・・・一口で言うなら【大人の男】はかくありたい!と思わせるところにあるのだと、私にはそう思える。憧れの男性(ヒト)かも(笑)

もう一度読み直そうかな~~と思っている。

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『花想会(話そうかい)』も元気です!

2010-06-19 00:07:12 | 草の根地域福祉

                       福岡市立植物園

友人が電話の時に『最近ブログに地域のことが余り載らないね』と言った。そういえば・・・、写真は撮ったのに、記録としてブログに掲載しないままのが幾つかある。

今年度からは、Hさんの次はMさんが会長を引き受けてくださった。地域福祉の会 ひまわり会の活動は「自分も楽しみながら福祉を」がモットー。自然な形でで今年も引き継がれている 『井戸端サロン』も『』も健在。『赤ちゃんサロン』今年は出産予定の若いママさんが何人かいらっしゃって、地域の少子化歯止めという嬉しいニュースもある。

男の料理教室』『サポート隊』(新しい方向付けとなったようだ)夏休みには『夏休みおもしろ塾』も開催する。11年目である。今年は子供達とお母さん達、九州国立博物館バックヤードツアー体験してもらう計画だ。日頃は見ることの出来ない博物館の内部を、館員の方の案内説明つきで。子供達にとって『地域にある国立博物館の裏側見学体験』は、遊びと社会化見学を兼ねることになるだろう。九博ボランティアであり、おもしろ塾塾長さんである夫の出番である。

春の『花想会バス・ツアー』は、ひまわりさんと70歳以上のシニアの方を対象の年間行事の一つ。今回は遠出をしないで、『NHK見学&福岡市立植物園』の一日だった。車椅子もバスに積み込んであった。準備の良いことである。足が少し不自由な方は、広い植物園はちょっと無理なので、ひまわりさんが椅子を押して移動。町内の若いお嬢さんで、そういう施設で働いてらっしゃる方が参加してくださった。坂道を車椅子で移動する時など、さすがにとても上手で感心してしまった。熱心に手伝って下さっていた。N子さんに感謝!である。                   

植物園で

チャンチン(香椿)IMG_0468

 

【チャンチン(香椿)】珍しい淡いピンクの花咲く樹木。NHK福岡放送局】では、若いお嬢さんが画面の操作などあれこれ説明してくれて、画面に映ったIMG_0445 自分の顔がいろんな形になったり、そのユーモラスな動きに思わず笑いがおこる。時節柄【地デジ】の説明なども。お昼のローカル番組の収録を見学することになった。事前に「皆さん、こちらを見て手を振ってください」などの指示を受け、【生放送】にちょっと緊張気味。「XXX地区よりおいでになった花想会の皆さんです」と花想会の説明をてきぱきした口調で女性アナウンサーが紹介、TVの向こうで気が付いた人いるかな・・・と思っていたけど、けっこういるものなんだなあ。『見ましたよ』なんて言われたりして。IMG_0436

・お昼は近くのホテルで松花堂弁当を楽しみ、その後【福岡市立植物園】へ。ゆっくり花などを愛でながら散策。夕方早めに帰りつく。「自分ではなかなか植物園やNHKなどには出向かないので、参加してよかった!」皆さん満足な笑顔だった。次回秋は何処だろう?なんて期待を込めての話も出ていた。和気藹々と楽しく過ごした一日だった。

(サボテン園で。随分奇妙な形や花がありました)

 

IMG_0490サボテン園で1サボテン園2IMG_0480

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籠口の花

2010-06-13 23:51:40 | 日々の中で

サークル仲間から頂いた花の風情がとても素敵なので、玄関の一輪挿しに。写真を写そうと思いながら、うっかりしていたら、花は終わりになりかけていた。残念!ところがその後友人夫婦と出かけた、なじみのレストランで同じ花を見つけた。思わずパチリ。

 

 【てっせん(クレマチス)】の一種で、なんでも日本で初めて作られたとも聞いた(確かではないが)ほっそりとした紫色のベル型の花がうつむいて咲く。お茶花・・・という感じの、女性に例えれば、静かで楚々として、それでいて大人の雰囲気を漂わせている、そんな感じの花である。早速花屋さんに、出かけてみた。同じ種類の紅色があったが・・・やっぱり紫がいい。「一鉢あったのがさっきい売れてしまったんですよ」入荷するの待つとしよう。

それにしても【籠口(ろうぐち)】とは珍しい。誰が名づけたのだろう

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我が結婚記念日と「ゲゲゲの女房」

2010-06-06 09:14:56 | 日々の中で

 風薫る初夏の候、5月23日が私達の結婚記念日。取り立てて大げさなことをするのではないが、コンサート&食事とか、家でささやかに食卓をそれなりに色めかしたり、その程度なのだが・・・。長年やっていると、家で準備するのはイヤだな、と思うこともあり、最近嬉しいのは温泉とか食事とかを共にすることかなと思う。ご主人からのプレゼントを毎年貰っている友人もいるが。

付き合いは長かった私達だが、一才年上の義兄の挙式を待とうと義兄が3月、私達が5月と決めた。おま けに同じ年の10月には義妹も挙式。”自他共にいわゆる”さばけた”義母は『1年に3回も結婚式をしたのは、わが家だけだろう!』と、自慢げであった。

5月と決めて、さて何日に?と思った時浮かんだのは夫の給料日。その頃夫の会社の給与支給日は、21日だった。『給与貰ったすぐ後だったら、記念日のお祝いも出来るから』日本は高度成長期に向かいながらも、世間一般の暮らしはまだまだ貧しかった。そんな時代である。夫は入社2年目の挙式。やりくり覚悟の新生活だからこそ、結婚記念日はせめて心豊かに!と21日を採択(笑) したのだったが・・・・。

な、なんと!翌年から支給日が25日に変更になってしまったのである。嗚呼!!23日は給与支給2日前。1番お金のない頃である。しかも、新婚生活のスタートは名古屋。親戚も知人も1人もいない、見知らぬ土地だった。

朝ドラ「ゲゲゲの女房」程ではないが、6畳1間からスタートした我らが新婚生活。民間会社勤めの私は寿退社(当時は女子社員は結婚すると退社が不文律だった)。翌年4月には子供誕生。そんな中夫の同期入社人達の集まりの場でもあった我が家、新婚時代から泊り客なども多く、1度だけだが質屋も体験した。切羽詰った状態ではあったが、演劇好きな私は、劇中の人物になったような気持ちで、どこかワクワク・ドキドキしながら、質屋さんの暖簾をくぐったものだ。

あれは夫の友で、芸大出身のちょっと風変わりなTさんが、夫の出張中に訪ねて来た時だった。『今夜帰るなら、泊めてもらおうかな』・・・・給料日直前。残金と家計簿照らし合わせて、買物していた私には、お酒好きなTさんにだすビールも大した食材もない。夫は夕食不要といっていたので、これ幸いと残り物で済ますつもりだった。

思案の結果、質屋さんへ。その頃は何故か近所に「ひちや」と看板の出た質屋さんが多かった。おじさんから『初めてでしょう。こんなところに来るのは』笑われてしまった。

そんな風だから、21日が25日になったのは切なかった。なんとか記念日費用を残しておくつもりでも、なかなかそうはいかない。だか食卓にちょっと花を飾ったり、少し豪華(当時としては)な献立にしたり。でも、そんな準備をして待っている日に、夫の帰宅が遅くなったり、食事が要らなかったりすると、とても切ないやるせない気持ちに襲われたりしたものだった。電話も裏の大家さんのをお借りしていた時代だったから。連絡のつけようもなかった。

あれからなんという長い月日が流れたことだろう!

今年は親友のH子夫婦が「目の手術無事完了祝いしてなかったので、結婚記念日も兼ねて」とお気に入りの小さなフレンチ・レストランで祝ってくれた。ブログに何度か登場した「きくち亭」都府楼駅の近くの、本当に小さなレストラン。オーナーでシェフの菊池さんは、福岡市の有名ホテルの料理長だったが、退職後このもの店を始められた。奥さんと二人だけ。テーブル数もごく僅か。『美味しいフランス料理を食べて欲しい』と。友人夫婦もお気に入りの店である。

この夜は私達4人の貸切。物静かなシェフの美味しい料理、物静かで優しい奥さんのお給仕、山野草好きな奥さんなので、そんな話も一緒にしたり。美味しい赤ワインで『乾杯!』心優しい豊かな時間が流れていった。この友人夫婦とは、わが家でワインを楽しみながら夕食を共にすることも多い。飲んだら乗るな・・・でそんな時はお泊りいただく。

お酒は余り飲めない夫と、お酒大好きだが飲んでもいやな乱れ方などせず、綺麗な飲み方をするH子さんのご主人と、夫はとても気があって趣味の話などが弾む。『一緒に山や旅行しても、夫同士が気が合うのが一番いいね』と私達女房共は、陰でささやいている次第である。

次なる年への歩みが始まった。まずは娘達一家の幸せや、我が夫婦の健康などを願いながらの、新しい歩みの一歩。結婚50周年目指して・・・頑張るか!というより、風のまにまにふわふわと日々心地よく過ごしたいなあと新緑の輝きに目を細めながら、思うこの頃である。

  真鯛のカルパッチョやオマール海老、貝柱、ヒレ、色々綺麗で少しづつのようだが、最期は満腹!珍しいフランス産アスパラガス?小さな・・・なんだっけお芋の付け合せなど。スープもロワイヤル風で風味がいい。ああ、料理の説明、ちゃんと聞いたつもりなのに・・・。ま、いいか美味しくいただいたのだから。

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