京都を愛する”おいない”の最新情報・不定期便

【京 の 歳 時 記】:【最 近 の 話 題 : 出 来 事】をお知らせします

”おいない”の京都最新情報

2010年05月28日 11時34分29秒 | 【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・】
【今日の情報 : 歳時記・催し・話題・出来事】


★西京区・大原野の十輪寺で五月二十八日、平安時代の六歌仙の一人、伊勢物語の主人公の在原業平をしのぶ法要が新緑のモミジが映え、鳴り響く三弦と声明に「業平忌三弦法要」が営まれた。
十輪寺は業平が政略で離された恋人の二条后を思いながら晩年この地に住み、元経(八八〇)年五月二十八日、五十六歳で亡くなるまで、ここで塩を焼いて風情を楽しんだと伝わる。
業平忌は、一族の女性との仲を裂いた藤原氏が、たたりを恐れ供養したのが始まり。
本堂前に特設した祈願道場で、三弦を奏でる独特の声明法要で、住職らが三弦を奏でながら独特の節回しで般若心経や天台声明を唱えた。
業平が好んだと云われるカキツバタや歌詠みである業平を慕って多くの俳人・歌人が集い、日本舞踊・京舞の奉納や、書や献花の奉納もあり、平安の歌人に思いをはせていた。

【予 告】



★六月四日、國の名勝・平安神宮神苑が無料公開。
社殿を取り囲むように四つの庭があり、初夏の風情を楽しめる。
西神苑の白虎池の岸辺には、日本古来の品種,約二百種類のハナショウブ、約二千五百株が群生し見頃を迎えているのに合わせ、一日だけ無料公開される。午前八時半~午後四時半。


★六月十二日、夏の夜の風物詩・宇治川の鵜飼 始まる。
府立宇治公園の宇治橋上流(塔の島)で、営業期間は六月十二日~九月二十六日の延べ一〇七日間。大雨や川の増水時は休業する場合もある。
開催に備え、六月一日に鵜のトレーニングを行い、十二日夜の川開きでは関係者が船上で安全祈願する。
期間中は午後六時受付け、出船は午後七時。
観覧船の料金は貸切船が十人乗り二万五千円、十五人乗り三万七五〇〇円、二十人乗り五万円。
乗合船は大人一八〇〇円、小学生九〇〇円。
宇治川の鵜飼は平安時代にすでに行われていたといい、右大将藤原道綱の母が著した「蜻蛉(かげろう)日記」にも鵜飼見物の記述があり、その歴史が伺える。最近は二人の若手女性鵜匠が人気だ。


今日のブログ記事の関連参考画像は下記URLより
    ヤフーのおいないブログ(京都最新情報)へとお進みください
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/oinai/
http://blogs.yahoo.co.jp/oinaijp/folder/279901.html (直行)